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[11.2 J1第31節 新潟1-2鹿島 デンカS]
3位鹿島アントラーズはアウェーでアルビレックス新潟と対戦し、2-1で逆転勝ちした。10月の4試合では1勝も挙げられなかったが、9月27日の徳島戦(5-0)以来となる5試合ぶりの白星。勝ち点を54に伸ばし、2位G大阪に勝ち点2差に迫ると、明日3日に試合を控える首位・浦和との勝ち点差も暫定で「4」に縮めている。
新潟は前半13分、MF田中亜土夢から縦パスを受けたDF舞行龍ジェームズが個人技で一人かわしてフィニッシュまで持ち込んだが、シュートはDFに当たってポストを直撃。同14分にはMF山本康裕の左クロスにFW指宿洋史が頭で合わせたが、ゴール右に外れた。
序盤からチャンスをつくる新潟は前半35分にもMFレオ・シルバが田中亜とのワンツーからシュートを狙うが、GKの好セーブに阻まれる。それでも前半終了間際の43分、DF松原健がインターセプトから素早く前線にボールを供給。指宿がワンタッチで流してFW鈴木武蔵がゴール前に抜け出し、先制ゴールを流し込んだ。
1点ビハインドで前半を折り返した鹿島も後半7分にMFカイオとMF中村充孝を同時投入。すると同18分、右後方からのMF小笠原満男のFKをファーサイドの中村が左足ダイレクトで捉え、ゴールネットを揺らした。セットプレーから同点に追いつき、後半41分にはDF西大伍が試合をひっくり返す勝ち越しゴール。劇的な決勝点で2-1と逆転した。
逆転優勝に望みをつなぐ5試合ぶりの勝利。決勝点の西は試合後のインタビューで「最後まで可能性を信じてくれている人がいるので、僕らもあきらめずに最後まで戦いたい」と誓っていた。