日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年11月13日金曜日

◆“一匹おおかみ”金崎、新ユニ1号!5年ぶり復帰即代表初ゴール(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20151113/jpn15111305050005-n1.html



 サッカー・ロシアW杯アジア2次予選E組(12日、シンガポール0-3日本、シンガポール)5年ぶりに招集されたFW金崎夢生(むう、26)=鹿島=が3トップの中央でフル出場し、前半20分に代表初得点となる先制ゴールを決めた。普段から闘志をむき出しにする一方で、自分が活躍しても報道陣に無言を貫く“異端児”。新ユニホームがお披露目された試合で金崎を抜擢(ばってき)したバヒド・ハリルホジッチ監督(63)は手放しで称賛し、新戦力に手応えを得た。(ペン・浅井武 大石豊佳)



 新星が大仕事だ。約5年ぶりに代表復帰したFW金崎が3トップの中央で先発。6月に苦しんだシンガポールの厚い壁を破る先制点をあげ、指揮官の抜てきに応えた。

 「うれしいです。清武の誕生日だったし、よかったです」

 大分、そしてニュルンベルク時代の同僚の誕生日に花を添えた。前半20分だ。FW武藤が右クロスを中央へ折り返し、待ち構えた金崎が胸でトラップ。GKイズワンが反応するよりも速く、矢のような左足ボレーでゴールに突き刺さした。控えに回ったFW岡崎(レスター)を脅かすような代表初ゴール。6月のホーム戦にはいなかった“夢生(むう)”が、悪夢を振り払う一発を決めた。

 型にはまらないラテン系のような“熱さ”が売りだ。ロンドン五輪代表候補だった2011年、合宿中の紅白戦でMF柴崎(鹿島)と口論からつかみ合いとなった。ポルトガル2部・ポルティモネンセ時代には「ほとんどの選手とけんかした」。新ユニホームで代表1号を決めたこの日も試合後は記者の問いかけに無言。8日に行われた国内組初練習前も選手同士のパス回しの輪に加わらず、シンガポール入り後も練習前に1人で黙々とチューブを使ったトレーニングに打ち込むなど異彩を放ち続けた。


 招集時に「(3トップの)中央にパワーが足りない」と口にしていたハリルホジッチ監督は「金崎、柏木は長い時間追跡していた。時間を与え、彼らは素晴らしいゲームをした」と合格点。金崎が停滞ムードの漂いかけたハリル・ジャパンに刺激を送り込んだ。

 ポルティモネンセから期限付き移籍中だが、鹿島はすでに完全移籍のオファーを出しており、近日中にも成立する可能性が高い。欧州でもまれた「一匹おおかみ」が、ロシアへの道を切りひらく。

★史上最も濃い青&ダイヤの輝き

 日本代表の新ユニホームは「11の個性を発揮して世界で勝つ」というコンセプトのもとホーム用は11本の異なる青が横じまでデザインされている。ベースになる色は、日本代表史上最も濃い青。また、中央の赤のラインは12本目で、12人目のプレーヤーであるサポーターを表している。アウェー用の白は、ダイヤモンドの輝きをモチーフにしたグラフィックを配置。このダイヤの輝きは11人の選手の輝く個性を表現している。

金崎 夢生(かなざき・むう)という男
 ★生まれと経歴 1989(平成元)年2月16日生まれ、26歳。津市出身。兵庫・滝川二高から2007年大分(当時J1)に入団。10年名古屋、13年1月ニュルンベルク(ドイツ)、同年9月ポルティモネンセ(ポルトガル2部)を経て今年2月に鹿島へ期限付き移籍
 ★フットサル出身 安濃小2年でフットサルを始め、5年時に全日本少年大会で3位入賞
 ★代表歴 U-18、20日本代表に選出。09年1月のイエメン戦でA代表デビュー。代表通算6試合1得点
 ★なでしこと仲良し 体幹トレーニングの指導で著名な木場克己トレーナーの指導を受けており、同門の日本女子代表FW大儀見優季や同DF熊谷紗希らとはオフに合同合宿を行う仲
 ★趣味 ドライブ
 ★サイズ 1メートル80、70キロ。ポジションはFW、MF。トップ下、左右サイドハーフ、ボランチをこなす万能型。J1今季27試合9得点

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