日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年12月17日土曜日

◆【鹿島】レアル相手でも貫く「鹿島スタイル」組織でしっかり守る(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20161216-OHT1T50280.html



 サッカーのクラブ世界一を争うクラブW杯でアジア勢初の決勝に臨む鹿島は16日、横浜市内で冒頭15分のみを公開して約1時間半調整した。18日の決勝の相手はRマドリードに決まったが、イレブンは伝統の「鹿島スタイル」を崩さないと明言。日本男子初の世界大会制覇に小細工なしで挑む。

 歴史的な決勝に向け、心地よい緊張感と高揚感がイレブンを包んでいた。決勝の相手がRマドリードに決定後、初の練習を終えた日本代表DF昌子は「毎年、世界で3位以内には入ってるチーム。対策どころじゃない」と力の差を認めつつ、国内18冠を導いた伝統のスタイルで勝負することを明言。「誰がどう見ても僕らはチャレンジャー。失うものはないし、全てをぶつけたい」と闘志を燃やした。

 Rマドリードがクラブ・アメリカを2―0で下した15日の準決勝は、石井正忠監督(49)やFW鈴木、MF柴崎ら一部選手がスタンドで観戦した。ただ、来日初戦だった準決勝が欧州王者の100%の姿とはとらえていない。DF植田は「まだコンディションが上がってないのかな、という印象だった。決勝に合わせてくると思うので、違うものを見せてくると覚悟している」と明かし、鈴木も「決勝では本気を引き出したい」と意気込んだ。

 だからこそ、準決勝を見て対策を固めてしまえば後手に回ることは避けられない。堅守速攻のイメージが強い鹿島だが、最大の強みは対戦相手や状況に応じて勝つための最善の策を見つけ、実行できることだ。試合中やハーフタイムに選手間で活発に意見をぶつけ合い、それがチャンピオンシップから勝ち上がってきた要因にもなっている。昌子は「一緒に戦っていく中で試合中につかんでいくしかない」と臨機応変に勝機を見いだす考えを示した。

 もちろん、押し込まれる展開も想定している。DF山本は「能力が高くて技術もスピードもある。一人ひとりでは難しい。組織でしっかり守って、鹿島らしいサッカーを出していきたい」と総合力で世界最強の攻撃陣を封じるつもりだ。自分たちの信じてきた道を貫き、日本サッカー界の歴史を塗り替える準備を進める。(林 直史)

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