日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年10月16日月曜日

◆町田平戸「負けたくないです」チーム救う同点弾(ニッカン)




<明治安田生命J2:町田1-1金沢>◇第37節◇15日◇町田

 町田ゼルビアMF平戸太貴(20)が、ツエーゲン金沢戦で同点弾を決め、チームを救った。

 7月16日の水戸ホーリーホック戦以降、ホームで2分け4敗と未勝利が続く中、前半6分に先制される嫌な立ち上がりとなった。その中、前半19分、平戸は同じJ1鹿島アントラーズ出身の先輩MF中島裕希(33)のパスを吉田真紀人(24)につないだ。吉田がシュートを放ち、ポストに当たったこぼれ球に詰めると、右足で押し込んだ。「真紀人君が運んでいってシュートを打つと思った。ファーサイドに詰めていて、こぼれてくれば決められると準備していました。こぼれてこいという感じでいました」と振り返った。

 これで今季リーグ戦で3点目。「個人としてもチームとしても、もっとレベルアップしていかなきゃいけないところで、こういう肉弾戦、バチバチやる試合は負けたくないですし、もっとやらなきゃいけない。そういう意識がここ最近、少し出始めている」と語る。

 その視線の先には、鹿島の姿がある。相馬直樹監督(46)も全盛期を過ごした古巣から、武者修行のために、1月に町田へ育成型期限付き移籍した。「鹿島は気になりますね。率直に見ている側からの意見ですが、強いなと見ています。成長して…日本の中でもトップレベルのチームですし、そこで出て、もっと上に行きたいという欲はあります」と野心もある。

 この日のゴールはもちろん、負けたように悔しがる試合後の表情が、全てを物語っていた。「勝てるゲーム。非常に悔しかった…悔しかったです」。今季のリーグ戦は、残り5試合…その1試合も、無駄にする気はない。【村上幸将】


町田平戸「負けたくないです」チーム救う同点弾

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