<東アジアE-1選手権:日本2-1中国>◇12日◇味スタ
DF昌子源(25=鹿島アントラーズ)が約40メートルのロングシュートを決め、中国を突き放した。
先制点を挙げた直後の後半43分、中央でボールを拾うと、ゴールまで距離のある位置ながらそのまま右足を一振り。「勝ってたので、ゴールキックになってもいいやって気持ちで蹴った」。無回転で飛んだボールは鋭く落ちながらゴールへと吸い込まれた。代表初ゴールにハリルホジッチ監督からも頭をたたいて祝福され「『クリアボールが入ったんだろ』って言われました」と笑った。
初戦に続いてキャプテンマークを巻き、MF今野、FW小林とともに、2試合連続フル出場した。守備では、センターバックでDF三浦と初の「ゲン」コンビを組んだ。「どういう守り方をするかはすごく話してたし、お互いよく声を出す方なので。危ないところもあったけど、チームとして守れたかな」と、攻守にわたる活躍を満足そうに振り返った。【松尾幸之介】
▼長距離ゴール DF昌子のゴール距離は40メートル。日本代表の国際Aマッチの最長ゴール記録は、MF小笠原満男が06年2月18日の親善試合フィンランド戦で決めた57メートル。後半12分にハーフウエーライン手前の自陣から右足で超ロングシュートを決めた。最近では15年3月31日の親善試合ウズベキスタン戦でのMF柴崎岳の42メートルがある。
昌子40m無回転弾にハリル監督「クリアが入った」