宮崎で合宿中の鹿島は2日目の17日午前、実戦練習をスタートさせた。前日に全体ミーティングを行ったようで、大岩監督はこの日の練習前の円陣で「守備は連動して動こう。前から行くときは連動して。攻撃はパスのスピード、質、(受け手の)動きの質。しっかりビルドアップしてシンプルに(ボールを)動かそう」となどと指示。選手は約7割の強度で、フルコートで11対11の実戦方式で戦術面での確認を入念に行った。
昨年は磐田に勝てば文句なしに連覇が決まった最終節でスコアレスドロー。川崎Fに勝ち点で並ばれ得失点差で上回れ連覇を逃した。それだけに大岩監督は「去年はなかなか最後の部分で崩せない試合が多かった」と選手に話し、「今年はグループで崩すため、1本のパスにこだわって欲しい」とゲキを飛ばした。V奪回の鍵は昨年終盤戦で陥った決定力不足解消にありそうだ。
鹿島 実戦練習スタート 大岩監督「1本のパスにこだわれ」