ガンバ大阪期待のルーキー、17歳FW中村敬斗が鹿島アントラーズ戦を振り返った。
ガンバ大阪は、3日に行われた明治安田生命J1リーグ第2節で鹿島アントラーズと対戦し、0-1で敗れた。この試合で後半から出場した17歳のFW中村敬斗が開幕2戦目を振り返った。
「ゴールを狙えというふうに言われて入った」という中村は66分に、長沢駿とのパス交換からPA内へ進入してゴールを狙ったが、惜しくも左ポストに弾かれてしまった。その後G大阪は78分に金崎夢生に決められ0-1で敗戦。中村は絶好のチャンスを決めきれなかったことを「力不足だった」と悔やんだ。
とはいえ、開幕ゲームの名古屋グランパス戦で途中出場し、プロデビューを飾ったばかりの17歳のルーキー。それでも「開幕戦は少し緊張しましたけど、もう慣れました」と余裕を見せるところは、大成する可能性を秘めていると言っていい。
「本当にチームの勝ちにこだわってプレーしていきたい。自分次第だと思って。積極的に自分を出していきたいです」
対戦した鹿島には1つ年上の安部裕葵が26分から出場。同世代の中村は「安部さんは昨年から出ていて、結構プレーとか見てたんですけど、めちゃめちゃうまい」と絶賛。「刺激になるし、高卒で出てあれだけできるっていうことは、やっぱり誰でもできると思う」と意識しつつも自信を覗かせた。
これでG大阪は開幕2連敗。レヴィー・クルピ新体制で公式戦初勝利を挙げられていないG大阪だが、中村や福田湧矢といった若手が着実に存在感を出していることは好材料。ベテランや中堅との融合が上手く進めば、自ずと結果はついてくるはずだ。
「もし出られたら得点にも絡みたいですし、守備の部分でももっと奪い切るというところをやっていきたい」
そう意欲を示した17歳が、G大阪復権のキーマンとなるのか。今後の活躍が期待される。
ガンバ大阪FW中村敬斗、同世代の鹿島MF安部裕葵を絶賛「めちゃめちゃうまい」