鹿島アントラーズの大岩剛監督が、リーグ戦初勝利となったゲームを振り返った。
明治安田生命J1リーグ第2節が3日に行われ、県立カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズとガンバ大阪が対戦した。試合は終始鹿島ペースで進むも、フィニッシュのところでG大阪GK東口順昭が立ちはだかり、スコアレスのまま終盤まで推移。しかし78分、G大阪の一瞬の隙を突いたFW鈴木優磨のクロスにFW金崎夢生が合わせ、1-0で鹿島が勝利を収めた。
「非常にレベルの高いゲームだった」と振り返る鹿島・大岩剛監督。「選手たちが『攻守において積極的にやろう』ということをピッチで表現してくれた。安心して見ていられました」と目を細める。
大岩監督は、清水エスパルスを相手にスコアレスドローに終わった開幕節から、スタメンを4人入れ替えて今節に臨んだ。「前節は前半、非常に悪い形で入った。自分たちがボールを持つ、自分たちからプレッシャーを掛ける、というところも含めてメンバーを選びました。あとは連戦(を見据えて)ですね。ACL(AFCチャンピオンズリーグ)も含めて、連戦をしっかり戦っていくということも含めて送り出しました」と采配の意図を説明した。
また、前節で約8年ぶりにJリーグ復帰を果たしたDF内田篤人が、この試合ではベンチ外となった。「彼の場合は、コンディションの面を非常に注意深く見守っていかなければならない状態。少しでも違和感があれば、極力リスクを避けるというスタンスでやっています」というように、大事を取っての判断だと話す。
「今後も彼のコンディションが良ければ出るだろうし、整わなければ、ほかの選手が出る。遜色なくやれる選手たちがいますので」と選手層の厚さに自信を見せた。
今季リーグ戦初白星の鹿島・大岩剛監督、選手層に自信「内田と遜色なくやれる選手がいる」