日刊鹿島アントラーズニュース

Ads by Google

2019年6月19日水曜日

◆完敗の中、最大の発見は「スペースを見つけるのがうまい」FW上田綺世…岩本輝雄のDirecto(報知)



上田綺世 Ayase.Ueda


天才キッカー岩本輝雄のサッカーキックバイブル


◆南米選手権 1次リーグC組第1戦 チリ4―0日本(18日、ブラジル・モルンビースタジアム)

 大会2連覇中の南米の雄・チリに4失点完敗の森保ジャパン。中島翔哉(24)=アルドハイル=との2シャドーで初のスタメン出場のMF久保建英(18)=F東京=も不発だった。元日本代表MF岩本輝雄さん(47)は「久保は南米特有の外に追い出される守備で仕事ができなかった」とする反面、この試合最大の発見として、こちらも初スタメンのFW上田綺世(20)=法大=を「スペースを見つけるのが非常にうまい」と高評価した。(構成・中村 健吾)

 チリはプレーが激しいし、球回しも運動量も全てが1枚上手だった。残念な結果だったが、日本もチャンスは作れていたし、ポイント、ポイントで得点機はあった。後半25分過ぎ、3点目を入れられてしまう前、センターFWの上田に3回くらい1対1のチャンスがあった。あそこを決めていれば、0―4でなく2―2という結果もあったと思う。

 プレーを見たのは初めてだったが、上田はこの日最大の発見だった。最後、シュートを決めるのは個人の問題だが、スピードがあるので、そこまで入っていけるポジショニングがすごくいいし、パスを出す方も出しやすいはず。チリの強力なDF陣に対してチャンスを作ったことで大きな可能性を感じた。今日はただ単にゴールが来なかっただけ。得点は欲しかったが、森保一監督が選ぶ理由も分かった。

 久保はいくつか惜しいシーンもあったが、90分を通してFC東京でやっている時とは全然違った。チームでは、もっとバイタルエリアで仕事ができるけど、チリ相手だと外へ外へと追い出されてしまう。中を締めて外に追い出す南米特有の守備にやられた。相手のダブルボランチにきっちりと見られていた。ただ、これは久保だけの問題でなく、周りの動きも関わってくる。慣れていけばいいことだと思う。

 中島はさすがだった。彼がボールを持つと失うことはないし、前に運べるので、もう少し周りが絡んでいけば面白かったが。柴崎岳(27)=ヘタフェ=も経験豊富なだけに90分間通して落ち着いていた。日本のチャンスはほとんどが彼の組み立てからだった。

 初戦は完敗だったが、この南米選手権は若い選手たちにとって、すごくいい経験。ウルグアイ戦(21日)も頑張って欲しい。

 (題名のDirecto・ディレクト=スペイン語で「直接、まっすぐに」の意味)



[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]
天才キッカー岩本輝雄のサッカーキックバイブル
価格:1728円(税込、送料別) (2019/6/19時点)


◆完敗の中、最大の発見は「スペースを見つけるのがうまい」FW上田綺世…岩本輝雄のDirecto(報知)





Ads by Google

日刊鹿島

過去の記事