「チームを勝たせる男かっこいい」
途中出場から大仕事をやってのけた。
敵地に乗り込んだセレッソ大阪戦で、鹿島アントラーズは2-1の逆転勝利を収める。価値ある2ゴールを決めたのは上田綺世。この試合はベンチスタートで、56分に途中出場。その2分後に先制を許したが、66分には和泉竜司のクロスをニアでヘッドで合わせて同点ゴールを挙げると、82分には自ら奪ったPKを確実に沈めてみせた。
試合後のフラッシュインタビューで「ホッとしています」と安堵する上田は、まず1点目に関しては次のように振り返る。
「三竿選手からファーに柔らかいボールが行った時に、ファーに膨らむか、ニアに早く入っていくかというところで、中に他の選手もいたので、後ろは任せて、自分は前で勝負しようと思って、ニアに飛び込みました」
2点目のPKは、少なからず運もあったようだ。エリア内で相手DFに倒された格好だったが……。
「あのシーンは、僕の靴紐に相手選手が引っかかってしまったっていう、(相手にとって)不運が重なって、のゴールだったので。それに関しては僕らにツキがあったなと思います」
この日の2ゴールで、今季通算11得点目をマーク。クラブの公式ツイッターで得点シーンが公開されると、「もっともっとゴールいけるぞ!」「チームを勝たせる男かっこいい」「フィニッシュの技術力は流石」「中に入るタイミング完璧すぎます」といったコメントが寄せられた。
前節はホームで川崎フロンターレを相手に悔しい逆転負け。「その次の試合は大事」と考えて臨んだC大阪戦で、自身の活躍で見事に勝利。「残りのリーグ戦も、天皇杯も、この勢いで戦っていきたい」と背番号18は気合いを入れた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
◆「ホッとしています」圧巻2ゴールで逆転勝利に導く上田綺世に喝采!「フィニッシュの技術力は流石」(サッカーダイジェスト)