
日刊鹿島アントラーズニュース
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2022年8月10日水曜日
◆広島、横浜、川崎にあって鹿島に足りないもの。岩政新監督が明かした現代Jリーグの勝ち方(サッカーダイジェスト)

今後目ざすものはレネ政権と、監督代行時代の「ハイブリット」
鹿島アントラーズの岩政大樹新監督は8月9日、オンライン取材に対応。「いろんな面で戸惑いもある」と現在の心境を明かし、「時間は待ってくれないので、週末に向けて良い準備をしていきたい」と語った。
今季開幕時にコーチとして古巣の鹿島に復帰。レネ・ヴァイラー前監督がコロナ禍で来日が遅れた関係で、開幕前からヴァイラー監督が合流した3月まで監督代行を経験。コーチ時代はヴァイラー政権下でチームは一時首位に立つなど、一定の成果も残してきた。
その一方で、7月末の23節の横浜戦(0-2)、続く24節の広島戦(0-2)で今季初の連敗を喫するなど、「右肩下がりだった」(岩政監督)なか、クラブはヴァイラー監督の退任と岩政コーチの昇格を発表した。
「言葉にすれば、身が引き締まる思いだとか、いろいろとあると思いますが、まずは次の試合をどうするかに頭を巡らせている。選手、サポーター、クラブなどいろいろな期待があるのは分かっています。選手たちも練習から気持ちを乗せてやってくれているので、それを良い方向へ向かわせないといけない」
今後、目ざすのは前政権下で積み上げてきたものと、監督代行時代に岩政監督自身が指導してきたものの「ハイブリット」だという。
「課題はかなりいろいろあると思う。サッカー的には、今の順位以上に、いろいろなものが壊れている。そこに整理をつけて、選手たちが自信を持ってやって行けるように、迷わずにやれるように、帰るべき場所を見つけていきたい」
また、24節終了時にはリーグで首位の横浜と勝点8差の4位。成績不振とは言えない状況での交代劇について、「順位はあまり関係ない。それよりも、どのようにサッカーをするのかという方向性の部分。(現代のサッカー界は)選手たちに任せたままでは勝てない状況になっている。一方で鹿島の選手たちの質は間違いなくある。(近年優勝してきたチームは)それぞれのクラブがチームのカラーにあった具体的なサッカーを作れる監督をつれてきて、そのベースに次の監督たちが積み上げてきたものが結果として出ている」と見解を示す。
近年のJリーグの傾向は、2012・13年、15年と三度優勝している広島、17・18年、20・21年と二度連覇を経験する川崎、2019年に優勝し今季首位を走る横浜では、それぞれペトロヴィッチ監督(06~10年まで広島を指揮)、風間八宏監督(12~16年まで川崎を指揮)、アンジェ・ポステコグルー監督(18~21年途中まで横浜を指揮)が確固たるベースを作り、それぞれの後任者が土台を引き継ぎ、上積みし、成果を出している。
「この10年のJリーグの勝ち方ははっきりしている。目先の結果は当然大事だが、鹿島のサッカーがどういうものかを構築するのが必要。それにはいくつかの負けが必要なのかもしれないが、正しく、最後どこに向かっていくのかが大事。結果的に勝ち続けるためにも1歩目、2歩目を歩み出したい」
プレーヤーとしてもタイトル獲得経験を持つ岩政監督が考える新しい鹿島のあり方については、こう明かした。
「キーワードは強度と個性。パッショナルな、情熱のあるサッカー。強度が高く、スピーディで、熱量のこもったもの」とし、「それをどう表現するか。選手たちの個性が重なり合って、感情が重なり合ってどういうサッカーになるのか、選手たちと少しずつ作り上げていくところ」
そして、サポーターへは、「(ヴァイラー監督)退任ということに関しては激震だったと思う。本来思い描いていたものにならなかったからこういうことになっている。ミスはミスで、クラブ、僕自身、選手たちも認めたうえで、みなさんと足並みをそろえてやっていきたい。応援というよりも、肩を並べて、腕を組みながら、みんなで進んでいきたい」と決意を表明した。
岩政新体制の初陣は、8月14日に、ホームで福岡戦だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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