
日刊鹿島アントラーズニュース
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2013年8月8日木曜日
◆【スルガ銀行チャンピオンシップ 2013 IBARAKI 鹿島 vs サンパウロ】トニーニョ セレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00159682.html
8月7日(水) スルガ銀行チャンピオンシップ 2013 IBARAKI
鹿島 3 - 2 サンパウロ (19:02/カシマ/26,202人)
得点者:25' 大迫 勇也(鹿島)、39' 大迫 勇也(鹿島)、58' ガンソ(サンパウロ)、75' アロイージオ(サンパウロ)、90'+2 大迫 勇也(鹿島)
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●トニーニョ セレーゾ監督(鹿島):
「とても素晴らしい試合だったと思います。サッカーの楽しさを見るということでは5点入ったわけですからいろんな意味でおもしろさがあったのではないかと思います。お客さんも非常にたくさんいましたし、一部はサンパウロのファンでしたけど、特に鹿島サポーターにとっては嬉しい勝利だったのではないかと思います。
試合自体は、入りのところで最初の10分間はサンパウロペースというところがありましたけれど、その時間が経過してからは、小笠原、柴崎のところで、僕がいつも要求している、チームの土台という部分でパス交換することが出来るようになりましたし、だんだん西や前野が上がることができた。相手は非常にクレバーにポジショニングし、マークを混乱させようとしていたのですが、そこがうまくはまって、徐々に我々のペースに持っていくことができました。この試合は一発勝負で、ルール上、90分が終わるとすぐにPKということだったので、そのリスクを冒す必要性はないので、確実な試合をすることを選手たちに要求しました。もうひとつ、この試合に加わる条件が連戦ということを考えなければなりませんでした。また数名の選手が年齢が高いということで、相手を見れば若い選手が多いわけですから、運動量で対抗しようとしたらどうしてもうちの方が不利になってします。確かに相手は、遠征で各地を転々としてきているわけですが、若さというのは回復能力が違うので、試合の序盤や中盤ではそこまで目立たないものですが、終盤になってくると年齢の影響というのは試合に反映されます。それを考えて戦法を立てるしかありませんでした。選手たちにはまず確実なことをやること、自分たちのペースで試合を運ぶこと、自分たちのテンポで試合をすることを求めたので、その部分では非常によかったのではないかと思います。
今日の試合に関しては小笠原と柴崎には脱帽しています。あれだけの運動量、駆け引き、戦う姿勢を見せてくれました。それに加えて、僕が先ほどから言っているとおり、リスクを冒さないという点で、ジュニーニョ選手や遠藤選手が帰陣をして、数的不利の部分、特に中央の部分はうちはダブルボランチですが相手はトリプルボランチでしたので、そうすると両サイドハーフとトップの一枚が手助けしないと、中央のところで数的不利になるということは説明していました。それを両ハーフが、運動量というところでは、非常に頑張ってくれたのではないかと思います。守備が安定すれば、ボールを保持することや奪取することができるので、そこから展開することができ、自分たちのペースで試合ができるということを選手たちに話していました。そこが私たちにうまく流れるようになりましたし、前の方では大迫が、僕がコメントする必要性がないくらい急成長、あるいは安定したプレーができるようになっています。大半の得点シーンというのは、彼が最終的なパスや意識的に起点を作って、ゴール前までたどり着けることができたわけです。クレバーさや状況判断については非常によかったのではないかと思います。土居選手に関しては、まだチームのためのプレーや、チームのためにがんばるという部分がまだ目立っており、そのうちに自分の本来の出来るプレーが表せるようになってくると思います。まわりに対して遠慮している感じはします。ただ、経験の差だと思うので、こうやって試合を重ねていけば、また改善するというか、プラスの結果が続けば彼の自信にもなるでしょうし、そこから新たな成長が加わるのではないかと思います。あとは後ろの方で、青木が疲労的な様子がうかがえたので岩政で後ろの安定性を考えました。あとは相手がファウルを誘うプレーをしてきたので、空中戦やセットプレーでなんどかチャンスを作られたので、中田を入れてセットプレーに対する対応策をとりました。一つひとつのことがうまくいったんだと思います。最後は、引き分けという流れのなかで、僕は常に言うのですが、シュートを打つ者しか得点することが出来ないと言うのですが、そこにチャレンジ精神だけでなく責任が問われるわけです。どうしてもシュートをして外す怖れというものが選手によっては感じるところがあるので、そこを改善してきました。時間的にもちょうどいい、相手が反撃できない時間に決まりましたし、内容的には勝利に値する流れを90分に渡って作り上げたのではないかと思います。
前節、ジュニーニョ選手を温存し、連戦ということで年齢的な部分なども考慮しました。今回は一発勝負ということで、やはり経験というのは試合のいろんな部分で大事になります。いろんな場面で活かしてくれたのではないかと思います。
当然ながら、試合前にいろんな話をしました。主審と副審には、相手のGKが蹴る前にかなり前に出てくるという情報を入れましたし、それをきちんとルールにのっとった形でレフリーが判断してくれたことに感謝しています。大迫がPKを失敗しましたけど、そこにはキーパーが先に動いているという理由もあったわけです。そこを見逃さなかったレフリーは素晴らしいと思います。失敗したところで、僕はキッカーを変えて欲しかった。流れ的なところで、キーパーも動揺があるわけなので、僕は蹴る人を変えて欲しかった。ただし、僕は選手たちに言っているのは、僕が出す指示に対して、そこにまた工夫をして良いと言っています。選手たちの話し合いでいけるとふんだんだと思います。大迫もあれだけのストライカーですし、ゴールゲッターですので、自分の中で確信があったと思います。それをみんなで信じた形でした。最後のシュートの場面は恐らく彼に当たっていると思います。やはりフォワードというのは、勘と言えばいいのか、人によっては運と言うこともあるかもしれませんが、そこにいるということが重要です。当たったというのもそこにいるのが重要なので、自然に努力をし続けた成果が、シュートのリフレクションのところであったのではないかと思います。
非常に複雑な心境でした。サンパウロFCの選手としてタイトルをもたらしましたし、素晴らしい時を過ごしたクラブです。サンパウロFCという相手を見たときに複雑な心境がありました。キックオフの笛が吹かれた瞬間に、毎日一生懸命指導している若い選手たちが、ピッチで一生懸命伝えた情報や戦法を実践しようとする姿を見たときは、スイッチが切り替わりましたし、僕は選手という立場ではなく鹿島の監督という立場になっているわけなので、その切り替えはできました。素晴らしい成果を出すことができたと思います。今日の勝利は、僕ではなく、アントラーズにとっては非常に重要でしたし、鹿島の若手にとっては非常に重要な結果だったと思います。前の公式戦、今日のスルガ銀行チャンピオンシップの勝利を、チームのプラスの働きにできればな、と思います。二連勝、三連勝できればおそらく優勝争いの一角に入ることができるということは選手たちにも言っています。それは我々が次に達成しなければいけない目標です。今日は非常にたくさんのお客さんがいて、素晴らしいスペクタクルがあったのではないかと思います」
Q:日本代表では2点リードして追いつかれている試合が続いているのですが、今日もそうでした。これはどのような現象だと監督は考えていますか?
「僕は逆に20年の歳月ということを考えた時、日本のサッカーのレベルを考えたら十分ではないかと思います。良いスピードで成長したのではないかと思います。統計的に考えて、他の世界のサッカーで、20年という期間を切り取って、W杯に5大会出場している国がいるのかと考えたら、たぶん無いのではないかと思います。例えば、サンパウロFCについては、ガンソという選手がおり、彼の良い部分はいろいろなニュースで見聞きしていると思います。ただ、年齢はまだ23歳です。彼はおそらくサントスの下部組織で競争しながら23歳に達しています。しかし、日本は残念ながら、18歳21歳で大学にいけたり、という環境にいるわけです。競争意識、勝利にこだわる、あるいは勝負の世界で生き抜くということでは18歳の時点で出ています。日本の場合は大学や高校からプロに入ります。だからといって僕は高校や大学の指導者が悪いとは思っていません。小笠原や柴崎、非常に良い形でプロに入っています。当然ながらアマチュアとプロの差はありますので、多少磨き上げてからピッチに送り出す作業の手間をかけなければいけませんが、指導してきている部分に関しては良いと思います。ただ、プロとアマでは勝利に対する意識が違いますし、それをブラジルと日本に置き換えると、10代でずっと競争してきている人と、競争をそれほど重要視されていない環境で育った人とでは、駆け引きや細かい作業ができないので、それを教え込まないといけない。飯を食うという覚悟で来ているので、その環境に置かれている違いは大きく反映されると思います。僕は20年という期間で考えるのなら、皆さんは誇りを持っていいと思います」
以上
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