リーグ戦13位に沈む鹿島は13日、茨城・鹿嶋市内のクラブハウスで14日の名古屋戦(カシマ)に向けた前日調整を行った。右太もも裏痛で実戦から約1か月半遠ざかっているDF内田篤人(30)、主将のMF小笠原満男(39)が、ともに主力組でプレーし、先発出場が濃厚になった。
内田が「あの人以上の中盤はいない。ボールをとるのも、パスを出すのも、気持ちも」と話せば、小笠原も「あれだけの経験を持っている選手はいない」と絶賛する間柄。2007~09年のリーグ3連覇など常勝・鹿島を支えた2人の共演は、10年5月5日のC大阪戦以来、2901日ぶりとなる。
公式戦4戦勝ちなしで、3戦連続で試合後にサポーターからブーイングを浴びるなど苦境に立つ鹿島。内田は「選手の質は高い。もう少しシンプルにプレーすれば面白くなる」と分析し、復帰戦を思い描いた。勝ち方を知る黄金コンビの力で浮上のキッカケをつかむ。
【鹿島】内田、小笠原が2901日ぶり共演へ