日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年7月31日水曜日

◆岡田武史氏、鹿島身売り「16億、安いな(笑い)」(ニッカン)






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元サッカー日本代表監督で、JFL・FC今治の岡田武史会長(62)が30日、イトーキ東京イノベーションセンターSYNQAで開催されたトークイベント「えひめ創業ミーティング in Tokyo」に参加した。第1部は愛媛県の中村時広知事(59)と登場。「グローバルはローカルから。愛媛から、はじめる。」と題して対談し、14年11月にFC今治の経営に参画し、四国リーグからJFLへの昇格、5年かけて集客や地域にとけ込んだ苦労話などを披露した。

第2部は「愛媛での起業を考える」。ソーシャル経済メディア・ニューズピックスの坂本大典氏、サイクリング総合施設わっかの村上氏と話をする中、岡田氏が切り込んだ。この日、発表されたフリーマーケットアプリ大手メルカリがJ1鹿島アントラーズを傘下に収めることについて「ニューズピックスで見たよ。メルカリが(日本製鉄から運営会社の株式)61・6%を取得したと。約16億円らしいけど…安いな(笑い)。うち(FC今治)はそんなに安くないからな」と冗談? を飛ばして会場の招待客を笑わせた。

イベント後も取材に応じた。メルカリの小泉文明社長とは親交があり「よく家に来てくれる」と明かしつつ「ビジネスとしてチャンスがあると見てくれている」。以前は鹿島の前身、住友金属や自身が現役時代に所属した古河電工(現ジェフユナイテッド千葉)など実業団が中心で、現在は主にIT企業が参入していることに「昔は母体が教育メーンだったけど、今は若い経営者がイノベーション、スポーツビジネスに成長の伸びしろがあると見ているから」と理由を分析した。

「27年前は(世界一の)プレミアリーグと日本が同じ収入規模だったのに、なぜ差がついたのか」とのデータも出しながら「その中で、サイバーエージェントの藤田君やミクシイの木村君たちも、まだまだ成長すると思って見ている」と、J2町田ゼルビアを買収した藤田晋社長、J1FC東京の経営に参画する木村弘毅社長の取り組みを例に挙げていた。

最後は、同じく日本代表監督経験者の西野朗氏がタイ代表監督に就いたことに「いいんじゃない、マイペースだから」と笑顔。「そのうち遊びに行きます、と伝えたよ」と連絡を取って激励したことを明かした。【木下淳】




◆岡田武史氏、鹿島身売り「16億、安いな(笑い)」(ニッカン)





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