日刊鹿島アントラーズニュース

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2021年5月22日土曜日

◆次の獲物は鳥栖。「激しさ」の中にも「質」を求める鹿島、再び“上位食い”なるか(サッカーダイジェスト)






「攻守の入れ替わりが激しいゲームになると思っています」


 スタンディングで上位にいるチームとの対戦で、鹿島アントラーズは着実に勝点を積み上げている。直近2試合、名古屋グランパス戦は2-0の完封勝利、横浜F・マリノス戦では5-3の点の取り合いを制した。

 現在は6位につける鹿島の次節の相手は、3位のサガン鳥栖。消化試合の違いはあるが、ここまでの総失点6はリーグ最少の数字で、堅牢な守備に加え、前線の迫力もある難敵だ。

 攻守両面でのハードワークもストロングポイント。もっとも、「我々も今、そういう部分にこだわりながら戦っています」と、鹿島の相馬直樹監督は言葉に力をこめる。「そこでどれだけ上回れるか」に注力する。

「おそらくは出入りの激しい、攻守の入れ替わりが激しいゲームになると思っています」

 だからこそ、運動量で優位に立つためにも、パス、コントロール、ボール奪取、判断も含め、一つひとつのプレーが肝になると考えている。

 前節の横浜戦も、攻守の両局面でバチバチとやり合うテンションの高いゲームだった。同じような展開になるのか。相馬監督は次のようにイメージする。

「守備のところに関して、鳥栖さんはしっかりと戻るところも持っています。マリノスさんのように全部前から、とは違って、戻る部分もある」

 そうした相手に対しては「相手が戻る前に攻められるかどうかも大事なポイントになってくる」。またリードを許せば、「反対にゲームのペースを落とすようなこともしてくると思います」と警戒する。

 いずれにせよ、お互いが慎重に探り合うような“堅い”試合になる可能性は低い。相馬監督は繰り返す。「出入りが激しいなかで、自分たちが上回る状態を作っていければ。ワンプレー、ワンプレーで、自分たちのほうに持ってこれるようにしていかなければいけない」。

 激しさの中でも一つひとつのプレーの質にこだわり、ペースを引き寄せて、先手を取る。それを実行できれば、再び“上位食い”を果たせるはずだ。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストweb編集部)


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◆次の獲物は鳥栖。「激しさ」の中にも「質」を求める鹿島、再び“上位食い”なるか(サッカーダイジェスト)





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