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4月19日(土) 2014 J1リーグ戦 第8節
鹿島 2 - 3 神戸 (15:04/カシマ/11,952人)
得点者:7' 遠藤康(鹿島)、25' チョンウヨン(神戸)、54' ダヴィ(鹿島)、67' マルキーニョス(神戸)、69' 小川慶治朗(神戸)
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:一人少なくなった後の選択肢はどのようなものがあったのかと、山村選手が出てくるタイミングが少し遅かったよう思いましたがどういう状況だったのか教えて下さい。
「退場がある前に、ルイス・アルベルト選手を用意していました。それは小笠原選手が一枚イエローカードをもらっていたのと、なおかつヴィッセルさんの攻撃陣にスピーディで非常に速い選手が揃っているので、13番(小川)のスピード、18番のマルキーニョス選手の経験、この二人で非常に効果的な攻撃をしようとしていたところがあった。小笠原選手がイエローカードをもらっている時点で、そういったカウンターを防ぐところで、例えば、相手を防ぐためにイエローカードをもらって退場になる危険性があったので、ルイス・アルベルト選手を準備していました。そこで退場が起きてしまい、今度は山村選手を呼んでCBの位置に入れる、と。ルイス・アルベルト選手をCBの位置に入れると、不慣れなことをやらせることになるので、そうすると難しい条件になってしまうので、そういった説明をしているところで失点してしまいました。やろうとしていた最初のプランの状況が変わってしまったために時間がかかってしまいました。ボールスピードの方が僕の判断スピードよりも速かったのは事実です」
Q:元鹿島のレジェンド、マルキーニョスが大活躍しました。彼についてのコメントをお願いします。
「38歳で考えたら、あれだけ動いてボールを引き出すというところ。他の試合でそういったところが見えなかった部分で言えば、守備のために帰陣するというところが今日に関してはあったと思います。そうした部分に関しては、今日については讃えなければいけない部分があると思います。ただ、ヴィッセルさんというのはマルキーニョスだけでなく、考えなければいけないのは両SHのスピード、あとは10番(森岡)のインテリジェンスとクレバーさ。長い間、ああいう10番を見る機会がなかったので、そういう部分では非常に良かったと思います。その後ろにいるボランチも非常にパスミスが少ないですし、的確な判断のパスを供給しますし、またCB2枚も足は遅いしアジリティに欠けるかと思いますけど、それをカバーする両SBがいる、と。そして両SBも非常にヘディングの強さを持っていますし、攻撃時のスピードも持っている。そういう意味では、非常に整備されたチームになっているのではないかと思います。その中でマルキーニョス選手は去年も違うチームですけど活躍しましたし、いまヴィッセルさんが良い状態にいるなかで彼も自分の能力を発揮できる状態にいます。今の年齢を考えれば、非常に高いパフォーマンスを示した選手ではないかな、と思います。また、セットプレーでも非常に精度の高い選手がいました。今思い出しましたけど、あと二人外国籍選手がいて、高い能力の外国籍選手を獲得できるということはとても良いことです。資金力を味方にしてるところもあると思います。
失点はFKからとPK。二つともセットプレーからです。今日は、サポーターからしてみればどれだけ外したいんだろうという思いや疑念が湧くくらい、数多くのチャンスをつくって決められませんでした。それが残念な結果に繋がってしまったかな、と思います。結果は敗戦という結果になりましたけど、つくったチャンスの数と内容はとても良かったと思います。その後の最後まで諦めない姿勢や意欲に関しても、選手は示したと思います。ですから、選手に対して何か非や悪い部分を指摘することは少ないと思います。長いシーズンですし、まず我々はサッカーというスポーツをやっているわけなので、勝ったり、負けたり、引き分けたり、3つの結果を伴うスポーツなので、また長いシーズンをしっかり戦っていきたいと思います」
以上