日刊鹿島アントラーズニュース
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2014年6月1日日曜日
◆J1鹿島、自前制作の「見せる映像」で稼ぐ(日経新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXZZO71964850Z20C14A5000000/
サッカーJリーグ1部(J1)の鹿島アントラーズは、ホームのカシマサッカースタジアム(茨城県鹿嶋市)に自前の放送用スタジオを設けている。クラブ自ら試合映像を編集・制作し、有料多チャンネル放送「スカパー!」で放映する。J1のクラブで中継映像をつくるのはアントラーズだけ。2014年中にはスマートフォン(スマホ)などモバイル端末への配信も計画、スタジオを軸にしたコンテンツビジネスは広がりを見せ始めている。
■12台のカメラが試合を追う
鹿島アントラーズは試合の中継映像を編集・制作。コンテンツビジネスを強化している
5月6日、名古屋グランパス戦。アントラーズのユニホームを着たサポーターが続々とスタジアム入りする午後1時ごろ、中継スタッフがスタジオに集まった。この日の中継方針などを確認する場だ。「チームのことをよく知るのがクラブだから、見せたい映像を提供することができる」。鹿島アントラーズの鈴木秀樹取締役事業部長は、自前のスタジオを設けた狙いを語る。「クラブと第三者では中継映像に関して重要度が違ってくる」
放送席付近の高い位置やピッチ脇など、カメラは有人・無人で合計12台ある。スタジオではそれぞれのカメラがとらえた映像をもとに、ディレクターが放送する場面を指示する。ゴールシーンのリピートやスロー再生、シュートを決め喜ぶ選手の表情など、瞬時の判断が求められる。
■東京都心から遠いゆえに
スタジオは2013年3月に本格運用を始めた。ソニー子会社のソニービジネスソリューション(東京・港)の映像制作・中継システムを採用した。それまでは試合のたびに中継車を借りていた。スタジアムのある鹿嶋市は東京都心から車で2時間ほど。試合当日は渋滞も激しい。中継車を呼ぶのに時間がかかり、その分、レンタル料もかさむ。より安定的に中継しコストを削減したい。スタジオ設置にはこうしたクラブの事情も背景にある。
観戦を終えて帰るサポーターらに試合の様子を振り返る映像などをモバイル端末に提供する準備を進めている。2014年中には試験的に配信する。いずれはスタジアム内のスポーツ施設を使ったヨガやフィットネスのプログラム配信なども手掛ける。「限られた箱の中でやっていることを、映像配信を通じてより多くの人に提供する」(鈴木事業部長)。スタジオの中継設備は、コンテンツビジネスの重要な部分を担う。
Jリーグは東南アジアのリーグと提携するなどアジアとの関係強化を進めている。現地での放送の機会も増える。自前の中継設備を持つアントラーズにとって「ものを伝えると同時にビジネス拡大のチャンス」(鈴木事業部長)を秘めている。
(映像報道部 小松野義博)
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