鹿島アントラーズは20日、明治安田生命J1リーグ第36節・大分トリニータ戦で0-0の引き分けに終わった。その鹿島アントラーズでテクニカルディレクター(TD)を務めるジーコ氏は、自力での来季AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得の可能性が消滅した要因に言及するとともに、試合内容に苦言を呈した。
鹿島アントラーズはヴィッセル神戸、名古屋グランパス、浦和レッズなどと来季ACL出場権獲得を目指してし烈な争いを繰り広げてきた。その中で迎えた大分トリニータとの一戦は、大分トリニータが人数をかけて守備ブロックを敷き、鹿島アントラーズがボールを持つ展開に。鹿島アントラーズは大分トリニータにカウンターこそ許さなかったものの、ゴールを奪うことができず、0-0の引き分けで終えている。
また、今節は3位のヴィッセル神戸が横浜FC戦で勝利。残り2試合で鹿島アントラーズとヴィッセル神戸の勝ち点差は「7」まで広がっている。くわえて、名古屋グランパスもガンバ大阪相手に勝利したため、鹿島アントラーズは5位に転落している。そのため、鹿島アントラーズの来季ACL出場権獲得にはリーグ戦4位で終えることにくわえて、天皇杯で川崎フロンターレが優勝することが条件となっている。
その中、ジーコTDは試合後にインスタグラムを更新。大分トリニータ戦をメインスタンドから観戦していた時の様子をアップするとともに「自力でACL出場権を獲得する絶好のチャンスを逃した。鹿島はJ2降格クラブのひとつである大分相手に0-0で引き分けた。(J2への)降格が決まった横浜FC、大分、仙台の3クラブ相手に9ポイントを失った。前半の内容が悪く、残り10分で目が覚めたような試合だった。残りの2試合で勝利して、名古屋が勝ち点を落とすことを願うのみだ」とコメントを残している。
なお、鹿島アントラーズは今月27日にホームでサガン鳥栖と激突。そして来月4日の最終節ではすでにJ2降格が決まっているベガルタ仙台と敵地で対戦する。
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