セネガル戦を現地観戦、MF安部「ゴールを決めた時、日本でトップの選手だと思った」
セネガル戦で日本は前半11分に先制点を献上するも、同34分にMF乾貴士の同点弾で試合を振り出しに戻す。1-1で迎えた後半26分に2点目を叩き込まれるが、同33分に乾のパスから本田が左足で蹴り込み、そのまま2-2の引き分けに持ち込んだ。
同点となった瞬間、U-19日本代表の選手たちも興奮し、「めちゃくちゃ盛り上がってました」と安部は振り返る。本田が携わるエスティーログループのジュニアユース「S.T.FC」出身でプロ第1号の安部は、「本田選手が出て来て、正直やってくれると信じていた」という。
「あのゴールを決めた時、日本でトップの選手だと思った。持っているのもそうですけど、それがあの人の力。ああいうところでチームを助けられる選手というのは素晴らしい」
本田は2010年W杯から3大会連続ゴールを成し遂げるなど、大舞台で圧倒的な勝負強さを見せつけてきた。何かを引き寄せるかのような姿に“持っている”とも言われるが、安部はそれも含めて本田の力と力説した。
本田の決め切る力に驚愕、もし自分があの場にいたら…「もちろん自信はあります」
「やっぱり凄いよなって、みんな言いますね。あそこで決め切れる。チャンスがあってもあそこで決め切れない選手もいるので」
何よりチャンスを確実にモノにする集中力と決定力に驚きを隠せなかったようだ。「自分があの瞬間、あの場にいたら?」と問うと、安部や少しははにかみながら「もちろん自信はあります」と力を込めた。
東京五輪での活躍が期待される世代だが、W杯の現地観戦は安部を含めてU-19日本代表の選手たちにとって、大きな財産となったようだ。
|