茨城県鹿嶋市の錦織孝一市長は7日の市議会定例会で、サッカーのJ1鹿島アントラーズFCは市内に残るべきだとの考えを改めて強調した。アントラーズの初代私設応援団代表を務めた河津亨市議の一般質問に答えた。市では新スタジアム建設を巡り、鹿島の小泉文明社長が新スタジアムの移転候補地を明言していないことで、議論が続いている。
市議会では、錦織市長は「鹿嶋市とアントラーズとには強い信頼関係がある。新しいスタジアムが鹿嶋市に建設されることを大前提に、全市をあげて取り組んでいる」と述べたほか、市の担当者が、アントラーズが市を去った場合の影響について「市民の心情的喪失感は、金銭的マイナスと比較にならないほど重大だ」と答弁した。【根本太一】
◆J1鹿島新スタジアム「鹿嶋市に建設が大前提」 市長、残留求める(毎日新聞)