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3月1日(土) 2014 J1リーグ戦 第1節
甲府 0 - 4 鹿島 (14:05/国立/13,809人)
得点者:11' ダヴィ(鹿島)、26' 遠藤康(鹿島)、47' 昌子源(鹿島)、90'+3 ダヴィ(鹿島)
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●城福浩監督(甲府):
「気持ちを入れて、ここ数週間のシチュエーションを考えた時、我々の戦う姿勢を見せることが(大雪で大きな被害を受けた)山梨の方々の励みになるということで気持ちを入れて戦いましたが、結果は非常に残念。下を向くことなく、やれたこと、やれなかったことしっかりとらえて、次に向かいたいです。鹿島のサポーターが我々山梨の人に対して励ましのエールを送ってくれたと聞きました。そいうサポーターのいる素晴らしいチームからいろいろなものを学ばせて貰った。それを活かせる第2節にしたい」
Q:セットプレーからの4失点、守り方の問題なのか、それ以前のファールを与えた場面の問題の方が大きいのか?
「鹿島相手に最初のCKで点を取られ、2つ目のCKで2点目を取られ、後半開始30秒で後半最初のCKで3点目を取られては勝負にならない。細かいシチュエーションは別としてリスタートでこういう取られ方をしたら我々は勝点をずっと取れないだろうと思います。サッカーは流れだけでなく、止まった中からも勝負を左右することを今日改めて学んだ試合だと思います」
Q:カウンターと遅攻のバランスについては?
「得点がゼロで終わっているので反省すべきところはいっぱいあります。開始の10分まで我々の攻撃のバランスは悪くなかったと思います。点を取られて相手の帰陣が早いので外から見て遅攻が多く見えるのは相手との戦いの関係。我々の今のスキルでももっといいカウンター、遅攻はできると思います。得点経過とともに戦い方、比重を変えることができないといけないと思います」
Q:甲府に戻ってトレーニングできる環境はありますか?
「フロント、アカデミーのコーチが練習場の除雪をやってくれました。周りにはまだまだ雪が残っているのに練習場だけ緑だった光景を見て感動しました。ただ(ピッチが水を多く含んでいて、使うと芝生を酷く痛める可能性があるので)やれるかどうかは分かりません」
Q:大雪の影響で甲府で予定していた一週間前のトレーニングマッチがキャンセルになりましたが、ゲーム勘という意味では影響していますか?
「セットプレーの4失点を突き詰めるとゲーム勘になるのかもしれないが、そこは私の準備不足だと思います。流れの中だけがサッカーではない、どんな取られ方をしてもセットプレーから一振り、ピンポイントで合わせてくる選手がいるチームにチャンスを与えたのは反省すべきところ。準備に関しては与えられた環境でやるべきことをやってきた。準備の問題ではなく、流れの中、止まったところ、サッカーには2つあることを改めて学んだ。その準備が足りないと言われれば反論の余地はないです」
Q:4失点で前向きになることは難しいと思いますが、内容は攻守で去年より進歩を見せたと思いますがどう感じますか?
「去年の後半戦、17試合で14失点はリーグで2位の少なさ。しかし、今年は早くも4失点しているので、去年から進歩しているなんてとても言えない。我々が取り戻すべきところは去年のリーグ戦後半の17試合の守備。去年はほとんどリスタートでやられていない。そこで油断があったかどうかは分からないが、そこのレベルは上げないといけない。攻撃は自分たちで何がやれて、何がやれていないのか掴んでいる。検証しないといけないやれなかったことが全くないとは思っていないです」
Q:下田選手を使ってどうでしたか?
「スキルはあると思っていましたし、やれると思って使いました。プロの勝負が一振りで決まる非情さ、責任とかがどういうものなのかを実感したと思います。こういう経験を積みながら正当な競争の中でどんどん成長していってもらわないといけない。甲府としては若手の成長は必要不可欠」
Q:89分からの稲垣選手の起用の意図は?
「成長して戦力になってもらわないといけないチーム状況。我々は実績のある選手を多く取れるチームではない。可能性のある選手を育てないといけない。あの時間0-3というスコアを考えると。、まずは彼にピッチの上でJリーグを経験させることを大事にしました」
Q:流れの中と、止まったところの2つがあると話されましたが、流れの中の最初の10分間は素晴らしかったが、両チームともに裏を取れていなかった。裏を取るために何が必要だと思いますか?
「選手各々が特徴を持っていて、その特徴を重視して組み合わせるべきなのか、スキルのある選手を順に起用していくのか、チームを作っていく上で非常に悩ましいところ。今日の甲府は比較的引いてボールを触りたい選手が多かった。彼らが引きべきところ、裏に出るべきところの判断がジャストになっていくようにアプローチしたい。裏に飛び出して特徴が出る選手がピッチに出ていくという組み合わせも模索したい。両方のアプローチをやりながらより最大値を求めていきたい」
以上