日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年12月4日日曜日

◆金崎2発!! 鹿島、大逆転で7年ぶりリーグ制覇!! 年間勝ち点3位からの“下剋上”で18冠達成(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?204583-204583-fl



[12.3 チャンピオンシップ決勝第2戦 浦和1-2鹿島 埼玉]

 2016Jリーグチャンピオンシップの決勝第2戦が3日、埼玉スタジアムで行われ、年間勝ち点1位および第2ステージ優勝の浦和レッズと、CS準決勝で年間勝ち点2位の川崎Fを破った第1ステージ優勝および年間3位の鹿島アントラーズが対戦。前半に1点ずつを奪い合った試合は、後半34分にFW金崎夢生が決勝点を奪い、鹿島が2-1の勝利を収めた。2試合合計2-2ながらも、アウェーゴール数で上回った鹿島が年間勝ち点3位からの下剋上を果たして09年以来、7年ぶり8度目のリーグ制覇。同時に初のクラブW杯出場を決めた。

 11月29日に行われた第1戦で1-0の完封勝利を収め、アドバンテージを得ているホーム浦和は、第1戦から先発2人を入れ替え、MF高木俊幸とMF関根貴大を先発起用。一方、リーグ制覇のためには2点以上を奪っての勝利が必要なアウェー鹿島は第1戦から先発1人を入れ替え、MF柴崎岳がスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 前半4分に浦和が好機を創出するが、右サイドを突破した関根の折り返しを高木が合わせたシュートはDF昌子源のブロックに遭ってネットを揺らすには至らず。しかし同7分、右サイドを駆け上がった高木のクロスからゴール前でフリーになったFW興梠慎三が鮮やかなダイレクトボレーを突き刺し、いきなり浦和が先制に成功した。勢いに乗った浦和は同10分、右サイドでボールを受けたMF武藤雄樹が対面する昌子の股を抜き、PA内に持ち込んで右足シュートでゴールを脅かしたものの、クロスバーに弾かれて追加点とはいかなかった。

 1点を先行された鹿島は何とか反撃に出たいが、今季のリーグ戦最少失点を誇った浦和守備陣を崩し切ることができず、なかなかシュートまで持ち込めない時間帯が続く。すると前半26分、浦和が好機を生み出したが、MF宇賀神友弥のスルーパスからPA内に進入した武藤のシュートは、カバーに入った昌子にブロックされてしまった。

 すると前半40分、ここまでチャンスらしいチャンスを創出できなかった鹿島が同点に追い付く。DFファン・ソッコのロングフィードをMF遠藤康が右サイドで受けると、追走しようとする宇賀神が転倒。敵陣深くまで運んだ遠藤康がクロスを送ると、ファーサイドに走り込んだ金崎が豪快にダイビングヘッドで合わせてネットを揺らし、スコアを1-1とした。

 1-1のまま後半を迎えると、両チームともに積極的に勝ち越しゴールを狙いに行く。しかし、後半6分に柴崎が蹴り出したCKを金崎がヘッドで合わせるもボールは枠上に外れ、同7分には宇賀神のクロスから高木が狙ったがシュートをジャストミートさせることができない。すると同13分に鹿島ベンチが動いて遠藤康に代わってFW鈴木優磨、同14分と同16分には浦和ベンチが動いて高木に代わってMF青木拓矢、関根に代わってMF駒井善成がピッチへと送り込まれた。

 リーグ制覇のためには、あと1点が必要な鹿島が圧力を強めるが、後半24分に柴崎のFKからDF西大伍が放ったシュートがゴール右に外れるなど、浦和の粘り強い守備にも遭って勝ち越しゴールを奪えない。すると同26分に浦和は興梠に代えてFWズラタン、同28分に鹿島はMF小笠原満男に代えてDF伊東幸敏を投入する。

 後半30分には鈴木のパスをPA内で受けたMF土居聖真のシュートがクロスバーを叩き、2点目がなかなか奪えない鹿島だったが、同33分に最終ラインの裏に抜け出した鈴木がPA内でDF槙野智章のファウルを誘ってPKを獲得。このPKをキッカーを務めた金崎が、落ち着いて決めて鹿島が逆転に成功する。その後は浦和の反撃に遭ったものの、体を張った守備でゴールを守り抜いた鹿島が2-1の逆転勝利を収め、国内18冠となるタイトルを獲得した。
(取材・文 折戸岳彦)

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