日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年12月4日日曜日

◆鹿島金崎MVP「1年間いろいろあったが最高です」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1746990.html



<明治安田生命Jリーグチャンピオンシップ:浦和1-2鹿島>◇決勝第2戦◇3日◇埼玉

 鹿島FW金崎夢生(27)が2ゴールを奪う活躍で、7年ぶり8度目のリーグ制覇をもたらした。

 試練を乗り越えたエースにデッカイ喜びが待っていた。

 「本当に優勝できてうれしい」。試合後、普段は無口な男が顔をくしゃくしゃにして喜びを体現した。

 1点を追う前半40分には右サイドからのクロスにヘッドで同点弾。後半34分にはFW鈴木がもらったPKを落ち着いて決めて勝ち越し。そのまま逃げ切り、年間3位からの下克上を完成させた。

 8月20日の湘南戦では途中交代を不服とした金崎が、石井監督との握手を拒否。口論となり心を傷めた石井監督も休養に追い込まれた。翌日謝罪した金崎だったが、日本代表ハリルホジッチ監督からは造反行動と見なされ、W杯最終予選メンバーからも追放された。この日、会場を訪れたハリルホジッチ監督の目にも、攻守に献身的な本来の「優等生金崎」が焼き付いたはずだ。

 「1年間いろいろありましたが、いい形で終わることができて最高です」。

 決勝第1戦で痛めた左足首の捻挫で、前日まで足を引きずりながら歩行する状況だったが、そんな姿を見せず、フォア・ザ・チームに徹し、走り回った。

 鹿島は、クラブW杯に開催国代表として出場。8日の1回戦でオークランド(ニュージーランド)と対戦する。MVPに輝いた金崎が、今度は世界の強豪相手に決定力をアピールするつもりだ。

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