日刊鹿島アントラーズニュース
Ads by Google
2016年12月4日日曜日
◆試合巧者ぶり光った鹿島、ベンチワークでも上回り逆転V(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?204596-204596-fl
[12.3 チャンピオンシップ決勝第2戦 浦和1-2鹿島 埼玉]
鹿島アントラーズの試合巧者ぶりが光った。ホームでの第1戦を0-1で落とし、迎えた敵地での第2戦。逆転優勝には2点差以上の勝利か、2-1以上の1点差勝利が条件で、少なくとも2点を奪う必要があった。その意味で前半7分に喫した失点は、鹿島にとって大きな痛手ではなかった。
MF小笠原満男が「1点取られても状況的には変わらない」と言えば、ゴールを守るGK曽ヶ端準も「失点したけど、2点取らないといけない状況は変わらなかった」と声をそろえる。DF昌子源は「1点取られて、苦しくなったのは浦和さん。向こうは守りに入る可能性もあった。僕らは点を取りにいかないといけないし、そこがよりハッキリできた」と、むしろゲームプランは明確になったと指摘した。
小笠原は「チーム的に難しかったのはレッズだったと思う」と、第1戦に先勝した浦和のほうが試合運びが難しかったはずだと推察する。「チャンピオンシップの特質なレギュレーションは頭に入っていたし、僕らは冷静に戦えた。レギュレーションに沿って、戦い方を変えたのはアントラーズのほう。第1戦が1-0で、一見、(浦和が)有利に見えるけど、難しくしたのはレッズだった」と冷静に言った。
前半40分にFW金崎夢生のゴールで1-1の同点に追いつき、2試合合計1-2と追い上げると、「逆にレッズさんにプレッシャーがかかった」(石井正忠監督)。2点目を取られれば、アウェーゴール数で鹿島に“逆転”を許す。追加点も欲しいが、それよりも失点したくない。第2戦をホームで戦う浦和に、アウェーゴールというプレッシャーが重くのしかかった。
浦和が後半14分、16分、26分と立て続けに交代枠を使い切ったことも鹿島にとっては追い風だった。DF西大伍は「相手が交代枠を使い切ったことで、これ以上、前の選手が増えることはないというのもあって、それは少し助かったなと思った」と言う。その時点で試合はまだ1-1、2戦合計1-2の状況だったが、2点目を取って立場を逆転させれば、浦和に反撃の手は残っていない。実際、後半34分に金崎のPKで鹿島が勝ち越すと、浦和はDF槙野智章を前線に上げるパワープレーを仕掛けるしかなかった。
優勝を決めるPKを獲得したのは後半13分から途中出場したMF鈴木優磨だった。「レッズさんの左サイドが少しバテてきているように見えた。そこを徹底的に突くような攻めの形に変えた」と石井監督。MF遠藤康に代えて右サイドハーフに投入した鈴木が期待どおりの仕事をすると、後半43分にはその鈴木に代えてFW赤崎秀平を投入した。
「右サイドの守備のところで対応が遅れていた。途中出場なので体力的な部分ではないと思うが、PKを取ったときに痛めた部分もあったようで、パフォーマンスが落ちていた」。優勝へのカウントダウンが始まる中での冷静な采配。ピッチ上の選手、ベンチが冷静に戦況を見つめ、状況に応じて戦い方を柔軟に変えた鹿島が、試合運びという点で浦和を1枚も2枚も上回っていた。
(取材・文 西山紘平)
Ads by Google
日刊鹿島
過去の記事
- ► 2024 (1040)
- ► 2023 (1261)
- ► 2022 (1152)
- ► 2021 (1136)
- ► 2020 (1404)
- ► 2019 (2168)
- ► 2018 (2557)
- ► 2017 (2892)
-
▼
2016
(2193)
-
▼
12月
(482)
-
▼
12月 04
(53)
- ◆年間3位からJ王者へ。 アントラーズとレッズとは何が違ったか(Sportiva)
- ◆大迫フル出場も不発…ケルンは今季初ワースト4失点で7位後退(ゲキサカ)
- ◆鹿島・金崎のような闘争心を柔道の若手にも持って欲しい(サンスポ)
- ◆興梠悲し先制弾 最後に見せつけられた古巣の勝負強さ(スポニチ)
- ◆鹿島、浦和ACL本戦出場決定 川崎Fはプレーオフ(ニッカン)
- ◆鹿島下克上18冠、最長ブランク7年ぶりリーグ制覇(ニッカン)
- ◆“日本人初”鹿島をJ1優勝に導いた石井監督「非常に価値のあること」(サッカーキング)
- ◆鹿島“下克上”3度目 年間勝ち点大差を逆転(スポニチ)
- ◆鹿島選手も複雑、勝ち点差15の下克上V「個人的にこのルールはどうかと…」(デイリー)
- ◆【鹿島】年間勝ち点3位からの下克上優勝!敵地で浦和を下しJ最多8度目V(報知)
- ◆【鹿島】チーム崩壊寸前から「ジーコ魂」で結束!大逆転の下克上でJ最多8度目優勝(報知)
- ◆鹿島Vも石井監督の去就未定 新戦力には福岡FW金森を完全移籍で獲得(デイリー)
- ◆【鹿島】レオ・シルバ&ペドロ・ジュニオール獲りで基本合意!湘南からDF三竿も加入へ(報知)
- ◆手倉森コーチ、鹿島たたえる「相手を驚かせるような交代策あった」(サンスポ)
- ◆【中田浩二の視点】鹿島のうまさ 後半浦和につなぐ余裕与えなかった(スポニチ)
- ◆鹿島がJ最強ボランチ新潟MFレオ・シルバ獲得へ(ニッカン)
- ◆途中出場でPK獲得…鹿島FW鈴木優磨「最後に仕事ができていい日に」(サッカーキング)
- ◆“借り”返した鹿島MF遠藤康、「CSで勝てたけど…」と年間勝ち点1位をリスペクト(ゲキサカ)
- ◆チームを強くする特別な“感情”…鹿島GK曽ヶ端が語った「タイトル獲ること」(サッカーキング)
- ◆鹿島柴崎V&移籍金を置き土産に今冬スペイン移籍も(ニッカン)
- ◆間に合った背番号10…鹿島MF柴崎、決勝の舞台に立たせてくれた仲間に感謝(ゲキサカ)
- ◆「複雑な優勝」CS制度に疑問呈した鹿島DF昌子「もし浦和さんの立場なら…」(ゲキサカ)
- ◆鹿島Vに伝統「3」あり、昌子が秋田氏に思い語る(ニッカン)
- ◆昌子が貫いた姿勢 最後まで諦めない、伝えたかった鹿島イズム(スポニチ)
- ◆小笠原の表情見て闘志 昌子90分間最終ライン統率(スポニチ)
- ◆「2人の存在が伝統」常勝軍団・鹿島の系譜、昌子が追う小笠原と曽ヶ端の背中(ゲキサカ)
- ◆「勝負強いわけではない」…鹿島MF小笠原が語るチームの“強み”(ゲキサカ)
- ◆年間勝点3位からの逆転優勝…鹿島主将・小笠原「信じ合って助け合った」(サッカーキング)
- ◆鹿島小笠原、年間3位から優勝に「ルールはルール」(ニッカン)
- ◆【鹿島】小笠原、個人で15冠「今後もタイトル重ねるために必要なタイトル」(報知)
- ◆鹿島・小笠原、感激!09年以来の優勝「こういう経験をして強くなる」(サンスポ)
- ◆【鹿島】MVPの金崎、深夜のテレビ生出演で明かしたPKへの覚悟(報知)
- ◆【鹿島】CS・MVP金崎 最高時速、走行距離、スプリントすべてチームNO1(報知)
- ◆譲れなかったPKキッカー、金崎にエースのプライド「仕事ができたうれしさがある」(ゲキサカ)
- ◆【鹿島】V弾・金崎「いろいろ1年間ありましたけれど、いい形で終われて最高です」(報知)
- ◆鹿島、逆転で7年ぶり8度目J王者 金崎2発でアウェーゴール差勝利(トーチュウ)
- ◆名門の底力!鹿島、大逆転王者 金崎2発が導いた18冠(スポニチ)
- ◆またまた金崎!CS全得点で立役者 鈴木からPK奪ってV弾(スポニチ)
- ◆鹿島金崎2発でMVP「石井さんのおかげかな」(ニッカン)
- ◆鹿島金崎MVP「1年間いろいろあったが最高です」(ニッカン)
- ◆優勝の立役者・金崎がMVPに「いろいろ1年間あったけど本当に嬉しい」(サッカーキング)
- ◆金崎2発!! 鹿島、大逆転で7年ぶりリーグ制覇!! 年間勝ち点3位からの“下剋上”で18冠達成(ゲ...
- ◆鹿島が逆転で浦和下し“下克上V”! 7年ぶり8度目のJ1制覇達成(サッカーキング)
- ◆試合巧者ぶり光った鹿島、ベンチワークでも上回り逆転V(ゲキサカ)
- ◆鹿島石井監督が続投へ 金崎と衝突で一時は辞意も(ニッカン)
- ◆鹿島・石井監督、“内紛”乗り越え戴冠「クラブ全体が報われた」(サンスポ)
- ◆【鹿島】石井監督、優勝に「CSを取った者が今年のJリーグチャンピオン」(報知)
- ◆【鹿島】石井監督、クラブ史上初の日本人監督でリーグV「本当にうれしい」(報知)
- ◆【鹿島】石井監督、心労そして休養…崩壊立て直したリーダー(報知)
- ◆「全ての力が集まった結果」…石井監督、タイトル獲得は「本当に嬉しい」(サッカーキング)
- ◆鹿島、大逆転年間王者!金崎の奇跡2発で7年ぶり8度目歓喜(サンスポ)
- ◆鹿島、8度目優勝 JリーグCS決勝 逆転で浦和下す(茨城新聞)
- ◆明治安田生命2016Jリーグチャンピオンシップ 決勝 第2戦(オフィシャル)
-
▼
12月 04
(53)
-
▼
12月
(482)
- ► 2015 (1859)
- ► 2014 (2464)