日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年7月13日日曜日

◆【第94回天皇杯 2回戦 鹿島 vs ソニー】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00175201.html

7月12日(土) 第94回天皇杯 2回戦
鹿島 2 - 2(PK 1 - 2)ソニー (18:00/カシマ/3,656人)
得点者:23' 細見 諒(ソニー)、28' 田中 豪紀(ソニー)、33' ダヴィ(鹿島)、36' カイオ(鹿島)
★J's GOAL 天皇杯特集ページ
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:このような厳しい結果になってしまった要因はどこにあるとお考えですか?
「まずセットプレーから失点しました。相手のメリットも讃えなければいけません。2失点目は斜めの侵入。17番や19番の選手がかなりの頻度でペナルティエリア内に侵入してくるということは小杉テクニカルスタッフから言われ、選手は聞いていたことでした。分析の説明をしたときもそうですし、試合に臨む前のミーティングでも指摘をした中での失点でした。言われているところでやられてしまった。ただ、チャンスは多くつくっていたわけで、それを決めきれなかったところももう一つの要因としてあります。ビハインドの状況というのは、0-0の状況よりも頑張らなければならないし、体力の消耗度が高まっていくなか、前半で2-2の状況まで持っていくことはできました。後半になって悪いところは前半で終わりにしてくれ、と話しました。特に天皇杯という大会は1発勝負であって、次の週で挽回しようと思ってもそういう大会ではありません。僕は一番集中力、注意力、気持ちというものが、この試合にあたっては一番重要なものと付け加えていました。その度合いに関しては、どうしても相手の方がJ1のチームに勝ちたいという気持ちで少なからずそういった要素で我々を上まわっていた部分があったのではないかと思います。どうしても勝ちたいという気持ちからそうした高まる気持ちを持っていたのでは無いかと思います。後半になって、途中から新しい血を入れて流れを変えるところ、あるいは流れを変えてくれというメッセージをそれぞれ投入した選手に要求したところで、相手は自陣に守っていたわけであり、そうするとサイドチェンジとサイドからの崩しというものを徹底して欲しい、ということを要求しやっていました。ワンツーから何度か得点のチャンスもつくれました。残念ながらそういうチャンスをものにすることができませんでした。そこから延長戦になり、延長戦ではどうしても前半から2点のビハインドの消耗度が高く、質という部分、ラストパスの部分では落ちてしまったところがありました。また暑さ、気候という面では相手も同じ状況でやっていたわけであって、ただ先制しているのとビハインドでは気持ちや、感じる疲労度では見た目では一緒かもしれませんが、精神的な疲労度も加わります。そういった状況になってしまって、残念ながらPK戦になってしまいました。PK戦はくじ引きみたいなもので、運という部分もあって、疲労のなかで残念ながら軸足のところがずれてたところもあって外してしましました。運も味方してなかったところもあります」

Q:相手のソニー仙台にはJ1のチームに勝ちたいという気持ち以上に、去年負けた鹿島に勝ちたいという執念のようなものもあったと思います。そこはどう感じましたか?
「リベンジと言うよりも、僕は組織が徹底されているチームかな、という印象を持ちました。3バックの中にダブルボランチを置いて、そしてウイングバックを置き、ダブルボランチの内の1枚がトップ下のように上がっていって、一人は守備的な役割を担う、というところで、前の方が流動的にやっていました。どのようにボールを運び、どのように相手ゴールにたどりつくのかが徹底されているチームですし、個の選手で目立った選手は存在しませんが、やはりサッカーというのは団体、組織であって、そこのところではしっかりと徹底した部分を指導されているなと思いました。今日に関しては守備の部分に関しては、彼らがハードワークをやって戦術的規律を守って頑張ってやっていたところもあります。ときには我々の個人のミスから、あるいは個人の判断ミスからチャンスをつくりだしたところがあったわけで、そういった意味で組織として組織能力が非常に高かったかなと思います。天皇杯という戦いは、アマチュアからプロまで参加する大会であり、アマチュアの下部リーグに所属しているチームや高校生や大学生にとっては、自分たちがちょうど力試しだったり、あるいはプロに勝ちたいという気持ちを一番出せる大会です。彼らは失うものがないですし、彼らが目指したところが達成できたことは讃えないといけないと思います」

Q:ちょっとショッキングな負けを喫してしまいました。来週にはJリーグが始まります。どのように向かいますか?
「120分以上戦って、どうしようと言われても急には難しいことです。これだけ疲労が溜まっているので、まず疲労の回復を考えなければなりません。じゃあ、特別なことができるかと言ったら、それはできないので、代わりにできる新しい選手が加入するとか、何か新しいことができるというわけではない。人生は常にシンプルなことであり、やるべきことをしっかりやり続けることが大切です。僕はやるべきことをしっかりやり続けたいです。選手たちに変わりは無いし、来週FC東京と対戦することに変わりは無いし、自ずと練習でしっかり取り組むしか無いと思います」

以上

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