日刊鹿島アントラーズニュース

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2023年4月22日土曜日

◆上田綺世、セルクルの「今世紀最高」FWだった(Qoly)



上田綺世


昨年の夏、鹿島アントラーズからベルギー1部のセルクル・ブルッヘに完全移籍した日本代表FW上田綺世。

加入当初は不慣れな下がり目のポジションで起用され結果を残せなかったが、指揮官交代でミロン・ムスリッチ監督になってからはゴールラッシュ。

ここまで17ゴールで得点ランクの3位(1位は19ゴール)に付けている。

上田は150万ユーロ(およそ2.2億円)でセルクルに加入した。ただその評価額は既に倍以上とみられており、今夏にも移籍するのではないかと報じられている。

その上田の17ゴールという数字は、クラブにとって特別な意味があったようだ。




こちらはベルギーリーグの公式アカウント。

上田を「セルクルの今世紀最も効果的なストライカー」と表現し、元チェルシーでカナダ代表FWアイク・ウグボ(現トロワ)が2020-21シーズンに記録した16ゴールを超え、21世紀におけるクラブの1シーズン最多得点者になったことを伝えた。

さらなる記録の更新とともに得点王の期待もかかる上田。次節ズルテ=ワレヘム戦は日本時間23日25:30予定となっている。




◆上田綺世、セルクルの「今世紀最高」FWだった(Qoly)


◆鹿島アントラーズ 小泉文明社長「もう一度ひとつになって」(NHK)



小泉文明


サッカーJ1・鹿島アントラーズの小泉文明社長は21日の記者会見で、リーグ15位に位置しているいまのチームについて「もう一度、ひとつになってやっていこうと話し合っている」と述べ、立て直しにむけて、クラブとして監督やコーチなどを支えていきたいという考えを示しました。

鹿島アントラーズは、今シーズン、これまでに2勝5敗1分けでリーグ15位と苦戦を強いられています。

小泉社長は、21日茨城県鹿嶋市のクラブハウスで開いた決算発表の記者会見のなかで、「いまの成績は、アントラーズというチームとしては、許容できないと思っている」と述べました。
そのうえで、「一つ大きな課題があって、負けているというよりは、複数のことが重なっていると思うので、一つひとつ解決するしかない」と述べて、チームがミーティングを重ねていると説明しました。

そして小泉社長は、「もう一度、ひとつになってやっていこうと話し合っている。クラブとしても、監督・コーチを含め、フットボールに関わるメンバーをどうサポートするのか、すごく大事なフェーズと思う」と述べ、立て直しにむけて、クラブとして監督やコーチなどを支えていきたいという考えを示しました。





◆鹿島アントラーズ 小泉文明社長「もう一度ひとつになって」(NHK)


◆【鹿島】柏戦で気になったシーン、選手は迷っているようだった(サカノワ)



鹿島アントラーズ


鈴木優磨が岩政監督に確認、そしてピトゥカは….


 リーグ4連敗中の鹿島アントラーズが、4月19日のルヴァンカップのアビスパ福岡戦でもアディショナルタイムのウェリントンによる失点で1-2と落とした。シーズンスタートからキャリア初めてトップチームを率いる岩政大樹監督のもと、内容がなかなか伴わず、不振脱出のキッカケを掴めずにいる。

 この連敗期間の中で、特に気になった一つのシーンを取り上げたい。

 0-1で敗れた4月9日のアウェーでの柏レイソル戦。立ち上がりから両チームともにハイテンションでぶつかり合う、J1のレベルの高さを感じさせる攻防を繰り広げていった。しかし鹿島はなかなか決定機を作り出せずにいた。

 そうしたなか、中盤と前線の右サイドの間にスペースが空き、そこを柏に活用されていた。鈴木優磨がここは誰が埋めるのか、とベンチに聞く。すると岩政監督は、ボランチのディエゴ・ピトゥカに、そこを見るように伝えた。

 ピトゥカは頷いた。

 しかしそうすることで、ピトゥカは武器でもある前へ出ていくスペースを自ら埋めてしまうことになった。そして鈴木はさらに右サイドに開いてフリーでボールを受けようとする。

 結局、ピトゥカは手詰まり、サイドにしかパスを散らせない。そして右に張り出した鈴木がクロスを上げる。が……それが味方に合わずつながらない。

 そうしたなかハーフタイムには指揮官が「珍しく」選手たちを叱ったという。

「ハーフタイムにかなり渇を入れました。前半はのらりくらりと時間を過ごしてしまいました」

「僕たちは非常に流動的なサッカーをしていて、相手に捕まらない、相手に読まれないサッカーを目指しています。そのうえで大事なのが、後ろで動かすテンポ。ここ数試合、(ボールを)動かしながらどこを見ておくか、そして相手が来ないのであればどのように動かすのかに取り組んできました。今日はレイソルのやり方を踏まえ、強調していました。前半はそれが出なかったというより、やろうとしなかったように見えたので、テンポを出せる選手を入れたのが(交代の)一番大きな理由です」

 指揮官はハーフタイムを挟み、ピトゥカと右サイドバックの常本佳吾に交代を告げていた。

 スタンドから見ていた限り、むしろ選手たちは戸惑いながら、少し迷いながらプレーしているように感じた。そうであれば、選手ではなく、監督の責任だったはずだ。

 最終ラインからの組み立てで決まりごとがあり、アタッキングサードでは創造性を生かし崩していく。そんな狙っているシーンはなかなか見られない。選手が一つパスをつなげば、そこで顔を上げて、どのような選択肢があるかを考える。という繰り返しが続き、柏の鋭いプレスの餌食になっていた。選手が入れ替わった後半や終盤に、その判断のスピードがさらに遅くなるのは必然かもしれない。

 岩政監督は新たなスタイルの構築に着手したばかりであり、その意図は現場では共有できているとも強調してきた。それでも「これが鹿島の戦い方だ」というものがまだ見えてこない。

 もちろん「鹿島は鹿島」という岩政監督のスタンスがまず大切だろう。横浜F・マリノスや川崎フロンターレと同じような、似たようなスタイルを目指しているわけではないと言う。

 アントラーズはむしろ4-4-2(4-2-3-1)の王道スタイルで、そこに合う選手が入ってきて、例えばサイドバックのタイプ(縦抜けタイプなのか、中盤フォロータイプなのか、守備型なのかなど)によって時代とともにスタイルも変遷してきた(ブラジルの王道スタイル――。だからこそ抱えている大きな問題もあるわけだが)。

 一方、昨季途中から就任した岩政監督は、どちらかと言うとまず相手の目先を変えるやり方で勝点を獲得していった。そこからスタイルを築くと言ってきたのだが、今季もどちらかというと奇襲的な感が否めない。佐野海舟、土居聖真と主力クラスの負傷離脱と追い討ちもかかる。

 ボールを確実に収められる鈴木の能力は間違いなくJ1トップレベルにあるが、チームとしてその武器を最大限に生かせているのか。鈴木について岩政監督は「昨季ほど好き放題にはやっていない」と言っていたが、その位置取りは基本的には変わっていない。鈴木がボールをもらいたがり、どんどんサイドに出ていけば、ゴール前の脅威は明らかに下がる。

 もしも基本的に前線に立っていて、突然、相手の急所といえる位置に出てきて数的優位を作られる――。そんな弱点を徹底的に突くユリアン・ナーゲルスマンばりの戦略をとられたほうが、相手は困るだろう。あるいは垣田裕暉も加わったなか、日本代表でも試されているトップ下にストライカータイプを配置する。オプションでは取り組んでいるが、そのようにチームに落とし込んでも面白そうだが……。

 Jリーグ開幕から2か月、チームのコンセプトの有無、そしてそれが浸透してきているかどうか。そのあたりがチームによって明白になりつつある。

 岩政監督は「私たちはあくまでもチャレンジャーだ」と強調してきた。もちろん結果(勝利)さえ出ていれば、そう見えるものなのかもしれないし、試合途中は選手の判断に委ねられる部分もある。

 選手が思い切ってプレーする。迷わずピッチに立ち、頭をクリアにして向かっていける。その立ち向かっていく正々堂々としたファイティングポーズを取れるか。それが鹿島が鹿島らしく闘うための最低条件であり、逆襲への一歩になるはずだ。萎縮した挑戦者はまず勝てない。




◆【鹿島】柏戦で気になったシーン、選手は迷っているようだった(サカノワ)


◆【鹿島】4連敗打破へ 関川郁万「泥くさく戦って、勝てば流れが変わるかな」新潟戦へ意気込み(ニッカン)



関川郁万


リーグ戦4連敗で苦しむ鹿島アントラーズのDF関川郁万(22)が21日、アルビレックス新潟戦(23日、デンカS)に向け取材に応じ「1つ勝てば流れが来る」と1勝の重みを口にした。

鹿島は今季から岩政大樹監督(41)の下、クラブとして手を付けてこなかった「ビルドアップ(攻撃の組み立て)」に挑んでいるが、新スタイルの生みの苦しみでリーグ戦4連敗。19日のルヴァン杯・アビスパ福岡戦も後半アディショナルタイムに勝ち越しを許した。

関川は「新しいことをやろうとしている今は難しいかなと思っている」とした上で「今季はロスタイムで何回もやられているので、そこを気を付けたい。まず、泥くさく戦って、勝てば流れが変わるかなと思っている」と、1勝を自信につなげる大切さを強調した。

対する新潟は攻撃的なスタイルを築き上げ、J2から昇格した今季は8位と善戦している。「相手は何年もやって徹底されているサッカー。それを上回るような守備を見せていかないと勝てない」と気を引き締めた。新潟とは今季、3月26日のルヴァン杯で対戦し0-1で敗れており、「1回負けているので。そのチームに負けてはいけない」と鹿島の意地を口にした。




◆【鹿島】4連敗打破へ 関川郁万「泥くさく戦って、勝てば流れが変わるかな」新潟戦へ意気込み(ニッカン)





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