サッカー元日本代表で、マレーシア2部リーグの「クランタン・ユナイテッドFC」に入団する本山雅志(41)が4日、現地に向けて出発した。
福岡空港で取材に応じた本山は「すごくわくわくしている。皆さんに、少しでも明るい話題を届けられるようにしたい」と意気込んだ。新天地では背番号10を背負うことも決まった。
本来は1月上旬に現地入りする予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響などでずれ込んだ。現地では隔離期間を経てチームに合流する。初めての海外挑戦で、コロナ禍での異国生活となることから、クラブのスポンサーを務める飲料メーカー「ヤクルト」の現地法人が、現地での生活や手続きなどを全面的にサポートするという。
リーグ戦は3月5日に開幕予定で「まずはけがのないように。自分でもどこまでやれるか分からないが、長い時間プレーができるようにしたい」と誓った。
J1鹿島で活躍し、2019年は当時J3だった北九州に在籍。昨年はクラブに所属せず、北九州市で実家の鮮魚店を手伝いながら、コンディションを整えてきた。「いろんな方の協力があって移籍できたことに感謝したい。サッカーをやらせてもらえる環境があるのは楽しみ」と声をはずませ、機内へ向かった。
◆サッカー元日本代表・本山雅志がマレーシアへ出発、自身初の海外挑戦で背番号10(西日本スポーツ)