日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年9月10日木曜日

◆【C大阪】離脱の田代、全体練習に合流「戦える状態にある」(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20150909-OHT1T50279.html

 J2C大阪は、左内転筋痛で離脱していた元日本代表FW田代が9日、大阪・舞洲での全体練習に合流。栃木戦(13日・金鳥スタ)へ向け、紅白戦も軽快にこなした。

 チームは現在J2の3位で、自動昇格圏2位の磐田とは勝ち点差3。大分戦(8月23日・大銀ド)に続くリーグ連弾の期待を背負う33歳は「大丈夫。戦える状態にある。ゴール? もちろん出れば狙う」と力強く誓った。

 10日には、日本代表でW杯2次予選2試合を終えたばかりの主将MF山口も合流し、ベストメンバーがそろう。

◆天皇杯 2回戦 鹿島振り切る J3琉球に3-1(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14418083012098

サッカーの第95回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社など共催)第5日は9日、カシマスタジアムなどで2回戦6試合が行われ、県勢はJ1鹿島が3-1でJ3琉球(沖縄)を下し、貫禄を見せた。

鹿島は前半18分、豊川が直接FKを決めて先制。31分には山本が追加点を挙げた。38分にPKで1点を返されたが、後半36分に杉本のゴールで突き放した。鹿島は3回戦でJ2水戸と対戦する。日程と会場は未定。

J3の藤枝(静岡)と町田(東京)がJ1クラブを破って3回戦へ進んだ。藤枝は大石、枝本の各2ゴールで清水に4-2と逆転勝ちし、町田は後半終了間際の得点で名古屋に1-0で勝った。

J1勢の神戸は長野に5-0で快勝し、新潟が秋田を4-0で退けた。J2の熊本は鳥取を下した。

■鹿島・石井監督 チーム底上げに
メンバーを入れ替えたこともあり、厳しい戦いだった。1失点は悔しいが、3点しっかり取れたのはよかった。あまり試合に出られない選手を起用し、その選手が活躍したのはプラス。チームの底上げになる。

■鹿島・鈴木優 うれしかった
監督の指示が分かりやすく、自分のよさを出すだけだった。ずっと見てきた鹿島の選手たちに加われて、うれしかった。

▽2回戦
鹿島(J1) 3-1 琉球(J3)
2-1
1-0

▽得点者
【鹿】豊川(前18分)山本(前31分)杉本(後36分)
【琉】田中(前38分)

◆鹿島、若手が発奮…21歳・豊川&19歳・杉本弾で勝利/天皇杯(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20150909/jle15090922240010-n1.html

 天皇杯全日本選手権第5日(9日、鹿島3-1琉球、カシマ)連戦を考慮して主力を半数ほど温存した鹿島は、若手が発奮して琉球の挑戦を退けた。この日が21歳の誕生日だった豊川がFKで先制点を挙げ、19歳の杉本が大勢を決めるチーム3点目。石井監督は「そういう選手の活躍はチームの底上げにつながる」と喜んだ。

 この新戦力たちが満足感を見せなかったのが頼もしい。豊川は「結果を出し続けていかないと」と危機感をにじませ、杉本は「点を取ってなければひどい内容。ミスが多かった」と反省した。(共同)

琉球・薩川監督
「完敗だった。鹿島の選手は技術が高いだけではなく、体がぶれないしプレーが丁寧。いい経験になった」

◆鹿島、豊川のバースデー弾などで琉球下す:天皇杯2回戦(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?171530-171530-fl

[9.9 天皇杯2回戦 鹿島 3-1 琉球]

 天皇杯は9日、2回戦3日目を行い、カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズとFC琉球が対戦し、鹿島が3-1の勝利を収めた。

 試合が動いたのは前半18分だった。ゴール前でFKを得るとMF豊川雄太が鮮やかな軌道を描く直接FKを叩き込んで、鹿島が先制に成功した。この日が21歳の誕生日の豊川にとって、うれしいバースデー弾となった。さらに同31分にはFW赤崎秀平のシュートのこぼれ球をDF山本脩斗が蹴り込んで、リードを2点差に広げる。

 しかし、反撃を試みる琉球が前半38分に1点差に詰め寄る。FW田中恵太がPA内でGK佐藤昭大に倒されてPKを獲得すると、田中自らが落ち着いてネットを揺らし、スコアを2-1とした。後半に入っても鹿島の攻撃に耐えて少ないチャンスから同点ゴールを狙った琉球だったが、後半30分に田中が2度目の警告を受けて退場。数的不利に陥ってしまった。

 すると後半36分、MF久保田和音からパスを受けたMF杉本太郎が強烈なミドルシュートを叩き込んで鹿島が3点目を記録。そのまま逃げ切った鹿島が3-1の勝利を収めた。

◆第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会 2回戦(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51694

天皇杯 2回戦 vsFC琉球

豊川がバースデー弾!山本は天皇杯初、杉本はプロ入り初ゴール!鹿島が琉球を破り、天皇杯初戦突破!

5年ぶり5回目のタイトル獲得へ、鹿島が初戦を突破した。天皇杯 2回戦、沖縄県代表のFC琉球をカシマスタジアムに迎え撃つと、豊川の直接FKで先制し、山本のゴールで突き放す。PKで1点を返されたものの、後半には途中出場の杉本がプロ初ゴールを決め、3-1で快勝。3回戦進出を決めた。

鹿島は3日前、ヤマザキナビスコカップ 準々決勝 第2戦でFC東京と対戦し、3-0で快勝した。攻守ともに盤石の内容で準決勝進出を決め、自信と勢いを掴むことができた。8月29日のJ1 2nd 第9節川崎F戦から始まった5連戦は、3試合が終了。残り2試合、まずは天皇杯の初戦となる2回戦に向けて、集中力を高めていった。

準備期間はわずか2日間のみ。石井監督はFC東京戦の翌日をチームオフとしたが、クラブハウスでは自主トレに励む選手たちの姿が見られた。そして試合前日には、紅白戦やセットプレー練習を敢行。雨風が強まる中、グラウンドでは激しい接触の応酬となった。石井監督の就任以来、競争意識は高い水準で持続している――。改めて、そう実感させられる、濃密なトレーニングだった。メンバーを入れ替えながら紅白戦を実施した指揮官は「思ったよりも良いプレーができていた。攻守ともに良かった」と、自信を見せた。

FC東京戦からの先発メンバー変更は6人。GKに佐藤が入り、センターバックの一角を植田が務めた。そして、大きく様変わりしたのが中盤。ルーキーの久保田が山村とボランチでコンビを組み、公式戦デビューを果たす。2列目には、今季初先発の豊川と、百戦錬磨の本山が並んだ。そして前線の一角には土居が入った。その他、両サイドバックは西と山本、センターバックに青木、前線に赤崎が入った。







台風の影響が心配されたカシマスタジアムだったが、曇り空に覆われたまま、雨が降ることなく開場を迎えた。人数こそ少ないながらも、平日の夜に駆け付けたサポーターは、声を枯らして選手たちを迎え入れた。久保田や豊川といったフレッシュな面々の背中を押すコールが、ピッチ上に降り注がれた。

19時4分、キックオフのホイッスルが鳴った。開始早々、鹿島は左サイドを攻め込まれ、クロスからのシュートが左ポストを直撃。肝を冷やしたものの、事なきを得た。立ち上がり、前線から積極的にプレスをかけてきた琉球に押し込まれる場面が目立ったが、鹿島は次第に落ち着きを取り戻していく。本山が中盤でタメを作り、ボールキープ率を高めていった。







そして19分、鹿島が均衡を破る。決めたのは、21回目の誕生日を迎えた豊川だった。ペナルティーエリア左手前で得たFKを直接蹴り込むと、鮮やかな軌道を描いたシュートが左ポストに当たり、ゴールへ吸い込まれた。「セットプレーでも結果を出せれば、アピールになるはず」と意気込んでいた背番号19が有言実行のファインゴールを決め、鹿島がリードを奪った。





1点リードとなり、鹿島が優勢に試合を進めていく。立て続けにCKを得て、豊川のキックからシュートチャンスを何度も迎えた。セカンドボールを拾い、敵陣でプレーする時間が増えていった。

そして、追加点は31分に生まれた。右サイドから攻め込み、西がペナルティーエリア右手前からスルーパスを繰り出す。反応した豊川がゴールライン際まで走り込み、中央へ折り返すと、赤崎が右足を一閃。シュートは相手GKにセーブされたが、ファーサイドへこぼれたところを山本が難なく押し込み、ゴールネットを揺らした。



順調に得点を重ね、鹿島は2点をリードした。しかし36分、ミス絡みで右サイドから崩され、最後はドリブル阻止を狙った佐藤がペナルティーエリア内でファウル。PKを与え、これを田中に決められてしまった。鹿島は1点を返され、2-1でハーフタイムを迎えた。





1点リードで迎えた後半も、立ち上がりは琉球にボールを持たれる時間が長くなった。決定機を作らせることはなかったが、鹿島もなかなかチャンスを迎えることができない。54分、左サイドでボールを持った久保田のクロスに合わせた豊川のヘディングは、力なく相手GKのもとへ。その後、赤崎と土居の関係から中央突破を目指す場面もあったが、シュートまで持ち込むことができなかった。停滞感が漂う中、石井監督は66分、豊川に代えて杉本をピッチへ送り出す。この交代が、のちに的中することとなった。





杉本は攻守に精力的な動きを見せ、激しく相手と競り合った。戦う気持ちを示した背番号32は、ピッチに立ってから15分後、チーム3つ目の、そしてアントラーズ加入後、自身初となるスコアを刻んでみせる。81分、右サイドからのパスを受けると、ドリブルでカットイン。思い切りよく左足を振り抜くと、強烈なミドルシュートがゴールへ突き刺さった。停滞感を打ち破るような鮮やかなゴールで、鹿島が琉球を突き放した。









試合はこのまま、3-1で終了。鹿島が2回戦突破を決めた。試合終盤には鈴木優磨も途中出場し、トップチームデビューを飾った。試合運びには課題が残ったとはいえ、若手選手がピッチに立ち、難しいトーナメント初戦をしっかりとモノにしたことは収穫だ。3回戦の相手は、J2の水戸ホーリーホック。今年2月の「いばらきサッカーフェスティバル」以来となる茨城ダービーで、しっかりと勝利を収めなければならない。



そして次戦は3日後、12日に開催されるJ1 2nd 第10節のガンバ大阪戦だ。5連戦のラストは、カシマスタジアムで迎える大一番。琉球戦を終えた今この時から、チーム一丸での準備は始まっている。



【この試合のトピックス】
・琉球との初対戦で、勝利を収めた。
・2年ぶりに、天皇杯2回戦を突破した。
・豊川が今季初の先発出場。今季初ゴールとなる直接FKを決めた。
・山本が、天皇杯で自身初となるゴールを決めた。
・途中出場の杉本が、アントラーズ加入後初ゴールを決めた。
・久保田が初先発でフル出場。公式戦デビューを果たした。
・鈴木優磨が87分に途中出場。公式戦デビューを果たした。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
・守備は決めたことを徹底して行うこと。
・1回でプレーを止めるのではなく、連続してプレーを続けよう。
・次の1点が勝負を決める。しっかり守備から入って追加点を狙おう!

FC琉球:薩川 了洋


[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
天皇杯は相手はできあがっているチーム状態、こちらはメンバーを入れ替えて臨むことになるので、その辺で厳しい戦いになった。1失点したことは悔しいが、しっかり3点目が取れたのはよかった。Jリーグで試合に出られなかった選手を起用して、いいパフォーマンスを見せてくれたことで、チーム力の底上げになる。次の試合に勝ちあがることができていい試合だった。

Q. 次のG大阪戦は大一番だと思うが、どう臨むか?

A. 川崎戦から始まった連戦の最後の試合と位置付けている。選手たちにもミーティングで伝えているが、そこまでしっかり戦い抜こうと言っている。

Q. G大阪の長谷川監督の印象は?

A. 大学のころから対戦していて、僕らの世代ではアイドル的な存在だった。監督としてもいい成績を残しているし、日本人監督のチームがタイトルを獲るのはうれしいこと。僕も同じ立場としてタイトルを狙いたい。

Q. タイトルに向けて、G大阪戦のカギは?

A. 自分たちから積極的にボールをうばうこと。そこができれば非常にいい戦いになると思う。G大阪は攻撃的なサッカーをするが、そこを出させないようなサッカーができればうちの流れになり、勝てると思う。


FC琉球:薩川 了洋
見ての通り完敗です。J3という2つ下のカテゴリーとして、できた部分、できなかった部分があるが、この経験を今後に生かしていきたい。鹿島は技術が高く体も強い。もちろん勝ちたかったが、そう簡単に勝てるとは思っていなかった。チャレンジャーとして、失点はなるべく少なくしたかったが、ミスからFKを与えてしまい、前半で2点取られたことはもったいなかった。チームとしても個人としても勉強させてもらった。J3では調子もいいので、一番大切なリーグ戦につなげていきたい。


選手コメント

[試合後]

【豊川 雄太】
結果を出せて良かった。ゴールの場面はあまり覚えていないけど、狙い通り。流れの中からシュートを打てたことも良かったと思う。これからまた、どんどんメンバーに入って、ゴールに絡んでいきたい。

【杉本 太郎】
思っていたよりも冷静で、そこまで興奮はしていないけど、やっぱり嬉しい。ゴールの場面は、前が空いたので、迷わずシュートを打ちに行った。

【久保田 和音】
反省点が多い試合。前半は攻撃参加はできたけど、最後のところで決めきれなかった。後半はボールを奪ってから、うまくパスをつなぐことができなかった。修正していきたい。

鈴木優磨選手、山村選手、本山選手のコメントは、アントラーズモバイルをご覧ください。

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