日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年7月2日木曜日

◆カズ劇弾祝いに欧州組から高級ハット 寿司店貸し切りで“お返し”(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/07/02/kiji/K20150702010651260.html

三浦知良

 J2横浜FCの三浦知良(48)が欧州組からキングの代名詞の一つ、高級ハットを贈られたことを明かした。恒例の「カズ晩さん会」が行われたのは劇的ゴールを決めた水戸戦翌日の6月29日で、待っていたのは日本代表の長谷部、長友、香川、吉田、内田からの粋な“ゴール祝い”だった。

 「ボルサリーノ(イタリアの高級帽子ブランド)を頂きました!」とカズ。夏を意識した白のパナマ帽で侍ブルーの青が入ったデザイン。やや小さめサイズだったが、欧州組の心意気に喜びの大きさは無限大だ。一方のカズからは、といえば「僕からは寿司店を貸し切りと言うことで…」。都内の高級店を貸し切る太っ腹ぶりを見せた。

 6月のW杯予選での日本代表は格下シンガポールにまさかのドロー発進。だが、食事会を満喫したカズによれば「大丈夫。全然問題ないよ」。5月に結婚した内田も祝福し「すっごい楽しかった」と振り返った。欧州組と互いを高め合い、至福の時間を過ごしたキングは次戦4日の札幌戦で2戦連発を狙う。

◆鹿島合同引退試合…カズ、マルキ、鈴木隆行が追加参加(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?166295-166295-fl



 5日に行う「ENCORE(アンコール) supported by JIM BEAM 中田浩二 柳沢敦 新井場徹 合同引退試合」に向けた参加追加メンバーが発表になった。追加されたのはFWマルキーニョス(神戸)、FW鈴木隆行(千葉)、FW三浦知良(横浜FC)の現役Jリーガー3選手で、マルキーニョスと鈴木はアントラーズOB主体のチームの「ANTLERS LEGENDS」、カズは対戦相手の「KAY FRIENDS」で出場する。

 会場はカシマスタジアムで14時にキックオフ。試合の模様はBSスカパー!でも生中継される。

◆指揮官が「底知れない」と称える植田直通…経験を重ね世界規格のDFへ(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20150701/326923.html


A代表にも招集されて成長著しい植田直通[写真]=Getty Images

文=飯尾篤史

 日本人は個の能力で劣るから、数的優位を作って戦う必要がある――。そんな風に、組織で戦うことの重要性が説かれて久しいが、植田直通の考えは、シンプルだ。

「一対一では誰にも負けたくないし、負ける気もしない。自分が相手のエースを潰せば、チームも勝てると思うんで」

 その言葉には、サッカーの本質がなんたるかが示されている。

 身長186センチ、体重77キロ。韓国や中東の屈強なストライカーと並んでもまったく見劣りしない。相手FWもろとも叩き潰すような力強いヘディングでチームのピンチを何度も救ってきた。パワーだけでなく、50メートル6秒1で駆け抜けるスピードも兼ね備え、「強さ」「高さ」「速さ」の三拍子揃った、日本においては稀有なセンターバックだ。

 その経歴も珍しい。小学生時代にはサッカーとテコンドーの両方に打ち込み、テコンドーでは世界大会にも出場した根っからのファイター。サッカーに専念するようになったのは中学からで、大津高時代にFWからセンターバックにコンバートされ、わずか1年でU-16日本代表に選出されると、翌2011年にはU-17ワールドカップに出場した。

 このときセンターバックのコンビを組んだのが、U-22日本代表でもパートナーで、互いにライバルと認め合う岩波拓也だった。

 面白いのはこのふたり、身長こそ同じ186センチだが、パーソナリティもプレースタイルもまるで異なっていることだ。

 昨年9月のアジア大会でのことだ。岩波が「僕はコミュニケーションを大事にするタイプ」と語り、練習後もチームメイトとボールを蹴ったり、コーチ陣と議論をかわしたりしていたのに対し、植田は仲間から少し離れたところに座り込み、膝にボールをはさんで黙々と、ストイックに腹筋に励んでいた。取材陣に対しても、饒舌な岩波とは異なり、プレーで示します、とばかりに植田の口数は決して多くない。

 プレー面でも、ラインコントロールや攻撃の起点となる縦パスなど、トータルバランスが高い岩波に対し、植田は豪快だが、身体能力に頼りすぎるときもあり、やや粗削りな面がある。だが、粗さとは、可能性の裏返しでもある。安定したパフォーマンスが発揮できるようになれば、世界規格のとんでもないDFへと成長するのではないか、という期待を抱かせる。

「植田のポテンシャルは底知れないね」と手倉森誠監督も称えるが、その可能性に惚れたのは、U-22日本代表の指揮官だけではない。今年1月にはハビエル・アギーレ前日本代表監督によってアジアカップのメンバーに選ばれ、5月の日本代表候補キャンプではヴァイッド・ハリルホジッチ現日本代表監督の声がかかった。

 U-22日本代表の結成から1年半が経ち、所属する鹿島アントラーズでも経験を積み、代表チームの中心としての自覚も増している。

「自分が引っ張っていくぐらいの気持ちでやろうと思っています。鹿島の代表として来ているし、日本を代表する覚悟を持って。自分がこのチームをしっかり盛り上げていきたいと思います」

 7月1日のコスタリカ戦、そして半年後のリオ五輪アジア最終予選。相手FWが強烈であればあるほど、植田の輝きは増す。


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