日刊鹿島アントラーズニュース

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2022年1月5日水曜日

◆ベルギー移籍のDF町田浩樹にインタビュー 目標は欧州CL出場「鹿島を背負って活躍、恩返ししたい」(報知)






 鹿島は4日、東京五輪代表のDF町田浩樹がベルギー1部サンジロワーズに期限付き移籍することでクラブ間合意したと発表した。自身初の海外移籍を果たした町田は、年明けに渡欧。このほどスポーツ報知のインタビューに応じ、移籍を決断した決め手、小学4年から15年間過ごした鹿島への思い、欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場など目標を語った。(聞き手・星野 浩司)

 ―24歳で自身初の海外移籍。心境は?

 「小さい頃からの夢でした。東京五輪は(出場1試合・5分間のみと)悔しさを味わった。五輪をキッカケに海外に行かなきゃダメだという気持ちがより強くなった。今回、移籍が決まってホッとしてます」

 ―欧州の複数クラブから獲得オファーがあった中で、移籍先をサンジロワーズに決めた。

 「いい内容のサッカーをするチーム。何よりベルギー1部リーグで首位の強豪なので、移籍の選択肢はいくつかあったけど、強いチームでやるべきだと思いました。シーズン途中に加入して試合に出られるのかという考えもあると思うけど、僕自身、鹿島という強いチームでやることで得た経験もある。できるだけ強いチームでやろうと決めました」

 ―布陣は3バックが中心。映像などを見た印象は?

 「後方からしっかりビルドアップできるし、ボールを持てるチームなので、やってて楽しいと思います。僕自身、今まで4バックしかやってこなかったけど、3バックをやりたい気持ちもあったので楽しみです」

 ―サンジロワーズの首脳陣とのやり取りは?

 「(フェリス・マッズ)監督は選手の素質を見抜く力がある方で、僕を3バックの中央か左で起用するか決めてないと言われた。プレーを見てもらって決まってくると思う。僕自身、中央でも左でも自分の新しい挑戦という意味ではおもしろいですね」

 ―海外で生かしたい自身のプレーは?

 「デュエル(1対1)で戦えるところ、空中戦の強さをすごく評価してくれている。日本よりオープンな展開になる中で1対1の場面は増える。そこでの守備力を期待してくれてると思う。『左利きの選手を探していた』『190センチの高さも通用する』と、向こうのスタッフからも言われました。自分の特長をチームに還元したい」

 ―同じ97年生まれのMF三笘薫がチームメートになる。心強い存在では?

 「最初、日本人がいないチームにいこうかとも迷いました。でも、あくまで決め手は強いチームだったこと。僕は国内外問わず初めての移籍なので、助けてくれる日本人がいるのはすごい心強いです。トレーニング環境や試合のこと、同じポジションの選手、住む場所とか、薫にいろいろと聞きました。本拠地は(都心の)ブリュッセルだけど、練習場は中心部から遠いみたいです。ベルギーはいい街と聞いてます」

 ―三笘とのホットラインを期待する声もある。

 「センターバックとウィングバック、左サイドでの連係はありえますね。僕は守備の選手。もし組むとなったら攻撃はあいつに任せて、攻撃に専念させてあげたい。早く一緒にやりたいです」

 ―内田篤人氏ら海外経験のある鹿島の先輩選手からアドバイスは?

 「今回、移籍先を悩んでる時に篤人さんに相談しました。『欧州CLに出られる可能性があるチームなのは大きい』と話していて、それはCLに出てる篤人さんにしか分からないことだと思う。年末に会った時には『俺がやったことがどれだけ大変だったか、行けば分かるよ』と笑いながら言われた。あと、『ピッチ内で結果を残せば信頼してもらえる』と言われたので、どんどん挑戦したいです」

 ―小学4年で育成組織入りしてから15年間、鹿島一筋でプレーした。

 「ジュニアの頃からずっと鹿島ですから、感謝しかないですね。(12月26日の)OBスペシャルマッチで多くの先輩選手と会い、遠藤(康)や(永木)亮太くんが移籍でクラブを離れる時にも話したけど、鹿島はファミリーの気持ちが強いチーム。寂しさはあるけど、みんな『頑張ってこい』と送り出してくれた。僕のサッカーは全部、鹿島で作られた。鹿島の恥にならないように、鹿島を背負って活躍して恩返ししたい。その気持ちが強いです」

 ―ベルギーのシーズン途中に加入。目標は?

 「できるだけ早くチームになじんで、試合に絡んでいきたい。調子がいいチームなのですぐにスタメンが取れるかは難しいけど、そこに挑戦しなきゃいけない。日本とは違って助っ人として挑むので、そこで違いを作らなきゃいけない」

 ―サンジロワーズは現在リーグ戦首位。優勝すれば欧州CLへの出場権が手に入る。

 「その可能性があるからこのクラブを選びました。今はまだ夢の舞台だけど、CLは目標にしていきたいです」

 ―海外移籍の不安は?

 「あまりないです。何とかなるだろう精神で、頑張ります」

 ◆町田 浩樹(まちだ・こうき)1997年8月25日、茨城・つくば市出身。24歳。小学4年で鹿島の育成組織入り。ジュニアユース、ユースを経て、2016年にトップチーム昇格。19年から出場機会が増え、昨季は34試合に出場、5得点。J1通算87試合8得点。年代別代表に常時招集され、昨夏の東京五輪では1試合に出場。利き足は左。190センチ、80キロ。




◆ベルギー移籍のDF町田浩樹にインタビュー 目標は欧州CL出場「鹿島を背負って活躍、恩返ししたい」(報知)





◆鹿島へ加入することが決まった鈴木優磨 欧州ではなく日本への復帰は正解か(the WORLD)






今季は2得点の鈴木


鹿島アントラーズはシント・トロイデンの鈴木優磨を獲得したことを発表した。昨シーズンはジュピラー・プロ・リーグで得点を量産した男が鹿島の新たなエースとして名乗りを上げることとなった。

2015年に鹿島アントラーズユースから昇格した鈴木は、翌年に31試合8ゴールを記録してブレイクを果たすと、2018年には32試合11得点とキャリアハイを更新する。AFCチャンピオンズリーグでも2ゴールを挙げて優勝に貢献した。翌シーズンからシント・トロイデンでベルギー挑戦を勝ち取ると、昨季は34試合17ゴールを決めており、欧州で注目を集める存在となった。

昨夏はクラブも移籍を認める状況だったものの、いくつか候補はありながら移籍先は最後まで決まらず。今冬でも欧州4大リーグへの挑戦が実現されるかと思われたが、鈴木が選んだのは鹿島だった。

昨季のパフォーマンスのまま移籍することができれば、さらに得点量産が見込めたかもしれない。しかし今季はここまで11試合2ゴールと厳しい状況が続いている。このまま欧州へ挑むことができても、コンディションが上がらない状態では活躍できるかは未知数だ。日本でもう一度得点能力を開花させることができれば、コンディション面を含めより良い状態へと持っていくことができるだろう。

とはいってもJ1も簡単にゴールできる舞台ではない。J1で活躍することができれば、欧州への近道になることもあるだろう。25歳となったストライカーが鹿島での新エースとして得点量産する姿に期待したい。




◆鹿島へ加入することが決まった鈴木優磨 欧州ではなく日本への復帰は正解か(the WORLD)





◆パリ五輪へ意欲語る サッカーU-21日本代表 大岩剛監督(NEWSつくば)






関彰商事仕事始めの会で つくば


関彰商事およびセキショウグループ(本社・筑西市、つくば市)の「仕事始めの会」が4日、つくば市内のホテルで開かれ、同グループのスポーツアドバイザーで、サッカー男子U-21日本代表の新監督に就任した大岩剛さんが、2024年パリ五輪出場に向けての抱負などを語った。

大岩監督は「大変な重責ではありますが、皆様の応援を背に力強く前進していく所存です。皆様の熱い応援よろしくお願いします」とあいさつ。チーム作りの方針としてはJ1鹿島時代と同じ「タフで強い結束力と、一体感のあるチーム」を掲げ、「本大会まで2年半と短期間。過密日程でレベルの高い戦いが待っている。その中でさまざまなプレッシャーに打ち勝てる、個人としてのタフさも求めていきたい」と語った。

大岩監督は静岡市出身、筑波大卒業後16年間プロ選手としてJ1の3クラブで活躍し、日本代表も経験した。鹿島には2003年から8年間在籍しリーグ3連覇などに貢献、その後コーチを経て、17年5月から20年1月まで監督を務め、18年のアジアチャンピオンズリーグで優勝した。退任後は日本サッカー協会S級インストラクターに就任、またセキショウグループスポーツアドバイザーとして同社のスポーツ支援活動や運動部活動などのサポートをしている。

仕事始めの会は、つくば市小野崎のホテルグランド東雲を主会場に、県内外の9拠点をオンラインで結んで開催され、関正樹社長による年頭訓示のほか、筑西市名誉市民に推挙された関正夫会長によるあいさつやだるまの目入れなどが行われた。

年頭訓示で関正樹社長は「エネルギーによるソリューションからトランスフォーメーションへ」を今年の合言葉に掲げ、「自立と交流によりお客様と協調し、共に変わっていけるような関係づくり」を謳った。関正夫会長は、初代関彰社長と共に2代続けての名誉市民受領について「皆様のおかげと強く感じている」と感謝の念を述べた。(池田充雄)




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