日刊鹿島アントラーズニュース
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2017年5月11日木曜日
◆【鹿島】首位突破で決勝Tへ「アウェーでの戦い方を安定させないと」石井監督一問一答(報知)
◆AFCアジアチャンピオンズリーグ1次リーグ最終節▽E組 鹿島2―1ムアントン(10日・カシマスタジアム)
グループ首位突破を決めた鹿島の石井正忠監督(50)が試合後、監督会見に出席した。一問一答は以下の通り。
―総括
「このグループリーグを首位で通過すること、そしてホームゲームで勝つことを目標にやってきた。それが達成できて良かった。前半は得点したあとに緩くなってしまって、同点に追いつかれて苦しい展開になった。後半はしっかり走って戦って逆転することができて非常に良かった。細かいところの修正はJリーグもそうですけど、ラウンド16やその先を進んでいく上で改善していかなくてはいけない」
―交代が1人のみだった
「ゲーム展開の中で、1人だけの交代ということになりました」
―ハーフタイムの指示
「前半は相手の背後に出る動きがほとんどなかった。得点場面で優磨(鈴木)が飛び出しただけ。それ以降はなかった。そこを修正しようと。もう一つは戦う姿勢を見せよう、勝ってグループリーグを首位で突破するためにプレーの姿勢を見せようと話した」
―リーグと並行しながらの戦い方について
「シーズン当初は2チーム分の戦力をという話をしていたが、今大きく2チーム分できているとは言えない。ある程度メンバーを固定しつつ、何人かの選手だけを入れ替える必要があるのではないかと思います」
―決勝トーナメントに向けて
「やはりアウェーでの戦い方を安定させないといけない。守備的になるのか、もう少しプレッシャーの掛け方を変えるのか。相手の力を見ながらですが。移動時間、環境で選手のプレーが左右されることもある。アウェーで2試合負けた。蔚山戦では前日のトレーニングのアプローチをかえて、それがいい結果につながったかもしれない。そこらへんは探りながらやっている。アウェーで成績を残せないとうまく勝ち進んでいけないのではないかと感じている」
http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20170510-OHT1T50230.html
◆鹿島、鈴木2発で首位通過!決勝T1回戦で広州恒大と激突/ACL(サンスポ)
アジア・チャンピオンズリーグ1次リーグE組最終戦(10日、鹿島2-1ムアントン、カシマ)鹿島が接戦を制した。通算成績を4勝2敗の勝ち点12とし、同組1位で決勝トーナメント(16強)に進出した。決勝トーナメント1回戦でG組2位の広州恒大(中国)と激突する。23日に第1戦、30日に第2戦を戦う。
鹿島は前半18分に先制した。ハーフウェーライン付近右から遠藤が右サイドへスルーパス。ペナルティーエリア手前右に抜け出した鈴木は、飛び出したGKの動きを見定めながら、エリア右にドリブルで持ち込み右足シュート。ボールはGKの股を抜き、ゴール左に転がり込んだ。
しかし前半終了間際の45分、ペナルティーエリア手前中央でボールを受けたティーラシルが土居を巧みなトラップで交わし、そのまま右足シュート。ゴール左上に豪快に決め、ムアントンが同点に追い付く。
後半に入り一進一退の攻防が続いたが、15分に鹿島が勝ち越す。右サイドの遠藤のクロスにゴール前中央にいた鈴木が頭で合わせ、ゴール中央に決めた。
その後はオープンな展開となり、お互いにチャンスを作ったが決めきれず、そのまま試合終了となった。
鹿島・石井監督
「苦しい展開だったが、後半はしっかり走って戦い、勝ち越すことができた。細かい修正点はあるが、1位で突破できたのは喜ばしいこと」
鹿島・遠藤(決勝トーナメント1回戦に向け)
「アウェーとホームで戦い方は違う。そこを意思統一できれば負ける相手じゃない」
ムアントン・スリパン監督
「既に決勝トーナメント進出は決まっていたが、選手たちは100パーセントの力で戦ってくれた。規律の取れたプレーを見せられた」
http://www.sanspo.com/soccer/news/20170510/jle17051021200016-n1.html
◆鹿島のクリロナ鈴木2発「責任感感じ」PK失敗払拭(ニッカン)
<ACL:鹿島2-1ムアントン>◇1次リーグE組◇10日◇カシマ
鹿島アントラーズが1次リーグ最終戦でタイのムアントンを破り、4勝2敗で1位通過を決めた。FW鈴木優磨(21)は前半19分に先制ゴール。得意のクリロナポーズで喜びを表した。同点に追いつかれた後半15分にこの日2点目を決め、勝利をもぎ取った。
鈴木は「ホームで負けるわけにいかなかったので、勝ちたかったです。アウェーでは自分がPKを外して負けていたんで、その責任感を感じてました。最近自分としては点が取れていなかったので、何とか取りたいと思っていた」と話した。ムアントンとはアウェーで2月に対戦し、1-2で敗れていた。
鹿島は決勝トーナメント1回戦で広州恒大と対戦する。
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1821296.html
◆鈴木優磨2発の鹿島が首位突破!!日本勢対決回避で決勝T1回戦の相手は広州恒大(ゲキサカ)
[5.10 ACLグループリーグ第6節 鹿島2-1ムアントン カシマ]
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は10日、グループリーグ第6節を行い、E組ではともに決勝トーナメント進出を決めている2位鹿島アントラーズがホームで首位のムアントン・ユナイテッド(タイ)と対戦し、FW鈴木優磨の2ゴールにより2-1で競り勝った。4勝2敗の勝ち点12に伸ばした鹿島は同11のムアントンを抜いてE組首位が決定。今月23日、30日に行われる決勝トーナメント1回戦でG組2位の広州恒大(中国)と対戦することが決まった。
勝てば逆転で首位突破が決まるが、引き分け以下なら2位通過となり、決勝トーナメント1回戦で川崎Fと激突することになる鹿島。4日のJ1浦和戦(1-0)からは先発3人を入れ替え、MF永木亮太が公式戦2試合ぶり、鈴木が公式戦6試合ぶり、DF三竿雄斗は公式戦13試合ぶりの先発となった。
試合開始早々の前半4分、右サイドでボールを持ったMF遠藤康が中央に入れると、鈴木がスルーしてMF土居聖真が右足でシュート。決定的な形だったが、惜しくもゴール右へ外れた。同10分にはカウンターからピンチを招き、FWモンコル・トサクライに強烈なシュートを打たれたが、GKクォン・スンテが鋭い反応で弾き出した。
すると前半18分、鹿島は右サイドの遠藤がスルーパス。オフサイドラインぎりぎりから飛び出した鈴木が前に出てきたGKをドリブルで抜き切る前に右足を振り抜き、GKの股間を通して無人のゴールに流し込んだ。
3月18日のJ1清水戦(3-2)以来となる鈴木の公式戦ゴールで先制した鹿島はその後もチャンスをつくる。しかし、前半31分、三竿雄の左クロスに合わせたFWペドロ・ジュニオールのヘディングシュートはGKがキャッチ。同39分には遠藤の右CKにDF西大伍が頭で合わせたが、GKの好セーブに阻まれた。
そのまま1-0で折り返すかと思われた前半45分、ムアントンは中央でボールを受けたFWティーラシル・ダンダが華麗なボールタッチで土居の股間を通し、PA手前から右足を一閃。豪快なミドルシュートをゴール左上に突き刺し、1-1の同点で前半の45分間を終えた。
首位通過のためには勝たなければいけない鹿島。後半15分、右サイドから遠藤が利き足とは反対の右足でピンポイントクロスを送ると、鈴木のヘディングシュートが決まって2-1と勝ち越しに成功した。
直後の後半17分には決定的なピンチ。DFラインの背後を突かれ、DFティーラトン・ブンマタンに強烈なシュートを打たれたが、GKクォン・スンテが弾いたボールは左ポストに当たって跳ね返る。こぼれ球をFWモンコル・トサクライに頭でもう一度折り返されたが、DF昌子源の体に当たってゴール方向にこぼれたボールをクォン・スンテが必死にかき出し、最後は右ポストを叩いて難を逃れた。
このプレーで左足首を痛めた昌子はいったんピッチを離れたが、すぐにプレーを再開。後半22分、三竿雄の左クロスに鈴木が頭で合わせたが、クロスバーを越え、ハットトリック達成とはならなかった。試合終了間際の後半45分には途中出場のMF三竿健斗が左足で強烈なミドルシュートを放つが、GKがファインセーブ。試合を決定づける3点目を奪うことはできなかったが、そのまま2-1で逃げ切り、E組首位での決勝トーナメント進出を決めた。なお、E組2位となったムアントンは決勝トーナメント1回戦で川崎Fと対戦する。
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?215918-215918-fl
◆鹿島がACLグループ首位通過! 鈴木優磨の2ゴールでムアントン下す(サッカーキング)
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2017グループステージ(GS)第6節が10日に行われ、鹿島アントラーズとムアントン・ユナイテッド(タイ)が対戦した。
すでにGS突破を決めている両チーム。勝てばグループE首位通過となる鹿島はDF昌子源やMFレオ・シルバ、FW鈴木優磨らが先発した。
最初にチャンスを作ったのは鹿島。4分、土居聖真がシュートを放ったが、ボールは惜しくも枠を外れた。続く14分、西大伍が倒されて獲得したFKを永木亮太が蹴ったものの、ここは味方選手につながらず。ホームの鹿島が序盤からペースを握る。
すると18分、遠藤康のスルーパスから鈴木優磨が裏に抜け出し、飛び出してきた相手GKの股を抜くシュートを放つ。これがゴール左隅に決まり、鹿島が先制に成功した。対するムアントン・ユナイテッドは、鹿島の堅い守備を前になかなかチャンスを作ることができない。
31分には三竿雄斗のクロスにペドロ・ジュニオールが頭で合わせるが、ボールは相手GKの正面へ。鹿島が試合を優位に進めていたが、前半終了直前に試合が動く。45分、ムアントン・ユナイテッドのディーラシル・ダンダがミドルシュートを叩きこみ、試合を振り出しに戻した。
後半立ち上がり、鹿島は土居が長い距離をドリブルで運びシュートを打つが、ボールは枠を外れてしまう。その後、一進一退の攻防が続く両チームだが、先制点を挙げた鈴木が再び試合を動かす。60分、遠藤が上げたクロスに鈴木がヘディングで合わせてゴール。鹿島がムアントン・ユナイテッドを突き放した。
一方のムアントン・ユナイテッドは73分、エリア後方のFKからゴールを狙うが、得点には至らず。その後も鹿島ゴールに迫る同クラブだが、同点ゴールを奪うことができない。
試合はこのまま終了。鹿島がムアントン・ユナイテッドを2-1で下し、グループE首位通過を決めた。鹿島は決勝トーナメント1回戦で広州恒大(中国)と激突する。
【スコア】
鹿島アントラーズ 2-1 ムアントン・ユナイテッド
【得点者】
18分 1-0 鈴木優磨(鹿島)
45分 1-1 ティーラシル・ダンダ(ムアントン・ユナイテッド)
60分 2-1 鈴木優磨(鹿島)
https://www.soccer-king.jp/news/japan/acl/20170510/585813.html?cx_cat=page1
◆AFCチャンピオンズリーグ2017 グループステージ 第6節(オフィシャル)
ACLグループステージ 第6節
優磨の2ゴールでムアントンを撃破!鹿島、グループEの首位でラウンド16へ!
鹿島がカシマスタジアムでゴールラッシュを見せた。AFCチャンピオンズリーグのグループステージ最終節、タイのムアントン・ユナイテッドを迎え撃つと、19分に鈴木が先制ゴールを記録。前半終了間際に同点に追い付かれてものの、60分に再び鈴木がゴールネットを揺らした。2-1。苦しみながらもしっかりと勝ち切り、鹿島が公式戦4連勝を飾った。グループステージは4勝2敗、勝ち点12。グループEの首位通過を決めた。
鹿島は4月26日のグループステージ第5節で蔚山現代FCに4-0と快勝し、1試合を残してラウンド16進出を決めた。韓国から帰国し、休む間もなく迎えた鳥栖戦では2-1と逆転勝利。そして4日のJ1第10節では浦和を1-0で破った。難敵続きのゴールデンウィーク3連戦で3連勝を果たし、リーグ戦では首位に浮上した。
満員の埼玉スタジアムを沈黙させた、会心の勝利。選手たちを称えた石井監督は試合直後の会見で「次戦まで少し間が空く。しっかりとリフレッシュをして、グループを首位で突破できるように準備をしていきたい」と、早くも次なる戦いを見据えていた。ホームで迎えるACLグループステージ最終節は、同じく突破を決めたムアントンとの一戦だ。2月28日の第2節、アウェイで敗れた悔しさは選手たちの胸に強く刻まれている。グループEを首位で通過するために、聖地で必ず勝利を収める――。指揮官は強い思いを言葉に託し、連勝街道を突き進む決意を示した。
試合翌日につかの間のオフを挟み、6日にトレーニングを再開した選手たち。ゴールデンウィークということもあってクラブハウスへ駆け付けた数多くのサポーターの前で、次なる戦いへの準備を進めていく。試合前日の公式会見では、石井監督と永木が勝利への抱負を語った。3日間のトレーニングで、集中力を高めていった。
そして迎えた、5月10日。鹿嶋は曇り空に覆われ、冷たい雨も降っていた。それでも勝利を渇望する背番号12は、情熱をピッチへと降り注ぎ続ける。ウォーミングアップへと現れた選手たちを出迎えたのは、レオ シルバや小笠原への大きなコールだった。グループ首位通過へ、チーム一丸で臨む90分だ。
石井監督は浦和戦から先発メンバーを3名入れ替えた。左サイドバックに2月末以来の先発となる三竿雄斗を指名し、ボランチの一角には永木が復帰。そして前線の一角には鈴木が入った。その他、GKはクォン スンテ、最終ラインは右から西、植田、昌子、雄斗が並ぶ。ボランチは永木とともにレオが務め、2列目は遠藤と土居の組み合わせ。前線では鈴木とともにペドロ ジュニオールがゴールを狙う。そしてベンチには、GKの曽ケ端、伊東、レアンドロ、三竿健斗、小笠原、金森、今季の公式戦初のメンバー入りとなった田中が並んだ。
19時、キックオフのホイッスルが鳴り響いた。鹿島は立ち上がりからボールポゼッション率を高め、敵陣へと押し込んでいく。最初のチャンスは4分、右サイドで前を向いた西が斜めのパスを入れると、グラウンダーのボールをレオがスルー。背後で待っていた遠藤がラストパスを通す。すると鈴木もボールをまたぎ、後方の土居へ。5人が鮮やかな連係を見せ、背番号8が右足でゴールを狙った。枠を捉えることはできなかったが、流れるような攻撃で上々の滑り出しを見せた。
以降も敵陣でのプレー時間を増やしていく鹿島だが、機を見たカウンターを狙うムアントンにゴールを脅かされる場面もあった。10分、ペナルティーエリア内まで入られてしまったが、強烈なシュートをスンテが阻止。背番号1がビッグセーブを見せ、チームを救った。
鹿島はなかなか決定機を作れずにいたが、17分にはレオが強烈なミドルシュートでムアントンを脅かす。得点の予感を漂わせると、2分後にこの日最初の歓喜が待っていた。敵陣に少し入った右サイドでボールを持った遠藤が、得意の左足で狙い済ましたスルーパス。アウトサイドを使って繰り出されたグラウンダーのボールが最終ラインの背後へ出ると、走り込んでいた鈴木が完全にフリーの状態で抜け出した。得点から遠ざかる日々に「溜まっていた思いがあった」という背番号9は、コースを消しに飛び出してきた相手GKをあざ笑うかのように、右足シュートを股下に通す。グラウンダーのボールはゴール左隅へ吸い込まれた。1-0。前回の対戦でPKを失敗し、「ムアントンには貸しがある」と話していた若武者の一撃で、鹿島がリードを奪った。
「先制点がポイント」と語っていた指揮官の展望通り、鹿島はしっかりと先手を取ってみせた。23分には鈴木がペナルティーエリア左角から左足を一閃。強烈なシュートはわずかに枠を越えたが、追加点への意欲を示してみせた。31分には雄斗の正確なクロスからペドロがヘディングシュート。枠を捉えたものの、相手GKに阻まれてしまった。
ただ、永木が「自分たちのミスでリズムを失ってしまった」と反省の弁を述べたように、鹿島が安定した試合運びを見せていたわけではなかった。30分以降、ボールロストからショートカウンターを受け、ムアントンに攻め込まれる場面が増え始めた。
そして、ハーフタイムを目前に落とし穴が待っていた。45分、空いてしまったバイタルエリアを突破され、ペナルティーエリア手前から強烈なミドルシュートを打たれる。ムアントンの10番、ティーラシル ダンダにゴールネットを揺らされ、1-1で前半を終えることとなった。
同点に追い付かれて迎えた後半。鹿島は前半同様、開始早々から積極的にゴールを目指していく。46分、左サイドからドリブルで切り込んだ土居が右足ミドルシュート。55分には右サイドからのパスを受けたペドロがトラップの瞬間に相手と入れ替わり、ペナルティーエリア手前から左足で狙う。シュートは相手GKに阻まれてしまった。
ボールポゼッション率を高めながら、決定機を作り出せない時間が続く。閉塞感も漂い始めたが、この日2度目の歓喜をもたらしたのは、またも背番号9だった。右サイドから遠藤が供給したピンポイントの右足クロスに反応し、しっかりと押し込んでゴールネットを揺らす。60分、鈴木優磨。苦しんでいた鹿島が勝ち越しに成功した。
それでも、平坦な道のりは用意されていない。勝ち越し直後の61分、最終ラインの背後を取られて打たれたシュートはスンテが弾いたが、右ポストに当たってゴール前へ。相手の折り返しに対応した昌子が身体に当てたボールは左ポストを直撃し、最後は何とかクリアした。ピンチは脱したものの、一連のプレーで昌子とスンテが痛めて倒れ込む。聖地が緊張に包まれたが、2人はピッチへ戻ってきた。残りは30分。勝利を目指す道のりは続く。
次のチャンスは67分、雄斗のクロスから鈴木が打点の高いヘディングシュート。わずかに枠を越え、背番号9は大声で叫んで悔しさを露わにしていた。以降は決定機を作るに至らず、試合は1点差のまま推移。指揮官は88分に健斗を投入し、リードを守り切るタスクを託した。背番号20はクローザーとしての役割を遂行し、強烈なミドルシュートでゴールを脅かす場面も作ってみせた。
2-1。鈴木の2ゴールで勝ち切った鹿島が、グループEの首位通過を決めた。ノックアウトステージの初戦、ラウンド16は広州恒大との対戦が決定。2年前にグループステージで同居し、激闘を繰り広げた難敵と再び激突する。アウェイでの第1戦は23日、そしてホームでの第2戦は30日だ。
アジア制覇への歩みを進める前に、鹿島はリーグ戦でホームでの連戦を控えている。まずは14日、J1第11節で神戸をカシマスタジアムに迎え撃つ。中3日で迎える一戦へ、チームは準備を進めていく。
【この試合のトピックス】
・今大会のグループステージは4勝2敗で終了。ホームでは全勝だった。
・ムアントンを相手に初勝利を収めた。
・鈴木が今季の公式戦で初の2ゴールを挙げた。
・三竿雄斗が2月28日のACLグループステージ第2節以来の先発出場。そして鹿島加入後初めて公式戦でフル出場を果たし、勝利に貢献した。
監督コメント[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
ムアントン・ユナイテッド:トチタワン シーパーン
[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
グループステージの首位通過、ホームで勝ち続けることを目標にやってきた。達成できて本当によかった。前半、得点した後、緩くなってしまったのか、相手が楽に守れるような攻撃しかできなくなり、同点に追いつかれてしまった。苦しい展開になったが、後半はしっかり戦って勝ち越すことができた。細かいところの修正は必要だが、まずは1位で突破できたことは喜ばしい。悪天候のなか、たくさんのサポーターとともに勝利を分かち合えてよかった。
Q. 交代枠を1人しか使わなかったが、当初の予定通りか、ゲーム展開の影響か?
A. ゲーム展開のなかで判断して、最終的に1人だけの交代になった。
Q.後半動きがよくなったが、ハーフタイムでどのような指示をしたか?
A.前半、相手の背後に出る動きがほとんどなかった。まずそこを修正しようと指示した。後は、戦う姿勢をもっと見せなくてはいけないと話した。勝ってグループステージ首位突破を目指すなかで、口だけではなく、プレーで示そうと話した。
Q.決勝トーナメントを戦う上で、チーム全体の力を上げていくための課題は?
A.この先ACLの戦いはホーム&アウェイの戦いになる。アウェイでの戦いをしっかりやっていかなくてはいけない。メンバーや戦い方、そういうところで工夫が必要。ある程度固定しているメンバーのなかに、選手の特長を生かせるような選手を何人か入れ替えたりということになると考えている。今後は大きくメンバーを入れ替えることは少なくなると思う。
Q.ムアントンとの初戦を踏まえて、攻撃面でどんなプランで戦おうと考えたか? そのなかで鈴木選手にどのような役割を求めたか?
A.ムアントンと戦うにあたって、ボールをシンプルに動かすことが重要だと考えていた。点を取るためには、相手の背後を取らなくてはいけない。シンプルに、味方を信じてやっていこうと話した。それによって攻撃の形ができたと思う。優磨(鈴木選手)とペドロには、相手の前でプレーするだけでなく、背後に流れる動きで起点を作ることを求めた。
Q.大きく2チームが作れる戦力があるとシーズン当初は話していたが、選手を入れ替えながらやれる手応えをつかんでいるか?
A.大きく2チームができているとはいえない。選手を強化しながら、何人かの選手を入れ替えながら戦っていく必要があると、現時点では感じている。
Q.グループステージを戦って、改めてアジアを戦い抜くために必要と感じたことは何か?
A.ACLの戦い方は、やりながら体感している。そのなかで、アウェイでの戦い方をある程度安定させることが重要だと考えている。少し守備的に戦うか、もう少しプレッシャーをかけるか、相手にもよるが、アウェイでの戦い方をさらに安定させたい。アウェイで2試合負けて、蔚山の試合は勝つことができたが、少し前日のトレーニングのアプローチを変えたことがいい結果につながったかもしれない。探りながらやっているところ。そこでしっかり成績を残せないと、この先勝ち抜いていけないと感じている。
ムアントン・ユナイテッド:トチタワン シーパーン
アントラーズ、ムアントン、ともに次のステージへの進出が決まっている状態だったが、100%の力を出して戦ってくれた。出場停止の選手もいたが、チーム全員で一生懸命頑張った。1点取れたことはよかった。感謝している。
選手コメント[試合後]
【鈴木 優磨】
勝てて良かった。チャンスがあったので、ハットトリックができなかったことは悔しい。1ヶ月くらい点を取っていなかったので、自分の中で溜まっていた思いもあった。
【永木 亮太】
つまらないミスで試合を難しくしてしまった。もう少し余裕をもって試合を終えたかったけど、最低限の結果を出せてグループステージを首位で通過できたことは良かったと思う。
【レオ シルバ】
今日の目標はホームで勝ってグループステージ首位で突破することだった。それだけにフォーカスして集中して取り組むことができた。(ラウンド16を)今までに突破できなかったかどうかよりも、持っていないタイトルを獲りに行くという気持ちや信念を持つことが大事だと思う。
【遠藤 康】
優磨が決めてくれて良かった。優磨はクロスを上げればゴール前で勝てる選手。(2点目のアシストは)右足で練習していたし、自信もあった。いつも練習でやっていることを試合で出せた。1点を取ってからトーンダウンしたことは課題。もっと流れを読んで試合運びができるようにしたい。すぐにリーグ戦があるので、切り替えたい。
【三竿 雄斗】
細かい修正点はたくさんあるけど、90分間試合に出て勝ったのは久しぶりなので、第一歩にはなったと思う。前回の対戦で負けている相手だし、2度は負けないということを意識していた。移籍してきてから自分のプレーができずにいた時間が長かった中、どんな形であれ、チームの勝利に貢献できたのは大事なことだと思う。
http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/52076
◆森脇“暴言騒動”で処分 鹿島側は「クラブも小笠原も何もない」(スポニチ)
4日の浦和―鹿島戦で起きた“暴言騒動”を巡る問題で、Jリーグは9日、浦和のDF森脇良太(31)に2試合の出場停止の処分を科すことを発表した。14日の新潟戦、20日の清水戦に出場できない。
森脇は処分決定後に取材に応じ「多くの方々に迷惑を掛けたこと、小笠原選手とレオ・シルバ選手に不快な思いをさせてしまったことを心から反省しています」と謝罪。一方で「今回の件で差別的な言動はなかったことを謝罪の気持ちと同じぐらい伝えたい」と主張した。
鹿島の鈴木満常務取締役は「繰り返すと大きな問題につながることを危惧して問題提起したが、浦和や森脇選手に対して制裁や処罰を望んでいるわけではない。Jの決定に対してはクラブも小笠原も(意見は)何もない」とコメントしている。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/05/10/kiji/20170510s00002179117000c.html
◆レオ・シルバ、裁定後の森脇謝罪斬る「意味はない」(ニッカン)
<ACL:鹿島2-1ムアントン>◇1次リーグE組◇10日◇カシマ
侮辱的発言による2試合の出場停止処分を科された浦和レッズDF森脇について、鹿島アントラーズMFレオ・シルバ(31)が試合後、手厳しい意見を口にした。
「誰でも、過ち、ミス、人に害を与えた時は、すぐに謝罪する。ピッチで悪いことが起きたら、試合直後に過ちを認めるのは、人生でも一緒。裁定が下されてから謝っても意味のない謝罪。日本人は誠実で礼儀正しいところが良いところだが、彼は日本を代表する人に当てはまらないと思う」。
発端は4日のリーグ浦和-鹿島戦(埼玉)にある。試合中の小競り合いの中で、森脇がレオ・シルバに対し「くさい」と発言したと試合後、鹿島MF小笠原が主張し、「言葉の暴力。差別ととらえられてもおかしくない」と訴えた。一方、森脇は小笠原のつばが顔にかかったため、口にした発言だったと主張した。事態を重く見たJリーグは7日に森脇と小笠原を聴取し、9日に森脇に侮辱的発言があったとして処分を下した。
これを受けて森脇は会見を開き、発言について「不適切。多くの人に迷惑をかけたことを心から謝罪しないといけない」と謝罪し、「差別的な発言、言動はなかったことを伝えたい。なかったと理解してくれればと思っている」と語った。
小笠原は、Jリーグの聴取では発言が向けられた相手が誰だったか明らかにならなかったことを残念がり、レオ・シルバら鹿島の選手や浦和の他選手、審判への聞き取りがあっても良かったのではという感想を口にした。
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1821361.html
◆【鹿島】レオ・シルバ「裁定が下された後に謝られてもそれは無意味」(報知)
◆AFCアジアチャンピオンズリーグ1次リーグ最終節▽E組 鹿島2―1ムアントン(10日、カシマスタジアム)
鹿島のMFレオ・シルバが10日の試合後、報道陣の取材に応じ、4日の浦和―鹿島(埼玉)で侮辱的発言をした浦和のDF森脇良太に2試合の出場停止処分が下ったことについてコメントした。
レオ・シルバは一連の騒動について「どんな状況だろうと試合に向けた準備をすることが重要だった。こんなことで夜に眠れなくなったりはしない。僕は加害者ではなく被害者なので。ホームで勝って、GL1位で突破することがチームとしての目標。それに向かってやるだけだった」と淡々と語った。
森脇は2試合の出場停止処分が下った後に謝罪会見を行ったことには「誰でも同じだと思うが、人は誤ちをおかしたり、ミスをしたり、人に害を与えることがあれば、その場で謝罪をする。ピッチの中でも悪いと思うことがあったら、試合直後に謝る。人生においても同じですね。裁定が下されたあとに謝られてもそれは無意味。彼とは深く関わりたいとも思わない」とコメントした。
「ただ、僕の日本人に対する感謝の気持ち、礼儀正しさへの敬意は変わらない。日本で感じたことに変わりはない。彼は日本を代表する人にあてはまらない。彼が何をしても僕の人生は変わらない。日本人はお互いに敬意を持って接する。文化の違いを尊重して接し合うことができると日本でずっと感じてきた。試合中に起きたことに今さら何を言っても変わらない」と続けた。
http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20170510-OHT1T50224.html
◆鹿島・レオシルバ、浦和・森脇の暴言問題「彼は彼で生きていけばいい」(デイリー)
JリーグがJ1浦和のDF森脇良太に2試合の出場停止処分を課し、森脇自身が謝罪会見を開いてから一夜明けた10日、当事者である鹿島MF小笠原満男、レオシルバがそれぞれ報道陣に対応した。
小笠原は「謝罪の言葉の中で『今後、こういうことがないように気をつけます』とあった。自分はその言葉を信じたい。処分を求めたわけじゃなく、こういうことがないようにしてほしいと思った。これまでもダヴィやカイオがピッチでの言い争いの後、試合後、ロッカーで落ち込んで、悲しんで涙を流していたこともあった」と話した。
Jリーグ規律委員会が森脇の「くさい」発言が「誰に対しての発言か特定できなかった」という結論を出したことに関しては不満を明らかにした。「審判、浦和の選手、鹿島の選手も聞いている人がいる。事情聴取してほしい。自分と森脇選手に聞いただけで、レオシルバ選手に聞いているわけじゃないし」と話した。
レオシルバは「誰でも過ちやミスはある。人に害を与えたらすぐに謝罪するべき。試合後にピッチで僕に対して謝るべきだった。処分が下されてその後、謝られても無意味だ。彼は僕自身に関わりのない人だし、今後も関わることはない。彼は彼で生きていけばいい」と話した。
https://www.daily.co.jp/soccer/2017/05/10/0010175510.shtml
◆【鹿島】小笠原、浦和・森脇の謝罪に「彼の言葉を信じたい」(報知)
◆AFCアジアチャンピオンズリーグ1次リーグ最終節▽E組 鹿島2―1ムアントン(10日・カシマスタジアム)
鹿島MF小笠原満男が試合後に報道陣の取材に応じ、4日の浦和―鹿島(埼玉)で侮辱的発言をした浦和のDF森脇良太に2試合の出場停止処分が下ったことについてコメントした。
小笠原は「彼の言葉の中に、今後こういうことがないようにという内容があった。それを信じたい」と話した。
処分内容については「処分を求めていたわけではないし、Jの発表にどうこういうつもりはない」と前置きした上で、「(過去に)ダヴィだったりカイオだったりチームメートがピッチ上でいろいろ言われているのは見てきたので。自分と森脇選手から聴取して、誰に向けて言われたものか確定できないということだった。でもあの場には(鹿島の)チームメートも浦和の選手も審判団もいた。レオにも話を聞いていない。もう少し調査できる対象もいたのではないかと思います」と語った。
「レオには試合後もそうですし、何度か話はしました。こういうのがないリーグになることが一番。自分もそうだし、他の選手も気をつけないといけない」と話した。
http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20170510-OHT1T50229.html
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