日刊鹿島アントラーズニュース

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2022年9月17日土曜日

◆家本政明がJリーグで忘れられない名勝負。レフェリーでも「思わず声が出てしまった」劇的展開の試合とは?(Sportiva)






元審判・家本政明が担当した忘れられない試合 名勝負編


Jリーグで最多試合数を担当し、2021シーズンいっぱいで審判を引退した家本政明さんが、ピッチ上の「レフェリー視点」でこれまで見てきた選手、担当した試合を語る好評企画。今回は家本氏が担当したなかで、今でも忘れられない名勝負、思い出の試合を挙げてもらった。


◆ ◆ ◆


これぞ鹿島と強烈に思わされたゲーム運び


2015年10月31日/Jリーグヤマザキナビスコカップ決勝 
鹿島アントラーズ 3-0 ガンバ大阪


 鹿島の試合は数多く担当してきましたが、難しい試合や大変な試合もたくさんあったなかで 、「これぞ鹿島の勝ち方」「鹿島のフットボールとはこういうことなんだよな」と強烈に見せられたのが、2015年のナビスコカップ決勝でした。

 カップ戦の決勝は、レフェリーにとってもリーグ戦などと比べて特別な試合になります。その決勝で、レフェリング的になにか大きなことがあると、それだけでゲームが壊れてしまいます。せっかくの華やかな舞台に醜さが関わってしまうのは、レフェリーとしてはあってはならない。タイトルがかかった一発勝負の場は、やはり独特の緊張感があるものです。

 この年のG大阪は遠藤保仁選手を中心に戦力が充実していて、リーグも2位と非常に強力なチームでした。ただ、この試合で鹿島のシュート数が24本なのに対し、G大阪が5本だったことからもわかるとおり、G大阪が90分間なにもさせてもらえず。それは私のなかでもショッキングでした。

 鹿島らしさはゲームの立ち上がりから強烈です。おそらくG大阪側は「様子を見ながら」という立ち上がりを想定していたと思います。でも鹿島のキャプテン小笠原満男選手が、ファーストコンタクトでガツンと激しくプレッシャーに行くわけです。「これが鹿島だな」と感じた瞬間でした。レフェリーにいい意味でプレッシャーを与えて、レフェリーごと自分たちのペースに引き込んでいく。このしたたかさこそ、鹿島がタイトル戦に強い所以のひとつです。

 立ち上がりにガツッとコンタクトする場面で、ファールを取るのか。そして、ファールを取って注意で留めるのか、カードを出すのか。あるいは許容して認めるのか。大きく分けて4つのレフェリングがありますが、どこに線を引くかで、その後の選手たちへのメッセージになります。

 警告や注意をする際にも、処置の仕方として強く言うのか、諭すように言うのか。また、コンタクトした選手が誰かによっても意味合いが違います。関わった選手がチームでの影響力が強いほど、やられたほうのダメージが大きくなり、サポーターも含めてゲームの気持ちの上がり方が違ったものになります。ここでレフェリーのマネジメントでボタンの掛け違いがあると、ゲームは崩壊してしまうんです。

 その難しいゲームの入りで、私がそこまで神経質にファールを取らないレフェリーだとは、選手たちもお互いに知っています。そのなかで鹿島のほうがより私の判定基準を理解し、鹿島らしさを発揮して主導権を握りました。

 その後は、試合終了まで鹿島が一方的にゲームをコントロールし、スコアとしても3-0の完勝。鹿島が鹿島らしく勝ちきった試合として、私の記憶に強く残っている試合です。




(その他の試合はこちら↓)
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◆元ブラジル代表が見た鹿島“ナンバー10”荒木遼太郎 「将来有望」と絶賛も、海外移籍を推さない訳とは?(FOOTBALLZONE)






【特別分析#3】元ブラジル代表DFジョルジーニョが荒木の実力を評価


 ブラジル代表やドイツのバイエルン・ミュンヘン、レバークーゼンなど、世界のトップレベルでプレーし、さらに、鹿島アントラーズで日本サッカーを知り尽くしたジョルジーニョ氏。現在は監督としてブラジルのビッグクラブから中堅までを指揮し、ブラジル代表アシスタントコーチを務めたこともある。

 日本では鹿島で2度のJリーグ優勝も果たし、日本サッカー界で実力の高さを示した名手が、日本期待の若きミッドフィールダー、鹿島のMF荒木遼太郎のプレー映像を見て、特徴と期待感を語ってくれた。

   ◇   ◇   ◇

 荒木は2020年に鹿島に入団。昨年は10代選手としては史上2人目となる2桁得点を達成し、クラブ4人目のベストヤングプレーヤー賞を受賞。今季は20歳にして、鹿島の背番号10としてプレーしている。そんな若きホープの印象について、ジョルジーニョ氏はこう語る。

「彼はすごく良い攻撃的MFだね。ラストパスを出せて、かつ、ゴールを決めるためにペナルティーエリアにも入っていける。フィルターの役割も果たせる。ドリブルやフェイントもいい。そういう選手がチームにいるのは、非常に大事なことだ。というのも、典型的な攻撃的MFは多くの場合、ラストパスは出すけど、ペナルティーエリアでのプレーもできるとは限らない。それに、彼は非常によく動ける選手だし、インテリジェンスがある。試合での視野も広く、何が起こっているのかをちゃんと分かっている。鹿島におめでとうを言いたいほどだ」

 昨シーズン終了後、スコットランドのセルティックが獲得を目指しているとも報道されていたが、鹿島に留まった。ただ、いつまた海外からオファーが来てもおかしくないと噂されている。

「ブラジルやアルゼンチンでも、選手たちが非常に早い段階で外国に行くようになっている。日本でも、才能ある選手たちにそういう機会が訪れるのは、自然な流れなんだろう。ただ、僕が思うに、荒木にとっては今、日本サッカーの中で成長することが、非常に重要なことになると思う。日本にいても、多くの良い外国人選手や監督たちもいるなかで、さまざまなことが得られる。チームによって違った試合のシステムがあり、違った守備の仕方に対し、彼が崩すべきラインにもさまざまな形があるから、その経験は大事なものになるからね。

 というのも、どの国に行くにしても、日本のサッカーとは非常に違うから、適応期間が必要になるんだ。例えば23歳で海外に行くならば、彼はプレーの面でも、意識の面でも、もっと成熟した状態で行くはずだから、それが必ずや、適応の手助けになるだろう。さらに、サッカーのスタイルの上でも、やはり意識の面でも、日本人選手としてのアイデンティティーを確立するのは大事なことだよ。今後、日本代表で活躍すべき逸材だということを考えても、鹿島でプレーするのは、彼にとって重要な期間になると思う。将来有望だし、成功を祈っているよ」

 今季途中、腰椎椎間板ヘルニアを発症するアクシデントにより戦線離脱を余儀なくされたものの、9月3日のJ1リーグ第28節浦和レッズ戦で実戦復帰を果たした。ジョルジーニョ氏はそんな荒木に対し、まずは心身両面でより成熟することを望むとともに、近い将来の成功を願っていた。

[プロフィール]
ジョルジーニョ/1964年8月17日生まれ、ブラジル出身。アメリカRJ―フラメンゴ―レバークーゼン(ドイツ)―バイエルン(ドイツ)―鹿島―サンパウロ―ヴァスコ・ダ・ガマ―フルミネンセ。右サイドバック、ボランチとこなし、攻守でチームを支えたユーティリティーで、ブラジル代表としてワールドカップ優勝も経験。鹿島在籍4年間でJ1リーグ通算103試合17得点。リーグ優勝を果たした1996年にはMVPとベストイレブンに輝いた。2022年9月に母国ブラジル2部ヴァスコ・ダ・ガマの監督に就任。

(藤原清美 / Kiyomi Fujiwara)





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◆鹿島が鳥栖とドロー 5戦未勝利に…FWカイキ「我々の攻撃を阻止した部分があった」(報知)






◆明治安田生命J1リーグ▽第30節 鳥栖1―1鹿島(16日・駅前不動産スタジアム)

 なかなか結果に結びつかない。鹿島は鳥栖に1―1で引き分け、リーグ戦5試合連続未勝利となった。徐々に流れをつかまれた前半34分に先制点を献上。後半14分にFWアルトゥールカイキが、DF広瀬陸斗のクロスを頭で決めて追いついた。互いに持ち味を出し、強度の高い好試合はドローで決着した。鹿島はレネ・バイラー前監督からバトンを受けた岩政大樹監督就任後、内容は良化、強化されているが、もどかしい試合が続く。

 カイキは「非常に残念。内容的に数多くのチャンスがありながら、決めきれず勝ち点1になってしまった。(今後)勝ち点を取れたことを評価すべきことになることを願っています。相手をたたえるべきだとも思う。守備能力があるチームで、彼らが我々の攻撃を阻止した部分があったと思う。お互いに攻撃は発揮できた試合だった」と振り返った。また、岩政監督も「相手にも自分たちにもチャンスがあって、勝ち切りたかった試合ですが、相手もそう思っているかもしれない。うまくいっている時間帯からうまくいかない時間帯になった時に、戻ってくるまでに時間がかかってしまう。ある程度の手応え、もう少し詰めなきゃいけない両方ある。良い試合だった」と話した。





◆鹿島が鳥栖とドロー 5戦未勝利に…FWカイキ「我々の攻撃を阻止した部分があった」(報知)


◆鹿島が5戦勝ちなしの泥沼突入 岩政監督「中断の2週間でプラン練りたい」(スポニチ)






明治安田生命J1第30節   鹿島1―1鳥栖 ( 2022年9月16日    駅スタ )


 鹿島が鳥栖と引き分け、リーグ戦は5戦連続勝ちなしという泥沼に突入した。岩政大樹監督は「新しいことやっているので課題は出ているのは織り込み済み」と強がった。

 前半34分に先制を許したが、後半開始で2枚替えすると、交代策が実って同14分にFWカイキがヘッドで同点弾。終了間際には判定を巡って激高。ピッチに入ってイエローカードも提示されるなど、場外でも白熱した展開は両者痛み分けで終わった。勝ちきれない現状について、指揮官は中断期間で変化を加えることを明言。「中断期間のテーマはいろいろある。現状を見た上で、次は結果を出さなきゃいけない10月。もう2週間プランを練りたい」と話していた。



◆【鹿島】鈴木優磨、岩政大樹監督らの猛抗議実らずドロー「10月に勝ちきれるようにいい準備を」(ニッカン)






<明治安田生命J1:鳥栖1-1鹿島>◇第30節◇16日◇駅スタ

鹿島アントラーズはサガン鳥栖と1-1の引き分けに終わった。

終盤はどちらに追加点が生まれてもおかしくない展開の中、後半ロスタイムに鹿島MF樋口雄太のシュートが、相手に当たってゴールラインを割ったように見えた。だが、主審の判定はゴールキック。既に途中交代していた鹿島FW鈴木優磨、アルトゥール・カイキが、ピッチの外から猛抗議し、岩政大樹監督(40)もサイドラインを越えて抗議に向かった。主審からテクニカルエリアに戻るように促され、イエローカードをもらってしまった。

試合は引き分けに終わり、試合後、岩政監督は「今、取り組み始めているところで、うまくいっている時間帯からうまくいかない時間帯になったとき、(再びいい時間に)戻るまで少し時間がかかった。そこがもったいなかった」と振り返った。

「ある程度の手応えと、まだまだ詰めないといけないところの両方あったがいい試合だった。アウェーで勝ちきるところまで持って行けなかったのは僕の責任。10月に勝ちきれるようにいい準備をしたい」と話した。





◆【鹿島】鈴木優磨、岩政大樹監督らの猛抗議実らずドロー「10月に勝ちきれるようにいい準備を」(ニッカン)





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