日刊鹿島アントラーズニュース

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2022年9月23日金曜日

◆柴崎 今遠征のポイントの一つは“自信” 本番は「メンタル重要」(スポニチ)






親善試合   日本―米国 ( 2022年9月23日    デュッセルドルフ )


 8強に手が届きかけた前回大会にも出場した司令塔・柴崎が、2カ月後に迫った本番への心得を説いた。

 今遠征のポイントの一つに“自信”を挙げ、「本大会で自分たちは戦えるんだという気持ちのメンタルの部分が重要」と力説。さらに今遠征はW杯メンバー選考の最後のサバイバルという面もあるが「チーム内での共通認識や連係も合わせて向上させていかないといけない」と言葉に力を込めた。





◆柴崎 今遠征のポイントの一つは“自信” 本番は「メンタル重要」(スポニチ)





◆「代表に選ばれないのは悔しい」「優磨くんのそこは見習わないと」選手権得点王・パリ世代の染野唯月がヴェルディで誓う“挫折のち逆襲”(Number)






 東京ヴェルディのクラブハウスのロビーにはスポンサーのロゴ入りパネルが立てられ、大小のカメラがスタンバイしていた。

 しかし、それはインドネシアメディアによる同国代表のアルハンへの取材セットで、染野唯月のインタビュースペースは、ロビー隅のソファーだった。

 そのことを同い歳の石浦大雅にからかわれ、言い返す様子から、すっかりチームに馴染んでいることが伝わってきた。


試合に出ることがサッカー選手として大事なこと


「年齢の近い選手が多くてコミュニケーションが取りやすいので、だいぶ慣れましたね」

 尚志高校から鹿島アントラーズに加入して3年目を迎えた世代屈指のストライカー、染野は今夏、J2の東京Vへの期限付き移籍を決断した。

 加入後2試合は途中出場だったが、初先発となった8月6日のV・ファーレン長崎戦でヘディングで初ゴールを上げると、以降はスタメンに名を連ねている。





「試合に出ることがサッカー選手として大事なことだと改めて感じています。ただ、スタートから使ってもらっているので、責任も感じています。特に今はチームが勝ててないので、結果を出さなきゃいけないっていう思いが強い。攻撃陣が点を取れれば試合に絶対勝てるから、点を取ってチームを勝たせなきゃいけないって、すごく思います」

 最前線で常時起用されているからこそ、結果に対する責任を痛感しているようだった。だが、その責任の重さも、悔しさも、試合に出ているからこそ味わえるものだ。

「90分使ってもらっていることで、試合の強度を感じられるし、場面、場面でどういうプレーをすればいいのか考えながらプレーしています。基本的には自由にやらせてもらっていますけど、前から奪いに行く、奪われたら取り返すというチームの決まり事はかなり意識してます。そういうところは少しずつ変わってきたかなって」


選手権得点王の高卒1年目は及第点、しかし2年目は





 高校2年時に全国高校選手権で得点王に輝き、高校ナンバーワンストライカーの看板をひっさげて鹿島に加入したのが3年前のこと。ルーキーイヤーの20年シーズンは12試合に出場した。シーズン終盤に負傷離脱したものの、高卒ルーキーとしては及第点と言えるだろう。

 しかし、飛躍を誓った2年目の昨シーズンは9試合と出番が減り、リーグ戦初ゴールもお預けとなった。

「勝負の年」と位置付けていた今シーズン、コンスタントにベンチ入りして途中出場の機会は得ていたものの、なかなかスタメンの座は射止められなかった。

 それもそのはず、鹿島の前線に君臨していたのは、上田綺世と鈴木優磨という国内最強の2トップ。さらに、20年シーズンに18ゴールをマークしたエヴェラウドも控えている。

 20歳のストライカーの前にそびえる壁は、極めて高かった。

「なかなか難しかったですね……。綺世くんとエヴェラウドは体が強くて、生粋のストライカー。そこで戦っても絶対に勝てない。どちらかというと、僕は優磨くんを意識していたというか」


優磨くんはボールを収められるし、ゴール前にも


 鈴木優磨はチャンスメイクもゴール奪取もできるオールラウンドなFWである。染野も同じカテゴリーのストライカーと言える。

「優磨くんは下がってボールを収められるし、パスをさばいてゴール前にも入っていける。自分はそこで戦わないといけないと思っていました。そこを優磨くん以上に高めていかないといけないなって。負けてない自信はあったんですけど……」

 スタメンの座を奪い取るには、途中出場で結果を出し続ける必要がある。5月25日のサガン鳥栖戦で待望のリーグ初ゴールを奪ったものの、与えられる数分間ではゴールを積み重ねることができず、染野は環境を変える必要性を感じ始めるのだ。





5月のパリ世代国内合宿で増した“危機感”


 5月半ばに行われたU-21日本代表のキャンプが、さらに危機感を増加させる。

 24年のパリ五輪でのメダル獲得を目指し、大岩剛監督率いるU-21日本代表が立ち上げられたのは今年3月のことだった。

 01年生まれの染野は、パリ五輪代表の最年長世代に当たる。しかし、3月上旬の国内合宿のメンバーにも、3月下旬のドバイカップのメンバーにも染野の名前はなかった。

 5月半ばの国内合宿のメンバーにも当初は入っていなかったが、数人の辞退者が出たために追加招集された。

 その合宿中、染野は「自チームで試合に出ないと、この先も選ばれない」と語った。実際に代表メンバーの多くは、所属クラブで継続して試合出場を果たしている者ばかりだった。さらに、最終日に組まれた大学生との練習試合が、染野の気持ちを揺さぶった。

 FWではなく、インサイドハーフとして起用されたのである。

 試合後、「やったことのないポジションだったんですけど、もっともっとボールに関わってチャンスメイクができたら良かった」と反省していたが、改めてその当時の心境を語る。

「正直、なんでこのポジションなんだろうなって。前のポジションで自分が負けているとは思えなかったので。前で張ることもできるし、中盤に落ちてゲームメイクに加わることもできる。なんで、前で使ってくれないんだろうって」


鹿島への思いと、ヴェルディ城福新監督との対話


 大岩監督としては、鹿島つくばジュニアユースに所属していた中学時代はボランチだった染野の中盤でのプレーを確認したかったのかもしれない。あるいは、クラブでFWとして試合に出場している選手たちにそのポジションでアピールする機会を与え、追加招集だった染野を空いていたポジションで使ったのかもしれない。

 本当のところは分からないが、染野が悔しさを覚えたのは確かだった。

「代表のことを考えると、試合に出ないことには選ばれない。でも、鹿島は練習から激しくて、強度が本当に高い。鹿島で練習していたら成長できるとも感じていたので、移籍については本当に悩みましたね。理想は鹿島で試合に出るのが一番でしたから」

 素材は抜群ながら、出場機会に恵まれない若きストライカーを、他クラブが放っておくはずがない。いくつかのクラブが染野に興味を示したが、その中でいち早くアプローチしたのが東京Vだった。

 東京Vも6月に城福浩新監督が就任し、戦力の充実を図ろうとしていたところだった。

「城福さんと直接話をして、自分に対する思いを語ってくれて、必要とされていることを感じました。『環境を変えてみないか』と言われて、ちょうど自分もそう思っていたところなので、ここで自分を変えよう、と。綺世くんが移籍するという話も耳に入ってきましたけど、外に出てもっとレベルアップしたいと思ったんです」


FWを任せてもらっているのは嬉しい。だからこそ


 染野はU-21日本代表でインサイドハーフとして起用されただけでなく、鹿島ではサイドハーフとしても起用されていた。前述したように中学時代はボランチで、FWにコンバートされたのは尚志高校に入ってから。つまりFW歴は5年半しかないが、FWへのこだわりと誇りは強く、高い。





「自分は中盤の選手としてプロになったわけではなく、FWとしてプロになった。勝負したいのはFWだし、点を決めるのは誰もが嬉しいことですよね。だから、ヴェルディでFWを任せてもらっているのは嬉しいし、だからこそ、自分に求められていることをしないといけない」

 過去のインタビューでは、理想とする選手にリバプールのロベルト・フィルミーノを挙げていたが、今はどうだろうか――。

 そう尋ねると、染野はちょっと困った様子で、口ごもりながらも答えてくれた。

「身近なところで言えば、悔しいですけど、プレースタイル自体は優磨くんかな。点も取れるし、チャンスも作れる。それがFWとしてのあるべき姿というか。それに強気だし。自分はあまりギラギラしたタイプじゃないんで。でも、試合ではそういうタイプでありたいし、そこは見習わないといけない。周りに要求する部分は、今年かなり意識してきました」


代表に選ばれないのは悔しいですね。でも…


 U-21日本代表は9月18日からスペイン・イタリア遠征に旅立った。メンバーリストの中に染野の名前はなかったが、その理由は本人もよく分かっているはずだ。

「代表に選ばれないのは悔しいですね。でも、今はヴェルディのためにやるのが一番。結果を出せば呼ばれると思うので。最終的には海外でプレーしたいという目標ももちろんあります。だからこそ今は、余計なことは考えず、ここで結果を出すことだけを考えて頑張りたいと思います」





 プロ3年目の21歳。プロフットボーラーとしてのキャリアは始まったばかり。焦る必要はなく、むしろ若いうちの挫折は買ってでも経験したほうがいい。

 一方の東京Vも城福新監督を招へいし、生まれ変わろうとしている最中だ。

 変化を欲した両者は今夏、互いに必要な存在として出会うことになった。染野にとってはチームを勝たせるためにもがき、試行錯誤することこそが、将来大きく羽ばたくための“踏切板”になるはずだ。





◆「代表に選ばれないのは悔しい」「優磨くんのそこは見習わないと」選手権得点王・パリ世代の染野唯月がヴェルディで誓う“挫折のち逆襲”(Number)





◆茨城・行方の食、召し上がれ 10月1日にJ1鹿島ホームタウンデイズ(茨城新聞)






■焼き芋無料配布 重量1キロ「メガ丼」披露


行方の食、召し上がれ-。鹿島アントラーズのJ1リーグ第31節FC東京戦が10月1日、茨城県鹿嶋市神向寺の県立カシマサッカースタジアムで「ホームタウンデイズ行方の日」として開催される。キックオフは午後3時。イベントはスタジアム場外「メルカリロード」で行われ、サツマイモをはじめ100品目以上の農畜水産物を生産する茨城県行方市は、焼き芋の無料配布や総重量1キロの「megadon(メガ丼)」シリーズのお披露目など、食づくしで出迎える。FC東京サポーターは旺盛な食欲で遠征先のグルメを堪能し尽くすことで知られ、今回の企画には、これ以上ない相手。市の関係者は「おなかいっぱいにしてサッカー観戦を楽しんでほしい」と話している。

市によると、FC東京戦に「行方の日」が重なったのは全くの偶然。当初はFC東京サポーターに対する知識もなかったという。しかし、対戦相手の食に対する飽くなき姿勢を知るにつれ、この機会に同市をPRしようと、食に関するイベントを増やした。

今回、お披露目されるのが、同市の食材をふんだんに使った「メガ丼」シリーズ。ブランド豚「美明豚」が300グラム使われている「美明豚づくし丼」(2千円)や、同市産の野菜や豚肉を使った「なめこいスペシャルカレー」(同)など5種類が用意された。

「メガ丼」には、同市の食材を1点以上使用▽ご飯は360グラム以上▽総重量は1キロ程度-などの条件があり、同市観光協会で開発を進めていた商品だが、「行方の日」のデビューが決まった。

また、焼き芋の無料配布は、当初200本の予定だったところ「(FC東京サポーター相手では)足りない」という意見があり、最終的には「冷凍焼き芋」を千本配布する。午前11時から引換券を配布し、交換は午後1時から行う。

このほか、キッチンカーではサツマイモを使用したジョージアの郷土料理「シュクメルリ」(500円)を500食販売。物販ブースでは、サツマイモを使用したスイーツや角煮、もつ煮などの販売も行う。ポニーの乗馬体験も予定されている。

同市商工観光課の担当者は「今回、メガ丼についてはFC東京サポーターさんが大食いとお伺いし、数を多めにご用意させていただいた。全部売れるか不安だが、味も量も自信があるので、皆さんの食べっぷりを楽しみにしています」と来場を呼びかけた。

【無料配布】
▽冷凍焼き芋(千本)

【販売】
◇megadon
▽なめこいスペシャルカレー▽癒やしのうな丼▽JAJA丼▽美明豚づくし丼=各100食▽ぼたもち(50食)

◇キッチンカー
▽シュクメルリ(500食)

◇特産品
▽干し芋▽おいもパイ▽スイートポテト▽焼き芋サブレ▽角煮▽もつ煮

【その他】
▽ポニー乗馬体験▽ゆるキャラによるグリーティング-など





◆茨城・行方の食、召し上がれ 10月1日にJ1鹿島ホームタウンデイズ(茨城新聞)





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