日刊鹿島アントラーズニュース

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2013年10月28日月曜日

◆ブンデス4年目、CL日本人最多の内田篤人が湛える自信「僕のサッカー人生は相当濃い」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20131027/144094.html



 シャルケ在籍4シーズン目を迎え、チャンピオンズリーグ日本人最多出場記録も更新中の内田篤人が、現在発売中のサムライサッカーキングのロングインタビューの中で、その熱い内面と、静かに湛える《自信》について語っている。
 
──最近、「シャルケでずっとプレーしたい」というコメントがありましたが、以前は違うクラブ、違うリーグへの移籍も選択肢に入っていると語っていました。現在はシャルケで良い経験を積みたいという気持ちが強いですか?
 
内田 あのコメントは、一応、シャルケのオフィシャルサイトでのインタビューだったので(笑)。正直、今は移籍についてはあまり考えてないですね。他のチームに行きたい、となっても、シャルケで頑張らないと始まらない話じゃないですか。結局、今を頑張るしかないんです。
 
──「今を頑張る」という気持ちが、これまで以上に強くなっている印象を受けます。
 
内田 これまで、たくさん迷ったり、悩んだりもしてきましたが、結局そこだなって。目の前のことを頑張るって決めちゃえば、もう悩む必要もないじゃないですか。毎日やるしかないんですから。
 
──25歳にして、かなり達観した感じが出てきましたが、そういう境地に達したのは、何度も迷ったり、悩んだりを繰り返したからですかね? 長谷部誠選手以上に、整っている気がします(笑)。
 
内田 いやいや、まだまだです( 笑)。ただ、他の選手と比べて、やってきた試合、やってきた大会の質と量は絶対に負けていない自信があります。
 
──歴代の日本人選手の中でも、一番すごい経験をしていますもんね。なんせ、CL準決勝を戦ってますから。
 
内田 そういう積み重ねが、何より大事かなと。僕のサッカー人生は、今のところ、相当濃いと思ってます。
 
──最近は泣くこともなくなってきたんじゃないですか?
 
内田 全く泣いてないですね。というか、悩むこと自体もほとんどなくなってきましたね。
 
──確かに、こうして話を聞いていても、以前と全然違いますからね。
 
内田 そうですか? 自分ではあんまり分からないですけど。
 
──内田選手と話していて、すごく特徴的だと感じるのが、「視点」が多いことです。自分の視点、相手の視点、それから第三者の視点といったように。
 
内田 確かに、それはありますね。自分側からの考えだけだと、どうしても偏るじゃないですか。例えば、僕らは選手側からの考え方しかしていない。でも、監督側から考えると、全然違ったりする。そういう、いろんな考え方をトータルして、「自分はどういう選手なのか」って考えたりします。いろんな方向から見ると、考え方は全然違ってきますよね。
 
──そういう考え方をするようになったのはいつからですか? 昔から?
 
内田 いや、ドイツに来てから変わったんじゃないですかね。鹿島の時から根っこの部分はあったと思いますけど。
 
──内田選手は、これまで、何度も挫折と復活を繰り返してきました。どん底に落ちた時に、復活する方法を教えてもらえますか。
 
内田 この前も、友達から「へこんだ時とかどうしてんの?」って聞かれたんです。僕はちゃんとへこむ時間は作ったほうがいいと思ってます。へこんだ時には、あえて2、3日ぐうたらするんですよ。練習も超適当にやります。もちろん、その期間が終わったらちゃんとやると決めて。
 
──「山と谷を意識的に作る」ということですね。
 
内田 そうです。ちゃんと谷を作っておかないと、山もできませんから。
 
──「いったん休んで、このタイミングから再スタート」というふうにやると、またスイッチを入れられるということですね。
 
内田 そうです。うまくいかない時って、本当に何をやってもうまくいかないから。そういう時はひたすら耐えるしかないので、自分の中で「ケガをしないだけでもOK」と考えて乗り切ります。
 
──こういう方法は、他のサッカー選手には教えないんですか?
 
内田 サッカー選手には言わないですね。友達には言いますけど。自分で悩んで、もがき苦しんで、ということを繰り返すしか、そういう方法を身に付けることはできないかもしれないですし。例えるなら、「スーパーサイヤ人の原理」と一緒。スーパーサイヤ人は、死ぬギリギリまで追い込まれてから復活すると強くなるじゃないですか。それと一緒だなって。(サムライサッカーキング 11/12月号より一部抜粋)

 2010年7月に鹿島アントラーズから推定1億5000万円の移籍金でシャルケへ加入した内田は、そのシーズンに日本人として初めてCL準決勝(対マンチェスター・ユナイテッド)に出場。シーズンごとにレギュラー争いに勝利し、シャルケ在籍4シーズン目を迎えた現在は代えのきかないプレーヤーとして大きな存在感を示している。今年10月2日のCL対バーゼル戦でCL通算18試合出場を達成。中村俊輔が持っていた日本人本大会最多出場記録を更新した。

◆鹿島が川崎Fに4発快勝、逆転Vに望みつなぐ(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/405891_127418_fl

[10.27 J1第30節 鹿島4-1川崎F カシマ]

 鹿島アントラーズはホームで川崎フロンターレに4-1で快勝した。前節・浦和戦(1-2)で連勝が3で止まったが、2試合ぶりの白星。残り4試合で首位・横浜FMとの勝ち点差6を保ち、逆転優勝へわずかな望みをつないでいる。

 立ち上がりはアウェーの川崎Fがチャンスをつくっていた。今季通算22ゴールで得点ランキングトップに立つFW大久保嘉人が右足ミドルを放つなど積極的にゴールを狙うが、GKがセーブ。すると前半20分、相手のミスを突いて鹿島が先制に成功した。

 GK曽ヶ端準のパントキックをFW大迫勇也がヘディングでそらすと、川崎FのDF田中裕介がGKに向かってバックパス。これをMF土居聖真がカットし、そのまま右足でゴールネットを揺らした。FWダヴィの出場停止を受け、3試合ぶりの先発となった土居の今季2得点目。前半44分には左サイド高い位置のスローインからMFジュニーニョの左クロスに大迫が左足ボレーで合わせ、追加点を奪った。

 2点リードで折り返した後半も鹿島が効果的に得点を重ねる。後半11分、MF小笠原満男の左CKからファーサイドのDF山村和也が打点の高いヘディングシュート。セットプレーで3-0とリードを広げると、同16分には山村のロングフィードを受けたDF伊東幸敏がマイナスに戻し、MF遠藤康が鮮やかな左足ミドルでダメを押した。

 川崎Fは後半アディショナルタイム、ワンツーで右サイドを抜け出したFW小林悠の折り返しがMF柴崎岳のオウンゴールを誘って1点を返したが、1-4の完敗。連勝は3でストップし、7位に後退すると、ACL圏内となる3位広島との勝ち点差も「8」に開いた。

◆鹿島4位に浮上 首位横浜Mとは勝ち点6差(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13828898538049

J1第30節最終日(27日・カシマスタジアムほか=8試合)鹿島は4-1で川崎に快勝し、2試合ぶりの白星。通算成績は16勝5分け9敗、勝ち点53で再び4位に浮上した。鹿島は前半20分に土居が先制。44分には大迫が3試合連続ゴールを挙げた。後半は11分に山村、16分に遠藤が決めて一方的にリード。相手の反撃は終了間際のオウンゴール1点に抑えた。

横浜Mは中村のゴールを守って大分を1-0で下し、首位を守った。浦和は柏に2-1で勝ち、3連勝の同57で2位をキープした。17位磐田は清水に0-1で敗れたが、15位甲府がFC東京と引き分けたため、今節での降格を免れた。新潟は川又のハットトリックで湘南に競り勝ち、名古屋は大宮を下した。

◆【鹿島】大迫、3戦連発!一戦必勝で逆転Vへ望み(報知)


http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20131027-OHT1T00169.htm

 ◆J1第30節 鹿島4―1川崎(27日・カシマスタジアム) 鹿島が逆転優勝へ望みをつないだ。苦手の川崎に前半20分、MF土居が先制点を挙げると、同44分にはエースFW大迫が3戦連発ゴール。その後も加点し大量4ゴールで大勝した。「1つのことだけしか考えていなかった。勝つことしか考えていなかった」と大迫。首位・横浜Mとの勝ち点差6は縮まらなかったが、一戦必勝に迫られたときの鹿島は今も昔も圧倒的だ。

 07年、残り4試合で勝ち点8差をひっくり返した。当時、MF船山(福岡)ら若手が窮地を救うなど、チーム一丸となって大逆転優勝を遂げた。この日、2年目のDF伊東が川崎のキーマンFWレナトを封じる守備を見せ、3年目のMF土居が先制点。若手が勝利に貢献し、6年前と同様、勝ち点以上の勢いをチームにもたらした。大迫は「これからは目の前の試合で勝ちを積み重ねていくだけ」と見据えた。

◆大迫3戦連発 1トップは「ゴールに近いから楽しい」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/10/28/kiji/K20131028006897650.html

J1第30節 鹿島4―1川崎F (10月27日 カシマ)



 鹿島の大迫が3戦連続弾で勝利に貢献した。1―0の前半44分にジュニーニョの左サイドからのクロスに反応。ニアサイドに走り込み左足を合わせて今季17得点目を決めた。

 ダヴィの出場停止を受けて、3試合ぶりに1トップで先発出場。「前でプレーできるのはいいね。ゴールに近いから楽しい」と笑顔を見せた。今季は一度も連敗がなく、前節の浦和戦に敗れた悪い流れを断ち切る会心の勝利。3年目の土居が先制弾を挙げ、2年目の伊東がレナトを封じるなど若い力の活躍も光った。

◆川崎Fミスから4失点 大久保ガックリ「実力不足」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/10/28/kiji/K20131028006897660.html

J1第30節 川崎F1―4鹿島 (10月27日 カシマ)



 川崎Fはミスで自滅して連勝は3で止まった。前半20分に田中が最終ラインの裏に出されたパスの処理をもたつき、土居にボールを奪われて失点。序盤にゴールを許してリズムを失うと、大量4失点を喫した。

 攻撃陣も精彩を欠き、後半ロスタイムに相手のオウンゴールで1点を返すのが精いっぱい。得点ランクトップを走る大久保は4試合連続ゴールを逃し「実力不足」と肩を落とした。

◆鹿島・大迫が左足ボレー!今季3度目の3戦連発(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20131028/jle13102805060008-n1.html



 J1第30節最終日(27日、鹿島4-1川崎、カシマ)川崎を相手に快勝した。1-0の前半44分にFW大迫勇也が左クロスを左足ボレーで決め、今季3度目の3戦連発を達成。「流すことしか考えていなかったけど、コースは空いていた」と冷静にネットを揺らした。首位との勝ち点差は縮まらなかったが、「上の結果は気にしても仕方がない。1つ1つ頑張りたい」。逆転優勝とACL出場権獲得へ、残り4試合を全て勝つ覚悟だ。

◆【鹿島】大迫「切り替えしっかり」/J1(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20131027-1210142.html



<J1:鹿島4-1川崎F>◇第30節◇27日◇カシマ

 鹿島が効果的な得点で快勝した。前半20分、相手のトラップミスを拾ったMF土居聖真(21)が先制弾を決めると、同44分には左クロスをFW大迫勇也(23)が左足でボレーシュート。

 後半も攻撃の手を緩めず、後半11分にCKからDF山村和也(23)、同16分にMF遠藤康(25)がゴールを決めた。失点は試合終了間際にオウンゴールの1点のみで、川崎Fにチャンスを作らせなかった。

 大迫は「前節負けてしまったので、何としても勝ちたかった。1人1人の気持ちも入っていたし、切り替えがしっかりできた」と話した。

◆鹿島が川崎Fに快勝/第30節(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20131027-1209216.html



<J1:鹿島4-1川崎F>◇第30節◇27日◇カシマ

 鹿島がホームで川崎Fに大勝し、上位に食らいついた。前半20分に相手DFのミスを見逃さなかったMF土居がミドルシュートを突き刺し先制すると、同44分にはMFジュニーニョの左からのクロスをFW大迫が合わせて追加点。

 後半にもDF山村、MF遠藤が加点した。終盤にオウンゴールで1点を失ったが、快勝した。川崎FはFW大久保、MF中村らを中心とした攻撃陣が奮わなかった。

◆【J1:第30節 鹿島 vs 川崎F】試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00163629.html

10月27日(日) 2013 J1リーグ戦 第30節
鹿島 4 - 1 川崎F (16:04/カシマ/18,293人)
得点者:20' 土居聖真(鹿島)、44' 大迫勇也(鹿島)、56' 山村和也(鹿島)、61' 遠藤康(鹿島)、90'+1 オウンゴ-ル(川崎F)
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●大迫勇也選手(鹿島):
「一人ひとりが気持ちの入ったプレーができた。切り替えも早かったしこれを続けていければ。切り替えが早くできたことが(勝つことができた)要因だと思う。聖真が入ったことで流動的にプレーすることができた。(クロスが)ジュニの場合は、一か八か。あのタイミングは独特なので相手もやりにくい。相手も読めないから、そこは一か八かで入っている」

●伊東幸敏選手(鹿島):
「特に自分的には良いプレーができたとは思っていません。頭のなかでレナト、レナトと思っていた。イエローをもらってから激しく行けなかったので、今日はイエローの怖さを初めて感じました。もっともっと攻撃的な選手を目指しているので、回数的にはクロスも上げてないし、前にも行けてない。それをもっとふやしたい。レナトには(いかに)前を向かせないかを考えていた。満男さんからずっと縦パスには激しく行けと言われ続けてきた。今日はそれが出せたと思います。F東京、浦和など強い相手を経験することで、ようやく試合を楽しめるようになってきました」

●土居聖真選手(鹿島):
「自分は、ヤスさんとジュニに入ったときに、いかに良いサポートをしてあげるかが必要だと思っていた。前は、ヤスさんの方ばかりになっていたので、ジュニの方は良いサポートができていなかった。今日はそこを意識してやってうまくいった。相手も掴みづらかったと思います。ホームでのゴールは言葉では表せない気持ちになりました。自分らしくなく、無駄に落ち着いてました。邪念がなかった。どっちの足とかどっちを狙うとかあるじゃないですか。それがなく、無の感じがしました。ここで満足していないし、ミスも何度かあった。90分通して高いパフォーマンスを出せるようにまた練習からやっていきたいです」

●大久保嘉人選手(川崎F):
「試合最初のいい流れのところで点が取れればよかった。中盤でボールを奪われて、自分たちのリズムを作れなかったことが敗因。ボールを回せずに、そこで相手に潰されてしまった。そんな場面でも前にボールを出すだけでなく、後ろでゆっくりつないで空いたところで縦パスをいれて攻撃のスイッチを入れればいい。でもこういう試合は何試合もやってきた。修正できないのが、いまのチームの課題」

●山本真希選手(川崎F):
「最初の数分間のチャンスを決めていれば、またまったく違った結果になったかもしれない。相手のプレスがどうこうではなく、今日は自分たち自身に敗因がある。僕がもう少し高い位置に出ていく回数を増やせれば、相手に圧力をかけられた。上下動を含めて、一番大事なポジションだと思うし、いいパフォーマンスを出せなかったことが残念。自分が高い位置でプレーできていた時間帯でチームとしてチャンスを生かせられるようにならないといけない」

以上

◆【J1:第30節 鹿島 vs 川崎F】風間八宏監督(川崎F)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00163628.html

10月27日(日) 2013 J1リーグ戦 第30節
鹿島 4 - 1 川崎F (16:04/カシマ/18,293人)
得点者:20' 土居聖真(鹿島)、44' 大迫勇也(鹿島)、56' 山村和也(鹿島)、61' 遠藤康(鹿島)、90'+1 オウンゴ-ル(川崎F)
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●風間八宏監督(川崎F):
「非常に残念な結果になってしまいました。それは、非常に良い立ち上がりの入り方をした、そして、相手を受け入れないでサッカーを積極的にした、と。ただし、10分、15分すぎからは、自分たちで引いてしまったというか、何人かで形で変えてしまって、相手を受け入れてしまった。そこから普段なかなか出ないようなミスをして、試合が不利になってしまった、というところです。ですから、本当にあまり良いところがなかったんですけど、その中でも良いところ、個人個人が直せるところがたくさんあると思いますので、また次の試合からしっかりやっていきたい、そういう風に思います」

Q:15分過ぎから相手を受け入れてしまったと仰られましたが、見ていて連続性がなくなってしまった、パスの繋がりが悪くなったように思いますが、そこと関係しているのでしょうか?
「もちろんですね。ひとつは中盤の形が変わってしまったんですね。ですから、そこのところで、いままでやってきているとおりに、ここ2試合うまく行っているとおりに、立ち上がりはやれましたんで、もちろん相手にプレッシャーをかけることもできますし、高い位置からサッカーを始めることもできたんですけど、最終ラインからいちばん初めに自分たちが敵陣の中でプレーしようというところ、ここがうまく機能しなくなった、それはここに原因があると思います。それまでは非常に良い形でいってましたんでね。それをもっともっと長く続けること、そこは理解がまだ完璧にできていないところはあると思うので、その辺は十分に変えられると思います」

Q:今季ですが、下位の鳥栖戦など、ここぞというところで結果が出ていないことに関してはどうですか?
「それは選手も我々もここでいいと思っているわけではないですが、サッカーとはそういうものだと思います。良いときもあれば悪いときもあります。ですから、なにか大きな試合という位置づけは我々はそんなにはしません。なにかというと自分たちのパフォーマンスを求めて、どう勝つかと求めていくことが、一番の結果に繋がると思います。結果的にはそうなってしまったことはとても残念なことではあると思いますが、やっぱり自分たちがもっともっと向上するためにやっているわけで、そこのなかで勝ちきれるチームになっていかなければいけないと思います。あと4試合ですけれども一つひとつ、自分たちがもっと前に進めるようにその辺をやっていくということはぶれないと思います」

以上

◆【J1:第30節 鹿島 vs 川崎F】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00163627.html

10月27日(日) 2013 J1リーグ戦 第30節
鹿島 4 - 1 川崎F (16:04/カシマ/18,293人)
得点者:20' 土居聖真(鹿島)、44' 大迫勇也(鹿島)、56' 山村和也(鹿島)、61' 遠藤康(鹿島)、90'+1 オウンゴ-ル(川崎F)
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):

Q:とても良い内容のゲームだったと思います。川崎Fを倒すのに重点をおいたところはどこでしたでしょうか?

「当然ながら、前回対戦したときに相手の長所が多く発揮された試合でもありました。大敗したときに教訓を生かしていかなければいけません。相手の長所は攻撃のところで考えれば、中村憲剛選手、レナト選手、大久保嘉人選手になってきます。前の攻撃陣に供給するのが中村選手であって、カウンターを引っ張るのが、個人能力のドリブルとかを含めてレナト選手。自由に活動できる状況があれば、彼らの長所も生かされます。また大久保選手というのは点取り屋というか、ボックスの中で仕事をさせたら怖い選手であって、下りていったところではそんなに怖さというか力を発揮するタイプではない。どちらかというと、ボックスの中で怖い選手です。そのなかで、自分たちがやるべき部分というのは、前回彼らを自由にしたところでした。当然ながら攻撃に出る選手というのは、守備に帰らなければならないのであって、そのときに例えばレナト選手というのはある一定のゾーンまでは下がります。例えばうちのサイドバックに付いていくわけですが、ある一定のゾーンまで行くとマークを受け渡してカウンターを引っ張る準備をする。それと同時に、逆に我々は攻撃で自由にボールを扱える状況になります。そこで、今日の場合は伊東選手が非常にすばらしい試合をしたのではないかと思います。もう一つはサイドバックが行けばその背後が狙われるわけで、そこでレナト選手や大久保選手が流動的に侵入してくる状況になります。そこでボランチが上がったスペースのケアをしなければならない。そこは我々のボランチに徹底的に言いましたし、今日に関しては小笠原選手が修正能力という前回生かされなかった能力が発揮されました。そこで伊東選手が攻撃に自由に、あるいは守備のことをあまり気にせず、攻撃にシフトができる状況にもっていけたことが良かったと思います。
ボランチがしっかりリスクマネジメントを徹底するということができるようになってから、チームの状態がよくなっていったのではないかと思います。全体的に言うと、立ち上がりの数分というのが気を抜いたというか、しっかり入れなかったことから、あやうく失点しそうな場面がありました。そのあと、徐々に落ち着いてやれるようになりました。中村憲剛選手が前の方でプレーしていたので、ボランチの1枚がそこをケアするのと、レナト選手を自由にプレーさせない、スピードに乗らせない、ということを徹底することができていきました。そのなかでも特に、中田選手のサイドからダイアゴナルな侵入というものが、ちょうどサイドバックとセンターバックの間に、確か11番の小林選手だと思うんですけど、そこが入っていったので、そこを試合中に修正することができるようになって、徐々にゲームコントロールができるようになりました。2-0というスコアから、前半はもっと決定的なチャンスがあったわけですが、それをものにすればなという反省点はあります。ただ、ハーフタイムでゲームマネジメントしながらしっかりと守備を安定させればボールを保持することができます。自分たちが慌てずに繋いでいければ必ずチャンスはあるということを言っていました。それを後半しっかりとできたのではないかと思います。後半の立ち上がり、特に15分間、相手が0-2というビハインドの状況ですから、前掛かりに来る。そこで明確なプレーをするということを求めましたし、その時間帯さえ越えれば、相手も15分以上は保たなくなるので、また落ち着いて試合運びができると思っていました。相手が攻撃的な枚数や人を入れてきたことで、それに対する対応もしつつ、攻撃に転じて得点を重ねることができました。あとは練習の成果があったと思います。今週に入って、ずっとあの角度からのシュート練習をやっていました。またクロスからのシュート練習もやっていました。そういった形から点を取れたということで、綺麗なゴールもありましたし、若い選手が取ったことは喜ばしいことです。彼らが練習の意味や重要性がどれくらいあるかを認識することで、練習に取り組む意識をもっと高めることができると思いますし、それをすることでチーム、あるいは個のレベルアップができると思います」

Q:残り4戦になりますが、今後に向けての意気込みをお願いします。

「今日、勝ったことはよかったかもしれませんが、上位も勝ったのでそんなに変動はないと思います。ただ、直接対決で、いま上位にいるセレッソさんとサンフレッチェさんという戦いがまだ残っています。そんなに深くいろいろ考えても仕方がないので、我々はこの4試合をしっかり勝って終わらなければなりません。そのなかで上位に絡んでいるチームがつまずいてくれたら良いかな、と思っています。状況的には他力本願なので僕らは勝っていくしかありません。ただ、残り4試合ですが、僕はすべてが終わったとは思っていませんし、日本は不思議なことに、毎週毎週、チームに不思議なバイオリズムがありすぎて、その前の週に良かったチームが次の週では悪かったということもあるので、まだ不安定な部分もあるので、正直に言えば最後までなにがあるかわからないと思います。自分たちがまずは最後まで勝ち続けるということ。あとは、最後の試合が終わったときにどうなっているか、という形になるかと思います。相手よりも自分たちのやるべきことをやりつづければ、と思っています。12月7日になってどういう順位になるかを見ればいいと思います。
去年に比べたら、ほとんどメンバーが変わっていない状況です。強いて言えばチームの最多得点王が移籍してしまいました。それは興梠選手ですが、その選手が移籍しました。また外国人選手も去年に変わらずに二人という形でのスタートになっています。それ以外はほとんど同じメンバーです。それを考えるとチームがだいぶ成長してきているかな、という部分があります。チーム、クラブとして再建する、若い世代がいて、皆さんは若い世代はうまいから、両足で蹴れるから、といろんなことを言って、使えば良いと言いますが、プロの勝負というのは根本的に、ただの巧さだけではなくいろんな駆け引きが存在するわけです。その駆け引きの仕方を徹底して叩き込まないといけないし、叩き込んだところで実戦的にやるわけです。そうすると対峙する選手は、我々が叩き込んだデータ以上の発想力があるわけなので、今度はその発想力に対して柔軟に対応していかなければならない。そうやって選手は成長していく。良い体験もあれば苦い体験もある。そういった経験が選手を成長させていくという役割があります。冷静に去年の選手たち、今年の選手たちを分析すると、成長しつつある。何人かは、半年、あるいはそれ以上で磨いてきた選手が、徐々にですけど、チームに慣れさせてきて、変わってきている実感も、僕だけでなく選手自身も感じていると思います。そのためチームが良い方向に進んでいる状況である、という推測ができると思います。人間なので、来年は来年でまた違う状況になるかもしれませんが、いまクラブと僕がすりあわせてやってきているものは、そうやって成果として使える選手、もっと言えば戦力となる選手になりつつあります。あとは選手たちの意識が、自信を持って欲しいですが、過剰になってはいけないし、過小になってもいけない。良い形の自信の持ち方ができる教育がしっかり整えられたら、と思います。1週間分の記事になる内容がいまのコメントにあると思います(笑)」

以上

◆2013Jリーグ ディビジョン1 第30節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/50432

J1 第30節 川崎フロンターレ戦 マッチレビュー

今季最多の4ゴールで川崎Fに完勝! 先制ゴールを決めた土居ら若手が力を発揮。

前節に今季のホーム初黒星を喫した鹿島はこの第30節、ホームに川崎Fを迎えた。残り5試合で首位と勝点6差となり背水の陣となった一戦だが、今季最多の4ゴールを挙げ、4-1と快勝を収めた。

鹿島は序盤、川崎Fの攻勢を前に受け身に回った。立ち上がりに山本と大久保に立て続けに際どいシュートを打たれたが、曽ヶ端が好セーブを見せて先制点を許さない。7分にも川崎Fの小林に一対一のシーンを作られたが、再び曽ヶ端が好守で防いだ。

守護神の活躍で序盤のピンチを凌ぐと、徐々に主導権を握り、20分に均衡を破った。曽ヶ端のパントキックから大迫が頭で落とすと、落下点にいた川崎Fの田中がパスミス。ボールを奪った土居がDFを交わしながら鮮やかに右足のシュートを突き刺した。相手のミスを抜け目なく得点に繋げると、前半終了間際の45分にも追加点を奪った。左サイドでスローインを受けたジュニーニョが深い位置からクロスを供給。最後はゴール前の大迫がダイレクトボレーで見事に合わせて、ゴールネットを揺らした。

2点リードで迎えた後半は前がかりになる川崎Fを尻目に、カウンターから次々とチャンスを作り出す。56分には小笠原の右CKから山村がヘディングシュートで得点し、リードを3点に広げた。

さらに勢いの止まらない鹿島は、61分にも得点を重ねる。山村が右サイドに大きく展開するとボールを受けた伊東が、ペナルティエリア手前の遠藤にパスを供給。遠藤は左足で巻き込むようなミドルシュートを突き刺し、鮮やかにゴールネットを揺らした。

大量4ゴールを奪った鹿島は、試合終了間際の後半アディショナルタイムに柴崎のオウンゴールで完封こそ逃したが、前節に敗れたショックを一掃するような完勝劇を見せた。残り4試合に向けて、ラストスパートにも拍車がかかる勝利と言える。完封を逃した悔しさも、次節の湘南戦への教訓になることだろう。アウェイゲームとなる第31節は2週間後の開催となるが、今節の勢いを持続させて逆転での優勝に向かって力強く前進して欲しい。



【この試合のトピックス】
・リーグ戦での対川崎Fでの勝利は2010年11月14日(2-1@等々力)以来、実に約3年振り。通算対戦成績は、これで7勝4分9敗。
・土居が、2ゴール目。これがカシマスタジアムでの公式戦初ゴール。
・遠藤が、7ゴール目。昨季の自己最多ゴール数6を上回る。
・大迫が、17ゴール目。自己最多記録をさらに更新する。
・柴崎が、プロ入り初のオウンゴール。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・常に自分たちからアクションを起こし、積極的なサッカーを続けること。
・ラストパスの精度、相手ゴール前の局面でのプレー水準にこだわって戦おう。
・笛が鳴るまでは絶対に足を止めないこと。何があってもすぐに頭を切り替えよう。

川崎フロンターレ:風間 八宏
・自分たちの形、位置からプレーしていこう。
・落ち着いて正確にプレーしていこう。

[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ

・前半戦に対戦した時は2-4と大敗して、相手に圧倒的な力を示された。それを今度はホームで我々らしいサッカーを見せて勝利に値するプレーを見せたと思う。4-1というスコアだったかもしれないが、もっと点が入ってもおかしくなかったと思う。それは作ったチャンスの数を考えれば、もっと決定力があってもおかしくないと思う。あとは相手が立ち上がりに非常に鋭く入って、その後は我々がちゃんと落ち着いて盛り返して試合運びをすることができた。相手が最後まで諦めない姿勢を示して我々の勝利の重要性や意味を高めてくれたと思う。

・若い選手が点を取るということは、チームにとっていいことになるし、彼ら自身の自信にもなればと思う。特に攻撃陣に関しては彼らが点を取れば試合やチームが盛り上がったりするので、非常に良かったと思う。今週に入って常にああいう角度でシュート練習をしていたので、それがしっかりと試合に表れている。彼らが点を決めるだけでなく、練習の重要性をしっかりと意識してもらうことができればという思いでいるし、それをしっかりと成果として、センタリングからシュートの練習、あるいは単純なシュート練習がいかに重要なのかということを彼らが認識してもらえればいい。

川崎フロンターレ:風間 八宏

非常に残念な結果になった。その中でも立ち上がりに非常にいい入り方をして、そこで点が取れていればということもあるが、自分たちで形を変えて、相手を少し受け入れてしまった。その辺りから隙が出た。そういう意味ではもっと積極的に最後までやるべきだったと思うし、そこは非常に残念だと思う。後半の頭からプレッシャーを回避できるようになったがその中での失点だから、色んな意味で上手くいくときは上手くいくが、いかないときはこういうものかなと思う。選手をそれほど責めてはいけないと思う。嘉人は1トップが一番良いと思うし、見てわかると思うが立ち上がりが非常に良かった。途中もそうだが、自分達が積極性を出したときは非常に良かった。これだけ多く一人ひとりの課題が出た。意識の部分が非常に大きく、いつも出ないようなミスも出ていた。そういう意味ではもう一度引き締めて、残り4試合に臨もうと思う。自分達が積極的なサッカーをしないといけない。サポーターもこれだけ駆けつけてくれて、我々をいつも後押ししてくれるから、彼らのためにも積極的なサッカーを見せないといけないと思う。1試合1試合全力で頑張っていきたいと思う。


選手コメント

[試合後]

【土居 聖真】
立ち上がりが良くなかったので、先制して流れを変える事が出来てよかった。ヤスさんとジュニにボールが入った時のサポートを意識した。これまでジュニのサポートが出来なかった。今日は両サイドでのサポートが上手くいったので、相手もつかみどころが無かったと思う。先制点は入ったところを見ていないが、歓声でわかった。

【青木 剛】
基本的にはレナトに入った時に厳しく行く事を意識した。アウェイの時はレナトの強みが出て、カウンターからスペースを上手く使われていた。今日は攻めている時のカウンターのリスクマネージメントが出来ていた。前線の選手も素早く展開させない事を意識して、みんなが切り替えを早くして相手の強みを出させなかった。

【伊東 幸敏】
自分的には良いプレーが出来たとは思っていない。レナトに関しては仕事をさせたくないと思っていた。自分のイメージではもっと攻撃的な選手を目指している。クロスももっと上げたい。

大迫選手、曽ヶ端選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。

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日刊鹿島

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