日刊鹿島アントラーズニュース
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2016年5月6日金曜日
◆ジーコ氏がブラジル代表に助言「ネイマールはバルサと同じ起用法を」(サッカーキング)
http://www.soccer-king.jp/news/world/world_other/20160505/438389.html
ブラジルが誇る伝説的プレーヤーの1人であるジーコ氏が、母国代表を現在指揮しているドゥンガ監督に、大黒柱であるバルセロナFWネイマールの起用法に関して助言を与えた。
ここまで6試合を終えたロシア・ワールドカップの南米予選で、現在10チーム中6位と低迷しているブラジル代表。ジーコ氏は、ネイマールが最適なポジションでプレーできていないことがチーム不振の大きな原因と考えているようで、ブラジル代表の専門サイト『BGT』とのインタビューで、中央ではなくサイドに配置するべきとの持論を唱えた。
「ネイマールは世界最高の選手になるための道を歩んでいる。しかし、ゴールマウスに背を向けてプレーさせてしまっては、彼の良さが生かせずじまいとなり、チームにとって大きな損失となる。彼が多くのファウルを受け、フラストレーションを溜めてしまっては、メンタル面でも問題となりかねない」
「彼にはバルセロナと同じ起用法を用いるべきであり、ブラジル代表でも同じポジションでプレーさせるべきだ。左サイドからプレーを始めれば、彼は止められない選手となり、最高のパフォーマンスを発揮できる。もちろん、彼の能力をもってすれば、ピッチ中央でも輝くことができるだろう。しかし、同じようには絶対に行かない。なぜなら、彼の最大の武器である左サイドから中央へのダイアゴナルな突破が無くなってしまうからだ」
ジーコ氏はその一方で、現役時代は闘将として鳴らしたドゥンガ監督に、現在のブラジル代表に欠けている勝負強さを植え付けてくれることを期待した。
「今のブラジル代表は精神面が脆く、逆境で力を発揮することができていない。それはピッチ上でリーダーシップを執る選手がいないからだ。だが、現役時代は自身がその役割を担っていたドゥンガ監督なら、この問題には上手く対処してくれることだろう」
◆昇格1年目で10戦負けなしと絶好調…J2町田が無敗街道を突っ走る舞台裏を探る(サッカーキング)
http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20160505/438356.html
J2戦線に異常あり――。
まだ11試合を消化した段階で時期尚早かもしれないが、それでも3位にFC町田ゼルビア、4位にレノファ山口FCと明治安田生命J3リーグからの昇格組がつけている状況は、サッカー関係者やファンに少なからず驚きを与えている。
特に町田はセレッソ大阪をホームで迎え撃った2月28日の開幕戦こそ0-1で苦杯をなめたものの、第2節以降は攻守両面でチーム一丸となった粘り強い戦いを披露。1-1で引き分けた3日のFC岐阜戦で、連続負けなし試合は2ケタの「10」に達した。
「守りも堅いし、選手たちの連携も素晴らしい。本来ならばゼルビアのようなサッカーをやりたいよ」
その岐阜戦後の監督会見。前線の3人をブラジル人選手で固め、FWレオナルド・ロシャの豪快な無回転ミドル弾で何とか同点とした岐阜のラモス瑠偉監督が思わずうなった。
この日勝利したコンサドーレ札幌とC大阪に勝ち点1差で後塵を拝し、前節までの首位から3位へ順位を下げたものの、それでも無敗記録継続中は6勝4分けの好成績。14得点に対して6失点と、攻守のバランスも最高のハーモニーを奏でている。
一度だけJ2を戦った2012シーズンはわずか7勝しか挙げられず、力不足を露呈したまま最下位でJFLへと降格した町田に何が起こっているのか。舞台裏を探っていくと、3つの理由が浮かび上がってきた。
【理由1:相馬直樹監督が時間をかけて浸透させた戦術】
まずは2014シーズンの再登板から3シーズン目を迎えた相馬直樹監督が、じっくりと時間をかけて浸透させてきた戦術だ。基本システムは4-4-2。中盤は4人がフラットに並び、最終ラインを高く、かつ前線までをコンパクトに保った上で、フィールドプレーヤー全員が連動しながら激しくプレスをかけ続ける。
今季から町田に復帰した唐井直GM(ゼネラルマネージャー)はチームに脈打つ一体感と、J3よりも上のカテゴリーで戦うことを見据えてチームを熟成させてきた相馬監督の手腕に新鮮な驚きを覚えたという。
「簡単な言葉で言えば、全体をコンパクトにして選手同士の距離感を縮めている。個々の選手で言えば、今日の岐阜の10番(レオナルド・ロシャ)のように、個人技で決めてしまうような選手はウチにはいないわけですから。組織的に戦うという意味ではできるだけ距離感を近く保って、多少は個人の力で劣っていたとしても複数の選手たちでカバーし合い、攻守両面において全員で戦いましょうということ。この戦い方だと機をうかがいながら、チャンスになった時にはアグレッシブに前へ、我慢する時には辛抱強く、いわゆる『中を締める』という守り方ができるんです」
最終的にJ3で2位に入り、大分トリニータとのJ2・J3入れ替え戦への出場権を獲得した昨季は、リーグ戦36試合でわずか18失点に抑えている。優勝した山口が36失点だったから、J3というカテゴリーを考えても、町田がいかに堅い守備網を築いていたかが分かる。
中盤の底で攻守のかじ取り役を担い、今季も引き続きキャプテンを務める李漢宰は、J3で勝ち点を積み重ねながら「これならばJ2でも戦える」と手応えをつかんでいたと振り返る。
「その意味では、今の順位に特に驚きはありません。相馬さんの体制になって3年目で、J3を戦いながら培ってきたチームワークとハードワーク、粘り強さが染みついている。J3と言っても非常に厳しい戦いの中で、自分たちは年間を通してほとんど負けることはなかった(23勝9分け4敗)という自信もある。それをJ2の舞台でもブレることなく、しっかりと出せている。その点に尽きると思う」
90分間を通して集中力を途切れさせず、攻守両面で全員が連動することで「1+1」を「2」ではなく「3」にも「4」にも変えていく。いわゆる“相馬イズム”が根づいた主力選手がほぼ残留した上で、唐井GMをして「昨季から相当背伸びをした」と言わしめる約6億円の予算で即戦力を補強した。
攻撃陣ではともに31歳で経験豊富なMF谷澤達也をジェフユナイテッド千葉から期限付き移籍で、FW中島裕希をモンテディオ山形から完全移籍で獲得。開幕直前にはU-23オランダ代表として北京オリンピックに出場し、清水エスパルスでJ1リーグ93試合のキャリアを持つDFカルフィン・ヨン・ア・ピンも加入した。唐井GMは言う。
「戦力的に見てもGKの高原寿康、DFの深津康太、そして李漢宰はJ2でも十分に通用する実力と経験の持ち主ですし、そこへFWの鈴木孝司が成長して、さらに谷澤と中島、そしてヨン・ア・ピンが加わったことで戦闘能力はかなり高まった。紙一重の戦いを続けていますけれども、勝ち点を積み上げるごとに選手たちも自信を得て、さらに確信をもった戦い方をしてくれている。それが功を奏して、いまの順位にいると思っています」
鈴木孝は2014シーズンのJ3で初代得点王に輝き、昨季は大分との入れ替え戦2試合で3ゴールをマーク。中島は今季のJ2得点ランク2位の7ゴールを挙げている。
【理由2:相馬監督と選手の絶妙な距離感】
唐井氏は2010シーズンから3年間、町田のGMを務めている。そしてJFLを戦った2010シーズンに指揮官として迎え入れたのが相馬監督だった。当時まだ38歳。ワールドカップに出場した日本代表経験者の中で、監督就任第1号となった。
この年の町田はJFLで3位に躍進。平均入場者数と合わせてJ2昇格基準を満たしていたが、Jリーグへの正会員入会予備審査で「スタジアム整備の問題でJリーグの基準を満たしていない」と通告されたことで加盟申請を断念。オフに相馬監督は退団し、川崎フロンターレ監督に就任している。
その後、相馬氏は川崎の監督を2012シーズンの開幕直後に解任され、2013シーズンは山形でコーチに就任。鹿島アントラーズ時代の盟友・奥野僚右監督をサポートした。
図らずも辛酸をなめ、2014シーズンからは再び町田で指揮を執ることになったが、今年になって再び巡り合った唐井GMは、選手に対する相馬監督のコミュニケーション術が変わっていることに気がついた。
「2010シーズンは選手たちがいつも心配して、試合中もベンチをキョロキョロと見ているような状況が多かったんです。一つの完成形として東京ヴェルディに勝った天皇杯が挙げられますが、長丁場のリーグ戦を戦っていく上では、選手たちに対して監督が勝ちすぎてしまっていたというか。今のチームで私が『うまい』と感じていることは、相馬監督のやりたいサッカーを選手たちが彼らの言葉で語れるようになっている点なんです。選手たちのコメントを見聞きしていると『22番目のチャレンジャー』や『コンパクト』、あるいは『距離感』という共通のキーワードが頻繁に出てきます。常日頃から選手たちと意思疎通を図り、目指すサッカーを一緒に積み上げてきたからこそ一体感のある試合ができている。いい大人をつかまえて『人間的に成長した』うんぬんという言い方はしたくありませんけれども、人に向き合うというところではさらに成熟したのかなと感じますよね。相馬監督が選手を信頼することで、現在のサッカーが作り上げられてきたと強く感じます」
唐井GMが言及した“22番目のチャレンジャー”とは、J3の2位で昇格した町田はJ2で一番下の格付けという意味だ。相馬監督がことあるごとに発信してきたキャッチーな言葉を、李漢宰は岐阜戦後に自分たちに警鐘を鳴らす意味で口にしている。
33分に先制しながら直後に追いつかれ、勝ち越し点を奪えなかった90分間を「今季で一番ダメな試合」と位置づけ、再びギアを入れるためのきっかけにしたいという思いがそこには込められている。
「相手がどうのこうのというよりも、まずは自分たちですよね。選手たちが今の順位を意識していたり、勝ちを意識していることはないと思っていますけど……自分たちはあくまでも『22番目のチャレンジャー』だと口では言いますが、試合の中でやはり多少は慎重になっている部分があるのかなと。後半はちょっと修正できましたけど、全体で見れば元気がなかったというか、重心が前へ行く部分が足りなかった。まだまだ自分たちにはチャレンジャー精神が足りないし、紙一重の戦いでやるべきことを実践できなくなれば、負けが先行する可能性もあると思っているので」
相馬監督が選手たちと同じ目線に立ち、共有してきたイズムはそう簡単にぶれることはない。
【理由3:J1ライセンス取得へのモチベーション】
今後も好調をキープし、2位以内でシーズンを終えても、クラブを取り巻く環境が現状のままではゼルビアのJ1昇格はかなわない。スタジアムの収容人員(1万5000人未満)や屋根不足、トレーニング施設の点でJ1基準を満たしていないため、J1ライセンスを申請しても交付されないからだ。
唐井GMも「3カ月や半年でできることはない」と現状における厳しさを認めたうえで、行政サイドなどと粘り強く交渉していく方針を示している。
「いろいろなところに働きかけをしていますし、もちろん町田市の助けが必要なわけですけど、町田市の皆さんもその点はよく理解してくださっている。そうした環境面だけではなく、過去のJ1昇格プレーオフに進出したチームの予算を見ると、8億円はないと厳しい。J1を狙うに至っては、10億円に乗せても簡単なことではない。選手たちの頑張りで本当に夢見るような順位にいますけど、勝ち点が減ることはないので、できる限りたくさん積み上げて、まずは早くJ2残留を決めて、今後のJ2定着を打ち出した上で、『次はJ1を狙います』という宣言をするためのポジティブなシナリオを描いていきたい。そのためにはクラブの経営規模も大きくしていかないといけない」
今年の結果ではJ1昇格を実現できないからといって、選手たちのモチベーションが低下することはない。厳しい現状に対して、むしろ高まっていると中島は力を込める。
「自分たちが結果を残していけばそれだけ注目されるし、いい順位をキープしていけば環境が変わっていくと思うし、そう願いながらプレーしている。僕たちは勝つことでしか、順位でしかアピールできないので、これからも目の前の試合を一つずつ確実に勝っていきたい」
好調なチームに導かれるように、ホームの平均観客数も昨季の3766人から5924人に大きく増えている。町田という地域をゆっくりと、確実に巻き込みながら、それでいて現状に対して決して浮かれることなく、地に足をつけて戦っていく。
目標は2020年――。東京五輪が開催される節目の年をJ1初挑戦のターゲットシーズンにすえた小さなクラブの壮大なチャレンジは、まだ幕を開けたばかりだ。その一里塚として、相馬監督が丁寧に作り上げてきたFC町田ゼルビアの胸のすくような快進撃がクラブの歴史に刻まれている。
文=藤江直人
◆ついに最終選考のガーナ戦へ…手倉森ジャパンの“隠し球”候補を一挙紹介!(サッカーキング)
http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20160505/438272.html
5月11日に鳥栖で行われるMD&ADカップのガーナ代表戦に臨むU─23日本代表メンバーが6日に発表される。18日に開幕するトゥーロン国際ユース大会が「本大会への準備」の色合いが強いこと、そして6月10日にJOC(日本オリンピック委員会)への派遣選手登録という実質的な一次登録締め切りが来ることを思えば、これがリオデジャネイロ・オリンピックに向けた最終選考の機会になると見ていいだろう。
4月の静岡合宿で選考は終わったと見る向きもあるが、手倉森誠監督はアジア最終予選の際もギリギリまで選手を見極め、最後にMF三竿健斗(鹿島アントラーズ)のようなほとんど招集していなかった選手をメンバーに加えることもしている。DF室屋成(FC東京)、松原健(アルビレックス新潟)、MF中島翔哉(FC東京)、FW鈴木武蔵(新潟)など各ポジションに負傷者を抱えている現状もあるだけに、今季のJリーグで輝いている選手たちに“ラストチャンス”が巡ってくる可能性は十分にある。
まずは室屋と松原というレギュラー格の2枚が離脱してしまっている懸案の右サイドバックから見ていきたい。オランダで活躍するファン・ウェルメスケルケン・際(ドルトレヒト)の招集もウワサされるが、Jリーグでポジションを得ている選手も多く、テストの余地は残っている。J2からは躍進中のFC町田ゼルビアで堅陣4バックの一角を形成する三鬼海、2年前のU─19日本代表で右SBのレギュラーで国際経験も豊富な広瀬陸斗(徳島ヴィルティス)、早くからポテンシャルを高く評価されてきた川口尚紀(清水エスパルス)といった選手の名前が挙がる。本大会の18人登録という枠、そして守備の強さを求められる世界大会であることを思えば、マルチロールの磐瀬剛(FC岐阜)も可能性はある。そしてもちろん“快足おばけ”の伊東純也(柏レイソル)は筆頭格の候補である。隠し球は高卒ルーキーながら試合に絡み続けている東京五輪世代の初瀬亮(ガンバ大阪)か。左右のサイドバックを自在にこなせる柔軟性があり、18人登録という五輪本大会でも選びやすいのはポイントである。
逆の左サイドバックも悩ましいポジション。先日の静岡合宿では小川諒也(FC東京)、三丸拡(サガン鳥栖)がテストされた。故障がちだった山中亮輔(柏)は戦線に戻って来ているが、同じ柏で中山雄太の存在感が増している。東京五輪世代で唯一、アジア最終予選の予備登録メンバーに食い込んでいた選手でもあり、手倉森構想の大枠には当初から入っている。戦術的に非常に優秀な選手で、センターバック、サイドバックから中盤までこなせる幅の広さは魅力的。個人的には本大会に向けた隠し球の「本命」と見る。また、激しい上下動から個での突破、左足のクロスまで備える大卒ルーキーの高橋諒(名古屋グランパス)も、Jリーグで先発をつかんで猛アピール中。こちらも可能性は十分ある。
センターバックは植田直通(鹿島)、奈良竜樹(川崎フロンターレ)、岩波拓也(ヴィッセル神戸)の3枚が不動と見られているが、4枚目の選考は常に流動的だった。先日、奈良の負傷が代表スタッフに冷や汗をかかせていたが、本大会前に不測の事態に備える必要はある。個人的イチオシは、奈良の後輩でもある進藤亮佑(コンサドーレ札幌)。抜群の運動能力に加えて“ラテン系”と評される明るいパーソナリティーを持つことも、このタイミングでメンバーを加える選手としては買えるポイントである。そしてJ2でレノファ山口の躍進を支えるDF北谷史孝の名前も挙げておきたい。ベースの高い身体能力には元より定評があったが、試合に出続けることで安定感も増した。ただ、国際経験の少なさがネックか。
中盤はポジションを得ている選手も多いだけに激戦区。J1では右サイドバックもこなせる小泉慶(新潟)の再招集もありそうだが、同じ新潟の端山豪も面白い。左右両足の正確なキックに加えて、ゴール付近でのセンスも十分。サイドバックの経験もあり、緊急事態に対応することもできるはず。プレースキッカーになれるのも強みだろう。同じ大卒ルーキーでは、初ゴールを決めたばかりの和泉竜司(名古屋)の名前も挙がるかもしれない。もともとこの年代の日本代表に絡んできていた選手であり、顔なじみが多いのも強み。中島と鎌田大地(鳥栖)が負傷中ということを考えても、テストされる可能性はある。J2では、井出遥也(ジェフユナイテッド千葉)が今季はチームが低空飛行を続ける中でワンランク上のプレーを見せており、復活招集の可能性がありそうだ。
最後に鈴木が負傷離脱している1トップ。先日の静岡合宿では富樫敬真(横浜F・マリノス)がテストされていたが、今回は同じ“鈴木”姓の鈴木優磨(鹿島)を推したい。前向きで強引かつ剛毅なストライカーらしいストライカー。チームにフィットするかは何とも言えないところもあるが、外国勢相手にも物怖じせずに戦ってくれる選手ではあるはず。Jリーグで見せているプレーを考えれば、招集の声が掛かっても何ら不思議はない。
本大会までに残された時間は少なく、18人という狭き門なのも確か。これまで所属チームでポジションを奪えないことがこの年代の課題とされてきたが、ようやく状況が変わってきた。「うれしい悲鳴」と苦笑してきた手倉森監督をさらに悩ます人材が、今のJリーグには溢れている。果たして誰が鳥栖行きのチケットをつかむのか。そしてその中から手倉森ジャパンを変える“隠し球”は現れるのか。
文=川端暁彦
◆清水ジュニアユースが鹿島下し18年ぶり優勝(ニッカン)
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1642521.html
<JFAプレミアカップ2016:清水ジュニアユース2-1鹿島ジュニアユース>◇決勝◇5日◇大阪・J-GREEN堺
清水ジュニアユース(JY)が2-1で鹿島ジュニアユースに勝利した。1998年以来18年ぶり2度目の頂点に立った。
前半9分、DF林航輝(14)の右クロスにU-15日本代表FW山崎稜介(14)が頭で合わせて先制した。しかし後半14分に、鹿島JYのDF関口颯乃(14)に豪快なミドルシュートを決められ、1-1のまま延長戦に突入した。
そして延長後半9分、FW川本梨誉(14)の右クロスから決定機が生まれ、相手GKがこぼしたボールを最後はFW青島太一(14)が右足で押し込んだ。
5年ぶりの出場で優勝し、試合後には清水の勝利後恒例の「勝ちロコ」も踊った。青島は「楽しかった。内容は良くなかったけど、最後に決めて勝ててよかった。最後まで諦めないでプレーしたことが、結果につながった」と振り返った。
清水JYの岩下潤監督(43)は「選手たちが、勝負にこだわって頑張った。最後までサッカーが好きだということを表現した。これからもチャレンジして、成長してほしい」と話した。
◆鹿島西弾で2差、浦和と直接対決残し暫定3位死守(ニッカン)
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1642169.html
<明治安田生命J1:鹿島2-1新潟>◇第1ステージ第10節◇4日◇カシマ
鹿島が新潟に2-1で競り勝ち、暫定3位をキープした。前半22分に今季初先発のFWジネイ(32)が先制。同点とされて迎えた後半34分に、元日本代表DF西大伍(28)が右足で勝ち越し弾を奪った。本職の右サイドバック(SB)とは反対の左SBで先発し、ゲーム主将も務めた一戦で2季ぶりのゴール。古巣新潟にも健在を示す一撃で、優勝戦線に踏みとどまった。
左から中央のスペースに走り込んだ西が、前を走るFW金崎に叫んだ。「スルー!」。右サイドのMF柴崎からのパス。金崎が打つ振りをしてDFを引きつけ、マークをはがした西が右足を振った。1-1の後半34分。ゴール右隅に糸を引くような軌道で蹴り込み「朝、起きた時に決められる予感がした」。予言? 通りの勝ち越し弾だった。
ベンチスタートのMF小笠原に代わってキャプテンマークを巻き、3試合ぶりの白星に導いた。過去2戦は無得点。攻撃陣に「こうやって決めるんだぞ」と、冗談めかした選手会長は、不慣れな位置でチームを救った。本職は右SB。ザッケローニ、アギーレ監督時代に日本代表入りした名手だが、負傷禍で左SBに回っていた。「利き足が右なので、どうしても中に入りたくなる」。普段はサイドに張るが、左から右足で打ちやすい位置を突き、2季ぶりの得点とした。前回ゴールも14年11月の古巣新潟戦で「まだ応援してくれる人はいる。元気な姿を見せたかった」と、健在を示した。
先月18日には、熊本地震の被災地に物資を持ち込んだ。出身のDF植田に1泊2日で同行。現地で撮られた写真が出回ると「合成されたみたい」と、あえて“否定”。行動だけで示す男が苦しむチームを助けた。
ACLで試合のなかった首位浦和との勝ち点差を暫定で2に縮め、直接対決も残す。「内容が良くなくても、ものにしていく力が必要」。第1ステージ逆転Vへ、3位から1戦ずつ重圧を強めていく。【木下淳】
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