日刊鹿島アントラーズニュース

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2024年5月11日土曜日

◆町田浩樹、クラブに「110年ぶりの伝説優勝」をもたらす!CKからの殊勲ゴールでトロフィーを掲げる(Qoly)



町田浩樹


9日に行なわれたベルギーカップの決勝戦で、町田浩樹が所属しているユニオン・サン=ジロワーズがアントワープに勝利し、1914年以来110年ぶりの優勝を決めた。

7回戦から出場したユニオン・サン=ジロワーズは、RFCミュー、ベフェレン、アンデルレヒト、そしてクルブ・ブルッヘを撃破して決勝に進出。

そして9日にスタッド・キング・ボドウィンで行なわれたファイナルでは、前半アディショナルタイムにコーナーキックから町田浩樹が先制ゴールを奪取する活躍を見せた。





ユニオン・サン=ジロワーズはこの町田浩樹がもたらした先制点を最後まで守りきり、クラブの歴史上3回目となるベルギーカップのトロフィーを掲げることに成功した。

町田浩樹は2022年1月に鹿島アントラーズからユニオン・サン=ジロワーズに期限付き移籍。1年目は負傷に苦しめられたものの、昨年3月に完全移籍し、今季は主力として大活躍している。

冬のマーケットではトッテナム・ホットスパーなどプレミアリーグのクラブが獲得に動いているという噂も流れ、この夏のステップアップも期待されている状況だ。

リーグではこれまで29試合に出場して2アシストのみであるが、このカップ戦では準決勝ファーストレグのクルブ・ブルッヘ戦に続いて2ゴール。タイトル獲得に大きく貢献した。




◆町田浩樹、クラブに「110年ぶりの伝説優勝」をもたらす!CKからの殊勲ゴールでトロフィーを掲げる(Qoly)




◆【鹿島】安西幸輝、育った東京Vとの対戦へ「厳しく戦うことが恩返しに。何もさせない」(サカノワ)



安西幸輝


「僕を含めユースからプロになった選手が成し遂げられなかったJ1昇格を、森田くんがキャプテンとして率いて達成できたことには、すごく感謝しています」


[J1 13節] 鹿島-東京V/2024年5月12日13:05/県立カシマサッカースタジアム

 J1リーグ鹿島アントラーズの安西幸輝が5月10日、2日後のホームでの東京ヴェルディ戦に向けて抱負を語った。

 鹿島は前節・柏レイソル戦、後半アディショナルタイムのチャヴリッチ弾で2-1の勝利を収めた。現在リーグ3連勝を収めて、3位につけている。

 安西は「(柏戦は)ガンバ戦から3連戦で一番いいプレーができたと、チーム全体でも思えました。相手の出方やピッチを広く使いながらボールを回し、しっかり選択肢を持ちながら前進して得点できた、すごくいい前半でした」と振り返った。

 安西と言えば、東京Vのアカデミー出身でトップチームでプロデビューを果たした。そして鹿島へ移籍している(2019年6月~2022年6月、ポルティモネンセでプレーしたあと復帰)。

「僕が小学校6年生の時以来、16年ぶりにヴェルディがJ1の舞台に帰って来てくれました。12年間お世話になり、しっかり僕が鹿島で厳しく戦うことが恩返しになると思います。何もさせないように頑張りたいです」

 そう自らをも鼓舞するように、鹿島の「2番」は全力で闘い、ホームで勝利することを誓っていた。

 28歳の安西だが、その後輩たちが今なお在籍し、このJ1昇格に貢献したことに賛辞を贈る。

「ユースからプロ1年目にかけての頃、ジュニアにいた森田(晃樹)くん、深澤(大輝)くん、谷口(栄斗)くんといった子たちが僕らの背中を見て育ち、僕を含めユースからプロになった選手が成し遂げられなかったJ1昇格を、森田くんがキャプテンとして率いて達成できたことには、すごく感謝しています」

 そのように古巣への特別な想いも口にしていた。東京Vは現在3勝7分3敗の勝点16で10位。J1仕様の戦い方を模索しながら、若い選手たちが高い適応力を見せてポイントを積み上げてきた。

 安西は東京Vの戦いぶりについて「J2の時はボールを握って前進させるサッカーでしたが、個のレベルが上がるJ1では、ボールの収まる2トップをしっかり意識した縦に早いサッカーをしている印象を受けます。染野はいませんが(鹿島との契約により出場せず)、木村(勇大)くんともう一人入るフォワードにしっかり注意してやっていきたいです」と分析していた。

 鹿島としては、対策を練って良さを消そうとしてくる相手から、いかに勝利を収めるか――というミッションを課される一戦にもなる。ただ安西は、この対戦をカシマスタジアムで迎えられることを、誰よりも楽しみにしていた。





◆【鹿島】安西幸輝、育った東京Vとの対戦へ「厳しく戦うことが恩返しに。何もさせない」(サカノワ)





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