◆東京五輪 男子サッカー3位決定戦 日本1―3メキシコ(6日・埼玉スタジアム)
日本はメキシコに1―3で屈し、銅メダルを逃した。
スポーツ報知では、1次リーグ3試合、準々決勝、準決勝、3位決定戦の全6戦を採点。各試合の採点の平均点と大会のパフォーマンスを振り返る寸評は以下の通り。
森保一監督【5・92】結果論、準決勝までのどこかで主力を休まさなければ、4強進出国に太刀打ちできない。選考・戦術を含め、この経験をW杯に生かせるのが兼任監督の特権であり、生かすのが責務
GK谷晃生【6・25】全6戦に出場し、大きく株を上げた。試合後、W杯4大会選出のGKオチョアから激励受ける。目指せ、アジアのオチョア。まずは権田、シュミット、川島の3枠に割って入るところから
DF酒井宏樹【6・40】大会を通じて右を破られた場面は…ほとんど記憶にない。とんでもない大物DFが今夏、Jリーグに帰ってくる
DF吉田麻也【6・17】フィールド選手で唯一のフル出場。ロンドンの雪辱ならずも、出場2大会連続4位は誇れる結果。円陣では「胸張って帰ろう」と一声。あなたこそ、イタリアまでの道中ずっとハト胸でどうぞ
DF冨安健洋【6・17】負傷と累積警告で出場3試合のみは大きな誤算も、板倉を含めたCB3人の安定感はチームの屋台骨だった。様々な噂のある新天地クラブでもきっと大丈夫
DF中山雄太【6・08】最大の懸念だった左SBで、心配を吹き飛ばす安定したパフォーマンス。A代表のSB事情を考えれば、SBを主戦場とするクラブでプレーすることも代表で生き残る術の1つか
MF遠藤航【6・00】デュエル王も人間。最終戦はPK献上など3失点に絡み、チーム最低の4・5点に。それでも準決勝までの貢献が霞むことはない
MF田中碧【6・00】「サッカーを知らなすぎる」「デュエルだの戦うだのを彼ら(スペイン・メキシコ)は通り過ぎている」と危機感を口に。W杯の司令塔候補が世界との差を言語化できる体験をしたこと、これは大きい
MF堂安律【6・00】献身守備はチームの助けとなったが、PKの1点のみで力を示せず大会を去る。縦にいくタイプではない分、やはり評価基準は得点関与数になる
MF久保建英【6・33】チーム最多3得点も泣き崩れた。3年後もスペインにいれば、法令によりパリ五輪出場は現状可能。W杯での活躍はもちろん、五輪の悔しさは五輪で、にも期待
MF相馬勇紀【5・83】守れるドリブラーは世界的にも稀少であり、抜くところまでは、ある程度のレベルでも通用。問題はその先。ドラミちゃん?どこが?ぐらいまで化けたいところ
FW林大地【5・80】先発5試合で無得点。頼れる潰れ役であるのも事実、ゴールの匂いがしないのも事実。岡崎慎司も北京五輪までは似たり寄ったりだった。ここから
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MF旗手怜央【5・90】5試合出場。指揮官の期待度の高さを感じる起用法が続く。A代表に食い込めるだけの素質は十分
MF三笘薫【5・75】出場2試合。あのゴールを、というよりその前の切り返しを見てしまうと、負傷による出遅れは大きな誤算だったと言わざるを得ない
FW上田綺世【5・38】シュート2本を得点に繋げた仏戦から一転、トーナメントでは精彩を欠く。南米選手権の屈辱から這い上がったのと同様、もしくはそれ以上の奮起に期待
MF板倉滉【6・00】全試合出場。CB、ボランチでフル稼働。泥臭く体を張れる選手であることを証明。A代表でも23人枠にとどまらず、11人枠を目指せる
MF三好康児【5・67】5試合出場1得点。プレースタイルは先発向きだが、途中から出て輝ける選手にならないとステップアップやA代表は厳しいか
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GK大迫敬介【―】出場なし。共闘の3週間を終え、谷の背中を追い、追い越すための日々の始まり
GK鈴木彩艶【―】出場なし。五輪でメダルを狙う上で、GKにOA枠は避けたいところ。堂々かつ比類なき正守護神としてパリ五輪を迎えたい
DF瀬古歩夢【―】フィールド選手で唯一の出場機会なし。敗退後にピッチ上で涙した選手よりも大きな成長の糧を手にしたかもしれない。生かすも殺すも自分次第
DF町田浩樹【―】出場5分のみ。190センチ超、左利きの2点はセンターバックとして大きな長所だが、武器とまではいっていない。日々鍛錬、日々成長
DF橋岡大樹【6・25】出場2試合。酒井宏樹を間近で見続け、比較される立場を経験したことは大きな財産。酒井・室屋・山根の右SB争いに殴り込めるか
FW前田大然【6・00】出場3試合1得点。指揮官の評価が思いの外低かった印象。怖さを伴う速さを身につければ、A代表でも欠かせない戦力になれる
※全6試合を平均5・5~6・0点で採点。出場15分未満の試合は採点なし
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