受験生の知らない公務員試験の裏のウラ 本当に使える学習ノウハウ [ 黒田 隆行 ][8.8 J1第9節 鹿島2-0鳥栖 カシマ]
J1リーグは8日に第9節を行い、カシマスタジアムでは鹿島アントラーズとサガン鳥栖が対戦。鹿島が2ー0で勝利し、今季初の連勝で3勝目を挙げた。
鹿島は、1日のJ1第8節・大分トリニータ戦では4-1と快勝も、5日のルヴァン杯グループリーグ第2節・川崎フロンターレ戦では2-3と敗れ、グループリーグ敗退が決定。徐々に歯車が合い始めるが、リーグ戦はいまだ12位に位置している。
今節では先発メンバーを6人変更し、布陣は4-4-2を敷く。DF小泉慶、MF永木亮太、MF土居聖真、MF白崎凌兵、FW伊藤翔がそれぞれ起用され、20歳GK沖悠哉が公式戦デビューとなった。
一方、鳥栖は2日のJ1第8節・FC東京戦で3-2と今季初の複数得点による勝利。5日のルヴァン杯ではメンバーを大きく入れ替えて横浜FCに0-1で敗れた。中2日の今節はメンバーを総入れ替え。4-4-2の布陣で、前節にJデビューとなった16歳DF中野伸哉が再び先発メンバー入りを果たした。
鹿島は前半15分に決定機。永木が中盤からFKを蹴ると、ファーサイドのPA左からFWエヴェラウドがヘディングシュートで合わせる。山なりのボールはGK高丘陽平の手を避けるようにゴールマウスに向かうが、DFエドゥアルドのゴールライン上のスーパークリアに阻まれた。
一方、鳥栖もチャンスを作る。大卒ルーキーのMF森下龍矢が右サイドを突破。何度も切り返しながら鹿島DF小泉慶のマークを振り切ると、最後はPA右外でファウルをもらい、FKを得る。キッカー・MF原川力が右足で蹴り上げるが、ゴール前の味方には合わず、攻撃は不発に終わった。
前半を0-0で折り返すと、鳥栖が攻撃に出る。後半7分にFW趙東建、同8分にMF樋口雄太がPA手前から右足シュートを放つが、いずれも沖の横っ飛びセーブに阻まれる。鹿島は14分にMF和泉竜司、MF三竿健斗、MF荒木遼太郎を投入。さらに22分にはFW染野唯月を入れた。
両者ともにゴールへ近づく中、後半24分に試合が動く。鹿島は左CKから中盤にボールが流れると、小泉が右足でPA内に放り込む。ファーサイドの染野が頭で合わせ、和泉が胸トラップで地面に落とすと、素早く左足で刈るようにシュートを放ち、ゴールに突き刺した。
さらに鹿島は後半24分、華麗な連係プレーから追加点を挙げる。荒木がPA手前からPA右にパスを出し、反応した染野はPA右の深い位置から右足ヒールキック。PA右の和泉が冷静にゴール前にパスを出し、エヴェラウドが右足ワンタッチでゴールに流し込んだ。
攻守に堅実さを見せた鹿島がそのまま逃げ切り、2-0で試合終了。今季初の連勝、そして今季初の完封勝利で復調の兆しを見せた。
◆鹿島が今季初の連勝&完封! 途中出場の和泉が1G1A、3戦連発のエヴェラウドは今季6点目!(ゲキサカ)