日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年4月30日木曜日

◆山形、残り5分3点差から奇跡の同点劇…ホーム清水には大ブーイング(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?161949-161949-fl



[4.29 J1第8節 清水3-3山形 アイスタ]

 清水エスパルスとモンテディオ山形のともに降格圏の16位と17位に沈むチーム同士の対戦は、3-3の引き分けに終わった。しかし、終盤戦に大きな驚きを見せた一戦になった。

 試合は開始3分に動いた。清水は左サイドからのFKを獲得すると、MF八反田康平の早いキックをニアでDF枝村匠馬が頭に当て、ゴールネットを揺らす。さらに同12分には左サイドを突破した八反田のクロスをFW長沢駿が合わせて2点目。そして同26分にはFW大前元紀の浮き球パスで抜けたFWピーター・ウタカが押し込む。システムを3-1-4-2に大きく変えた清水が、前半で試合を決めた……かに思えた。

 しかし、ドラマは後半40分から始まった。山形はMF高木利弥のシュートのこぼれ球をFWディエゴが押し込み1点を返すと、同44分にはCKからFW中島裕希が押し込み、ついに1点差。そして、押せ押せの山形は後半アディショナルタイム4分、左サイドからの高木のクロスをFW林陵平が頭で合わせて、奇跡の同点劇を演じて見せた。

 山形の1点目の前に林がゴールネットを揺らした場面がオフサイド判定となっていた。サッカーに“たられば”はないが、もしこれが決まっていたら、大逆転劇となるところだった。奇跡の同点劇に沸く山形サポーター。対する現実を受け入れきれない様子の清水サポーターだったが、試合後は大ブーイングを選手たちに浴びせていた。清水はリーグ戦の連敗こそ5戦で止めたが、未勝利は7戦まで伸びている。

◆仙台「ネパール大地震 支援募金活動」を実施(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1469031.html

 仙台は29日、第8節ホーム鹿島戦で「ネパール大地震 支援募金活動」を実施した。

 主体はベガルタ仙台とベガルタ仙台市民後援会で、ユアテックスタジアム仙台コンコースで募金活動を行った。

 集まった86万5505円の募金は、ネパールの震災復興に寄与する団体へ届ける予定で現時点では送り先は未定。キックオフ前には、被災された方々へ哀悼の意を表し、黙とうも捧げられた。

 仙台選手会長のDF蜂須賀孝治(24)は「ベガルタのホームタウンである宮城も11年の東日本大震災で大きな被害を受けましたが多くのご支援、ご協力を頂き支えられてきた。少しでも力になることができれば」とクラブを通じてコメントした。

◆鹿島DF昌子「次は無失点」終了間際の1発に怒り(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1469036.html

鹿島DF昌子「次は無失点」終了間際の1発に怒り

<J1:仙台1-2鹿島>◇第8節◇29日◇ユアスタ

 鹿島の日本代表コンビが勝利に貢献した。

 前半43分、MF柴崎岳(22)の右CKにDF昌子源(22)が頭で合わせ、ゴール左に流し込んだ。同期入団の2人の息の合ったプレーで昌子の今季初ゴールが生まれると、後半23分にMFカイオ(21)が追加点。敵陣でボールを奪うと、DFをかわしてゴール前に持ち込む。巧みに相手守備の間をすり抜け、最後は左足でゴール右に蹴り込んだ。

 しかし、今季初完封目前の後半ロスタイムに失点。何とか逃げ切って3勝目を挙げ、昌子の得点がV弾にはなったものの、怒りが収まらない。普段は冗舌だが「結果がすべて。次は無失点でいけるよう頑張ります」と短く話し、スタジアムを後にした。柴崎も取材を断ってバスに乗り込んだ。

◆【鹿島】昌子、今季初ゴールも悔し失点「CBとしてシビアになる部分」(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20150429-OHT1T50311.html

前半、先制ゴールを決め、声援に応える鹿島・昌子

 ◆J1第1ステージ第8節 仙台1―2鹿島(29日・ユアテックスタジアム)

 日本代表で鹿島DF昌子が悔しさを口にした。自身の今季初ゴールでアウェー勝利をものにしたが、ロスタイムに1失点。

 今季13試合で完封がなく、「センターバックとしては失点に一番厳しく、シビアになる部分。悔しさが残る試合となってしまった」と振り返った。ただ、ACLを含め過密日程を戦うチームにとっては大きな1勝。「次は完封になるように」と前を見た。

◆昌子 代表DFの決定力見せた 失点には反省「シビアな部分」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/04/30/kiji/K20150430010264380.html

J1第1S第8節  鹿島2―1仙台 (4月29日  ユアスタ)

J1 仙台―鹿島 声援に応える昌子

 鹿島の日本代表DF昌子が今季初ゴールを決めた。0―0の前半43分、同MF柴崎の右CKを頭で押し込んで先制した。

 もっとも2―0の後半ロスタイムに失点して開幕からの連続失点試合は8となり、延長Vゴール方式が廃止された03年以降のクラブワースト記録を更新。昌子は勝利に貢献しながらも「完封できていないんで。結果が全て。センターバックとしては失点に一番厳しく、シビアな部分」と反省ばかりが口をついた。

 それでもチームは勝敗を五分に戻した。柴崎も4月の公式戦7試合を2得点5アシスト(セットプレーからは4)と好調を維持。11年にともに高卒で入団した同期2人の“代表ホットライン”も今季初めて開通し、巻き返しへの機運は高まる。

◆「ほとんど岳のゴール」柴崎のCKから昌子が今季初ゴール(ゲキサカ)

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?161951-161951-fl

[4.29 J1第1ステージ第8節 仙台1-2鹿島 ユアスタ]

 鹿島アントラーズはアウェーでベガルタ仙台に2-1で勝ち、2試合ぶりの白星を挙げた。仙台は3連敗で4試合勝ちなし(1分3敗)となった。

 序盤はホームの仙台がペースを握った。前半9分、MF梁勇基の左CKにDF渡部博文が頭で合わせるが、GKがセーブ。同11分にはDF多々良敦斗の右クロスに古巣戦となるMF野沢拓也が右足で合わせたが、ゴール左に外れた。前半17分、梁の直接FKは惜しくも左ポストを直撃。チャンスをつくりながら最後の決め手を欠いた。

 鹿島は前半32分、MF柴崎岳がミドルシュートを狙うなど徐々に流れを引き寄せる。すると前半43分、柴崎の右CKにDF昌子源が頭で合わせ、先制点を奪った。今季初ゴールとなった昌子は試合後のインタビューで「途中でボールが見えなくなったけど、思い切って頭を出したのがよかった」と得点シーンを振り返り、「いいボールが来たので、合わせるだけだった。ほとんど(柴崎)岳のゴール。岳に感謝したい」と語った。

 またもプレースキックからアシストを記録した柴崎は後半16分にも左CKから正確なボールを供給したが、DFファン・ソッコのヘディングシュートは左ポストを弾いた。惜しくも追加点の好機を逃した鹿島だが、後半23分、MFカイオが左サイドの高い位置でボールを奪うと、そのままドリブルで持ち込み、PA内に進入。DFを縦にかわして左足でゴールに流し込み、2-0とリードを広げた。

 2点を追う仙台も必死の反撃に出る。後半アディショナルタイム、左サイドからロングスローを放り込むと、ゴール前でMF藤村慶太が競ったこぼれ球をFW金園英学が振り向きざまに左足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。今季、磐田から加入した金園は移籍後初ゴール。1点を返したが、反撃及ばず、1-2で敗れた。

 勝ち点3を奪ったものの、終盤の失点でまたも今季初の無失点を逃した鹿島。昌子は「アウェーで勝ち点3を取れたのはよかったけど、僕はセンターバックなので、最後の1失点が悔しくて、喜びが半減した。失点が多いのは数字を見れば分かるし、センターバックとしてはゼロにこだわりたい」と悔しさものぞかせていた。

◆鹿島今季3勝目、仙台追い上げ届かず/仙-鹿8節(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1468573.html

鹿島今季3勝目、仙台追い上げ届かず/仙-鹿8節

<J1:仙台1-2鹿島>◇第8節◇29日◇ユアスタ

 東日本大震災の被災地として試合前、25日に発生したネパール地震の犠牲者へ黙とうをささげた一戦。10位タイの鹿島が2ゴールで8位仙台に快勝した。

 序盤はホーム仙台が主導権を取った。前半9分にMF梁の左CKからDF渡部のヘッド、11分に右クロスから前鹿島MF野沢の右足シュートが相手ゴールを脅かす。17分には、ゴール前やや左で得たMF梁の右足FKが左ポストをたたく。39分には右クロスにMF奥埜がうまく頭で合わせたが、ライン上ギリギリでGK曽ケ端に阻まれた。

 押されていた鹿島だったが、ワンチャンスをものにする。43分、MF柴崎の右CK。中央に入ったDF昌子が頭で合わせてゴール左隅に流し込んだ。22歳の日本代表コンビのゴールで鹿島が先制に成功した。

 1-0で迎えた後半も鹿が得点を奪った。23分、敵陣でボールをカットしたMFカイオがDFをかわしてゴール前に持ち込み、左足でゴール右に技ありの一撃。昨季のベストヤングプレーヤー賞に今季2ゴール目が生まれた。得点後は観客に駆け寄り、手を耳に当てさらなる応援を求めた。

 仙台は左ふくらはぎ痛から約1カ月ぶりに復帰した右サイドバック菅井、さらにFW金園を投入して攻勢を強める。33分には、その菅井の攻撃参加からチャンスをつくり、FWウィルソンからボールを受けた梁が右足でシュートを放ったが、わずかに左にそれた。後半ロスタイムには、金園がゴール前の混戦から執念で押し込み1点差に。しかし時既に遅く、アウェー鹿島が今季3勝目を上げた。

◆J1第1ステージ第8節 鹿島 逃げ切る 仙台に2-1(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14303210053003



明治安田J1第1ステージ第8節(29日・ユアテックスタジアム仙台ほか=9試合)鹿島は仙台を2-1で下し、星を五分に戻した。通算成績は3勝2分け3敗、勝ち点を11に伸ばし8位に浮上した。

鹿島は前半43分、柴崎の右CKを昌子が合わせて先制。後半23分にはカイオが追加点を挙げ、相手の反撃を1点にとどめた。

首位の浦和は最下位の甲府を2-0で退けた。3連勝で開幕から8戦負けなしとし、勝ち点を20に伸ばした。甲府は6連敗。2位のG大阪は宇佐美の6試合連続ゴールで松本を1-0で下し、6連勝で同19とした。FC東京は新潟に1-0で競り勝ち、勝ち点17で3位に浮上した。

◆2015明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第8節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51559

J1 1st 第8節 vs 仙台

昌子とカイオがゴール!鹿島がアウェイで仙台を撃破、2試合ぶりの勝ち点3!



鹿島が、アウェイの地で力強く再スタートを切った。前節から中3日、J1 1st 第8節でベガルタ仙台と対戦すると、前半に昌子のゴールで先制し、後半にはカイオのゴールでリードを広げる。終了間際に1点を返されたが、2-1で逃げ切り、2試合ぶりの勝利を収めた。



鹿島は4日前の神戸戦で敗れ、3月22日の名古屋戦から続いていた無敗は6で止まった。中3日で迎えたアウェイゲームは、再び這い上がるために、そして上位に食らいついていくために、極めて重要な試合だった。トニーニョ セレーゾ監督は、「3日間という時間では、コンディションの回復に重点に置くしかない」と話しつつ、「前節の反省は、しっかりと行った」と、今節での修正に自信を見せた。先発メンバーの変更は2選手。前節で後半から出場した小笠原が先発に復帰し、柴崎とのボランチコンビでチームの舵を取る。また、金崎が出場停止の前線には、高崎が指名された。2列目にはカイオと土居、遠藤が並び、センターバックは昌子とファン ソッコとのペア。最後尾は曽ヶ端、右サイドバックは西、左サイドバックは山本が務める。





ゴールデンウィークの初日、フットボールのある休日を迎えた喜びと心地良い陽気に包まれたユアテックスタジアム仙台。サポーターは早くから長蛇の待機列を作り、モチベーションの高さを示した。両チームのチャントが飛び交い、ボルテージが高まる中、14時4分にキックオフを迎えた。



前半立ち上がりから、25分ほどは仙台のペースだった。鹿島はなかなか前線でボールが収まらず、攻撃の糸口を作れない。自陣でのプレー時間が多くなる展開で、サイドからのクロスボールからヘディングシュートを打たれるなど、ピンチを迎える場面もあったが、曽ヶ端が安定したプレーで立ちはだかり、先制点を許さなかった。



鹿島は28分、先発復帰の小笠原が放ったミドルシュートから、仙台ゴールへ迫り始める。32分には、左サイドのタッチライン際でボールをキープした土居がドリブルで縦へ抜け出し、中央の柴崎へ。柴崎は前方へ持ち出してから、右足ミドルシュートを放ったが、GKにキャッチされた。36分には、柴崎が放った低い軌道の左CKから、遠藤が走り込んで左足ボレーで狙ったが、惜しくも左サイドネットへ。決定機こそ作れなかったが、鹿島は少しずつ、ゴールの予感を漂わせていった。



そして、待望の先制点は43分に生まれた。柴崎の右CKに反応した昌子が、ゴール前での混戦からダイビングヘッド。シュートは相手GKの伸ばした手を避けるように、ゴール左隅へと吸い込まれた。神戸戦を終えてから3日間、報道陣へのコメントを望まず、ただひたすらに試合への集中力を高めていた背番号3が、今季初ゴールで鹿島にリードをもたらした。前半は1-0で終了した。



後半開始後は、鹿島が攻勢をかけ、2点目を狙いに行った。50分にはカイオがミドルシュート、52分には山本の突破からペナルティーエリア内へ入り、最後は土居がファーサイドの隅を狙ったコントロールシュートを放ったが、枠を越えてしまった。60分にも、右サイドの遠藤が左足でゴール方向へと曲がるクロスを送り、山本が飛び込んでチャンスを演出。カウンターやセットプレーを織り交ぜながら、仙台ゴールへ迫った。



そして、追加点は68分だった。カイオが左サイドでボールを持つと、スピードに乗ったドリブルでペナルティーエリア内へ進入。「中へ入って右足を使うことは、相手に分析されているだろうから」と、縦へ突破して左足を振り抜くと、強烈なシュートがゴール右隅に突き刺さった。カイオはゴール裏まで駆け寄り、サポーターにアピール。ファインゴールで、鹿島がリードを広げた。





2点リードを得た鹿島は、ゴール直後に青木を投入。守備陣のテコ入れを図り、さらに攻勢をかける。72分には右サイドで細かいパスを連ねて突破し、ペナルティーエリア内で柴崎がシュート。さらに82分には、両サイドを広く使った攻撃で、クロスをファーサイドで受けたカイオがゴール前へ浮き球を出すと、最後は土居がダイビングヘッドを放ったが、GKの正面を突いた。鹿島は3点目を挙げることはできなかったが、仙台を押し込んだまま、試合終盤を迎えた。





リーグ戦2試合ぶりの復帰となった梅鉢、今季リーグ戦初出場となった赤崎がピッチに立ち、2-0で迎えた後半アディショナルタイム。鹿島は仙台に1点を返され、無失点試合はまたもお預けとなった。昌子が「悔しさが残る試合」と言葉少なにスタジアムを後にしたように、スッキリしない結末ではあったが、鹿島はリードを保ったまま、タイムアップを迎えた。2-1で仙台を破り、2試合ぶりの勝利を収めた。







アウェイでしっかりと勝ち点3を掴んだ鹿島は3日後、J1 1st 第9節で甲府と対戦する。カシマスタジアムへ戻り、再び連勝街道を突き進んでいく。



【この試合のトピックス】
・昌子が今季初ゴールを決めた。リーグ戦でのゴールは、2014年9月13日、J1第23節の大宮戦以来、自身通算3得点目。
・カイオが今季のリーグ戦2ゴール目を決めた。
・高崎が、J1 1st 第5節の新潟戦以来、リーグ戦3試合ぶりの先発出場を果たした。
・小笠原がフル出場。3月18日のACLグループステージ第3節、広州恒大戦以来の先発メンバー入りだった。
・赤崎が今季のリーグ戦初出場を果たした。
・梅鉢が、4月16日のJ1 1st 第6節の柏戦以来の出場を果たした。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・相手のペースに引き込まれないこと。自分たちのリズムでボールを動かし、試合のテンポをコントロールしよう。
・攻撃のスイッチを入れるべきタイミングをしっかり共有し、チャンスを逃さないこと。
・チームとしてより積極性のあるプレーを意識しよう。

ベガルタ仙台:渡邉 晋
・攻撃はテンポよく、いい動かし方ができているので後半も続けていこう。
・守備はしっかりとブロックを組んで狙いをもってできているので、慌てないこと。

[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・当然ながら、立ち上がりの20分から25分くらいは相手から圧力をかけられて、相手のペースに合わせたサッカーをしてしまった。苦しい時間帯だった。正直、その時間帯で失点をしなかっただけで喜んだし、その時間帯を耐え抜いたことは非常に良かった。仙台は、試合全体を考えても、ダイナミックなサッカーをしようとしている。相手の監督を称えたい。その苦しい時間帯をしのげたことが、大きなポイントになったと思う。90分間、あのペースでプレーを続けるのは非常に難しいので、どこかで動きが落ちるとは思っていた。そのペースが続くのは、15分から25分くらいだろうと考えていたので、そこから落ち着いてやれればと思っていた。前半では、我々がボールを奪い返した後、中央から攻めようとしていたのが反省点。一番、人数が多いところに自分たちから突っ込んでいってしまった。そのようにプレーして、自分たちから首を絞めるような形になった。相手がロングボールを蹴ってセカンドボールを狙うという部分は明確になっていたのだが、守備の積極性が我々には欠けていた。常に、相手がセカンドボールに対して一歩早く反応していたので、そのことも、自分たちが苦しくなった部分だった。
・その後、少しずつリズムを取り戻して、セットプレーからゴールを決めることができた。ハーフタイムには、選手たちを落ち着かせることを考えていた。自分たちの流れで試合を運べていない時にはイライラしてしまうものだが、そこを落ち着かせること。もう1つは、後半は相手が押し込んでくる状況になるので、それをしっかりしのぐことと、相手が前に出てくるということで、当然ながらその背後が空くことになるということ。前半でもそこを狙って欲しかったが、後半は徹底的にサイドチェンジから背後を狙っていった。遠藤選手の技術やボールキープ、カイオ選手の技術とスピードを生かせると伝えた。その狙い通りのプレーが少しずつできるようになっていった。そこからゴールやチャンスを生み出すことができた。
・チームとして、相手に押し込まれた時間帯や状況の中で積極的な守備をできなかったことが、改善点。それができない要素は様々なことがあって、そのような身体的な反応になってしまった。
・ロングボールへの対策、セカンドボールについて、両サイドバックが内側に絞って、センターバック1人に競らせないように、その後のカバーリングをするように指示を出していた。ロングボールやクロスボールに対して、曽ヶ端選手がタイミング良く、自信を持って飛び出していたことが、チームを助けていたと思う。
・レフェリングも、両チームにとって非常に良かった。我々監督陣は審判に文句しか言わないので、こういう時には褒めないといけないと思う。

ベガルタ仙台:渡邉 晋
1万7000人を超えるサポーターに集まってもらい、感謝している。そのサポーターに勝ち点3を届けることができず、非常に悔しい思いでいっぱい。前半は非常に良い入りができて、自分たちが掲げるゲームコントロール、攻守における狙いを明確にしたでの、アグレッシブな守備とそこからの攻撃をうまく表現できた。それだけに、あの時間帯でのリスタートでの失点が非常にもったいなかった。後半開始にあたっては、今の状態を続けていこうと伝えた。決して悪い内容ではないので、このまま進めていけば相手の隙が生まれてくるという話をした。2失点目はミス絡みではあったが、もう1つビハインドを追う形になった後は、システムを入れ替えて前線にパワーを持っていく形にした。もう少し早く1点を取れていれば、少なくとも勝ち点1は取れたのではないかと思う。最後、選手がパワーを出して、1つゴールを決めることができたことは、この連戦の中では前向きな要素になってくると思うので、その勢いを持って次節に臨みたいと思う。

選手コメント

[試合後]

【遠藤 康】
とりあえず、勝てて良かった。前半にセットプレーから先制できたのが一番大きかったと思う。最後の失点はもったいない。集中力と意識の問題だと思う。失点ゼロと1失点は大きく違う。甲府戦ではこのようなことにならないよう、気をつけたい。

【土居 聖真】
前半は押し込まれる時間帯が長かったけど、よく耐えていたと思う。良い時間帯で追加点を取れたことが大きかった。チームとして、コンスタントに得点を決めることができているので、失点が続いている部分をもっと改善できればいい。改善点はたくさんある。首位に近づいていけるように、ここから全試合で勝てるようにしたい。

【昌子 源】
完封できていないし、その結果が全て。センターバックとしては、自分のゴールよりも失点に対してシビアになる。集中力が切れて失点してしまい、悔しさが残る試合になった。

カイオ選手、小笠原選手のコメントは、アントラーズモバイルをご覧ください。

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