日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年12月8日土曜日

◆【二宮寿朗の週刊文蹴】大迫は悔しがる気持ちが「半端ないって」(報知)






 今年の新語・流行語大賞に「(大迫)半端ないって」が堂々、トップテン入りを果たした。

 もともと全国高校サッカー選手権で大迫勇也の高校生離れしたプレーに対戦相手の主将が悔し泣きしながらたたえたことがきっかけ。サッカーファンに定着していた言葉ではあるものの、大迫がロシアW杯初戦のコロンビア戦で決勝ゴールを挙げて大活躍したことによって、一気に沸騰したわけである。ちなみにウチの小6の息子から「学校じゃみんな“大迫パない”と略しているよ」と教わったが、オジさん世代までどうも広がっていない。

 半端ない。その意味は「ものすごい」が最も近いだろうか。屈強な外国人相手とのフィジカル勝負に負けないプレーも半端ないのだが、大迫の姿勢そのものがとにかく半端ない。

 悔しい経験があると彼は人の何倍も何十倍もトコトン悔しがる。前回の14年ブラジルW杯がまさにそうだった。初戦のコートジボワール戦、2戦目のギリシャ戦に先発起用されながらゴールを奪えず、チームも1次リーグ敗退に終わった。彼は厳しい表情のままグッと唇をかんでいた。「悔しさしか残っていないというか、自分のふがいなさというか…。ただ、このままじゃ終われないし、これで終わっていたらダメだから」

 チームメートによればブラジルから移動する飛行機の中でも大迫は「悔しい」を連発していたという。時間がたてば悔しい気持ちは次第に薄まってしまうもの。しかしむしろそのレベルは引き上がっていた。ブラジルW杯から1年後にインタビューした際「マジでリベンジがしたい。あのときは力が足りなかった。今、一歩でも半歩でも進んでいると信じている」と言葉に力をこめていた。

 ロシアの地で見事リベンジを果たしながらも、ベルギー戦の逆転負けが心に火をつけている。悔しい気持ちが半端ないって!(スポーツライター)




◆【二宮寿朗の週刊文蹴】大迫は悔しがる気持ちが「半端ないって」(報知)





◆天皇杯準決勝敗退も、今季は改めて 鹿島というクラブの凄さを痛感した(Sportiva)






 天皇杯準決勝で実現した浦和レッズと鹿島アントラーズの対戦は、すなわち、昨季と今季のアジア王者同士の激突である。

 だが、アジアの頂点に立った両チームも、鹿島が一昨季天皇杯を制したのを最後に、国内では無冠。今季残された最後の一冠をかけ、両者のプライドがぶつかり合った一戦は、よくも悪くも、負ければ終わりのトーナメント戦らしい、互いが勝負にこだわった試合となった。

 結果は、1-0で浦和が勝利。前半のうちに浦和がCKから先制すると、その後は鹿島が攻勢に試合を進めたものの、「トーナメントではこういう戦いも必要。割り切って守りに回った」(FW興梠慎三)という浦和が逃げ切った。

 ピッチコンディションが悪く、パスをつなぐのが難しかったため、鹿島はなりふり構わず、シンプルに前線へとボールを入れていく攻撃で浦和に圧力をかけ続けたが、ゴールにはつながらなかった。

 最後の一冠(とともに、来季AFCチャンピオンズリーグの出場権獲得)にかける浦和の意地が勝った格好だが、とはいえ、今季の鹿島の健闘――”異常”とすら表現していいほどの過密日程を戦い抜き、アジアを制した――は、大いに称えられて然るべきだろう。

 浦和のオズワルド・オリヴェイラ監督も試合後、勝利した自チームはさておき、まずは古巣である鹿島に賛辞を贈った。

「鹿島はすばらしいチーム。メンバーを入れ替えてJ1とACLを戦っていたが、どちらのチームもあまりにいいプレーをするので、どちらがレギュラーかわからなくなるくらいだった」

 そもそも今季のJ1は、ワールドカップ開催に合わせた約2カ月間の中断期間を挟んだため、その前後の試合日程に”しわ寄せ”が来るのはやむを得ないことではあった。

 5月のゴールデンウイーク期間中には短い間隔で試合が詰め込まれ、中断前までに全日程のほぼ半分にあたる第15節までを消化。中断明けの再開後も、7月、8月の夏休み期間中は週2試合のペースで試合が組まれた。

 だが、これだけなら全チームが同じ条件である。鹿島の試合日程が本格的に”異常事態”と化していくのは、ACL準々決勝第1戦が行なわれた8月28日からだ。

 この日からACL決勝第2戦が行なわれた11月10日(現地時間)までの75日間で、鹿島がこなした試合数は、J1、ACL、ルヴァンカップ、天皇杯を合わせて19試合。約2カ月半もの間、3~4日に1試合のペースで試合をこなしていた計算になる。しかも、そのなかには、中国、韓国、イランでのアウェーゲームまで含まれているのである。

 こうなると、すべての試合を同じメンバーで戦い抜くのは難しい、というより、不可能だ。必然、鹿島は試合ごとに大きくメンバーを入れ替えることになった。完全なターンオーバー制が採られたわけではないが、大まかに言えば、最重要タイトルであるACLに主力メンバーを、その前後の試合には控えメンバーが起用された。有り体に言えば、ACL以外の試合では、メンバーを落としたわけである。

 ところが、前述のオリヴェイラ監督の言葉にもあるように、それでも鹿島は強かった。

 象徴的なのが、J1第31節のセレッソ大阪戦、第32節の柏レイソル戦の2試合だ。

 セレッソ戦の3日後にはACL決勝第1戦が、柏戦の4日後には同第2戦(しかも、イランでのアウェーゲーム)が控えていたため、鹿島はそれまで以上に主力を温存。DF町田浩樹、DF小田逸稀、MF田中稔也、FW久保田和音といった、今季リーグ戦出場が10試合にも満たない若手選手が数多く起用された。勝負は度外視、とまでは言わないまでも、出場メンバーを決めるにあたり、大岩剛監督にもそれなりの覚悟はあったはずだ。

 ところが、鹿島はこの2試合に連勝。とりわけ柏戦では、先制後に一度は逆転されながらも、どうにか引き分けに持ち込むどころか、3-2で勝ち切ってしまったのである。最終的に鹿島がJ1で、4位と勝ち点1差の3位に入り、来季ACLの出場権を確保したことを考えれば、あまりに価値ある勝利だった。

「試合に出る、出ないにかかわらず、すべての選手がこの試合に向けて準備してきた。チームの一体感が試合を追うごとに大きくなっていると実感している」

 柏戦後、大岩監督はそんなことを話していたが、国内タイトルの試合がすべて終わった現在、指揮官は今季の成果として、改めて強調したのも「一体感」だった。

「今季前半戦は苦しい戦い(中断前の第15節終了時点で11位)だったが、ワールドカップの中断期間を経て、一体感が出てきた。誰が出ても活躍できたのは日頃のトレーニングの成果。それをおろそかにすると、チャンスは巡ってこないというチーム内の競争があるなかで、選手は成長し、一体感あるチームになっていった」

 結果的にJ1では3位、ルヴァンカップと天皇杯ではどちらも準決勝敗退に終わったことで、大岩監督は「鹿島は勝たなければならないクラブ。ベスト4で満足はできない」と手厳しかったが、負けてなお、さすがは鹿島というべき底力を示したシーズンだったのではないだろうか。

 二兎も三兎も追い続けた鹿島の2018年シーズンも、あとはクラブワールドカップを残すのみ。初戦のCDグアダラハラ(メキシコ)戦に勝利すれば、一昨季の同大会決勝で敗れたレアル・マドリード(スペイン)との再戦が待っているが、「タイトなスケジュールのなかだが、しっかりリカバリーし、初戦に全員が照準を合わせるだけ」と大岩監督。常勝軍団を率いる指揮官らしく、まずは目の前の試合だけに集中している。

 鹿島にとっては通算20冠目となるタイトルを、悲願のACL獲得で達成した今季。記念すべきシーズンを締めくくるにふさわしい戦いを期待したい。




◆天皇杯準決勝敗退も、今季は改めて 鹿島というクラブの凄さを痛感した(Sportiva)




◆Jリーグ優秀選手30名が発表!! 連覇の川崎Fからは中村憲剛、ルーキー守田ら最多10名が選出!(ゲキサカ)






 Jリーグは7日、J1リーグ18クラブの監督および選手による投票結果をもとに、『2018 Jリーグ優秀選手賞』30名を発表した。

 2連覇を達成した川崎フロンターレからはMF中村憲剛やFW小林悠、ルーキーMF守田英正ら10名の最多選出。次いで、鹿島アントラーズからはFW鈴木優磨やDF西大伍ら5名が選ばれている。

 なお、18日に開催される『2018 Jリーグアウォーズ』において表彰される最優秀選手賞、ベストイレブンの受賞者は、この優秀選手賞受賞選手の中から選出される。

 以下、Jリーグ優秀選手賞30名

▼GK
クォン・スンテ(鹿島)
チョン・ソンリョン(川崎F)
東口順昭(G大阪)
権田修一(鳥栖)

▼DF
西大伍(鹿島)
槙野智章(浦和)
森重真人(FC東京)
エウシーニョ(川崎F)
車屋紳太郎(川崎F)
谷口彰悟(川崎F)※
奈良竜樹(川崎F)
山中亮輔(横浜FM)
三浦弦太(G大阪)
佐々木翔(広島)
※谷口はMFとしてポジション登録されているが、今シーズンはDFとして試合エントリーされていたため、DFとして選出

▼MF
チャナティップ(札幌)
三竿健斗(鹿島)
レオ・シルバ(鹿島)
家長昭博(川崎F)
大島僚太(川崎F)
中村憲剛(川崎F)
守田英正(川崎F)
青山敏弘(広島)

▼FW
鈴木優磨(鹿島)
興梠慎三(浦和)
伊東純也(柏)
ディエゴ・オリヴェイラ(FC東京)
小林悠(川崎F)
ジョー(名古屋)
ファン・ウィジョ(G大阪)
パトリック(広島)




◆Jリーグ優秀選手30名が発表!! 連覇の川崎Fからは中村憲剛、ルーキー守田ら最多10名が選出!(ゲキサカ)


◆三竿健斗は選外も鈴木優磨はクラブW杯メンバー入り…鹿島登録23人をFIFAが発表(ゲキサカ)






 国際サッカー連盟(FIFA)は、12日からUAEで開催されるクラブ・ワールドカップ(W杯)に出場する6クラブの登録メンバーを発表した。

 アジア王者鹿島アントラーズが登録メンバー23人を発表した。恥骨関連鼠径部痛で全治約6週間と診断されたMF三竿健斗、左膝内側側副靱帯損傷で全治約2か月のDF小田逸稀は選外。ただし、5日の天皇杯準決勝浦和戦で負傷したFW鈴木優磨はメンバーに入った。なお、開催国アルアイン(UAE)のメンバーには元広島DF塩谷司が入っている。

 鹿島は15日の準々決勝で北中米カリブ海王者グアダラハラ(メキシコ)と対戦。勝ち進めば19日の準決勝で欧州王者レアル・マドリード(スペイン)と激突する。

<クラブW杯登録メンバー>
[鹿島アントラーズ]

▼GK
GK 1 クォン・スンテ
GK 21 曽ヶ端準
GK 29 川俣慎一郎

▼DF
DF 2 内田篤人
DF 3 昌子源
DF 5 チョン・スンヒョン
DF 16 山本脩斗
DF 22 西大伍
DF 28 町田浩樹
DF 32 安西幸輝
DF 39 犬飼智也

▼MF
MF 4 レオ・シルバ
MF 6 永木亮太
MF 8 土居聖真
MF 11 レアンドロ
FW 18 セルジーニョ
MF 25 遠藤康
MF 26 久保田和音
MF 40 小笠原満男

▼FW
FW 9 鈴木優磨
FW 14 金森健志
FW 19 山口一真
MF 30 安部裕葵




◆三竿健斗は選外も鈴木優磨はクラブW杯メンバー入り…鹿島登録23人をFIFAが発表(ゲキサカ)





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