日刊鹿島アントラーズニュース

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2024年3月1日金曜日

◆サンジロワーズが110年ぶりにカップ戦決勝へ! 町田浩樹はフル出場でクラブ・ブルージュ撃破に貢献(ゲキサカ)






[2.28 ベルギー・カップ準決勝第2戦 サンジロワーズ 2-0 クラブ・ブルージュ]

 ベルギー・カップ準決勝第2戦が28日に行われ、日本代表DF町田浩樹が所属するロイヤル・ユニオン・サンジロワーズはホームでクラブ・ブルージュを2-0で下した。2試合合計スコアは3-2。優勝した1914年以来、110年ぶりの決勝進出を果たした。

 町田は7日にアウェーで開催された第1戦(●1-2)で途中出場し、終了間際に加入後初得点を記録。第2戦では3バックの一角で先発出場し、90分間プレーした。

 サンジロワーズはスコアレスで前半を折り返すと、後半28分にFWモハメド・エル・アミーン・アムーラのゴールで先制。同アディショナルタイム2分にはDFロス・サイクスの追加点で2戦合計3-2と逆転し、そのまま逃げ切った。

 5月9日の決勝ではアントワープとオーステンデの勝者と対戦する。





◆第203回 背番号7が輝いた31年前と今季開幕戦(SPORTS COMMUNICATIONS)






 2月23日から今季のJリーグがスタートしました。首を長くして待っていたファンの方々も多いのではないでしょうか。僕の古巣、鹿島アントラーズは名古屋グランパスを相手に3対0で勝利し、上々のスタートを切りました。そして、東京ヴェルディが16年ぶりにJ1の舞台に帰ってきたことも大変話題になりました。


 セットプレーの変化


 93年開幕時の相手もグランパス。なんだか懐かしかったですね。あの当時、スタメンで出ていた僕としては今回の初戦、“7番の復活”が妙に印象に残りました93年はアルシンドが7番を背負い、切れのあるドリブルとスピード2ゴールを奪う活躍を演じました。

  今季、アントラーズで7番を背負うのは新外国人選手のチャヴリッチです。1ゴール1アシストと見事結果を残しました。彼自身、個人技も高いし、プレーの正確性などを見ると今後もさらに期待できます。クロアチア出身ということもあり、あの国は結構、“真面目なサッカー”を展開します。アントラーズの中でもしっかり機能するんじゃないかなと感じます。3点目、ワンツーで抜け出したあたりを見るに「もううまく当てはまっている」と見えました。ただ、以降は彼も研究されるでしょうから、周囲の選手とコミュニケーションをとって長いシーズン、乗り切ってほしいです。

 ランコ・ポポヴィッチ新監督はセットプレーも入念に仕込んだのではないでしょうか。先制点を取った数分後、左サイドでのFKは変化をつけたものでした。グラウンダーでつないでから“ボランチ”知念慶がミドルを放ちましたが惜しくもGKのセーブにあいました。往年のアントラーズはセットプレーを大事にしてきましたので、このあたりかも僕がプレーしていたときと重なって見えました。


 知念のコンバートに期待


 新監督になって一番大きな変化はなんと言っても知念のボランチコンバートです。フィジカルコンタクトに長けているプレーヤーを中央に据えたかった狙いもあったのでしょう。彼が前線でできるのは誰しもがわかっていることです。隙あらばボランチの位置から前にいってほしいし、ミドルから積極的にゴールを狙ってほしい。 

 そうすると、相手DFとMFは否が応でもにも前に出ていかなければならなくなります。そうするとほかのプレーヤーは裏を狙いやすくなります。彼ひとりのコンバートでいろんなバリエーションが増えると思いますね。知念があがっても両サイドの片方が絞ったり、ワンボランチにしてバランスをとればさほど問題はないはずです。2トップの下に知念が入ってくれば面白いと思うし、彼ならできるんじゃないかなと期待しています。


 J1にいてほしいクラブ


 初戦のアントラーズはペナルティーエリアに入り込む人数も多かったように見えました。サイドからのボールに対してゴール前の準備は意識して取り組んでいるんだなと感じました。そうすると得点の確率も高まります。クロッサーもある程度アバウトでもよくなるので、ここは継続してほしいですね。

 ヴェルディ対横浜F・マリノスも93年と同じ開幕カード。5万人を超えるファンが国立に押し寄せました。最後にF・マリノスに逆転されましたが、ヴェルディはいい戦いをしていました。パスでいなしたりドリブルで仕掛けるといった93年時のスタイルから、今はしっかり走っています。戦うサッカーに変わってきたのかなという印象です。最後の最後、体力負けしてしまったのが残念でした。良い内容だっただけに終盤が勿体なかったけど観る者に期待感を持たせる試合でした。やっぱり、ヴェルディはJ1にいてほしいクラブだなと思った開幕節でした。




●大野俊三(おおの・しゅんぞう)

<PROFILE> 元プロサッカー選手。1965年3月29日生まれ、千葉県船橋市出身。1983年に市立習志野高校を卒業後、住友金属工業に入社。1992年鹿島アントラーズ設立とともにプロ契約を結び、屈強のディフェンダーとして初期のアントラーズ黄金時代を支えた。京都パープルサンガに移籍したのち96年末に現役引退。その後の2年間を同クラブの指導スタッフ、普及スタッフとして過ごす。現在、鹿島ハイツスポーツプラザの総支配人としてソフト、ハード両面でのスポーツ拠点作りに励む傍ら、サッカー教室やTV解説等で多忙な日々を過ごしている。93年Jリーグベストイレブン、元日本代表。

*ZAGUEIRO(ザゲイロ)…ポルトガル語でディフェンダーの意。このコラムでは現役時代、センターバックとして最終ラインに強固な壁を作った大野氏が独自の視点でサッカー界の森羅万象について語ります。


◆第203回 背番号7が輝いた31年前と今季開幕戦(SPORTS COMMUNICATIONS)


◆ポテンシャルお化け!? Jリーグ大注目の大卒ルーキー6人。1年目からレギュラーの可能性を秘める才能(フットボールチャンネル)



濃野公人


2月23日、明治安田Jリーグ2024シーズンが幕を開けた。楽しみの一つは新加入選手の活躍だ。近年、筑波大学からJリーグの舞台に飛び込み瞬く間にプレミアリーグまで上りつめた三笘薫を筆頭に、即戦力級の大卒選手が増えている。今回は即戦力での活躍が期待される期待の大卒選手を6人紹介する。


DF:濃野公人(のうの・きみと)


所属先:鹿島アントラーズ
出身大学:関西学院大学
生年月日:2002年3月26日


 濃野公人は大津高校時代に背番号10を背負いFWのポジションでプレーしていたが、関西学院大学進学後にSBへと転向。全く異なるポジションにもすぐに順応し、数々の大会で優れたパフォーマンスを見せ、2023年6月に鹿島アントラーズへの加入が決まった。

 そんな濃野の一番の武器は優れたポジショニングだ。FWやトップ下、サイドハーフで起用された経験を持つ彼は、オーバーラップで敵陣深くまで切り込んだり、中盤に絞りサイドハーフの選手のサポートをしたり、いてほしいポジションにいてくれる選手だ。それを90分可能にするだけのスタミナも持ち合わせており、何度も右サイドを駆け上がるため、相手としては対処が難しい選手だろう。

 濃野は2月23日のJリーグ開幕節、名古屋グランパス戦に先発出場。鹿島において、開幕スタメン入りした大卒選手は実に31年ぶりだ。当然ながらプレッシャーもあったはずだが、5バックで構えるグランパス守備陣に対して何度も右サイドから攻め立てた。守備面でも相対したグランパスの左WB山中亮輔に全く仕事をさせず、アントラーズの3-0の快勝に大きく貢献した。アントラーズOBには元日本代表の内田篤人がいる。同じ攻撃的SBとして、ゆくゆくは内田を超えるような活躍を期待したい。




↓その他川崎の山内、磐田の植村、名古屋の倍井、いわきの近藤、FC東京の岡、各選手の記事はこちらから
◆ポテンシャルお化け!? Jリーグ大注目の大卒ルーキー6人。1年目からレギュラーの可能性を秘める才能(フットボールチャンネル)




◆「スロースターター鹿島」脱却へ 狙うはホーム開幕戦6連敗阻止&8年ぶり開幕連勝…3・2C大阪戦(報知)



鹿島アントラーズ


 開幕2連勝を狙う鹿島は29日、ホーム開幕戦となる第2節C大阪戦(カシマ)に向け、茨城・鹿嶋市内でトレーニングを行った。

*  *  *

 第1節の名古屋戦(3〇0)で快勝したチームだが、C大阪戦は2つのジンクスに立ち向かう一戦となる。

 1つ目は「開幕2連勝、至難の業(しなんのわざ)」問題。最後に開幕2連勝を飾ったのは、優勝した2016年。17年以降の7年間は一度もなく、直近2年間はアウェーの開幕戦で勝利しながらも、第2節にホームで川崎に連敗し、勢いをそがれた。

 2つ目は「ホーム開幕戦、至難の業」問題。リーグ戦では2019年以降、実に5連敗を喫している(19年大分、20年札幌、21年清水、22、23年川崎)。5試合全てで複数失点を喫し、奪った得点は合計3点のみ。昨季は川崎を相手に終盤までリードしていたが、後半44分、同追加タイム11分の失点で逆転負けを喫した。

 2戦連発が期待されるFWチャブリッチは「ホーム開幕戦ということで、多くの方々がスタジアムに来てくれると信じている。ものすごくいい雰囲気を作ってもらえると思う。その中でプレーできることを楽しみにしています」と意気込みを語った。右頬骨の骨折から“ぶっつけ本番”の形で前節に復帰したFW鈴木優磨もフルメニューを消化しており、状態は良好。名古屋戦で結果を出したMF仲間隼斗、MF藤井智也らも好調を維持している。





◆「スロースターター鹿島」脱却へ 狙うはホーム開幕戦6連敗阻止&8年ぶり開幕連勝…3・2C大阪戦(報知)




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