日刊鹿島アントラーズニュース

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2024年4月29日月曜日

◆勢い止まらず 鹿島・濃野3戦連発 J1新人DF初記録で連敗阻止(スポニチ)



濃野公人


明治安田J1リーグ第10節   鹿島2―1G大阪 ( 2024年4月28日    パナスタ )


 前節9位の鹿島は新人のDF濃野公人(22)の3試合連続ゴールなどでG大阪を2―1で下し、暫定5位に浮上した。

 ルーキーの勢いが止まらない。濃野が1―1の後半9分、左クロスに右サイドから走り込んで決勝弾。J1の新人DFでは史上初となる3戦連発を決めた。サイドバックながら鋭い得点嗅覚を見せる関学大出身の22歳は「スペースを見つけたらどんどん入っていくように指示を受けていた。押し込むだけだった」と充実の表情で振り返った。

 幼少期を過ごした大阪で輝きを放ち、チームのアウェー連敗を4で止めた。94年の城彰二(市原)、96年の柳沢敦(鹿島)が持つ新人最長の4試合連続得点にあと1に迫ったが、「自分一人の結果ではない。誰かのカバーがあってこそのこと」と謙虚な姿勢を忘れなかった。





◆勢い止まらず 鹿島・濃野3戦連発 J1新人DF初記録で連敗阻止(スポニチ)




◆【鹿島】右SB濃野公人が3戦連発 悔しさ味わった地で成長示し勝利呼び込む(ニッカン)



濃野公人


<明治安田J1:G大阪1-2鹿島>◇28日◇第10節◇パナスタ

鹿島アントラーズが大卒ルーキーの決勝ゴールでガンバ大阪を下した。

1-1で迎えた後半9分、左からMF仲間隼斗(31)のクロスがFW鈴木優磨(28)を経由してファーサイドに抜けると、ここに右サイドバック(SB)のDF濃野公人(22)が走り込み、右足でニアサイドを打ち抜いた。

シュート直後にはオフサイド判定をした副審の旗を見て濃野は頭を抱えたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)での検証の末、ゴールが認められた。

これで自身3試合連続ゴールとなる濃野は「監督からどんどん前のスペースを見つけたら入っていくようにと指示をもらっていた。(仲間)隼斗くんがボールを持って1歩中を見た時に、逆サイドのポケットが空いているなっていう意識があった。いい形で僕の前にボールが来てくれたので、押し込むだけだった」と振り返った。

試合が行われたパナスタは、悔しさの残っている場所でもあった。21年6月の天皇杯2回戦で、当時所属していた関学大がG大阪と対戦した。この試合に出場意欲を燃やしていた濃野だったが「まさかのメンバー外でした」。プロ相手に公式戦で力試しする機会を得られず、ゴール裏から声援を送りながら、その悔しさを力に変えることを誓っていた。それから3年がたち、鹿島の選手として初めてピッチに立った試合で、試合を決める一撃を沈めて見せた。

大卒ルーキーを起用し続けるランコ・ポポビッチ監督(56)は、濃野の攻撃力を評価し、その持ち味を発揮するよう後押しする。「彼の一番の良さが守備ではないというのは、見ていたらわかる。彼が前で見せている姿、クオリティーは素晴らしい。それを生かしたい」。周囲の選手のサポートに助けられながら、濃野はチームに躍動感を与えている。

指揮官は濃野ついての質問に答えた後、「彼が将来日本代表に入った時には、今の私のコメントを覚えていてください」と笑みを浮かべた。そのポテンシャルを十分に感じさせるパフォーマンスで、鹿島に勝ち点3をもたらした。【永田淳】





◆【鹿島】右SB濃野公人が3戦連発 悔しさ味わった地で成長示し勝利呼び込む(ニッカン)





◆プロ初弾から3戦連発!鹿島の新人SB・濃野公人、家族の前での一撃に「サッカーでもらった恩を、サッカーで恩返しすると…」(GOAL)



濃野公人


【サッカー Jリーグ ニュース】鹿島アントラーズの濃野公人が、サイドバックながらプロ初ゴールから3試合連発!


鹿島アントラーズの濃野公人が、ガンバ大阪戦後のフラッシュインタビューに応じた。

鹿島は28日の明治安田J1リーグ第10節でG大阪とアウェイで対戦。第8節の京都サンガF.C.戦でプロ初ゴールを記録し、第9節のサガン鳥栖戦でも決めたルーキーの濃野公人は、この日も先発出場。すると、1-1で迎えた54分、ボックス左手前の仲間隼人からのクロスをファーサイドに走り込んでいた濃野が押し込んだ。一時はオフサイドフラッグが上がったものの、VARの結果、ゴールが認められた。このゴールを守りきった鹿島は2-1で勝利し、5位浮上を決めている。

試合後、自身の3試合連続ゴールが決勝点となった濃野は、「僕のゴールで勝ちをアントラーズにもたらせたというのは、すごく嬉しく思います」とコメント。また、今日の一戦では自身の家族も観に来ていたと模様。「小さい時からサッカーで迷惑をかけてきたので、サッカーでもらった恩を、サッカーで恩返しするという話をずっとしていたので、両親の前でゴールを決めて勝つことができて嬉しいです」と喜びをあらわにした。

決勝点のシーンについては、「監督からずっとスペースを見つけたらどんどん飛び込んでいいと言われていたので、逆サイドの(仲間)隼人くんが顔を上げた瞬間にスペースを見つけたので、思いっきり入っていったら、ディフレクションがありましたけど、良い形でこぼれてきてくれたので、僕は押し込むだけでした」と振り返った。

鹿島はこれでアウェイ戦での連敗を4でストップ。濃野は「アウェイでなかなか勝てていなかったので、このアウェイで勝ち点3がとれたのは、これからタイトル争いをしていくためにも大事になってくるので、そういう意味では今後につながる勝ち点3だったと思います」と口にし、「優勝するためには連勝していくことが大事だと思いますので、結果にこだわってチームが勝てるように精一杯頑張っていきます」と今後の戦いに向けて意気込んだ。







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◆【番記者の視点】鹿島5位浮上「右SBが3戦連発、ということは…」3つの理由で導く「鹿島の現在地」(報知)






◆明治安田J1リーグ▽第10節 G大阪1―2鹿島(28日・パナスタ)

 鹿島はG大阪を2―1で下した。暫定11位から5位に急浮上し、首位のC大阪と勝ち点3差に迫った。

*  *  *

 DF濃野公人が3戦連続ゴールを決めた。第8節京都戦で決勝点、第9節鳥栖戦で先制点、そしてこの日は決勝点。流れの中から決めたサイドバックの3戦連発は、異例と言えるだろう。

 まず大前提として、濃野の攻撃センスはピカイチだ。3点ともに、得点の嗅覚と思い切りがなければ決められないゴールだ。

 その上で「なぜ右SBが3戦連続ゴールを決めているのか?」という視点から、開幕から10試合を終えたポポヴィッチ・アントラーズの現状を考えたい。

【〈1〉SBがゴール前に上がっても、何とかなる守備力がチームにあるから】

 濃野が「誰かがカバーしてくれているから、あれだけ自分が上がれている」と振り返ったように、個人戦術としての守備力は、今の鹿島の大きな強みの1つだ。

 ハイパフォーマンスを続ける植田直通に加え、関川郁万も安定してきた。対人守備に長けた佐野海舟と知念慶を中盤に並べていることも大きい。この守備型の組み合わせには一長一短があるものの、SBを前に押し出すという意味では効果的だ。濃野が後ろを捨てて(後ろに託して)前に上がれるだけの守備能力が、今の鹿島にはある。

 余談だが、安西幸輝の完全復活に関しても、このボランチ+CBの4人の安定感は大きいとみる。安西がこれほど輝けるのは、ボランチに三竿健斗とレオシルバがいた時以来だ。

【〈2〉サイド攻撃が機能しているから】

 濃野の3点のうち、京都戦、G大阪戦のゴールは、いずれも左サイドからのクロスが起点となった(師岡と仲間)。鳥栖戦の得点は、自ら右での崩しに参加し、そのまま駆け上がって奪ったもの。この3戦連発は、言い換えれば3試合連続でサイド攻撃が得点につながっていると表現できる。両サイドハーフの先発は固定化されていないものの、サイドからの攻撃でネットを揺らす「成功体験」は、チームとして確実に詰めている。

 そして、これだけサイドから得点が生まれるということは…である。第1ターゲットとなる鈴木優磨(鳥栖戦では樋口)がしっかりと相手を引きつけ、潰れ役を担っていることを忘れてはいけない。

【〈3〉前が決めないから】

 最後は耳の痛い話で締める必要がある。本来、3戦連発で崇められるべきはアタッカー陣だ。そこは、記しておかなければ…。

*  *  *

 5月は勝負の1か月となる。GWは湘南、柏と中2日で激突。そこから5日空いて、東京V、広島と再び中2日。そして中3日で神戸。からの中2日で町田(ルヴァン杯)。疲労が溜まりきったところで、最後は中2日で迎える札幌遠征が待っている。

 真価が問われる1か月となりそうだ。5勝4敗1分けという数字に気を引き締めつつ、首位と勝ち点3差にいることを自信とし、勝利を積み重ねていきたい。(鹿島担当・岡島 智哉)





◆【番記者の視点】鹿島5位浮上「右SBが3戦連発、ということは…」3つの理由で導く「鹿島の現在地」(報知)





◆【鹿島】仲間隼斗が先制弾、大卒ルーキー濃野公人が3戦連発でG大阪に競り勝つ(ニッカン)



仲間隼斗


<明治安田J1:G大阪1-2鹿島>◇28日◇第10節◇パナスタ

鹿島アントラーズがアウェーでガンバ大阪を下し、勝ち点3を積み上げた。

ホームのG大阪は5試合ぶりに先発復帰したMF山田康太(24)がトップ下に入り、FW坂本一彩(20)を左サイドに、MFウェルトン(26)を右サイドに置く布陣で臨んだ。

試合は序盤からファウルが多くはなったが、緊迫感のある展開で進む。その中で裏のスペースへの意識が高く、両サイドバックの裏や2列目、3列目からの飛び出しで変化を付ける鹿島が、G大阪守備陣を動かす回数を増やしていくと、前半27分にその狙いが実を結ぶ。鹿島は左サイドを抜け出したMF仲間隼斗(31)にボールを送ると、DFと入れ替わるようにゴールに向かった仲間が、そのままゴールに流し込んだ。一度はオフサイド判定を受けたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)検証の末に得点が認められ、先制に成功した。

追うG大阪は徐々に攻撃が停滞し、効果的に前にボールを運びにくくなっていたが、同39分のMFダワン(27)からの1本のロングパスで打開する。中央から右へのパスが出ると、これにウェルトンが反応。DFと競り合って倒れるもすぐに起き上がり、ゴールライン際からマイナスのクロスを入れる。これをゴール前に走り込んだ坂本が体を開きながら左足でゴール左に流し込み、自身3戦連発となる同点弾を決めた。

それでも後半も再び鹿島がリードする展開となる。後半9分、左からのクロスがFW鈴木優磨(28)を経由してファーサイドに抜けたところを、DF濃野公人(22)が蹴り込み、こちらも3試合連続ゴールとなる得点で再び勝ち越した。

ビハインドとなったG大阪はMF山下諒也(26)らを投入し、ウェルトンとの強力両サイドで攻勢を強める。しかし最終局面での精度を欠いて決定的なシュートまで持ち込めず、そのままタイムアップ。昨年8月以来の3連勝はならなかった。





◆【鹿島】仲間隼斗が先制弾、大卒ルーキー濃野公人が3戦連発でG大阪に競り勝つ(ニッカン)





◆明治安田J1 鹿島、競り勝つ G大阪に2-1(茨城新聞)



濃野公人







明治安田J1第10節の鹿島は28日、大阪・パナソニックスタジアム吹田でG大阪と対戦し、2-1で勝利した。今季通算成績は5勝1分け4敗、勝ち点16となり、順位は5位に上がった。

鹿島は前半27分、仲間のゴールで先制に成功。同39分に追い付かれたが、後半9分、鈴木からのパスに反応した濃野が押し込み、勝ち越した。その後は安定した守備でリードを守り切った。

次戦は5月3日、カシマスタジアムで湘南と対戦する。

▽パナスタ(観衆28,616人)
G大阪 4勝3敗3分け(15) 1-2 鹿島 5勝4敗1分け(16)
1-1
0-1

▽得点経過 G 鹿
前27分【鹿】 0-1 仲間
前39分【G】 1-1 坂本
後9分【鹿】 1-2 濃野





◆明治安田J1 鹿島、競り勝つ G大阪に2-1(茨城新聞)





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