http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20140328/178314.htmlホーム戦で勢いを取り戻したい横浜FM [写真]=Getty Images
■横浜F・マリノス 鹿島との上位対決はベンチワークが鍵か
再び連勝街道へと踏み出せるか。序盤で迎える首位の鹿島との上位対決で2試合ぶりの白星を飾り、今後のリーグ戦、さらにいまだ白星のないACLに弾みをつけたい。
16日間で5試合の過密日程を終え、中5日で迎える一戦だ。前節甲府戦では前半のシュート数が0本、後半も4本にとどまって無得点。3試合連続無失点の記録も途切れ、開幕からの連勝も3でストップした。
今週はコンディション面の回復に加え、樋口靖洋監督は攻撃面の改善と選手に積極性を促してきた。「仕掛ける精度、アイデアを増やさないといけない。リスクを負って、初めて得点が取れる」。2011年11月以来、公式戦5試合負けなし(2勝3分)と相性の良いホーム戦で、たまっている鬱憤を爆発させる。
ただ、日本代表MF齋藤学が左ふくらはぎ痛の影響で欠場が濃厚。途中出場だった甲府戦では齋藤がいない時間帯は攻め手がなく、攻撃の起点を作れなかった。また一人で状況を打開できるアタッカーの不在に加え、甲府戦を欠場した藤本淳吾も万全ではない。27日の紅白戦では1本目に主力組でプレーしたが、2本目はピッチの外から見守って負担を減らすほど。藤本は「連敗は避けないといけない」と短い言葉に覚悟をのぞかせたが、限定的な出場の可能性も高い。運動量が豊富な兵藤慎剛、佐藤優平の両MFの先発起用を含めたベンチワークが厳しい戦いを制する鍵となりそうだ。(totoONE編集部)
■横浜FM予想スタメン
4-2-3-1
GK
1 榎本哲也
DF
13 小林祐三
4 栗原勇蔵
22 中澤佑二
23 下平匠
MF
8 中町公祐
27 富澤清太郎
25 藤本淳吾
10 中村俊輔
7 兵藤慎剛
FW
16 伊藤翔
■鹿島アントラーズ 公式戦連敗ストップへ、敵地で実力伯仲の横浜FMと対戦
先週はナビスコ杯とリーグ戦の2試合を戦い、いずれも完敗。開幕3連勝のあとに公式戦2連敗となった。悪い流れを断つためにも、今節はなんとしても結果が欲しい。対戦相手の横浜FMとのリーグ戦での対戦は1点差以内で決着がつく試合が続いており、両チームの実力差は小さい。勝敗を分けるのは小さなミスと思われる。自らのミスで失点が続く中で迎えるこの試合は、前の試合の教訓を生かし、同じ失敗を繰り返さず、90分間集中力を持続できるかが試される重要な試合となる。
好材料なのは伊東幸敏が参加していたU-21のキャンプでアシストを記録して帰ってきたことだ。攻撃で持ち味を出せていなかっただけに自信となったことだろう。
ただ、攻守に豊富な運動量を見せる豊川雄太が前節に負傷。今節の出場は微妙なところだ。特に、守備での貢献度が高かっただけに横浜FMのような相手と対する時に、彼の不在は痛い。代役を務める可能性があるのは中村充孝や野沢拓也。もし彼らが出場するのであれば、献身的な守備を見せるかどうかが勝負の鍵を握るはずだ。
一方、攻撃面でのカードは豊富。ベンチに控える本山雅志やカイオは目下絶好調だ。粘り強く守りながら勝負所で彼らを起用できれば、一気に流れをつかむことができる。逆に、先に得点を与えてしまうとゴール前を固められてしまうだろう。ダヴィが累積警告による出場停止にリーチ。イライラする展開だけは避けたい。(田中滋)
■鹿島予想スタメン
4-2-3-1
GK
21 曽ヶ端準
DF
24 伊東幸敏
5 青木剛
15 昌子源
16 山本脩斗
MF
20 柴崎岳
40 小笠原満男
25 遠藤康
28 土居聖真
19 豊川雄太
FW
11 ダヴィ