難易度の高いゴールに鹿島サポーターが盛り上がり、C大阪サポーターが落胆する中、鈴木は桜色が密集するゴール裏に向かっていく。大ブーイングが響き渡る状況に動じることなく仁王立ちすると、右手の人差し指を自身の側頭部に突きつけた。ゴールの喜びを爆発させるのではなく、非常に落ち着いた様子で相手サポーターに自らの存在を誇示したのだ。
全文はこちらから
◆“煽り王”鈴木優磨に大ブーイング!「あんな堂々と煽る選手いない」禊ゴラッソ→C大阪ゴール裏前で仁王立ち挑発「クソ腹立つw」「ファンサ最高」(ABEMA)
【明治安田J1リーグ】セレッソ大阪 0-2 鹿島アントラーズ(日本時間11月30日/ヨドコウ桜スタジアム)
鹿島アントラーズのFW鈴木優磨が、“らしい”セレブレーションを披露した。左ボレーでスーパーゴールを決めた直後、仁王立ちからの独特なポーズで対戦相手のセレッソ大阪サポーターを煽った姿がSNS上で大きな話題になっている。
注目のシーンは、J1リーグ第37節のC大阪戦、鹿島が1-0の1点リードで迎えた14分のことだ。右CKは一度、相手に弾き返されたものの、こぼれ球を拾ったMF柴崎岳が間髪入れずに右サイドからクロスを送り込む。すると、ボックス内左で待っていた鈴木がこの浮き球を左足ダイレクトでミート。超絶的なボレーシュートでボールをゴール右隅へと叩き込んだ。
難易度の高いゴールに鹿島サポーターが盛り上がり、C大阪サポーターが落胆する中、鈴木は桜色が密集するゴール裏に向かっていく。大ブーイングが響き渡る状況に動じることなく仁王立ちすると、右手の人差し指を自身の側頭部に突きつけた。ゴールの喜びを爆発させるのではなく、非常に落ち着いた様子で相手サポーターに自らの存在を誇示したのだ。
弾ける笑顔を浮かべたチームメイトが鈴木の元へ駆け寄り、肩を組んだり、頭を叩いたりと祝福したが、背番号40の淡々とした表情が変わることはなかった。
憎らしいほど落ち着いたゴール後の振る舞いには、ファンもSNS上で大盛り上がりだ。鹿島ファンからは「きもちいいw」「優磨の煽りというかファンサというか、最高っす!笑」「YUMAの相手サポも熱くさせるパフォーマンス好き」などのコメントが並び、C大阪ファンも「試合中にあんな堂々と他サポを煽る選手もいないんよね。ほんとに優磨さんおもろくてすき」「目の前で煽りやがった!クソ腹立つw」「腹立つけど僕はかえって好感持てる。「俺をフリーにするなんか舐めてんの??」と言いたげだった」などと反応。「なんの因縁もなさそうな相手でも普通に敵サポ煽るんやな」「ディスイズ鈴木優磨」「煽りまでがワンセット」といった、ある意味で“鈴木優磨らしい”といった様子のコメントなども散見された。
鈴木は、11月9日の名古屋グランパス戦でキャリア初の退場処分を受け、17日の京都サンガF.C.戦で出場停止。実に3週間ぶりにピッチに立ったC大阪戦でチームを勝利に導くゴールを挙げ、改めてその存在感の高さを示した。
また試合後のインタビューでは、スーパーゴールを「適当に打ったら入った」と発言すれば、さらに何度も「禊は終了しました」と連発。エンターテイナーぶりを見せつけた。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)