日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年9月14日金曜日

◆鹿島 三竿健、先発濃厚 進化の縦パスだ「やる気しかない」(スポニチ)



三竿健斗 Kento.Misao


 日本代表から全体練習に合流したMF三竿健が、14日のホーム湘南戦で先発する可能性が濃厚となった。コスタリカ戦は後半43分から途中出場。 

 「(代表では)攻撃の部分をたくさん練習した。個人的にもコーチからアドバイスをもらった。今までよりも、縦にワンタッチのパスが増えるかなと思う」。進化を図るボランチは「刺激をいっぱいもらったので、やる気しかない。ほんとに早く試合がしたい」と待ちわびた。




◆鹿島 三竿健、先発濃厚 進化の縦パスだ「やる気しかない」(スポニチ)


◆強豪校の練習施設に潜入取材。茨城の名門・鹿島学園は全面人工芝2面のサッカー場で成長中(ゲキサカ)





 高校サッカーの強豪校はどのような環境でトレーニングしているのか。グラウンド、部室、サッカー部寮……。各校の協力によって、高校進学を控えた中学生たちにとっても貴重な情報を教えてもらってきたぞ。第6回は全国高校選手権出場8回、インターハイ出場7回、08年度に選手権で全国3位になった歴史も持つ鹿島学園高(茨城)だ。


■人工芝のサッカー場が2面!!







 鹿島学園は校舎に隣接している全面人工芝のサッカー場に加え、400m陸上トラック付き人工芝サッカー場(第2グラウンド)が完成。85名の男子サッカー部員、女子サッカー部員、そして鹿島学園の協力を得て活動するカシマアカデミーフットボールクラブの小中学生は恵まれた環境の中でトレーニングを行っている。

■専用屋内練習場も



雨天の際などに活用される屋内練習場




 2面の人工芝サッカー場の隣には専用の屋内練習場も。屋内練習場前には屋根付きのカフェテラスを準備し、選手の父母はそこから練習、試合を観戦しているという。

■ブレイク中のU-21日本代表FW上田綺世も育った環境



取材日にはFW上田綺世も後輩たちに交じってトレーニング



 第18回アジア競技大会で3得点を挙げてU-21日本代表の銀メダルに貢献したFW上田綺世(法政大)は鹿島学園の卒業生。ブレイク中の先輩を目指して後輩たちも、トレーニング励む。照明も完備され、選手たちは納得が行くまで技術、体力向上を目指している。

■学生寮には筋トレルームも





250人もの学生が暮らすという学生寮



巨大なエントランス



ウェイトトレーニング場


 男子サッカー部員のうち、70名ほどの選手が寝泊まりする学生寮。サッカー部員は2、3階で生活を送っている。レスリング部や野球部の学生とともに共同生活。ウェイトトレーニング場も併設されており、取材日もサッカー部員がトレーニングを行っていた。冷暖房完備の各2人部屋で一様に整理整頓されていた。

■ビジャレアルメソッドを取り入れ、新たなスタート


食堂には08年度選手権全国3位のトロフィー


鈴木雅人監督をはじめ、指導者も貪欲に吸収する姿勢がある



 16年連続でスペイン遠征を実施している鹿島学園は08年度に選手権で全国3位。2018年には新たなチャレンジをスタートさせている。カシマアカデミーフットボールクラブがスペインの強豪、ビジャレアルと業務提携。鹿島学園の指導者、選手も“ビジャレアルメソッド”を貪欲に学んで成長を遂げ、新たな歴史を刻む。

(取材・文、写真 吉田太郎)




◆強豪校の練習施設に潜入取材。茨城の名門・鹿島学園は全面人工芝2面のサッカー場で成長中(ゲキサカ)


◆デジタル活用考える J1鹿島、鹿嶋でフォーラム 情報発信、先進例紹介(茨城新聞)






サッカーJ1の鹿島アントラーズFC(鹿嶋市粟生、庄野洋社長)は7、8の両日、同市神向寺の県立カシマサッカースタジアムでプロスポーツクラブにおけるデジタル技術の活用について考える「スポーツデジタルフォーラム」を開催した。他のJクラブを含む国内外のスポーツ業界関係者約80人が参加した。

フォーラムではデジタル分野で先進的な取り組みを実践してる米のプロサッカーリーグMLSとプロバスケットボールNBAのクラブからデジタル部門の責任者を招いた講演や、鹿島FCのデジタル戦略などが紹介された。

MLSロサンゼルス・ギャラクシーのブレンダン・ハナン副社長は、3月に元スウェーデン代表で、世界的名手イブラヒモビッチ選手が加入した際の企画などを紹介。同選手とライオンを絡めた動画を会員制交流サイト(SNS)で公開したところ、世界中から大きな反響を呼んだ。NBAシカゴ・ブルズのダン・モリアルティ取締役は、配信動画などを通じてファンの分析の活用法を提示。ファンの求める情報を提供することで満足度を高め、クラブの価値向上につなげているという。

鹿島FCでは昨年から進めるデジタル戦略を紹介。同スタジアムに導入した無料の公衆無線LAN「Wi-Fi(ワイファイ)」を使った来場者への新たなサービスなどを発表した。このほかJリーグデジタルの出井宏明社長の講演、スタジアムの見学会なども行った。

フォーラムを終え、ハナン副社長は「お互いに学ぶ場があり、それぞれのファンによいサービスを届けることが重要」と感想。モリアルティ取締役は「文化とスポーツは違っても、進むべき道には共通する部分は多い」と述べた。

Jリーグの一クラブが業界関係者と情報共有する場を設けるのは珍しい試み。鹿島FCの鈴木秀樹事業部長は「われわれの持っている(デジタル技術の)情報は古い。デジタルの進化に対し、リーグ全体でどう取り組むか考える必要がある」と開催の意義を強調した。

(藤崎徹)




◆デジタル活用考える J1鹿島、鹿嶋でフォーラム 情報発信、先進例紹介(茨城新聞)




◆三竿健「いい刺激に」 J1鹿島、練習合流(茨城新聞)



三竿健斗 Kento.Misao


J1鹿島の三竿健が12日、国際親善試合を戦った日本代表から戻り、チームの練習に姿を見せた。大阪でのコスタリカ戦から一夜明け、午前練習の途中から合流。約40分間、一人でランニングなどをして汗を流した。

3日から参加した日本代表合宿は「練習からすごいレベルが高く、やっている練習も楽しかった。いい刺激になった」と振り返った。

森保監督の初陣となったコスタリカ戦は3-0で勝利。三竿健は後半43分に途中出場した。新監督が指向するチームスタイルについては「ワンタッチ(パス)で縦に付け、そこからのコンビネーションを求められていた」と言い、「全員が共通認識できていたので、パスを出すときのサポートがよくてやりやすかった」と手応えをつかんだ様子だった。

鹿島は過密日程の連戦まっただ中。14日にはJ1湘南戦を控える。「休む必要はない。使ってもらえるかは分からないが、自分が経験したことをチームのためにどんどん出して引っ張っていきたい」。早くも気持ちを切り替え、出場に意欲を燃やしていた。 (岡田恭平)




◆三竿健「いい刺激に」 J1鹿島、練習合流(茨城新聞)


◆ジーコが見初めた23歳のレフティー、鹿島FWセルジーニョ。神様の誘いに迷いはなかった(GOAL)



セルジーニョ Serginho


9月14日、明治安田生命J1リーグ第26節で8位・鹿島アントラーズは13位・湘南ベルマーレをホーム・カシマスタジアムに迎える。ACLの関係で金曜日のナイトゲームとなる。この試合のカギを握るのが背番号18、セルジーニョだ。

鹿島はリーグ戦2試合勝ちなしだが、JリーグYBCルヴァンカップ準々決勝で川崎フロンターレを2試合合計4-1で破り、準決勝進出を決めた。迎える湘南はリーグ戦2試合負けなし、ルヴァンカップでもC大阪を5-2で沈めて同じく準決勝に進出。公式戦4試合負けなしと好調だ。

鹿島のルヴァンカップべスト4を決めた立役者の一人が、ブラジル人ストライカー・セルジーニョ。この夏の加入後、公式戦6試合に出場し3得点を決めている。9日のルヴァンカップ準々決勝第2戦・川崎F戦(3-1)でも、ダメ押しの3点目を奪った。

■この夏加入後、即フィット。すでに3得点

「自分云々というより、チームとして3点目を取ることができれば楽になることは分かっていました。偶然、自分のところにボールが来て、落ち着いて決めることができました」

安部裕葵が刹那の判断でダブルタッチを繰り出した瞬間。無力と化した水色と黒の壁をすり抜けたのは、背番号18だった。ラインコントロールの乱れを見逃さず、絶妙なタイミングでDF陣を置き去りにする。視界に捉えたゴールへの道筋、迷うことなく振り抜いた左足――。

ネットが揺れる。アントラーズレッドが沸騰する。72分、セルジーニョ。ルヴァンカップベスト4進出を決定付ける、値千金のファインゴールだった。

「自信は深まっていますけど、個人だけでそうなっても無意味なんです。勝つことで、チームとしての自信が深まっていく。それが大切です。次のラウンドへ進むという目標があったので、得点という形で貢献できて非常にうれしく思っています」

激闘の余韻が残る、味の素スタジアムのミックスゾーン。チームメートより少し遅れてロッカールームを後にしたスコアラーを、数多くの報道陣が取り囲む。日曜日の夜、次々と飛ぶ質問に、セルジーニョは真摯に答え続けた。

「周りに合わせることを考えていますけど、それだけでなく、味方も自分の特長を把握してくれて気を利かせてくれています。だからフィットできているのだと思います」

穏やかな笑顔とともに紡がれる言葉は、どんな時でも誠実だ。



■アメリカFCの10番、キャリア初の移籍

セルジオ・アントニオ・ソレール・デ・オリヴェイラ・ジュニオール、23歳。ブラジルの名門、サンパウロFCやサントスFCで過酷な競争を乗り越え、プロフットボーラーとしての歩みを始めたのは2014年のこと。期限付き移籍での武者修行を繰り返し、今年に入って加入したアメリカFCでは10番を背負った。

王国で荒波に揉まれながら、レフティーは存在価値を高め続けていく。そんな姿に、この夏、テクニカルディレクターとして鹿島に復帰したジーコも熱視線を送っていた。「あれだけの実績を残している方に評価されたという時点で、迷うことはまったくなかったのです」。キャリア初の海外移籍。フットボールの神様に導かれ、セルジーニョは日本でのプレーを決断した。

「能力の高い選手なので、技術面でのレベルアップが期待できる。能力は持っているので、あとは本人が日本の文化や食事、生活にアダプトできればいい。非常に強い意欲で来ているはずだ」

8月4日。就任会見に臨んだジーコTDが期待を語ったのは、新戦力が成田空港へ降り立つ数時間前のことだった。神様の言葉に呼応するように、セルジーニョは長旅の疲れを見せずに言った。「チームで結果を出したいという一心でいます」。決意を示すかのように、翌朝のクラブハウスではさっそく汗を流す姿があった。

「セルジ、うまいよ」。果たして始まった鹿嶋での日々、まずはコンディション向上に注力した。万全の状態でなくとも、能力の片鱗は新たな仲間たちの目に留まっていた。トレーニングを重ねるにつれ、着々と呼吸が合っていく。

「周りに合わせてくれる。最近加入するブラジル人選手は真面目だね。ラテン系のノリがないのかな」。冗談交じりに、しかし芽生えつつある信頼を明かしていたのは遠藤康だった。そして8月19日、J1第23節・横浜F・マリノス戦(1-0)で初先発初出場。28日のACL準々決勝・天津権健戦(2-0)では、ワールドクラスの弾丸ミドルを突き刺した。

「ここに来ることができて本当にうれしく思っています。サポーターの皆さんにこのうれしさ、楽しさを倍にして返したいのです」

背番号18はそう言って、いつもの笑顔を見せていた。秋の深まりとともに突入する勝負のシーズン終盤戦を、栄光の記憶で彩るために――。セルジーニョ、23歳。鮮烈なる序章を経て、どんな景色を見せてくれるだろう。どんな景色をともに見ることができるだろう。アントラーズと紡ぐ物語は、まだ始まったばかりだ。


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◆ジーコが見初めた23歳のレフティー、鹿島FWセルジーニョ。神様の誘いに迷いはなかった(GOAL)

◆鹿島アントラーズvs湘南ベルマーレ 9月14日(サンスポ)



植田直通 Naomichi.Ueda


 ・今カード通算25試合では鹿島が16勝1分8敗と勝ち越している。前回対戦では湘南が2-1で勝利を挙げた。

 ・鹿島は湘南戦直近5試合で3敗(2勝)。それ以前の今カード14試合で喫した敗戦数と同じ(10勝1分3敗)。

 ・鹿島はホーム戦で現在3試合連続無敗(2勝1分)。この間3試合連続で1得点を挙げ、2試合を無失点に抑えている。

 ・鹿島は現在14試合連続得点中(計25点、1試合平均1.8点)。今節でも得点を挙げると、2017年6月~9月以来の15試合連続得点を記録する。

 ・湘南はアウェイ戦直近5試合で3勝(1分1敗)。J1では敵地でのそれ以前の16試合で挙げた勝利数と同じ(3勝3分10敗)。

 ・鹿島はホーム戦では現在5試合連続で先制点を奪っている(3勝1分1敗)。本拠地で先制点を挙げた試合数はリーグ最多(9試合:7勝1分1敗)。

 ・湘南は今季、シュートがゴールポストもしくはバーに当たった回数がリーグ最多(15回)。

 ・鹿島の外国人選手は、今季レオ・シルバとセルジーニョによる2得点しか記録していない。同クラブでの1シーズンで、外国人選手による得点数が最後に一桁を記録したのは2016年(9)。

※ファクト内の数字はJ1での成績




◆鹿島アントラーズvs湘南ベルマーレ 9月14日(サンスポ)


◆【鹿島 vs 湘南】 ウォーミングアップコラム:俺を使え!土居聖真が見せる矜持と意地(J's GOAL)



土居聖真 Shoma.Doi


いい具合に力の抜けたフォームで左足を振ると、鋭い弾道のシュートがスパーンと飛ぶ。右足でのシュートは力んでコロコロ転がることもあったが、左から放つシュートは次々とゴールネットを揺らす。結局、全体練習が終わったあとの有志だけで行っていたシュート練習で、土居聖真(写真)が放った左足のシュートはすべてゴールネットを揺らした。

「最近、試合前のアップでも左足の方がよくて。うまく力が抜けてる。それだけに右の方がイライラする」

そう言って土居は何ともいえない表情を見せた。

シーズン途中にセルジーニョが加入して以降、ベンチから試合を眺める回数が増えている。それまではほとんどの試合で欠かさず起用されてきた選手が、急に出番が減ったのだ。気持ちに変化がないわけがない。それを、練習のなかでぶつけていく。

大岩剛監督はそれを見逃さなかった。

「彼も悔しさが当然あると思う。決してネガティブにならず、ポジティブに取り組んでくれた」

指揮官は、他の選手の手本になる姿勢を示したことを喜んでいた。

ルヴァンカップ準々決勝第2戦では、川崎Fから会心の勝利を得た。しかし、土居は「そんなにいい内容だと思わなかった」と言った。自分が出ていればもっといい試合にできた、という意地がある。それでも、チームの雰囲気が一気によくなったことは感じている。

「いい流れの時にさらに流れに乗れないのが続いている。良くなってきたかなと思ったら続かないのが今シーズン。難しいけど続けることが大事」

試合前日、土居聖真は主力組に入っていた。やるべきことはもうわかっている。

文:田中滋(鹿島担当)


明治安田生命J1リーグ 第26節
9月14日(金)19:00KO カシマ
鹿島アントラーズ vs 湘南ベルマーレ




◆【鹿島 vs 湘南】 ウォーミングアップコラム:俺を使え!土居聖真が見せる矜持と意地(J's GOAL)


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