日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年4月13日水曜日

◆昨季王者の鹿島ユースは白星発進…市立船橋は4発快勝/高円宮杯プレミアリーグEAST第1節(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/youthstudent/20160412/430242.html



 高円宮杯U-18サッカーリーグ2016プレミアリーグEAST第1節が9、10日に各地で行われた。

 昨季王者の鹿島アントラーズユースは大宮アルディージャユースと対戦した。6分、鹿島ユースがセンターサークル右前方でFKを獲得。荒川弘大朗の放ったボールに、井村瞭介がペナルティーエリア内のニアサイドへと走り込み、ヘディングで合わせる。流れの変わったボールは、相手GKの手をかすめてゴールネットを揺らした。「最初のセットプレーのチャンスだったので、思いきりボールに向かっていこうと思った」と井村は先制点を振り返った。

 直後の8分には、スローインからの素早いリスタートで須藤翼が追加点を奪取。その後は両チームが得点を奪えず、鹿島ユースが2-0で勝利を収め、開幕戦を白星で飾った。鹿島ユースを率いる熊谷浩二監督は「リードした後の試合運びはまだ課題が山積み」と語りながらも、「相手に決定機を与えず、最後まで集中を切らさなかった点は次節以降につながる」と無失点勝利を評価した。
 
 第94回全国高校サッカー選手権大会16強の市立船橋高校は、今季からプレミアリーグに参戦しているアルビレックス新潟U-18と対戦した。33分に右サイドバックの原輝綺が太田貴也へくさびのパス。ペナルティーエリア外で相手を背負いながらボールを受けた太田は、前向きの野本幸太のボールを渡す。すると野本は、相手DFを一人交わして左足一閃。鋭いボールはゴール右上に突き刺さり、市立船橋が先制した。36分には野本、前半終了間際には杉山弾斗が追加点を挙げ、さらに後半1ゴールを奪った市立船橋が、4-0の快勝を収めた。

 流通経済大学付属柏高校と青森山田高校の高体連同士の一戦は、青森山田が鳴海彰人の得点などで、3-0の快勝。清水エスパルスユースはFC東京U-18と対戦。86分に鈴木魁人が決勝点を決めて、清水ユースが勝ち点3を手にした。柏レイソルU-18と横浜F・マリノスユースの一戦は、1-1で終わり、勝ち点1を分け合っている。

 プレミアリーグEAST第1節の結果は以下のとおり。

■プレミアリーグEAST第1節
市立船橋 4-0 新潟U-18
FC東京U-18 0-1 清水ユース
大宮ユース 0-2 鹿島ユース
流経大柏 0-3 青森山田
柏U-18 1-1 横浜FMユース

■プレミアリーグEAST第1節順位表
1位 市立船橋(勝点3/得失点差4)
2位 青森山田(勝点3/得失点差3)
3位 鹿島ユース(勝点3/得失点差2)
4位 清水ユース(勝点3/得失点差1)
5位 柏U-18(勝点1/得失点差0)
5位 横浜FMユース(勝点1/得失点差0)
7位 FC東京U-18(勝点0/得失点差-1)
8位 大宮ユース(勝点0/得失点差-2)
9位 流経大柏(勝点0/得失点差-3)
10位 新潟U-18(勝点0/得失点差-4)

◆鹿島伊東、地元静岡でリオ五輪代表切符つかむぞ(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/1630484.html

鹿島伊東、地元静岡でリオ五輪代表切符つかむぞ

 リオデジャネイロ五輪に出場する男子のU-23(23歳以下)日本代表候補が11日、静岡市内で合宿をスタートさせた。前日10日に急きょ追加招集された富士市出身で静岡学園卒のDF伊東幸敏(22=鹿島)が、五輪出場をかけて地元で「ラストチャンス」に臨む。

 手倉森誠監督(48)や、コーチ陣の指示や説明の1つずつに、伊東は真剣なまなざしで聞き入っていた。練習前のミーティングでは、手倉森監督の「代表として、国を背負って戦う責任感や意識を持て」という熱い言葉を聞き、気持ちが高まった。「失う物は何もない。やれることを全力でやりたいです」。

 今合宿で練習場となっている清水区のJステップは、静岡学園中、高時代に練習や試合で使用していた。鹿島では5年目だが「今も静岡に来るとホッとする。景色も懐かしい」と言える地の利もある。

 今年1月に行われたリオ五輪最終予選ではメンバーから漏れ、日本でテレビ観戦した。チームは見事に五輪出場を決めたが、「すごい悔しくて、勝っていてもうれしいのか、悔しいのか分からなかった」と振り返る。と同時に「まだ五輪に出られるチャンスが残っているということ。いい方向に考えていけたら」と頭を切り替えている中での追加招集だった。

 今季、鹿島で3試合にベンチ入りするも出番はなし。課題はメンタル面の強化で「合宿の3日間で刺激を受けて、鹿島に戻ってもっと頑張りたい」とチームと代表での活躍を誓った。【保坂恭子】

 ◆伊東幸敏(いとう・ゆきとし)1993年(平5)9月3日、富士市生まれ。小2から丘SSSでサッカーを始め、富士JFC(富士選抜)に選出される。中学から静岡学園に入学。静岡学園から12年に鹿島入り。好きなサッカー選手はDF内田篤人。J通算26試合出場。175センチ、68キロ。右利き。血液型B。

◆ACL組を尻目に首位争いの鹿島。注目は「総合型」FWの金崎夢生の成長か(JSPORTS)


http://www.jsports.co.jp/press/article/N2016041212060702.html

ハリルJAPANでの活躍が期待される金崎夢生

Jリーグ開幕から約1か月半。AFCチャンピオンズリーグ組が、過密日程に苦しんでいる。他のチームもヤマザキナビスコカップは戦っているものの、最近は「カップ戦では大幅にターンオーバー」というチームが多く、主力で戦い続けるACLとはまるで負担が違う。まして、ACLでは相手も強豪ぞろい。国内の相手とは重量感、パワーの違いもあり、さらにピッチコンディションの悪い場合も多い。もちろん、移動距離の問題もある。

そんな、ACL組の苦戦を尻目に首位戦線に躍り出ているのが川崎フロンターレと鹿島アントラーズだ。

どちらも、実力が高く、ACLに出場していてもおかしくないチームだ。鹿島は昨年もシーズン途中で監督交代という危機があったものの、石井正忠監督の下、セカンドステージで追い上げを見せ、その好調をそのまま維持している。伝統の安定感は抜群だ。

一方、川崎は昨シーズンまでのパス回しのうまさにパスのスピードが加味され、攻撃力は間違いなく向上している。風間監督のサッカーがさらに一歩進歩した。

ACLがどうこうではなく、鹿島や川崎が首位争いをしていても当然と言えが当然であろう。ACLが一段落する5月終わりまで、今の位置をキープすれば、当然ファーストステージの優勝が見えてくるだろう。

そんな中で注目したいのが、今や鹿島のセンターFWとして不動の地位を確立した金崎夢生である。シーズン開始前には移籍問題を巡って去就が注目されたが、最終的には鹿島に復帰した。

もともとMFで起用されていた選手だっただけに、昨シーズンの初めにFWとして起用され始めた頃は「金崎のワントップで大丈夫かなぁ?」と不安も抱かせたものの、見事にFWとしてのプレーに適応していった。日本代表にも、最近はほとんど定着している。

日本代表では、現在では岡崎慎司が不動のセンターFWとなっている。

イングランド・プレミアリーグで優勝争いをするレスター・シティーのレギュラーの位置をつかんでいる選手だし、代表での実績も抜群。しかも、「泥臭い」と言われていた岡崎だったが、プレーの幅をますます広げている。ハリルホジッチ監督でなくとも、岡崎をファーストチョイスにするのは当然の選択だろう。

シンガポールとのアウェー戦でワントップを任され、3月のアフガニスタン戦で岡崎とのツートップを組んだ金崎はセカンドチョイスといったところだ。

ただ、岡崎と金崎では(同じ滝川二高の先輩、後輩だが)FWとしてのタイプとしてはかなり違う。

岡崎は、ゴールを奪うことに特化した選手だ。ただし、佐藤寿人とは違ってトップに張ったまま相手のDFラインやアシスタント・レフェリーと駆け引きをするタイプの選手ではない。中盤に下がってボールを受けたり、相手のパス回しを猛然と追いかけたり、プレスバックしたりと動き回るのが岡崎だ。現在の大久保嘉人のプレースタイルともダブるかもしれない。

それに対して、金崎はより「総合的」あるいは「万能型」のセンターFWだ。

動き回るというよりは、前線に構えてボールを受ける。そこで生きてくるのがMFとしても長くプレーしていたボール・テクニックだ。身長180センチと、センターFWとしては大型というわけではないが、相手DFを背負ってボールをキープして周囲を使うポストプレーもうまい。フィジカル的に強く見えるのは、ボディーバランスの良さなのだろう。

ヨーロッパには、こういう前線で体を張ってボールを収める選手が必須とされる。ヨーロッパ出身の監督は、そういうターゲットマンを使いたがるものだ。

ただ、日本人のFWと言えば、やはり岡崎のように精力的に動いて守備もしっかりするタイプが多く、日本には「総合型」のFWは珍しい。強いて、「総合型」を探せば、やはり若いろはMFでも使われた前田遼一か、あるいはテクニックのあるFWとして柳沢敦も思い出す。それから、ハンス・オフト監督に重用された高木琢也も典型的なターゲットマンだった。

あとは、そこに強烈なシュート力も加われば釜本邦茂なのだろうが……。

金崎が、このまま、力を伸ばしていけば、日本代表にとっても大きな戦力になるだろう。

岡崎にもしものことがあった場合のバックアップになるのは当然だが、岡崎とのタイプの違いを生かして、相手チームの状況によって使い分けられれば面白いし、さらに先日のアフガニスタン戦のようなツートップは大きなオプションになるはずだからだ。

また、ターゲット的な金崎がいるおかげで、動き回る岡崎の良さもより効果的に発揮できる。実際、あのアフガニスタン戦での岡崎は、とても気持ちよさそうにプレーしていた印象が強い。もちろん、これからは強い相手との試合になるわけで、アフガニスタン戦のようなわけにはいかないだろうけれど……。

というわけで、現在の鹿島の躍進の中で、金崎のプレーには注目したい。

若手が多い現在の鹿島では、27歳の金崎は年齢的には中堅どころだ。ただ、「総合型」センターFWというのは、ある程度年齢が高くなってから活躍することが多いだけに、27歳というのはこれから数年がピークなのではないだろうか。

日本にとっては貴重なセンターFWなのだ。うまく成長していってくれることを期待したい。

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