日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年1月24日土曜日

◆内田らが児童施設を訪問…サッカー交流などで子どもたちを笑顔に(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20150123/274192.html


慈善活動を展開するシャルケの選手たち [写真]=Bongarts/Getty Images


 DF内田篤人らシャルケの面々が、地元の子どもたちに笑顔を届ける取り組みを行った。22日、同クラブ公式HPが伝えている。
 
 シャルケは以前から『Schalke hilft!(シャルケが助けます!)』という慈善活動に関するキャンペーンを展開。その一環として選手や監督は同日、複数のグループに分かれ児童関連施設を訪問したという。

 同HPによると、内田はカメルーン代表DFジョエル・マティプ、MFマルコ・ヘーガー、MFロマン・ノイシュテッターらとザンクト・ヨゼフ幼稚園を訪れ、子どもらとの記念撮影やサッカーに勤しんだようだ。

 そのほか、ロベルト・ディ・マッテオ監督、オランダ代表FWクラース・ヤン・フンテラール、セルビア代表DFマティヤ・ナスタシッチらのグループは、近郊の町オーバーハウゼンにあるドイツ国際平和村へ、そしてドイツ代表MFユリアン・ドラクスラー、ボスニア代表DFセアド・コラシナツ、DFデニス・アオゴらは地元の小児病院を訪れている。

 また、主将でドイツ代表DFベネディクト・ヘーヴェデスは、かつてシャルケに在籍していたドイツ代表GKマヌエル・ノイアーが昨年10月に作った児童施設を訪問。「本当に楽しかった」と笑顔を見せた。

◆【インタビュー】柴崎 岳「目の前のことに全力を注ぎたい」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/sk_column/article/273228.html


インタビュー・文=細江克弥 写真=兼子愼一郎

 柴崎岳にとって、2014年は「勝つことの難しさ」を痛感した1年だった。

 鹿島アントラーズはあと一歩のところでタイトルを逃し、リーグ戦は3位でフィニッシュ。チームは無冠に終わり、主軸としてピッチに立ち続けた柴崎も「チーム力が足りなかった」と振り返った。

 しかし、ポジティブな要素がなかったわけではない。若手が台頭するチームは世代交代が着々と進み、何よりも大切な“経験”を着実に積み重ねている。その結果として、来たる新シーズンにはタイトル獲得を狙えるという十分な手応えを得ることができた。

 柴崎自身も、前方への着実な一歩を踏み出した1年だったと言えるだろう。ハビエル・アギーレ体制となった日本代表に定着し、その存在感と期待感は徐々に高まりつつある。

 「一歩一歩ですけど、しっかり階段を上がれているとは思います。今の自分は過去の自分が積み重ねてきたことの集合体であると思うので、そういう意味でも、少しずつ、自分なりに成長することができていると思います」

 自身の“今”についてそう語った彼は、2014年をどう捉え、2015年をどのようにイメージしているのか。独自のサッカー観に迫った。


今シーズンは優勝を狙えるという手応えが十分にある
――2014シーズン、鹿島アントラーズはタイトル獲得に一歩及びませんでした。
「タイトルを取れなかった理由は、細かく挙げればいろいろな要因があると思うんです。でも、それはチーム力が足りなかったということだと思うし、1年間の間に何度か、勝たなければならない重要な試合を落としているので、それが結果につながってしまったことは当然という思いもあります」

――勝たなければいけない試合で勝つことの難しさ。
「はい。1年間を通して戦っていると、自分たちの順位と対戦相手の順位を見た時に、必ず『勝たなければいけない試合』というものが存在すると思うんです。昨年の僕らは、そういう試合で勝つことができなかった。もちろん、年間を通じて最初から最後まで首位にいることが理想ですが、それは簡単なことじゃない。そうではない時に、例えば、順位が近いチームと対戦することがありますよね。そういう試合では、絶対に勝たなければいけないと思います」

――昨シーズンの鹿島は、若い選手の台頭が際立ちました。そうしたポジティブな要素があった中で、「重要な試合で勝ち切るメンタリティー」を作る作業は難しかったのではないかと思います。
「チームとしても、個人としても、若手が成長した1年だったことは間違いないと思います。シーズン開幕当初の戦力としては、リーグでも下のほうだったと思うので。でも、1年間戦った成果として、今年は十分に優勝を狙えるチームに成長したという手応えもあります」

――確かに、昨シーズンは少しずつチームが変わっていった印象がありました。
「そうですね。個人のレベルが上がっていくことでチームのレベルが上がっていく。そういう感覚を持つことができた1年だったと思います。試合を重ねていけば連係も高まっていくので、ほぼ同じメンバーで戦うことのメリットとデメリットはあります。でも、昨シーズンに関してはメリットの部分を多く実感することができました。それまで試合に出ていなかった選手が経験を積めたことは、間違いなく今シーズンに生きると思います」

――個人的な部分での「変化」についてはいかがでしょうか?
「やっぱり、ゴールへの意識は高くなりましたね。それが数字としても表れていますし、そういう意味では、個人的なところだけを見ればポジティブなシーズンだったと思います」



今の自分は、過去の自分が積み重ねてきたことの集合体

――柴崎選手にとって「サッカーがうまくなる」とはどういうことですか?
「サッカーがうまくなる……。そうですね……」

――もしくは、「サッカーがうまい人」の定義。
「やっぱり、『結果を出せる』ということでしょうね。個人競技ではないので、チームを勝たせることができる選手が『良い選手』であり、『サッカーがうまい選手』であると思います。個人としては地道な反復練習をしていくだけだと思うので、その成果をどこで判断するかというと、やっぱり結果を残せるかどうかだけだと思います」

――例えば、一本のスルーパスを通した時に「あ、このパスは今までとは違う視野で出せた」と感じることは?
「それはありません。『この場面だから出せた』と感じるパスはないし、一本のパスによって自分の成長を実感できるということもありません」

――ファンとのツイッターイベントで「悔しかった試合」について全国高校サッカー選手権を挙げられていましたが、当時と比較して、今の自分の成長についてはどのように感じていますか?
「一歩一歩ですけど、しっかり階段を上がれているとは思います。そのツイッターイベントで『基本的にはやりたくないことはやらない』と言いましたが、僕は自分が『違う』と思うことはやらないという考え方でやってきました。その積み重ねでここまできたので、『あの時こうしておけば良かった』と思うことはありません。今の自分は過去の自分が積み重ねてきたことの集合体であると思うので、そういう意味でも、少しずつ、自分なりに成長することができていると思います」

――プレーしている時の感覚は、子供の頃からずっと変わらない?
「いや、やっぱり子供の頃のほうが純粋に楽しめていたとは思います。結果について今ほど意識することなく、プレーすることを楽しめていたと思うので。今はそれとは違う世界でサッカーをやっていますが、でも、それはそれでまた違った楽しみがあるとも感じています」

――日本代表に名を連ねるようになると、自分自身の扱われ方や、周りの騒々しさが変わると思います。そのあたりをストレスに感じることはありませんか?
「それはないですね。自分が今できること、やっていること以上のことはできないので、周りの反応は気になりません。僕は未来のことを具体的にイメージするタイプではないし、先のことは見ません。目の前のことに全力を注ぎたいタイプなので」

――目標は設定しない。
「はい。もちろん、漠然としたイメージみたいなものはあります。でも、それは言葉にできるようなことではありません。だから、例えば『10年後にこうなりたい』という気持ちはない。遠い目標ではなく、近い目標を設定して、そこになるべく早く到達するために一歩一歩積み上げていきたい。そういう感覚でやっています」

履いた時に包み込まれるイメージ



――スパイクについて聞かせてください。
「今回の新しいスパイクは、かなり気に入っています。僕の場合、カラーは黒にこだわっているので、デザインも好きです。それから、履いた時のフィット感がすごく良い。僕のプレースタイルに合ったスパイクだと思うので、履きこなすことを楽しみにしています」

――大切なのはフィット感?
「そうですね。それは大前提だと思います。自分の足にフィットしているということは、自分のプレーを発揮しやすいということだと思うので。フィット感や素材感を含めて、履いた時にしっくりくる感覚があるので、ピッチに立った時にスパイクのことを気にせずにプレーできる。そこがすごく重要だと思います」

――子供の頃からスパイクにはこだわるタイプだったんですか?
「いや、最初はそうでもなかったんですよ。こだわりが強くなったのは、プロになってから。やっぱり、プレーする上で絶対に欠かせない道具の一つなので、こだわることも大切だと思います。履いた時に包み込まれるイメージというか、僕はその部分を大切にしているんですが、このシリーズはバージョンアップするたびにその点が強化されているので、僕自身も新作をいつも楽しみにしています」


◆柴崎時代“幕開け弾”!遠藤後継22歳の司令塔「良い経験に」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/01/24/kiji/K20150124009683580.html

アジア杯準々決勝 日本1―1UAE(PK4―5) (1月23日 シドニー)



 早すぎる敗退だったが、柴崎が確かな存在感を示した。「イメージ通りと言えばイメージ通り。圭佑さんがイメージ通りのところにボールを落としてくれた」。1点ビハインドの後半36分。縦パスを本田に通すと、そのまま前線に駆け上がりリターンパスを受けた。そしてゴール前の密集地帯の中、わずかな隙間を見つけて右足を一閃(いっせん)。弾丸シュートは左ネットに突き刺さった。

 雌伏の時を過ごしてきた。「大会を通して長くプレーできなかった。実力や信頼がそこにはあるのかな、と」。柴崎がアジア杯を振り返ったように出場は2試合。計69分間にとどまった。年末の国内合宿でインフルエンザにかかった影響もあるがベテランMF遠藤の牙城を崩せなかった。だからこそ後半9分に遠藤と交代でピッチに投入された後はボールを回すだけではなく、何度もゴール前へ進入。長くA代表の司令塔を務める遠藤とは違った持ち味を発揮した。

 9月の親善試合ベネズエラ戦で代表デビュー弾を決めた後は、所属する鹿島でもFKのキッカー役を買って出るようになった。FK練習も増やし汗を流した。わずかボール1個分外れたとはいえ延長後半終了間際のFKは地道な努力が力になってきている証拠だ。

 「優勝を目指してやってきたので、こういうところで負けるのは想像していなかった。決勝の舞台に立つことを考えていた」。自身は不完全燃焼。チームも志半ばで敗れた。それでも柴崎はこうも話した。「サッカー選手として大きくなるには、こういう経験も必要。一歩一歩段階を踏むのが自分のスタイルなんで。こういう場に来られたのは良い経験になった」。まだ22歳。伸びしろは残っている。喜べない同点弾は、次なる戦いへの大きな糧となる。

◆同点弾の柴崎、本田に譲られたFKを決められず「残念」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?156104-156104-fl



[1.23 アジア杯準々決勝 日本1-1(PK4-5)UAE シドニー]

 チームの勝利につながらなければ意味がない。後半36分に同点ゴールを決めたMF柴崎岳(鹿島)は「結果に結びつかなかったのなら、結果に値するプレーではないということ」と、厳しい表情で言った。

 後半9分からMF遠藤保仁に代わってピッチに入ると、直後にミドルシュートを放つなど積極的なプレーを見せた。ピッチを動き回ってボールに触り、長短のパスでチームにリズムを生んだ。

「スペースがあったので、なるべくボールタッチを多くしようと思った。動きを多くしながらリズムをつくった。いい形はできた」

 0-1で迎えた後半36分、FW本田圭佑に縦パスを入れると、パス&ゴーで動き出す。本田がワントラップから左足で落としたボールを迷わず右足ダイレクトで振り抜いた。

「イメージどおりと言えば、そう。(本田)圭佑さんが、自分が落としてほしいところに落としてくれた。結構、イージーなボールだった」。代表初ゴールを決めた昨年9月9日のベネズエラ戦(2-2)以来となる貴重な同点弾を淡々と振り返った。

 1-1のまま90分間を終えたが、延長戦でも勝負を決めるチャンスはあった。延長後半12分、本田がゴール前絶好の位置でFKを獲得すると、ポイントには柴崎と本田の2人が立った。このときのやり取りを本田が明かした。

「結論から言うと、僕が(柴崎)岳に任せた。壁の右に10番(オマル・アブドゥルラフマン)が立っていて、一番(身長が)小さかったので越えやすいかなと思った。壁にも慣れていないかなと。ああいう選手はボールが来たらよけるので。実際、よけていたし、惜しかった」

 柴崎が右足で狙ったキックは壁の右端にいたMFオマル・アブドゥルラフマンの頭上をかすめ、ゴールへ飛んだ。しかし、わずかにポストの右へそれる。「あそこはビッグチャンスだった。非常に残念です」。PK戦では3人目のキッカーを務め、冷静にGKの逆を突いた柴崎。起死回生の同点ゴールを決め、何度となくチャンスも演出しながら、チームの勝利に貢献できなかったことが悔しさを倍増させた。

(取材・文 西山紘平)

◆日本vsUAE 試合後の選手コメント(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?156108-156108-fl


[1.23 アジア杯準々決勝 日本1-1(PK4-5)UAE シドニー]

 日本代表は23日、アジア杯準々決勝でUAE代表と対戦し、1-1のまま突入したPK戦の末、PK4-5で敗れた。前半7分に今大会初失点となる先制点を許した日本は後半36分、途中出場のMF柴崎岳が同点ゴール。1-1で延長戦に突入すると、120分間でも決着が付かず、PK戦で敗れ、96年大会以来、5大会ぶりのベスト8敗退となった。

以下、試合後の選手コメント

●FW本田圭佑(ミラン)
―PK失敗の場面は?
「GKの反応を見て、ちょっと強めに蹴ろうかなと最後に切り替えて、その結果、しっかりと当てられなくて、ああいう感じになった」
―ベスト8敗退という結果については?
「現実ですからね。僕らが敗者であることは間違いない。中2日でも我々のほうがいいサッカーをしていたのは間違いないし、勝負を決する場面もいくつかあった。それができずに、PKまで行って負けてしまったのは、何かしら自分たちに責任があると受け止めざるを得ない。一番悔いが残るのは、追加点を取ってPKまでに試合を決することができなかったこと。最後、シュートを打つ選手が枠内に入れていれば(得点が)入ったという場面もあった。それをつくれていないなら、手詰まりということになるけど、手詰まってはいない。決定力のなさというところ」
―前回は優勝だった。
「現実は厳しいなと。4年前は何とか優勝できて、今回はトーナメントの1回戦で現実を突き付けられた。なかなか思いどおりにいかないのがサッカーだなと思うし、相手を上回っていても勝てないのがサッカー。前回は挑戦者として何とか優勝した。ある程度、優勝するんじゃないかと前回以上に期待されている中で臨んだ今度の大会では、プレッシャーというものに結局、打ち勝つことができなかった。我々が未熟だったので、期待に応えることができなかった」
―足りなかった部分は?
勝つ(ための要素)には、クオリティー以外のものがたくさんある。それはボールを扱う以外の部分。ボールを扱う部分では相手をまさっていたのに試合に勝てないということは、間違いなくそこが欠点。経験とか、厳しい勝負に慣れていないとか。勝たないといけないプレッシャーの中で勝てないのは、そういう精神力を持ち合わせていなかったからだと感じている」
―4年前のチームより完成度が低かった?
「前回は優勝して、今回は優勝できなかったから、前回が上回っているかというと、結果ではそうだけど、いろんなものを見たらそうじゃない。前回もよく優勝できたなという形で優勝した。クオリティー、チームの完成度という点では、サッカーの戦い方においては、今回の大会のほうが高かった。でも、それと勝負を制するのはまた別だということを痛感させられた」
―柴崎にFKを譲った場面は?
「結論から言うと、僕が(柴崎)岳に任せた。壁の右に10番(オマル・アブドゥルラフマン)が立っていて、一番(身長が)小さかったので越えやすいかなと思った。壁にも慣れていないかなと。ああいう選手はボールが来たらよけるので。実際、よけていたし、惜しかった」


●FW乾貴士(フランクフルト)
「立ち上がり、フワッとしたところがあの失点につながった。あの失点で苦しくなったのは事実。ああいうのはなくしていかないといけない。決め切るところで決め切れなかったのは、もっと精度を上げないといけない」

●MF香川真司(ドルトムント)
「点を取れなかったし、結局は負けたので、責任を感じるし、申し訳ない」
―PKを失敗したこと?
「試合の中でもチャンスがあったし、PKもそうだし、申し訳ない。負けたのですごく悔しいし、自分が決めていれば勝てたシーンもあった。すべて申し訳ない」
―立ち上がりに失点した。
「みんな冷静にやれていたし、チャンスもあった。しっかり決めれば逆転する自信はあった。1点では勝てなかった。決めたかったし、チャンスを逃し続けた結果、こういう形になった」
―前回の試合で1点取って楽になったかと思ったが?
「決める自信はあった。でも決められなかったのは自分の実力。決めなかったという事実だけ。それを受け止めてやるしかない」
―準々決勝敗退という結果については?
「こんなところで終わるつもりはなかった。でも、負けてしまったら取り返しは付かない。今は悔いしか残らないけど、必ず意味があると思う。若い選手が点を取って、いい雰囲気だったのに、自分が外して負けたのは悔しいし、申し訳ない。でも、時間は返ってこないし、今はしっかりと切り替えていくしかない」

●MF柴崎岳(鹿島)
―同点ゴールを決めたが、勝てなかった。
「結果に結びつかなかったのなら、結果に値するプレーではないということ。数あるチャンスはつくれた。そこで決め切れなかったのは個人としては残念。ゴール前での精度、質を上げていかないといけない」
―途中出場でどんなプレーを意識した?
「スペースがあったので、なるべくボールタッチを多くしようと思った。動きを多くしながらリズムをつくった。いい形はできた」
―得点シーンは?
「イメージどおりと言えば、そう。(本田)圭佑さんが、自分が落としてほしいところに落としてくれた。結構、イージーなボールだった」
―最後のFKは志願して蹴った?
「壁が低い場所があったし、GKの位置を見ながら相談というか、(本田)圭佑さんと話した。あそこはビッグチャンスだった。非常に残念です」


●MF長谷部誠(フランクフルト)
「終わったばかりなのでなかなか整理は難しいけど、今日の試合に限っていえば120分であれだけチャンスをつくって1点しか取れていないというのは、自分たちの決定力不足であり、力不足だと思う」
―失点の場面は?
「1回目のピンチのところではボールの取られ方が非常に悪かったし、1失点目の場面はまったくDFラインが集中していなかった。ボールを出した選手に対するプレッシャーもまったくなかった。一つというよりはミスが重なった感じがある」
―立ち上がりにミスが続いた。
「ただ、その10分の中で自分たちも何回かチャンスをつくっていた。これまでの相手よりは多少、オフェンスのクオリティーが高かったと思う。ただ、あれくらいのレベルのクオリティーのチームに短い間にチャンスをつくられるというのは集中していないということだし、なかなか説明しがたい」
―ミーティングはした?
「いや、そういうのはなかったけど、決勝トーナメントに入ったら一発勝負だとみんな分かっていたし、監督も試合の入り方をしっかりと持っていってくれていたので、そこに関しては問題なかった」
―フィジカルの問題か、メンタルの問題か。
「一概に立ち上がりに集中していなかったかと言われると、そういうことも正直なくて、自分たちもしっかりチャンスはつくっていた。失点場面に関して言えば、確かに集中していなかった。ボールホルダーに(プレッシャーに)行けていなかったし、DFラインは寝ていたし、それはなかなか説明がつかない」

●MF遠藤保仁(G大阪)
「トーナメントでは結果がすべて。残念な結果。これだけチャンスをつくったのに負ける。サッカーの怖さをあらためて学んだ。徐々に相手の足も止まっていたし、苦しみながらも同点に追いついて、もうひと押しというか、ビッグチャンスもあった。そこで決めるか決めないかが拮抗した試合では大事。そこで決められなかったことは残念」

●DF吉田麻也(サウサンプトン)
「ゲームに入り切れなかったと思うし、失点に関しては僕のミスだと思う。ただ、時間も十分あったし、負けるとは思っていなかった。大会の中でもまさかここで負けるとは思っていなかったので、今はもまだちょっと信じられない」
―入りがうまくいかなかった要因は?
「いろんな要素があると思う。相手が前から来ていたし、もしかしたら中2日で体がしっかりフィットし切れていなかったかもしれない。いくらグループリーグで無失点を続けていても、あの1点で敗れてしまっては何の意味もない。あの1点でDFラインの評価がガラッと変わるというのは、DFとしてはアンフェアだと思う部分もあるけど、それが自分の仕事だし、そのミスに関しては全責任を負わないといけないので、言い訳するつもりはない」
―今大会の課題は?
「いつもそうだけど、上のステージに行けば行くほど、一つのプレーが命取りになる。それは試合前にも言っていたし、まさにそういう試合だったと思う。そこに尽きるかなと思う」
―点を取り切れなかった。
「ボールを持てていたし、やっていても明らかに僕らのほうがチームとしてレベルが高いと感じていた。それでも点が入らなくて勝てないときはある。それがサッカーだし、受け入れるのは難しいけど、負けたチームがたくさん話しても言い訳にしか聞こえない」

●DF森重真人(F東京)
「前半の最初のほうは相手のほうがよかった。その中での1失点だった。何でもない縦パス1本。そこは反省しないといけない。自分と(吉田)麻也の間に麻也の後ろから相手が下りてきた。麻也が見るならしっかり麻也が見ないといけないし、自分が見るなら、相手を視野の中に入れてできたらよかった。ただ、それ以上に自分も含めてチャンスはあった。それを決められない自分たちの弱さ。延長を含めて2点目を取りに行けなかったのはまだまだだと思う。PKのところは何も語ることはない。延長までの戦いで試合を決めれなかった。そこはしっかり反省すべきことだと思う」
―失点シーンはパスの出し手もフリーだったが?
「相手がフリーで蹴れる状況なら自分が下がらないといけない。自分もあの1本を出されて、ゴールまで行くとは思ってなかった。自分と麻也の距離が空いてしまった」
―中2日で疲労は?
「疲労の部分でどうこう言いたくない。最後の精度が足りなかったから負けた」

●GK川島永嗣(スタンダール・リエージュ)
「フィールドの選手はやれることをやってくれたと思うし、最後は自分の役割だった。そういうところで自分の仕事ができなかったことは残念。自分自身、力不足だなと思う」
―早い時間に失点した。
「向こうが最初はかなりアグレッシブに来ていた。失点の前にも裏に抜けられる場面があった」
―PK戦では相手の1本目がトリッキーなキックだった。
「自分は1本1本と考えていたし、1本目をああやって蹴られたからといって特に気にしなかった」

(取材・文 西山紘平)

◆柴崎、同点ゴールも空砲に「残念」(デイリー)


http://www.daily.co.jp/soccer/2015/01/24/0007684527.shtml



「アジア杯・準々決勝、日本1(4PK5)1UAE」(23日、シドニー)

 起死回生の同点ゴールも勝利にはつながらなかった。MF柴崎岳(22)=鹿島=は0-1の後半36分、FW本田とのワンツーから小さなシュートモーションで右足を振り抜きネットを揺らした。

 昨年9月の親善試合ベネズエラ戦以来となる代表通算2得点目。「圭佑さんが欲しい場所に落としてくれた。イージーなゴールだった」と振り返った。

 MF遠藤に代わって後半途中から出場。豊富な運動量でリズムを生み出した。長友負傷後は右サイドバックも務め、延長後半13分に放った直接FKはわずかにゴール右へ外れた。「結果につながっていないので残念」。22歳は肩を落とした。

◆柴崎弾も空砲「ここで負けるとは…」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/f-sc-tp2-20150123-1425500.html



<アジア杯:日本1-1UAE(PK4-5)>◇準々決勝◇23日◇シドニー

 日本代表MF柴崎岳(22)のゴールも勝利に届かなかった。

 1点ビハインドで迎えた後半途中から出場。同36分にはFW本田とのワンツーパスから一時は同点となるゴールを決めて、日本を窮地から救ったかに見えた。

 PK戦でも3人目で登場し、落ち着いてゴール右上に決めた。しかし、結果はPK戦で敗れ、チームは連覇を逃した。

 試合後、表情ひとつ変えず「優勝目指して頑張っていたので、まさかこういうところで負けると想像していなかったです。決勝の舞台に立つことを目標としていたけど、ベスト8で負けてしまったので悔しい」と肩を落としていた。

◆【アジア杯】柴崎、同点弾も「負け想像していなかった」(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20150124-OHT1T50005.html


 ◆アジア杯第14日 ▽準々決勝 日本1(PK4―5)1UAE(23日、シドニー・スタジアム・オーストラリア)

 煮え切らないアギーレ・ジャパンの中で、存在感が際立った。0―1の後半9分、途中出場でMF柴崎がピッチに入ると、決定機の回数は増え、チャンスの質も上がった。チームをリズムに乗せ、同36分には自ら同点ゴール。ゆったりとしたドリブルから一転、速い縦パスを入れ、FW本田からの折り返しを右足でゴール左に突き刺した。

 「(本田)圭佑さんがイメージ通りのところに落としてくれた。イメージ通りといえば、そうですね」。元日にインフルエンザを発症。39度以上の熱が出て、チームより3日遅れでオーストラリア入りした。1次リーグは第3戦(対ヨルダン)で3分間出場しただけ。自身初の公式戦で、しかも一発勝負の決勝トーナメント。にもかかわらず、マン・オブ・ザ・マッチに選出される活躍を見せた。

 所属する鹿島は、Jリーグ最多のタイトル獲得数を誇る。柴崎は「技術よりも、試合の勝ち方を知りたい」と入団を決めた。それから4年。サブの選手が練習中は常にポジションを奪いにいく姿勢を見せ、試合になると一転、フォア・ザ・チームに徹する姿勢を見てきた。今大会の期間中はサブ組の扱い。だが、練習では全力でボールを追い続け、準備を続けた結果が、一つの形として表れた。

 「勝てなかったので悔しい。優勝を目指していたので、ここで負けることは想像もしなかった。試合に出られないという経験もできた」。2018年ロシアW杯で、代表の主力選手となるために―。敗戦の陰で、成長を遂げる選手がいた。

◆同点ゴールの柴崎「負けるとは想像もしていなかった」/アジア杯(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20150123/jpn15012321520015-n1.html



 サッカー・アジア杯第14日(23日、日本1-1UAE=PK4-5、豪州・シドニー)2連覇を目指すサッカー日本代表は、UAEと対戦。前半7分に先制点を奪われた日本は後半36分、途中出場のMF柴崎岳(22)=鹿島=がミドルシュートを決め、同点に追いついた。試合は延長戦でも決着がつかず1-1のままPK戦に突入。本田、香川がPKを失敗して、4-5で日本は敗戦した。

 後半9分に途中出場の柴崎は、豊富な運動量で日本の攻撃を活性化させた。「負けていたのでまずは1点取ることと、攻撃にアクセントを加えることを考えました。運動量を多くして、動きながらスペースを作り出そうと思っていました」と、積極的にボールに絡んだ。36分には本田との連携で見事な同点ミドルシュートを決めたが、チームはPK戦で涙をのんだ。22歳の若武者は「こういうところで負けるとは想像もしていなかったし、決勝の舞台に立つことを目指していたので悔しい」と力なく話した。

◆同点弾も空砲に…MF柴崎、ベスト8敗退に「想像もしていなかった」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?156098-156098-fl


[1.23 アジア杯準々決勝 日本1-1(PK4-5)UAE シドニー]

 一時は同点となるゴールを叩き込み、日本に歓喜をもたらした。しかし、試合にはPK戦の末に破れ、ベスト8で大会から姿を消すこととなった。だからこそ、MF柴崎岳は試合後に「悔しい気持ちでいっぱいです」と唇を噛んだ。

 柴崎が投入されたのは、日本が1点のビハインドを背負って迎えた後半9分。背番号20は「負けていたので、まずは1点取ること。運動量を多くして、動きながらスペースを作り出そうと思っていたし、攻撃にアクセントを加えようとしっかりと意識して入ることができた」と試合に入るにあたって意識した部分を話した。

 すると後半36分、PA前でボールを持った柴崎は、FW本田圭佑に鋭い縦パスを打ち込むと、自らリターンパスを受けようと前線へと走り出す。そして、本田の落としをダイレクトで合わせたシュートは、鮮やかにゴールネットに突き刺さった。「同点に追い付けたときは非常に良かったと思います」と自身の同点ゴールを振り返ったものの、PK戦の末に敗れたことで「ただ、さまざまなチャンスがある中で決め切れなかった点は課題だと思います」と同点後、そして延長戦での好機を生かし切れなかったことを悔やんだ。

「優勝を目指してやっていたので、こういうところで負けるとは想像もしていなかったですし、決勝の舞台に立つことを目標としていたので、本当に今はベスト8で負けてしまって悔しいです」

 22歳の若武者は悔しさを滲ませたが、ここで立ち止まるわけではない。「僕としてはアジア杯で長く出場することはほぼなかったので、個人として、ここで得た経験をしっかりと糧にして進んでいきますし、代表としてもしっかりと反省して進んでいかないといけないと思います」と個人として、そしてチームとしてのさらなる成長を誓った。

◆試合終盤にチーム救った柴崎岳、同点弾は「イージーなボール」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20150124/274546.html


同点弾を決めた柴崎岳 [写真]=兼子愼一郎

 アジアカップ準々決勝が23日に行われ、日本代表はUAE代表と対戦した。立ち上がりの7分に先制を許した日本代表は、81分に途中出場のMF柴崎岳が同点ゴールをマーク。勝ち越せずに延長戦に突入すると、1-1のまま120分を終え、PK戦で4-5と敗れた。

 試合後、「イメージ通りと言えばまあそうですね」と同点弾について明かした柴崎は、「(本田)圭佑さんから自分が落としてほしいところに落としてくれたので、ホントに簡単な結構イージーなボールだったかなと思います」とコメントした。

 柴崎は試合を振り返って、「結果に結びつかなかったんであれば、結果に値するプレーはできてないと思います」と、同点弾を決めるも厳しく自分を評価。「数あるチャンスは作れていたので、そこを決めきれなかったというのは個人としては非常に残念かなと思います」とチャンスの数に対する得点の少なさを悔やみ、「まだまだゴール前の精度だったり質というのが上げていかなければいけない」と今後の課題を挙げた。

 後半の途中から出場した柴崎は、「ボールを触れるスペースと時間は十分あった」と語ると、「なるべく多くのタッチ数をしようとは思ってましたし、動きを多くしながらリズムを作って得点の場面も作ることはできました」と試合で意識していた点を明かしている。

 また、追加点を決めるためにパワープレーをしなかった理由を問わると、「選手個々のアイディアで、そういった細かいつなぎからチャンスを作ることができる余地はあったので、パワープレーという選択肢はなかったです」と率直に答えた。

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