日刊鹿島アントラーズニュース
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2017年8月12日土曜日
◆川崎フロンターレvs鹿島アントラーズ 8月13日(サンスポ)
・大岩剛はJ1史上初めて、監督として最初の試合から9試合負けなしを記録した。
・川崎はJ1での鹿島戦、最初の3試合では無得点だったが、それ以降24度の対戦では全て得点している(合計:48得点、1試合平均:2得点)。
・等々力競技場で行われたJ1の同カード直近9試合では両チームがそれぞれ得点している。その9試合では1試合平均4得点が生まれている。
・J1での同カード直近7試合のうち6試合はアウェイチームが勝っている(1分)。同カードでホームチームが勝ったのは2014年11月が最後(川崎:2-1)。
・川崎は前年度優勝チームとの対戦直近6試合で負けがなく(4勝2分)、現在当該チームとの試合では4連勝中。
・鹿島は今季のJ1のアウェイ戦で負けていない唯一のチーム(9勝1分)。
・鹿島は今節川崎に勝つか引き分けで、J1でのアウェイ戦11試合無敗のクラブ記録を樹立する。
・川崎はJ1でのホーム戦直近2試合で勝っていない(1分1敗)。同チームの1シーズンのホーム戦でこれより長く未勝利が続いたのは2012年8~9月(1分2敗)。
・川崎は今シーズン、日曜開催のリーグ戦直近6試合で1度しか勝っていない(3分2敗)。
・金崎夢生はJ1での直近3試合の出場で5得点に直接関与している(3得点2アシスト)。
・今シーズンのJ1で、中村憲剛と小林悠よりもお互いにチャンスを作り合っているコンビはいない(27)。
川崎フロンターレvs鹿島アントラーズ 8月13日
◇【セルジオ越後】関根を手放したレッズにタイトル獲得のビジョンはあるのか
2部でモタモタしていたら、実力がさび付くかもしれない。
レッズの関根が海外移籍することになった。新天地はブンデスリーガ2部のインゴルシュタットだけど、長谷部や原口を含め、レッズからはよくドイツに行くよね。
サッカーのレベル的には、ドイツの2部はJリーグとそこまで大きく変わらないと思うけど、海外移籍を経験している仲間から話を聞いて、関根自身も刺激を受けて、自分もチャレンジしたくなったのかもしれないね。
いずれにしても、インゴルシュタットでポジションを取って、アピールして、もっと上のクラブにステップアップすることが何よりも大事だ。ある意味、本当の勝負はそこから。日本では相変わらず、今回の移籍を取り上げるメディアが多いように感じるけど、まだそこまで価値のあるニュース性はないよ。
関根は今、22歳。若いと言えば若いし、これから日本代表にも選ばれるかもしれない。選手としてどこまで伸びていくのか分からないけど、今後のキャリアが充実したものになるような移籍になればいいね。
仮に、インゴルシュタットで思うように出場機会を得られず、いたずらに時間が過ぎるようであれば、すぐ日本に帰ってきたほうがいい。トップリーグにいるならまだしも、2部でいつまでもモタモタしていたら、実力がさび付いてしまう可能性があるからね。
もっとも、ドイツに限らず、ヨーロッパの2部リーグなら、大概の日本人選手は出番を掴めていると思う。1部になるとまた少し事情が異なるけど、今の関根なら、インゴルシュタットでそれなりにチャンスを与えられるんじゃないかな。
一方で、僕が気になるのは、関根を手放したレッズのほうだ。シーズン中に大事な主力がいなくなってしまったわけだけど、ラファエル・シルバを除けば目立った補強がなかった今季、チームは今、どういう状況に陥ってしまっているのか。
たしかに、矢島や長澤、オナイウら将来性あるタレントをチームに加えたけど、戦力になっているとは言えないよね。
レッズは日本の名門クラブと言ってもいい。厳しいことを言うようだけど、J2で結果を出しても、J1でポジションを取れないような選手は、“ビッグクラブ”には相応しくないと僕は思っている。
名門のチーム強化策としては、まだまだ物足りない。
主力を放出して、試合に絡めない選手を保持して、外国籍枠も余っている。かたや、積極的な補強に着手したアントラーズは、ACLこそ負けたけど、リーグでは今季も盤石の強さを誇っているよね。
現状維持のレッズは、リーグでは中位に甘んじているなかで、関根もドイツに送り出した。ウイングバックに限れば、駒井や宇賀神、菊池らがいるからそこまで不安はないだろうけど、それにしても、タイトルを獲るためにどういうビジョンでキャスティングしているのか、ちょっと分からないよね。
ブラジル人DFを新たに補強したとはいえ、名門クラブのチーム強化策としては、まだまだ物足りないように感じる。監督交代が良いきっかけになればいいけど、関根のドイツでの奮闘とともに、レッズの今後の戦いにも注目したいね。
【セルジオ越後】関根を手放したレッズにタイトル獲得のビジョンはあるのか
◆AFCがW杯予選予備登録メンバー100人を公表!新たに関根貴大、鈴木大輔が追加(ゲキサカ)
アジアサッカー連盟(AFC)は公式サイトでロシアW杯アジア最終予選の予備登録メンバーリストを公表している。
日本代表は今年3月時点での予備登録メンバー97人から新たに3人が追加。すでに今年6月のW杯アジア最終予選で初招集されていたガンバ大阪のDF三浦弦太のほか、スペイン2部ヒムナスティック・タラゴナ所属のDF鈴木大輔、浦和からインゴルシュタットへ移籍したMF関根貴大が新たに登録された。
日本代表は31日にオーストラリア(埼玉)、9月5日にサウジアラビア(ジッダ)と対戦する。あと1勝で6大会連続のW杯出場が決まるが、主力に故障を抱える選手も多い。注目の代表メンバーは今月24日に発表される。
日本の予備登録メンバーは以下のとおり(登録ポジションはAFCより)
▽GK(8人)
権田修一(鳥栖)
林彰洋(FC東京)
東口順昭(G大阪)
川島永嗣(メス)
櫛引政敏(岡山)
中村航輔(柏)
西川周作(浦和)
六反勇治(清水)
▽DF(28人)
藤春廣輝(G大阪)
岩波拓也(神戸)
川口尚紀(新潟)
車屋紳太郎(川崎F)
槙野智章(浦和)
丸山祐市(FC東京)
松原健(横浜FM)
三浦弦太(G大阪)
水本裕貴(広島)
森重真人(FC東京)
室屋成(FC東京)
長友佑都(インテル)
丹羽大輝(広島)
大武峻(新潟)
小川諒也(FC東京)
太田宏介(FC東京)
酒井高徳(ハンブルガーSV)
酒井宏樹(マルセイユ)
塩谷司(アルアイン)
昌子源(鹿島)
鈴木大輔(ヒムナスティック・タラゴナ)
武岡優斗(川崎F)
内田篤人(シャルケ)
植田直通(鹿島)
宇賀神友弥(浦和)
山中亮輔(横浜FM)
米倉恒貴(G大阪)
吉田麻也(サウサンプトン)
▽MF(37人)
青山敏弘(広島)
遠藤航(浦和)
遠藤康(鹿島)
江坂任(大宮)
藤田直之(神戸)
長谷部誠(フランクフルト)
橋本拳人(FC東京)
本田圭佑(パチューカ)
細貝萌(柏)
井手口陽介(G大阪)
香川真司(ドルトムント)
柏木陽介(浦和)
加藤恒平(ベロエ・スタラ・ザゴラ)
喜田拓也(横浜FM)
清武弘嗣(C大阪)
小林祐希(ヘーレンフェーン)
今野泰幸(G大阪)
南野拓実(ザルツブルク)
森岡亮太(ベフェレン)
永木亮太(鹿島)
長澤和輝(浦和)
中島翔哉(FC東京)
中村憲剛(川崎F)
大島僚太(川崎F)
大森晃太郎(神戸)
大谷秀和(柏)
齋藤学(横浜FM)
関根貴大(インゴルシュタット)
瀬戸貴幸(アストラ)
柴崎岳(ヘタフェ)
柴崎晃誠(広島)
高橋秀人(神戸)
谷口彰悟(川崎F)
山田大記(無所属)
山口蛍(C大阪)
高萩洋次郎(FC東京)
米本拓司(FC東京)
▽FW(27人)
浅野拓磨(シュツットガルト)
原口元気(ヘルタ・ベルリン)
ハーフナー・マイク(神戸)
指宿洋史(千葉)
乾貴士(エイバル)
柿谷曜一朗(C大阪)
金崎夢生(鹿島)
川又堅碁(磐田)
小林悠(川崎F)
興梠慎三(浦和)
久保裕也(ゲント)
倉田秋(G大阪)
宮市亮(ザンクト・パウリ)
武藤嘉紀(マインツ)
武藤雄樹(浦和)
永井謙佑(FC東京)
長沢駿(G大阪)
岡崎慎司(レスター・シティ)
大久保嘉人(FC東京)
大迫勇也(ケルン)
杉本健勇(C大阪)
鈴木武蔵(新潟)
鈴木優磨(鹿島)
高木俊幸(浦和)
田中順也(神戸)
豊田陽平(鳥栖)
宇佐美貴史(アウクスブルク)
AFCがW杯予選予備登録メンバー100人を公表!新たに関根貴大、鈴木大輔が追加
◆【川崎F vs 鹿島】 ウォーミングアップコラム:エウシーニョが、マタドール・ド・カシマ(鹿島キラー)として試合に臨む(J's GOAL)
特定のチームに対し極端に相性のいい選手がいる。選手紹介時のブーイングにより、浦和サポーターからもその相性(の良さ)が認識されている森谷賢太郎が有名だが、鹿島戦のエウシーニョ(写真)もその一人。
鹿島戦でのゴール自体は3得点とそれほど多いわけではないが、J通算14ゴール中の3ゴールは少なくない数字だ。またゴールを呼び込むプレーでも貢献。たとえば昨季シーズン終盤のアウェイでのセカンドステージ第16節では、エウシーニョのシュートがこぼれたところを森本貴幸が押し込んで決勝ゴールになっており、数字には残らない活躍を見せてきた。
マタドール・ド・カシマ(エウシーニョ)は「それが引き続けばいいと思います」とゴールへの意欲を見せつつ、今チームに必要なものは勝利だと口にして「それはどの試合もそうです」と鹿島戦はあくまでも多くの試合の中の1つにすぎない、との認識を示した。だからこそ「その中でチームの力になれるようにがんばりたいと思います」と話し、ゴールはチームプレーの延長線上にあるものだと述べていた。
「勝利を目指してまずは上にいるチームの勝点に近づけるチャンスだと思いますし、こういったゲームでは普段以上にみんなが力を発揮して戦わないといけない。本当に自分たちの能力は高いので、それをゲームの中で出し切ることが重要なのかなと思います」と話すエウシーニョは得意の鹿島戦で結果を出してくれるのかどうか。負ければ勝点差が10に広がるという試合なだけに、期待したいと思う。
なおこれは余談だが「鹿島キラー」を「マタドール・ド・カシマ」と訳した中山通訳は当初、カシマの語尾がaになっており、ドではなく、女性名詞の前に置くダではないかと話していた。ただ、これは定かではないとのことでエドゥアルド ネットに聞いたところ、「それはチーム名にかかるものなのでドじゃないのかな」と文法的な説明をされたとのこと。ウクライナ時代に英語をある程度習得したネットは意外とちゃんとしてるらしい(笑)。
取材・文・写真:江藤高志(川崎F担当)
明治安田生命J1リーグ 第22節
8月13日(日)19:00KO 等々力
川崎フロンターレ vs 鹿島アントラーズ
【川崎F vs 鹿島】 ウォーミングアップコラム:エウシーニョが、マタドール・ド・カシマ(鹿島キラー)として試合に臨む
◆柴崎岳がアトレティコ戦でも奮迅の活躍! 全国紙が「ヘタフェ最大の収穫はガク」と称える(サッカーダイジェスト)
77分に交代するまで、アグレッシブにゴールを狙い続けた。
8月11日、リーガ・エスパニョーラ1部のヘタフェは本拠地コリセウムにアトレティコ・マドリーを迎え、プレシーズンマッチを戦った。
立ち上がりからヘタフェは、アントワーヌ・グリエーズマンやコケなどフルメンバーで臨んだアトレティコの猛攻に晒される展開。しかし身体を張ったディフェンスでこれを凌ぐと、徐々にカウンターで手数を出していく。
注目の柴崎岳は4-2-3-1システムのトップ下で先発。開始10分に敵MFニコラス・ガイタンのミスを突いて速攻を仕掛け、32分には果敢に持ち込んでチーム初のシュートを放つなど、攻撃の端緒を開くべく積極的に前へ出た。とりわけ同じく新加入で右サイドに入ったファイチャル・ファジルとの連携が好感触。ホームサポーターを何度か沸かせた。
0-0のまま折り返した後半、51分には柴崎から1トップのホルヘ・モリーナへ決定的なパスが通すが、受け切れずにゴールキックに。スペインの老舗スポーツ紙の『MARCA』は速報ページで、「ガクの出来が素晴らしい。間違いなく脅威になっている」と称えた。
66分にヘタフェは4選手を交代。試合前日に入団が発表された期待の新FWアマト・エヌディアイエが登場する。その1分後、エリア内に侵攻した柴崎が決定打を放つが、わずかにゴール左に逸れてしまう。ヘタフェ最大のチャンスだった。さらに73分には右SBダミアンに絶妙なパスを送り、スタンドから拍手が起こる。
ヘタフェの攻撃を力強くリードする柴崎に対して、全国紙『MUNDO DEPORTIVO』は「驚くべき技巧を随所で披露。見事な手綱さばきで攻撃にリズムを生んでいる」と評し、77分に交代した際には「この日のヘタフェのベストプレーヤー。チームにとって最大の収穫はガクだ」と絶賛した。
試合はスコアレスのままタイムアップ。ヘタフェと柴崎にとっては、強豪相手に手応えを掴む90分間になった。
もはや“GAKU”の開幕スタメンは確定的か。ヘタフェは8月20日にアスレティック・ビルバオの敵地サン・マメスに乗り込み、リーガ開幕戦を戦う。
柴崎岳がアトレティコ戦でも奮迅の活躍! 全国紙が「ヘタフェ最大の収穫はガク」と称える
◇GKを困らせる夏場のサッカーの特徴(スポニチ)
【大西純一の真相・深層】この時期、猛暑の中でサッカーをするのはたいへんだ。運動量が落ちて、集中力も欠けるし、失点が多くなるのもうなずけるが、それ意外にも原因があった。
あるGKが教えてくれたのだが、実は「夏はボールが変化しやすくなり、GKを困らせる」のだという。試合前、多くのスタジアムでピッチに水をまく。ボールがなめらかに転がるようにするためだが、特にパスサッカーを目指しているチームは、ホームゲームの試合前、入念に水をまく。「ボールがぬれて、湿度も高いので、ボールが少し柔らかくなる。芯を食うとぶれ球になりやすく、よく変化する」と言う。グラウンダーのパスをキャッチミスしたり、イージーなシュートが入ってしまったり、思わぬ失点につながっている。
特にミドルシュートには悩まされるという。至近距離からのシュートはボールのスピードがあるものの、GKも体を動かす範囲が狭いので、ボールに触れる可能性が高くなる。しかし、ミドルシュートはシュートの距離が長くなる分、GKも2、3歩ステップを踏まなければならなくなるので、ボールに触れない可能性が高くなる。つまり近くからのシュートの方が、跳ぶタイミングさえ合っていれば、止められる確率は高くなるということだ。ボールがぶれたり、ぬれてすべりやすくなっていたら、ミドルシュートは、さらにGKがキャッチしにくくなる。
日本人選手はパスをつないできれいにくずしてシュートを打とうとする意識が強く、ミドルシュートはあまり打たない。GK目線で見れば、「夏場のミドルシュートほど嫌なものはない」ということになる。海外の選手のようにもっと積極的にミドルシュートを打つことが、サッカーを面白くし、チームを勝利に導くことになる。 (専門委員)
◆大西 純一(おおにし・じゅんいち)1957年、東京都生まれ。中学1年からサッカーを始める。81年にスポニチに入社し、サッカー担当、プロ野球担当を経て、91年から再びサッカー担当。Jリーグ開幕、ドーハの悲劇、ジョホールバルの歓喜、W杯フランス大会、バルセロナ五輪などを取材。
GKを困らせる夏場のサッカーの特徴
◆結城・鹿窪運動公園 天然芝サッカー場完成(茨城新聞)
記念イベント J1鹿島・中田さん教室
昨年から整備を進めていた鹿窪運動公園サッカー場(結城市鹿窪)の完成を記念したイベントが11日、同サッカー場で開かれ、全面天然芝の青々としたグラウンドが披露されたほか、元日本代表でJリーグ1部・鹿島アントラーズCROの中田浩二さん(38)を招いてサッカー教室が開かれた。
サッカー場は、多目的運動場を改修して整備された。全面に天然芝の面積1万7800平方メートル。コートは一般サッカーで1面、少年サッカーは2面、8人制少年サッカーは3面取れる広さ。外周園路はゴムチップ舗装し、ランニング・ウオーキングコースも設けた。
前場文夫市長は「子どもたちが伸び伸びとプレーできるように整備され、さまざまな大会で十分に活用いただける施設になった」とあいさつ。キックオフセレモニーとして河田良一副市長がシュートを決めた。
サッカー教室は市内の小学生約180人が参加。中田さんは子どもたちとシュートを競ったり、基本的な動きをアドバイスしたりして教室を盛り上げた。
中田さんはサッカー場について「大きなグラウンドで、芝もしっかり育てられている。子どもたちにとって夢のような場所なのではないか」とし、「この中から日本代表や鹿島アントラーズ、海外でプレーする選手が出てくることを期待している」と話した。
参加した小学6年、中村大知さん(12)は「すごくやりやすいサッカー場でうれしい。中田さんはコントロールが上手だった」と話した。
結城・鹿窪運動公園 天然芝サッカー場完成
◆鹿島のレベルの高さ、ボール回しで分かる/平畠啓史(ニッカン)
Jリーグ通のお笑いタレント平畠啓史(48)がJリーグのクラブを独自目線で紹介するスカパー!の番組「平ちゃんの『ほな行こか。』」が好評だ。今回は鹿島アントラーズを訪問し、MF遠藤康(29)とMF永木亮太(29)を突撃。好調なチームを支える、同じ29歳同士のキーマン2人に根掘り葉掘り聞いた。8月12日の初回放送を前に、ファン必見のインタビューをお届けする。
◇ ◇
平畠 「練習終わりますって言ってから皆がバッと帰るわけではなく、最後フニャフニャってなるんですね」
遠藤 「あの時間が一番楽しいです フニャフニャってなった時が一番楽しいです」
平畠 「あれは自由なんですか? いつ帰ってもいいし…」
遠藤 「一応、最後走ってクールダウンして、あとは自由。帰る人は帰っていいし…」
平畠 「やっぱりブラジル人は早いですね」
遠藤 「早いですね~、早く家族の元に帰りたいんじゃないですか(笑)」
平畠 「そのあとは個人任せっていうか、(練習を)やりたい奴はやっていいしみたいな感じですか」
遠藤 「やりたい奴は練習するし…亮太みたいに誰かと話す奴は話してるし」
平畠 「ああいう時は普段よりも話せるみたいな事ってあるんですか?」
永木 「サッカーの話は、練習終わった後にコーチと話しやすいですね」
平畠 「大事な時間っちゃ大事な時間?」
永木 「大事な時間ですけど…やり終えた、今日は終わったという達成感もあるし」
遠藤 「そんな力入る?」
平畠 「もうちょっと俺行けたな、もうちょっと、あそこいっとったら良かったなみたいな反省ってあるんですか?」
永木 「あります、あります…日によって違いますね」
平畠 「お二人は歳は同じ?」
遠藤 「同じです」
平畠 「今一緒にやってますけど、前から知ってたんですか?」
遠藤 「(永木が)大学生の時に1回練習試合したんだよな?」
永木 「したした」
遠藤 「(自分は)鹿島にいて、その亮太の大学に俺の高校で一緒にやってた奴がいて、それで亮太を(紹介された)」
遠藤 「それの時から、湘南の強化指定選手?」
永木 「大学4年の時だっけかな?」
遠藤 「というのを知ってたんで、亮太の存在は知ってた」
平畠 「そこで仲良くなったりとかは?」
遠藤 「そういうのではなかった。あ~永木ね…みたいな(笑)」
平畠 「そこそこ上手いな、みたいな」
遠藤 「あ~動くね~みたいな。(永木のことを)覚えてるのが、湘南とやった時に鹿島が勝ってたんですよ、で、最後の方でスローインになった時に自分が時間稼ぎしたんですよ、そしたら永木がメッチャ切れて。どうしたの?(笑)コイツ怖っ!と思って…」
永木 「大伍君(西大伍)にタックルして、近くに康がいて。なぜか、康が俺にメッチャ切れて、康にオイみたいにやられて。なんでオマエ来るんだよ…(笑)」
平畠 「どっちも切れた方は覚えてないんすね(一同爆笑)」
平畠 「90分はスイッチ入るというか」
遠藤 「スイッチ入りますね!」
平畠 「自分に、こんな一面があるんだっていうぐらいの?」
遠藤 「最近スタッフに言われました、試合になると人が変わるよなって。(自分では)試合中はニコニコしながらやってるつもりだった」
平畠 「試合中、あんまりニコニコしながらも気持ち悪いじゃないですか」
遠藤 「でも楽しくやらないと(笑)」
平畠 「車とか運転したら性格変わるって人いるじゃないですか」
遠藤 「そういう人にはなりたくない(爆笑)」
平畠 「鹿島にそういう人いません?普段おとなしいのに、この人…」
遠藤 「亮太です!」
永木 「俺?」
遠藤 「ピッチで、こいつガラッと変わります、普段こんなボケボケなのに(天然ボケネタは)ありすぎて、話せないです」
平畠 「でもピッチに入ると…全然」
遠藤 「怖い?」
平畠 「それは味方にも」
遠藤 「言ったりもするし、相手にもガツガツ行くし」
平畠 「それは永木選手、自分の中で自覚は…自覚はあるでしょうけど」
永木 「試合入ったら、スイッチ切り替わりますね」
平畠 「それは(スイッチ)入れようではなく入っちゃいます?」
永木 「自分のプレースタイル的にも、そんな感じなんで…入っちゃいますね」
平畠 「普段は天然なんですか?」
遠藤 「ボケボケです(笑)」
平畠 「結構いじられる側ですか?」
遠藤 「メッチャ? いじられてるもんな」
平畠 「鹿島って上下関係がしっかりしてんじゃないのかなってイメージありますけど、年下とかにいじられたり…」
永木 「呼び捨てっすね」
平畠 「でも歳上なんだから、言うたったら良いじゃないですか? ちょっといい加減にせえよって言うたら良いじゃないですか」
永木 「言っていいんすかね(笑)」
平畠 「鹿島って移動大変なんかなと」
遠藤 「移動、結構好きです、東京駅行ったりして時間あったりするとみんなでスタバ行ったり」
平畠 「サッカー選手がみんなでスタバ行ったりするんですか」
遠藤 「スタバ集まるよね」
平畠 「大きい奴がスタバ並ぶんすか?小笠原選手もスタバ並んで…。若い人に買ってきてよ!みたいな感じするんですけど」
遠藤 「そんな人いないっすよ、どの世界で生きてきたんすか(笑)」
平畠 「上下関係というか、若い人が買ってきますわ!みたいな。そんなんじゃないんですか?」
永木 「パシリとか絶対いないです、これ買って来いとかないです」
平畠 「みんな一人の大人として、年齢は違えど独立してるというか。だからかな、練習とか見てると、それぞれみんなちゃんとやるじゃないですか」
遠藤 「やってないチームあります?」
平畠 「もし、あったとしても言われへん(爆笑)」
遠藤 「鹿島を出て行った人とかから聞くと、鹿島はレベルが高い。鹿島はいいわという声が結構多い」
平畠 「それはよそに出てみないと」
遠藤 「出てみないとわからないというのはありますね」
平畠 「もちろん湘南も練習厳しいというか、がっちりやると聞きますけど、鹿島はしっかりとしてますか?」
永木 「レベルが高いんで、去年入ってきて感じましたね」
平畠 「レベルが高いって何なんですか?」
遠藤 「俺もわかんない(笑)でも俺もそれ思うんですよ」
永木 「あれが一番わかりやすい、ボール回しが…ボール回しやるんですけど練習が始まってからすぐに、そこで一番感じますね。レベルの高さっていうか、技術がしっかりしてますね。俺が入った時にスゲーなと思いました」
平畠 「小学生でもする練習じゃないですか? そこでレベルが全然違うんですか?」
永木 「全然違いますね、今までで一番レベルが高いです」
平畠 「基本、止めてインサイドで蹴ってということが違う?」
永木 「違います」
平畠 「ですって」
遠藤 「だって(笑)」
平畠 「(鹿島に)ずっとおる人は、それが当たり前」
遠藤 「慣れちゃって…」
永木 外から入ってきてる人は、みんな感じてると思います」
◆放送情報 平ちゃんの「ほな行こか。」#5 ~鹿島篇~ 初回放送:8月12日(土) 22:00~23:00。放送チャンネル:スカサカ!(800/580)ほか再放送多数
鹿島のレベルの高さ、ボール回しで分かる/平畠啓史
◆【金沢】垣田待望初ゴールも惜敗…5戦勝ちなし(報知)
◆明治安田生命J2リーグ 第27節 山形2―1金沢(11日・NDソフトスタジアム山形)
ツエーゲン金沢はアウェーで山形と対戦し、1―2で敗れた。0―2の後半23分、FW垣田裕暉(20)のプロ初ゴールで1点を返したが、追い上げはここまで。チームは5試合勝ちなしとなった。
鹿島から来たホープが、待望の金沢初得点を挙げた。2点を追う後半23分、右サイドからのCKに途中出場の垣田が飛び込みヘディングシュート。これが決まり、1―2と山形を追い上げた。垣田は「(CKの)軌道を見てから突っ込んだ。やっと1点入ったなという、うれしい気持ち」と笑顔を見せた。
しかし、チームの敗戦には「もう一つ悔しいシーンがあった。そこを決めきらないといけない。これからもっと取っていきたい」と、自身の2度目の決定機を逃したことを反省した。
試合後、柳下正明監督(57)は「バカげている失点で、勝ち点を失っている」とバッサリ。開始1分もたたずにDFのクリアミスで先制点を許すと、後半8分にも追加点を許した。GK白井裕人(29)も「2点目の失点は11人全員がスイッチを切ってしまっている」と“ダメ出し”し、「センターバックも、もっと声を出し合っていかないと。90分集中してやれないと、上(の順位)に行くのは厳しい」と厳しい表情で語った。
6試合ぶりの勝利を目指し、次戦は16日、ホームで徳島(19時・石川西部)と戦う。(尾田 敏成)
【金沢】垣田待望初ゴールも惜敗…5戦勝ちなし
◆柴崎岳が代表復帰も 大枠リスト55人中の上位に(ニッカン)
日本協会が、今季からスペイン1部ヘタフェでプレーするMF柴崎岳(25)の約1年10カ月ぶり日本代表招集を検討していることが11日、分かった。6大会連続のW杯出場がかかるロシア大会アジア最終予選オーストラリア戦(31日、埼玉)とサウジアラビア戦(9月5日、ジッダ)に向けた大枠リストに入っており、バヒド・ハリルホジッチ監督(65)も、かつての常連の情報収集を本格化した。
今夏からスペイン1部に挑む柴崎に、ハリルホジッチ監督がまた目をつけた。指揮官が再来日した5日に「55人」と明かした大枠リスト。関係者によると、その上位に柴崎の名前が浮上しており、ヘタフェのプレシーズンマッチの映像が急ピッチで集められている。
招集されれば、公式戦では鹿島アントラーズ時代の15年10月のイラン遠征以来。ここに来て再検討が始まったのは、ケルン大迫が負傷したFWだけでなく、中盤の海外組にも不安があるからだ。守備的なフランクフルト長谷部は右膝手術明け。7月14日に実戦復帰したものの、最終予選を万全の状態で迎えられるか分からない。攻撃的なドルトムント香川も左肩脱臼からの完全合流を目指している段階。その中でインサイドハーフ(攻撃的MF)もダブルボランチもトップ下もこなす柴崎への期待が相対的に高まった。
柴崎岳が代表復帰も 大枠リスト55人中の上位に
◆独紙、ポドルスキの動向に注目…「王者に敗れる」と鹿島戦結果を報道(サッカーキング)
2017.08.09 19:00
ノエビアスタジアム神戸
ヴィッセル神戸 1 終了 2 鹿島アントラーズ
ヴィッセル神戸に所属する元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキの動向は、母国メディアの関心事にもなっているようだ。ドイツ紙『Express』は10日、前日に行われた明治安田生命J1リーグ第21節で神戸と鹿島アントラーズが激突した一戦について伝えている。
同紙は「世界チャンピオンのルーカス・ポドルスキが、新しいクラブのヴィッセル神戸で2敗目を喫した」と記し、神戸と鹿島の一戦について報道。同試合で神戸は鹿島のFW金崎夢生に2ゴールを許し、1-2と逆転負けを喫した。同紙は「王者であり、現在の首位である鹿島アントラーズに敗れた」と伝え、先発出場のポドルスキについては「デビュー戦ほどの輝きは放てなかった」と記している。
7月29日に行われた明治安田生命J1リーグ第19節の大宮アルディージャ戦で初出場を果たし、さっそくの2ゴールで鮮烈なデビューを飾ったポドルスキ。今月5日の柏レイソル戦、そして9日の鹿島戦では得点を挙げることができなかったが、13日に行われる次節のFC東京戦では3試合ぶりのゴールを決めることができるだろうか。
独紙、ポドルスキの動向に注目…「王者に敗れる」と鹿島戦結果を報道
◆増田誓志が清水入団会見「クラブ第一でプレーする」(ニッカン)
清水エスパルスにUAE1部アルシャルジャから完全移籍で加入した元日本代表MF増田誓志(32)が10日、静岡市内で入団会見を行った。背番号24のユニホームを着て登場。国内外のクラブが獲得に動いた中、清水を選んだ理由を「非常に期待してくれていると感じる言葉を受けて、決めました」と明かした。
都内でチーム関係者と会った際、静岡から駆けつけた小林伸二監督(56)とも面会。同監督には山形時代に指導を受けており、「どの監督より情熱を持っている。親身になって指導してくれる。尊敬する気持ちもあります」と話した。
その上で「ひたむきにクラブ第一で犠牲心を持ってプレーする姿勢を見せたい」と意気込んだ。すでに主将のFW鄭大世(33)やGK六反勇治(30)と食事をし、9日のホームC大阪戦(3-2)はスタンド観戦。「あまり話すタイプではないけど、求められている役割を還元したい」と誓った。
増田は5月以降は実戦から遠ざかっているが、内藤直樹強化部長(49)は「監督の判断ですが、すぐにでも(出場を)お願いしたい」と期待していた。【保坂恭子】
増田誓志が清水入団会見「クラブ第一でプレーする」
◆“タイトル”にこだわる鹿島…イケメン選手権“3連覇”でMF土居が「イケメンイレブン」企画(ゲキサカ)
鹿島アントラーズは11日、リクルートライフスタイルとJリーグが主催する「Jマジ!」の企画「第4回イケメンJリーガー選手権」で、クラブ所属選手が“3連覇”を果たしたのを記念し、MF土居聖真プロデュースによる「歴代選手イケメンイレブン」を開催すると発表した。
Jマジ!のイケメンJリーガー選手権は毎年開かれており、今回が4回目。2014年の第1回は当時C大阪に所属していたFW南野拓実(オーストリア・ザルツブルク)に優勝を譲ったが、15~16年に鹿島所属だったMF柴崎岳(スペイン・ヘタフェ)が2連覇。今回は土居が初めての栄誉に輝き、クラブとしては3連覇となった。
クラブはこの“タイトル”を記念した企画をスタート。土居が鹿島に所属した歴代選手18人を「ベンチ入りメンバー」として選び出し、ファン・サポーターの投票で「イケメンイレブン」を決定するという。なお、投票は後日開設される特設サイトで行われる。
土居は2日、初の栄誉に際して自身の公式ブログを更新し、「たくさんの方々のおかげで、なんと1位になる事ができました。これは僕の1位ではなく、鹿島アントラーズの1位です」という“イケメンすぎる!?”コメントを発表していた。
“タイトル”にこだわる鹿島…イケメン選手権“3連覇”でMF土居が「イケメンイレブン」企画
◆【川崎】鹿島戦に向けリカバリー調整のみ40分「連戦なのでリフレッシュが大事」(報知)
川崎は11日、次節の鹿島戦(13日・等々力)に向けて調整。約40分間のリカバリー調整のみで、疲労回復に専念した鬼木達監督(43)は「連戦なので、リフレッシュさせるところが一番大事。鹿島は誰が出てもアグレッシブだし迫力がある」と警戒した。
5月の対戦では3―0と勝利したが「前回の結果は全く関係ない。メンバーも違う」とキッパリ。MF阿部浩之(28)も「良いイメージはあるが、鹿島はあんなもんじゃない。優勝するためには、上位をたたくのは大事。面白いゲームになる」と闘志を燃やした。
またFW小林悠(29)が右太もも裏の違和感を訴えて練習を欠席。鬼木監督は「少し張りが出た。連戦なので少し慎重に考えたい」と12日の状態次第で、起用方針を決める予定だ。
川崎】鹿島戦に向けリカバリー調整のみ40分「連戦なのでリフレッシュが大事」
◆鹿島・土居、13日アウェー川崎戦へ調整「勝つために全力を尽くす」(サンスポ)
2-1で逆転勝ちした神戸戦(9日)に出場した鹿島のメンバーは11日、約1時間の軽めの調整を実施した。仙台戦(5日)から中3日を繰り返すハードスケジュールで、13日に敵地で川崎と対する。5月にホームで0-3と完敗した相手。MF土居は「チームとして悔しい思いをした。2回は負けられない。勝つために全力を尽くす」と必勝を誓った。 (鹿嶋市)
鹿島・土居、13日アウェー川崎戦へ調整「勝つために全力を尽くす」
◆鹿島・昌子 打倒川崎Fに燃える「借りを返さないと」(スポニチ)
鹿島が前半戦のリベンジを果たす。13日にアウェーで対戦する川崎Fは、5月のホーム戦で0―3の完敗を喫した相手。
前節の神戸戦で主将マークを巻き、首位奪取に貢献したDF昌子は「借りを返さないと」と力を込めた。パスの出し手であるMF大島とMF中村の名前を挙げて警戒。「常に僕らの隙をうかがっている」と油断を排して臨む。
鹿島・昌子 打倒川崎Fに燃える「借りを返さないと」
◆【川崎vs鹿島プレビュー】前回対戦は川崎が3-0で完勝…戦力充実で首位の鹿島は雪辱を果たせるか(サッカーキング)
■川崎フロンターレ 前節、エース小林悠が今季10得点目をマーク
【プラス材料】
リーグ前節の新潟戦では、2-0で3試合ぶりとなる白星を挙げた。中断明けの2試合を勝ち切れなかったチームにとっては最良の薬となったはずである。
好材料としては、5試合ぶりとなる無失点試合をしたことだ。試合終盤は新潟に押し込まれ、ディフェンスラインを下げたために防戦一方の展開となったのは反省点だが、それでもゴールラインを越えさせなかった事実はチームの自信になる。守護神チョン・ソンリョンのビッグセーブや先発に復帰した奈良竜樹の奮闘など、個々の粘り強さも明るい材料と捉えたい。
攻撃面ではチームが掲げていた「中とサイドの使い分け」に改善の兆しが見られ、エース小林悠の得点も生まれた。今季10得点目となり、2年連続の2桁得点を記録している。
【マイナス材料】
前節の新潟戦で入れ替えたスタメンは長谷川竜也と奈良竜樹の2人のみ。試合翌日の10日の練習時点では鹿島戦をどういうメンバーで臨むかは不明だが、首位を迎え撃つ一戦だけに前節からの大幅な変更はないと予想している。
夏場の連戦であることを考えると、懸念すべきはやはりコンディション面だ。ボールを動かしながら、人も流動的になって崩していくチームであるうえに、今年は攻守の切り替えもより徹底された。好調時はそこからチャンスを生み出して得点を奪う展開に持ち込んだが、それでゴールが奪えないまま時間が進むと体力を消耗し、チーム全体の切り替えが遅くなる問題点も抱えている。
今節対戦する鹿島は、昨季、チャンピオンシップや天皇杯決勝で苦杯をなめた相手でもある。
文:いしかわごう
■鹿島アントラーズ リーグ3連勝で首位に浮上
【プラス材料】
リーグ前節、アウェイの神戸戦で2-1の逆転勝利を収め、3連勝で首位に浮上した。中3日で迎える川崎も難敵に違いないが、チームは目の前の試合で勝ち点を積み重ねていく意識が強い。
その空気を作り出しているのはベンチ組。高卒ルーキー安部裕葵の活躍により、鈴木優磨が初心を取り戻し、再浮上しつつある。試合出場が減るベテランの小笠原満男、中堅の遠藤康は試合に出られない悔しさをかみ締めながら、出場時に存在感を示すべく準備を進める。そして、試合に出ている選手はポジションを脅かす多くの存在を背景に、死にものぐるいで結果を求めていく。
鹿島のクラブハウスにこの緊張感が常にあったからこそ、多くのタイトルを積み重ねることができた。大岩剛監督就任後はその空気がより顕著になっている。
【マイナス材料】
今の鹿島にマイナス材料を見つけるのは難しい。
強引に結びつければ、アウェイ2連戦を中3日で戦うこと。夏場で体力的な心配があること。そして、得点源のペドロ・ジュニオールを負傷で欠いていること。ピッチに立ち続ける三竿健斗の疲労度などを挙げることはできる。
だが、これらにチームの勝敗に結びつけるほどの影響があるか、と言われればそうは感じさせない。カバーできるだけの戦力を持ち、その戦力を数値通りに導き出せる指揮官がいる。結果が芳しくなかったとしても、違うところに敗因を見いだすことが妥当と言える。
いつも通りの精神で、いつも通りのサッカーを実行できれば結果はおのずとついてくるだろう。アクシデントのような失点はサッカーにつき物だが、予想外のことさえ起きなければ、鹿島が勝ち点を手にする可能性は高い。
文:totoONE編集部
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