日刊鹿島アントラーズニュース
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2017年1月25日水曜日
◆鹿島がタイで快勝 ペドロ・ジュニオール&鈴木2発(ニッカン)
<Jリーグ・アジアチャレンジ・インターリーグ杯:鹿島4-2スパンブリ>◇24日◇バンコク・ラジャマンガラスタジアム
昨季Jリーグと天皇杯を制した鹿島が、今季初大会で好スタートを切った。日本とタイの修好130周年を記念した日タイ対抗戦で、昨季タイリーグ10位のスパンブリに4-2と勝利した。若手中心のメンバーだったが、神戸から新加入のFWペドロ・ジュニオール(29)の2得点。FW鈴木優磨(20)も2ゴールでアピールした。
前半12分にGK川俣慎一郎(27)のキャッチミスを押し込まれて先制点を許したが、同26分にMF久保田和音(20)のCKを鈴木が頭で合わせで同点とした。同39分には再び勝ち越しを許すが、後半開始からペドロ・ジュニオールと新潟から移籍したボランチのMFレオ・シルバ(31)を投入すると、攻守で圧倒した。同14分に鈴木が奪ったPKをペドロ・ジュニオールが右足で左隅に難なく決めた。同17分にはレオ・シルバのスルーパスを鈴木が左足で勝ち越し弾。同23分には途中出場FW土居聖真(24)のクロスを、ペドロ・ジュニオールが右足で合わせて加点した。
17日にチーム全体は始動したばかりだが、早くも新加入選手が結果を出した。福岡から加入のMF金森、ブラジル・パルメイラスから期限付き移籍のMFレアンドロ、湘南から移籍のDF三竿雄、東福岡高のDF小田らも随所に持ち味を発揮した。太もも痛のFW安部(広島・瀬戸内高)以外の新戦力が全員出場。鹿島の強さを予感させる今季の国際試合初勝利となった。
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1769734.html
◆鹿島、韓国代表GK獲得か。曽ヶ端の後継者を探す?(フットボールチャンネル)
J1鹿島アントラーズが、韓国Kリーグの全北現代に所属する韓国代表GKクォン・スンテの獲得に動いているようだ。韓国紙『日刊スポーツ』が伝えている。
報道によると、鹿島はクォン・スンテ獲得交渉に入った模様だ。32歳の同選手は昨年末に鹿島やセレッソ大阪のオファーを断ったことが報じられていたが、鹿島が説得を続けて再び交渉の席に戻したものとみられている。
鹿島の正守護神を務める曽ヶ端準は現在37歳。同メディアは、世代交代の必要性を指摘し、クォン・スンテ獲得に本気と捉えている様子だ。これから交渉は進んでいくのだろうか。
【了】
https://www.footballchannel.jp/2017/01/24/post195185/
◆柴崎 リーガ移籍27日にも実現!近く正式オファーと鹿島幹部明かす(スポニチ)
鹿島MF柴崎岳(24)のスペイン1部ラスパルマスへの移籍が27日までにも実現する可能性が出てきた。複数の関係者が23日、近日中にラスパルマスから正式にオファーが届くことを明かした。
成田空港からチームのタイ遠征に出発した鹿島幹部はこの日、柴崎の代理人から「確実にオファーがある。ほとんど大丈夫」と契約に結びつく可能性が極めて高い状況にあると21日に聞いたことを認めた。正式オファーが出て合意に達すれば、柴崎はラスパルマスに合流する。渡欧の時期については「多分、タイに行っている間に行くんじゃないかな」と同幹部。タイ遠征が終わる27日までに移籍が決定する可能性を示唆した。
ただ、決定までには“障壁”もある。スペインでは、EU圏外枠選手は1クラブ3人までとなっている。同幹部は「(ラスパルマスは)枠がいっぱいなんじゃない?(他のEU圏外選手を)出すのに手間取っているみたい」と説明。27日までの決着は、ラスパルマス側の全ての条件面が整い次第となりそうだ。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/01/24/kiji/20170123s00002000344000c.html
◆鹿島MF柴崎、ラスパルマス移籍へ数日中に渡欧(ニッカン)
スペイン1部ラスパルマス移籍が決定的となった鹿島MF柴崎岳(24)の現況を、強化担当の鈴木満常務(59)が説明した。
23日、チームから1日遅れでタイに出発した成田空港で「代理人からは、確実にオファーが来ると聞いている。でもまだ来ていない」。タイ遠征中の鹿島は27日に帰国予定だが「タイに行っている間に(スペインに)行くんじゃないかな」と数日中に正式オファーが届き、渡欧する見通しを示した。前日22日には鹿島のクラブハウスで1人で練習をした柴崎だが、この日は姿を見せなかった。
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1769365.html
◆鈴木優磨&P・ジュニオールがともに2発!! J王者・鹿島、スパンブリーに逆転勝利(ゲキサカ)
[1.24 2017 Jリーグ アジアチャレンジ in タイ インターリーグカップ スパンブリーFC2-4鹿島 ラジャマンガラ]
昨季Jリーグ王者の鹿島アントラーズは24日、「2017 Jリーグ アジアチャレンジ in タイ インターリーグカップ」で昨季タイリーグ10位のスパンブリーFCと対戦した。前半を1-2と1点のリードを許して折り返した鹿島だったが、後半に3点を奪って4-2の逆転勝利を収めた。勝ち点3を獲得した鹿島は26日に昨季タイリーグ2位のバンコク・ユナイテッドと対戦する。
4-4-2のシステムを採用した鹿島はGKに川俣慎一郎、最終ラインは右からDF伊東幸敏、キャプテンマークを巻いたDF植田直通、DF町田浩樹、DF三竿雄斗、ボランチにMF三竿健斗と久保田和音を並べ、右サイドハーフにMFレアンドロ、左サイドハーフにFW金森健志、2トップにMF田中稔也とFW鈴木優磨を配置した。
前半2分にシュートチャンスを迎えたのは鹿島だった。しかし、三竿雄が蹴り出したCKにフリーで走り込んだ鈴木のヘディングシュートは相手GKの守備範囲に飛んでしまう。すると同12分に思わぬ形から先制点を献上。右サイドから蹴り込まれたFKに反応した川俣がキャッチミスしてしまうと、こぼれ球をデラトーレにヘディングで押し込まれてスコアを0-1とされた。
1点を先行された鹿島は前半15分、久保田のCKから町田がヘディングシュートを放つがシュートはGKの正面に。さらに同19分にはミドルレンジからレアンドロが狙うもボールは枠を捉え切れなかった。だが同25分に再びCKの好機を得ると、久保田が蹴り出したボールを鈴木がヘディングでねじ込んで試合を振り出しに戻した。
勝ち越しを狙う鹿島は前半38分、左サイドを突破した鈴木のグラウンダーのクロスに田中が飛び込むもシュートをジャストミートさせることができず。すると同39分、後方からのパスに反応してPA内に進入したデラトーレに右足のシュートでネットを揺らされ、スパンブリーに再びリードを奪われてしまった。
1-2のまま後半を迎えると、鹿島は久保田に代えてMFレオ・シルバをボランチに、金森に代えてFWペドロ・ジュニオールを投入して2トップの一角に配し、田中が左サイドハーフにポジションを移した。すると後半13分、P・ジュニオールのミドルシュートは相手GKに弾かれたものの、こぼれ球に反応した鈴木がPA内で相手選手のファウルを誘ってPKを獲得。これをP・ジュニオールがきっちり沈め、2-2の同点に追い付いた。直後の後半14分には田中に代わってMF中村充孝が左サイドハーフに投入される。
後半17分には高い位置でボールを奪うと、L・シルバとのパス交換から最終ラインの裏を突いた鈴木がゴールを陥れて鹿島が逆転に成功。同19分には三竿健に代わってMF梅鉢貴秀がボランチに、同22分には鈴木に代わってMF土居聖真が最前線に投入される。すると同24分、三竿雄の縦パスから抜け出した土居が折り返した流れから、最後はP・ジュニオールが蹴り込んでリードを2点差に広げた。
後半26分には三竿雄に代わってDF小田逸稀が左SBに、レアンドロに代わってDF西大伍が右サイドハーフに投入され、同40分には最後のカード(8人の交代が可能)となるDFブエノを町田に代えてピッチに送り込む。その後、鹿島に追加点こそ生まれなかったものの、スパンブリーの反撃を許さずに4-2の勝利を収めた。
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?208292-208292-fl
◆J王者鹿島、スパンブリーFCに逆転勝利で白星発進/Jリーグアジアチャレンジ(サッカーキング)
Jリーグ アジアチャレンジinタイ インターリーグカップが24日に開幕し、スパンブリーFCと鹿島アントラーズが対戦した。
公益社団法人日本プロサッカーリーグとタイリーグ社が主催する同大会は、タイの首都バンコクにあるラジャマンガラ・スタジアムで開催。Jリーグとタイリーグの対抗戦方式(Jリーグ同士、タイリーグ同士は対戦しない)で行われ、大会終了時点で勝ち点合計が多いリーグが優勝となる。昨季J1王者の鹿島は開幕戦で2016タイリーグ10位のスパンブリーと対戦した。
試合は開始12分、鹿島が先制を許す。スパンブリーの右FKをGK川俣慎一郎が処理しきれず、こぼれ球をデラトーレに頭で押し込まれた。昨季国内2冠の意地を見せたい鹿島は26分、右CKで久保田和音からのボールを、中央の鈴木優磨が頭で合わせてゴールネットを揺らした。同点に追い付いた鹿島だったが、39分に再びリードを許す。デラトーレが味方のスルーパスでエリア内右に抜け出し、右足シュートをゴール左隅に突き刺した。
1点ビハインドで折り返した鹿島は、ハーフタイムに久保田と金森健志を下げて、レオ・シルバとペドロ・ジュニオールを投入する。すると59分、鈴木が獲得したPKをペドロ・ジュニオールが落ち着いてゴール左に沈めて同点。62分には、鈴木の落としを受けたレオ・シルバがエリア内左へ進入しラストパス。これに反応した鈴木が左足で流し込んで逆転に成功した。
さらに鹿島は69分、途中出場の土居聖真がエリア内左に抜け出して中央へ折り返し。そこに走り込んだペドロ・ジュニオールが右足シュートを押し込んで追加点を挙げた。試合はこのままタイムアップを迎え、鹿島が4-2の逆転勝利で白星スタートとなった。
鹿島は26日に行われる第2戦でバンコク・ユナイテッドと対戦する。
【スコア】
スパンブリーFC 2-4 鹿島アントラーズ
【得点者】
1-0 12分 デラトーレ(スパンブリー)
1-1 26分 鈴木優磨(鹿島)
2-1 39分 デラトーレ(スパンブリー)
2-2 59分 ペドロ・ジュニオール(鹿島)
2-3 62分 鈴木優磨(鹿島)
2-4 69分 ペドロ・ジュニオール(鹿島)
https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20170125/545399.html?cx_cat=page1
◆タイ・インターリーグ杯 鹿島、上々発進(茨城新聞)
スパンブリーに4-2
Jリーグ・アジアチャレンジinタイ・インターリーグカップは24日、バンコクのラジャマンガラスタジアムで開幕。鹿島はタイ1部リーグのスパンブリーに4-2で逆転勝ちし、初戦を白星で飾った。
鹿島の先発はGK川俣、DF伊東、植田、町田、三竿雄、MF久保田、三竿健、レアンドロ、田中、FW鈴木、金森。前半は1-2とリードされたが、後半から出場したペドロジュニオールが2得点を挙げた。
最終日は26日、同スタジアムであり、鹿島はタイ1部リーグのバンコク・ユナイテッドと対戦する。
■2戦勝って終わりたい 鹿島・石井監督
チームが始動してから間もないが、鹿島ファンに勝利を届けられた。選手は試合をしながらコンディションや戦術を高めていかなければならないが、積極的に取り組んでいる。2試合とも勝って終わりたい。
■守備で持ち味出せた 鹿島・三竿健
久々の試合でプレーの視野が狭く判断も遅かった。守備では自分の持ち味を出せたので、次の試合は判断力を高めたい。
■期待に見合う結果出す 鹿島・ペドロジュニオール
自分は結果を出すことを期待されている。日々の練習にしっかり取り組み、期待に見合う結果を出し続ける。
■点を決めたかった 鹿島・金森
点を決めたかった。自分の特長を周りに分かってもらえるように、自分からどんどん要求していきたい。
■2点とも防げた失点 鹿島・町田
失点せず戦いたかった。2点とも防げた失点。相手の攻撃が良かったというより、自分たちのミスが多かった。
▽第1日第1戦
鹿島 4-2 スパンブリー
1-2
3-0
▽鹿島の得点者 鈴木2、ペドロジュニオール2
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14852696420768
◆日・タイ修好130周年 2017Jリーグ アジアチャレンジ in タイ インターリーグカップ第1戦(オフィシャル)
2017Jリーグ アジアチャレンジ in タイ インターリーグカップ
鈴木とペドロが2ゴール!鹿島、タイ遠征初戦は4得点で逆転勝利!
鹿島が2017シーズンの初戦に臨んだ。Jリーグ アジアチャレンジinタイ インターリーグカップ、スパンブリーFC戦。思わぬ形で先制を許し、前半をビハインドで終えた鹿島だったが、鈴木とペドロ ジュニオールが2得点ずつを挙げて4-2と勝利を収めた。
1月1日に天皇杯制覇を成し遂げた鹿島は、つかの間のオフを経て17日に全体始動を迎えた。5日間に渡ってクラブハウスでトレーニングを積んだ後、タイへ移動。22日に到着、23日にはさっそく2部練習を敢行し、シーズンを戦い抜く身体作りと戦術の浸透、進化を図った。気温30度に迫るバンコクで、良好とは言えないピッチコンディションでのトレーニング。2年ぶりにACLに参戦する今季、厳しい環境で勝利を重ねるための準備はすでに始まっている。
タイ到着3日目で迎えた一戦。石井監督は前日会見で「できる限り、全ての選手を使いたい」と、今大会2試合の展望を語った。新戦力とチームの融合を図り、競争意識を刺激する指揮官は、先発メンバーに新加入選手3名を指名。三竿雄斗が左サイドバック、金森が左サイドハーフ、そしてレアンドロが右サイドハーフを務める。GKは川俣、最終ラインは雄斗のほか、町田と植田、伊東が並ぶ。ボランチは久保田と三竿健斗のコンビで、前線は田中と鈴木がコンビを組んだ。植田がキャプテンマークを巻き、フレッシュな面々がピッチに立つこととなった。
ラジャマンガラ・スタジアムは厳しい日差しが差し込んでいたが、16時のキックオフが迫るにつれて過ごしやすい気候となった。多くの現地メディアが訪れ、注目度の高さを感じさせる。両国国歌の斉唱、逝去したタイ国王の死を悼む黙とうを終え、試合開始を迎えた。
鹿島は開始2分、雄斗の左CKから鈴木がドンピシャのヘディングシュートを枠に飛ばしてゴールを脅かし、さっそくゴールへの意欲を見せる。「シーズン最初の試合だし、絶対に勝つ」と語っていた背番号34は、フレッシュな面々が揃った攻撃陣にあって身体を張ったポストプレーで存在感を示していた。
しかし、先制点はスパンブリーFCのものだった。12分、鹿島陣内左サイドからのFKがゴール前へ飛ぶと、川俣がキャッチしきれずにこぼれたボールを相手にヘディングで押し込まれた。思わぬ形でゴールネットを揺らされ、1点を追う形となった。
ビハインドを負った鹿島は中盤でボールが落ち着かない時間帯もあったものの、次第にペースを掴んでいく。金森が左サイドから鋭い突破を仕掛けてチャンスを作ると、18分にはレアンドロがミドルシュートを放つなど、新戦力が己の存在をアピールしていた。
そして25分、待望の同点ゴールはセットプレーから生まれた。久保田が積極的な突破で得た右CKを自ら蹴り込むと、中央の鈴木が難しい体勢からヘディングシュート。ゴールネットを揺らし、スコアは1-1となった。
同点に追い付き、鹿島はボールポゼッション率を高めていく。28分には雄斗の左CKから植田が得意のヘディングシュートで逆転ゴールを狙ったが、枠の外へ。チャンスを逃してしまった。32分には右サイドからのパスを受けたレアンドロが相手DFのマークをものともしない強引な突破を見せ、能力の片鱗を見せた。
しかし39分、鹿島は2失点目を喫してしまう。中盤でのボールロストからスルーパスを通され、ペナルティーエリア左角からのシュートを決められた。1-2。前半は1点ビハインドで終えることとなった。
1点を追う後半、石井監督はレオ シルバとペドロ ジュニオールをピッチに送り出して反撃を期す。Jリーグでの実績十分の2人は抜群の存在感を見せた。レオは中盤でのパスの経由点となり、視野の広さを活かした長短のパスワークで攻撃のリズムを構築。ペドロは力強い突破とポストプレーで起点となった。
ボールポゼッション率を高めて相手を押し込む鹿島は58分、ペドロのミドルシュートから決定機を掴む。シュートは相手GKに弾かれたものの、こぼれ球を拾って鈴木が突破。ペナルティーエリア内で相手DFに倒され、PKを獲得した。キッカーを務めたペドロがしっかりと決め、鹿島での初ゴールを記録。2-2の同点となった。
そして鹿島は4分後、鮮やかな連係から逆転に成功する。62分、ペナルティーエリア左側でボールをキープしたレオが狙いすましたスルーパスを通すと、走り込んでいた鈴木が左足ダイレクトで流し込んだ。鈴木の2得点目で、鹿島が3-2とリードを奪った。
ようやくリードを奪った鹿島は、石井監督がピッチに送り込んだ土居や中村らが攻撃陣を形成。追加点を目指していく。そして69分、土居の飛び出しから4点目が生まれた。最終ラインの背後へ抜け、ペナルティーエリア左奥から背番号8がマイナスのパスを送ると、走り込んでいたペドロがシュート。一旦は相手GKに弾かれたものの、こぼれ球を押し込んでゴールネットを揺らした。
鈴木とペドロが2得点ずつを挙げ、2点リードとなった。石井監督はルーキーの小田をピッチに送り出すなど、あらゆる選手にチャンスとアピールの機会を与える交代策を見せた。終盤は得点こそ生まれなかったものの、しっかりとリードを守り切って試合終了を迎えた。
4-2。鹿島が2017シーズンの初戦を勝利で飾った。先制を許し、2失点を喫したことは課題だが、しっかりと勝ち切ったことは大きな意味を持つ。個人としてもチームとしても、今季最初の90分間で得た収穫と手応え、悔しさ、克服すべき課題を胸に刻み、さらなる向上を期すこととなる。キャプテンとしてフル出場を果たした植田は「この経験を次に活かしていきたい」と語っていた。
次戦は2日後、バンコク・ユナイテッドとの対戦だ。25日に予定されている2部練習を経て、タイでの2試合目に向かう。スパンブリーFC戦では合計19選手がピッチに立った。次はどのようなメンバーで臨むことになるのか、指揮官の起用法にも注目が集まる一戦となるだろう。競争意識の激化がチームをさらに強くする。選手たちは歩みを止めることなく、トレーニングに打ち込んでいく。
【この試合のトピックス】
・三竿雄斗、金森、レアンドロ、レオ シルバ、ペドロ ジュニオール、小田が鹿島での実戦デビューを飾った。
・鈴木とペドロが2得点ずつを挙げた。
・植田がキャプテンマークを巻いてフル出場を果たした。
監督コメント
[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
スパンブリーFC:セルジオ ファリアス
[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
こちらに来て初めての試合だった。Jリーグとは異なる環境で試合を行ったが、チームが始動してから1週間しか経っていない中で大きなケガもなく、選手たちがしっかりとプレーしてくれて嬉しく思っている。この試合は日本の皆さんもDAZNを通じて観てくれているので、アントラーズサポーターの皆さんに勝利を届けることができて嬉しく思う。
Q.このキャンプ期間をどのように活用しようと考えてタイに来たのか?キャンプの目標、大会の目標は?
A.始動してから1週間程度しか経っていないので、試合を通じてコンディションを高めることが一つ。そして新加入選手が何人かいるので、その選手たちに戦術理解をしてもらうために実戦形式で取り組めることは良い機会だと思う。この2試合に勝って終わりたいと思っている。
Q.鈴木選手の出来は?
A.彼は試合をするごとにどんどんパフォーマンスが良くなっていると思う。昨季のチャンピオンシップ、クラブワールドカップ、天皇杯では肩の状態が良くなくて時間制限という形でプレーしていたが、今季はその状態も改善される。彼のパフォーマンスがこのまま続けば、出場時間が増えていくのではないかと思う。そのくらい、能力がある選手だと感じている。
Q.去年から比べて、疲労はどの程度取れているのか、コンディションはどのような状態か。新加入選手の手応えと印象は?
A.昨年末、タイトなスケジュールでプレッシャーのかかる試合が続いた。心身の疲れはあったと思うが、短い期間でしっかりとリフレッシュしてくれたと思う。タイでの2試合と宮崎での3試合がある。初めての試みだが、試合をしながらコンディションを上げていく、戦術面を向上させていくという取り込みをしている。選手たちは積極的に取り組んでくれている。新加入選手のパフォーマンスは、まだまだコンディションが上がっていないので、そこが上がってくれば、昨季のチームに良い影響を与えてくれるのではないかと期待している。
スパンブリーFC:セルジオ ファリアス
選手コメント
[試合後]
【鈴木 優磨】
もっと力がある相手だったら負けていたかもしれないし、もっと力をつけないといけない。結果を残せたことは良かったけど、失点にも絡んだから反省しないといけない。
【三竿 健斗】
今日、出た課題を次に活かしやすい状況になると思う。全体的にプレースピードが欠けていて、選手間の距離も遠かった。連係の部分や個人の質が悪くてそういう形になってしまったと思う。全員の責任だと思う。
【植田 直通】
2失点してしまったので、改善しなければいけない。次に向けてしっかりと準備したい。シーズンの最初だからうまくいかないことはあると思うけど、チーム全体としてもっと考えてプレーすべきだった。結果を求めていこうと話していたので、勝てたことは良かった。
【町田 浩樹】
2失点とも防げたと思う。まだまだです。相手の攻撃というよりは、自分たちのミスというほうが大きいと思う。ボールの失い方や、簡単にセットプレーを与えてしまったこと、そういった部分の質を上げていかないといけない。
【ペドロ ジュニオール】
全力でプレーするのは自分の持ち味の一つでもある。日々の練習からしっかり努力し、監督からチャンスをもらった時はしっかりと結果を出したい。
【金森 健志】
もっともっと要求して自分の動き出しの部分を味方が理解してくれば、ボールは出てくると思う。相手が前線から来ていたし、攻撃ではカウンターの迫力もあった。最初はやりにくかったけど、徐々に自分たちのペースでできたと思う。次にチャンスがもらえれば、しっかりやりたい。
http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51947
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