◆第101回全国高校サッカー選手権・埼玉予選▽決勝トーナメント3回戦 昌平 9(2―0、7―0)0 聖望学園(22日・昌平高校) 得点者【昌】鄭志錫、荒井悠汰、長準喜2、佐怒賀大門、伊藤風河2、佐藤海空斗、篠田翼
昌平(埼玉)は来季FC東京に加入内定のMF荒井悠汰(3年)が1ゴール1アシストの活躍を見せるなど、大会初戦で聖望学園を9―0で下し、準々決勝進出を決めた。
右MFで先発した荒井は1―0の前半29分、MF土谷飛雅(2年)のロングパスにゴール前へスプリント。スピードに乗ったまま左足でダイレクトで大会初ゴールを決めた。「飛雅が持ったら動くようにしている。目が合えば出してくれる。日頃から意識してるので、1点につながった」とかみしめた。
味方が1点を追加して迎えた後半19分の右CK。荒井は「練習通り。自分のキックが良ければ点を取ってくれる」と左足で正確なボールを蹴り込み、DF佐怒賀大門(2年)のヘディング弾をお膳立てした。最近負った左足のケガを抱えながらも2得点に絡む活躍。「ケガをしても関係なく、結果を残さないといけないと意識している。チームを勝たせないといけない責任がある」と強い自覚をのぞかせた。
荒井が4―0の同28分に交代後もチームは約20分間で5得点を決める怒とうのゴールラッシュ。相手の7倍以上となるシュート37本を浴びせる猛攻で圧倒し、守備陣はGK上林真斗を中心に最後まで無失点に抑えて圧勝した。
前回大会で武蔵越生に敗れた試合と同じ3回戦を盤石な戦いぶりで突破。藤島崇之監督は「これだけ(点を)取れるのも出来すぎだけど、ゴールに向かう姿勢は意識的にやってくれた。DF面、攻守の連動性も良かった」と称賛した。
今夏の高校総体(インターハイ)は準決勝で帝京(東京)に敗れた。藤島監督は「全国大会で3位なので悔しい思いになった。この選手権でタイトルを取りたい思いは、間違いなく選手もインターハイを通してさらに強い気持ちを持ってくれたと思う」。荒井も「チーム全体で日本一を狙っている。その目標はブレずに狙っていく」と力を込めた。
準々決勝は29日に立教新座と対戦する。
【参考】高校サッカードットコム
2022年 第101回全国高校サッカー選手権埼玉予選
2022.10.22 決勝トーナメント3回戦 昌平 vs 聖望学園
攻守に盤石ぶり示す圧勝劇!昌平が9-0で聖望学園を下して初戦突破
また負傷離脱していたキャプテンで鹿島アントラーズ加入内定のDF4津久井佳祐(3年)が、インターハイの準々決勝以来、約3か月ぶりに公式戦復帰を果たしたのもポジティブな材料だ。
https://koko-soccer.com/report/2884/3566-2022cssaitama102201